9
H 4631 : 2018
9 報告
製造業者は,注文者の要求がある場合には,JIS G 0415の箇条5(受渡検査に基づく検査文書)に従っ
て,試験の成績,製造番号,製造年月,注文寸法,数量,現品納入状態などを記載した報告書を注文者に
提出する。
なお,報告書の数値の丸め方は,JIS Z 8401の規則Aによる。
――――― [JIS H 4631 pdf 11] ―――――
10
H 4631 : 2018
附属書JA
(参考)
熱交換器用溶接管の代表寸法
JA.1 代表寸法
管の代表寸法を表JA.1に示す。
表JA.1−管の代表寸法
単位 mm
外径 厚さ
0.4 0.5 0.7 1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0
12.7 ○ ○ ○ ○
15.9 ○ ○ ○ ○ ○
19.0 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
25.4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
31.8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
38.1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
42.7 ○ ○ ○ ○ ○
48.6 ○ ○ ○ ○ ○
50.8 ○ ○ ○ ○ ○
54.0 ○ ○ ○ ○
60.0 ○ ○
○印は,代表寸法を示す。
――――― [JIS H 4631 pdf 12] ―――――
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H 4631 : 2018
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS H 4631:2018 チタン及びチタン合金−熱交換器用溶接管 ISO 18762:2016,Tubes of titanium and titanium alloys−Welded tubes for condensers and
heat exchangers−Technical delivery conditions
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの
国際 評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 熱交換器用溶接管に関す 4 溶接方法を規定 削除 ISO規格では,圧延ストリップを用い技術的差異はない。
る規格であることだけを て自動アーク溶接,レーザー溶接,そ
規定 の他溶接プロセスでの溶接にて,溶加
材を用いず,突合せ抵抗溶接も認めて
いないが,規格を満足すれば問題がな
いため,JISでは削除した。
任意選択で溶接後の焼 削除 技術的差異はない。
溶接後の焼鈍は,これまでの実績によ
鈍を規定 って品質上は不要なため,JISでは削
除した。
3 種類及び 種類及び種類の記号を規 5.2 種類の記号及び化学成 変更 JISでの種類は,ISO規格の種類 我が国の市場に対応させるた
種類の記号 定(表1) 分表を規定(表1) (Grade)から国内では不要な種類はめ。
除外し,国内で必要な種類は追加し
た。
ISO規格では,主要な添加元素,添加
量及び強度レベルを記載しているが,
添加量自体を記載しなくても問題は
ないため,JISでは削除した。
4 品質 使用上の有害な欠点があ 5.8 仕上表面はきれいで異 削除 外観上の使用上の有害な欠点に含ま 技術的差異はない。
4.1 外観 ってはならないとだけ規 種材の付着なく,ばりの れるため,個別の欠点の列挙は,JIS
H4
定 ない平滑な端部で,内外 では削除した。
63
のきずがないこと。
1 : 2018
3
――――― [JIS H 4631 pdf 13] ―――――
12
H 4631 : 2018
H4
3
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの
国際 評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
631
規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 番号 の評価
18
4.1 外観 5.9 局部的曲がり2 mm/m以 削除 技術的差異はない。
使用上の有害な欠点に含まれるため,
(続き) 下。トータル曲がり全長 JISでは削除した。
の0.15 %以下。
5.10 管端部はばりがなく, 削除 技術的差異はない。
使用上の有害な欠点に含まれるため,
0.016 mm/mm(直径)未 JISでは削除した。
満の直角であること。
4.2 化学成 化学成分を規定(表2) 5.2 表1 変更 ISO規格では,主要な添加元素,添加我が国の市場に対応させるた
分 め。
量及び強度レベルを記載しているが,
添加量自体を記載しなくても問題は
ないため,JISでは削除した。
4.3 機械的 機械的性質を規定(表3) 5.3 表2(機械的性質) 変更 JISの種類は,ISO規格のGradeと一 我が国の市場に対応させるた
性質 部一致していない。 め。
4.4 押し広 押し広げ試験で試験片に 5.6 端部の軽度の初期亀裂 削除 目視で割れが確認されればJISでは不国内の実態による。
げ性 割れを生じてはならない を拒絶の根拠とみなし 合格であり,初期亀裂は不合格としな
ことを規定 てはならない。 いことを,JISでは削除した。
4.5 へん平 へん平試験で試験片に割 5.4 端部の軽度の初期亀裂 削除 端部の軽度の初期亀裂は不合格とし 国内の実態による。
性 れを生じてはならないこ を拒絶の根拠とみなし ないことを,JISでは削除した。
とを規定 てはならない。
tを公称厚さ,Dを公称 削除 tを公称厚さ,Dを公称外径としてD/t国内の実態による。
外径としてD/t<10であ <10であれば割れは不合格としない
れば割れは拒絶の根拠 ことを,JISでは削除した。
としてはならない。
4.6 展開性 溶接部に割れを生じては 5.5 割れを生じてはならな 変更 ISO規格では割れの箇所を特定してい技術的差異はない。
ならないことを規定 い。 ないが,溶接部の品質を保証する試験
であることから,JISでは“溶接部”
と箇所を特定した。
4.7 気密性 気密性は,空圧試験,水 5.7 空圧試験又は差圧試験 追加 水圧試験でもリークを検出できるこ 国内の実態による。技術的差異
圧試験又は差圧試験によ を行う。 とから,JISでは追加した。 はない。
って試験を行うことを規 気密試験の任意選択で 削除 ヘリウムリーク試験は不要なので, 国内の実態による。技術的差異
定 ヘリウムリーク試験を JISでは削除した。 はない。
行ってもよい。
――――― [JIS H 4631 pdf 14] ―――――
13
H 4631 : 2018
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの
国際 評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
4.7 気密性 気密性は,非破壊検査特 5.7 渦流探傷試験及び超音 変更 技術的差異はない。
非破壊検査特性試験は,信頼性が高い
(続き) 性を適用する場合には, 波探傷試験に併せて気 結果が得られるため,JISでは受渡当
受渡当事者間の協定によ 密性試験を行うこと。 事者間での協定によって適用しなく
って適用しなくてもよい てもよいことと変更した。
ことを規定
4.8 非破壊 非破壊検査特性は,渦流 渦流探傷試験及び超音 変更 渦流探傷試験又は超音波探傷試験の 技術的差異はない。
検査特性 探傷試験又は超音波探傷 波探傷試験を行う。 いずれかを行うことで,欠点は検出で
試験のいずれかを選択し きることから,JISでは選択できるこ
て試験を行うことを規定 とと変更した。
非破壊検査特性は,気密 変更 技術的差異はない。
気密性試験は,信頼性が高い結果が得
性を適用する場合には, られるため,JISでは受渡当事者間で
受渡当事者間の協定によ の協定によって適用しなくてもよい
って適用しなくてもよい ことと変更した。
ことを規定
超音波探傷試験は,JIS H 超音波探傷試験に任意 削除 周方向の超音波探傷試験は不要なの 国内の実態による。技術的差異
0516によって軸方向UT 選択で周方向UTを行っ で,JISでは削除した。 はない。
を行うことを規定 てもよい。
5 寸法及び 外径の許容差を標準品と − − 追加 国際規格と同様な厳しい許容差を要 国内の実態による。
その許容差 精密品との2構成に分け 求されない場合もあり,ISO規格の許
5.1 寸法 て規定(表4) 容差を精密品に適用し,標準品の外径
許容差を追加した。
外径区分は,ISO規格に合わせた。た
だし,小数点以下は切り捨てた。
5.2 外径及 注文者から要求がある場 5.9 最小厚さの許容差は 変更 ISO規格では,最小厚さの場合及び最技術的差異はない。
び厚さの許 合は,外径及び厚さの許 (+)の許容差だけで値 大外径の場合に対してだけ,かつ,
容差 容差を(+)又は(−) は2倍,最大外径の許容 (+)及び(−)の2倍の片側許容差
だけに指定してもよいこ 差は(−)だけの許容差 とすることを規定しているが,選択し
H4
とを規定 で値は2倍とすること たい注文者も存在することを考慮し
63
を規定 て,JISでは変更した。
1 : 2018
3
――――― [JIS H 4631 pdf 15] ―――――
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JIS H 4631:2018の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 18762:2016(MOD)
JIS H 4631:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.120 : 非鉄金属 > 77.120.50 : チタニウム及びチタニウム合金
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.060 : バーナ.ボイラ > 27.060.30 : ボイラ及び熱交換器
JIS H 4631:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISH0321:1973
- 非鉄金属材料の検査通則
- JISH0515:1992
- チタン管の渦流探傷検査方法
- JISH0516:1992
- チタン管の超音波探傷検査方法
- JISH0517:2004
- チタン溶接管の差圧試験方法
- JISH1610:2008
- チタン及びチタン合金―サンプリング方法
- JISH1612:1993
- チタン及びチタン合金中の窒素定量方法
- JISH1614:1995
- チタン及びチタン合金中の鉄定量方法
- JISH1617:1995
- チタン及びチタン合金中の炭素定量方法
- JISH1619:2012
- チタン及びチタン合金―水素定量方法
- JISH1620:1995
- チタン及びチタン合金中の酸素定量方法
- JISH1621:1992
- チタン合金中のパラジウム定量方法
- JISH1622:1998
- チタン合金―アルミニウム定量方法
- JISH1630:2019
- チタン―スパーク放電発光分光分析方法
- JISH1631:2008
- チタン合金―蛍光X線分析方法
- JISH1632-2:2014
- チタン―ICP発光分光分析方法―第2部:パラジウム,マンガン,鉄,マグネシウム,けい素,アルミニウム,バナジウム,ニッケル,クロム,すず,銅,モリブデン,ジルコニウム,ニオブ,タンタル,コバルト及びイットリウム定量方法
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方