JIS H 5303:2006 マグネシウム合金ダイカスト

JIS H 5303:2006 規格概要

この規格 H5303は、マグネシウム合金ダイカストについて規定。

JISH5303 規格全文情報

規格番号
JIS H5303 
規格名称
マグネシウム合金ダイカスト
規格名称英語訳
Magnesium alloy die castings
制定年月日
1976年3月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 16220:2005(MOD)
国際規格分類

ICS

77.150.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非鉄 2021
改訂:履歴
1976-03-01 制定日, 1979-02-01 確認日, 1984-06-01 確認日, 1988-12-01 確認日, 1991-08-01 改正日, 1996-06-01 確認日, 2000-06-20 改正日, 2005-03-20 確認日, 2006-08-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS H 5303:2006 PDF [9]
                                                                                   H 5303 : 2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本マグネシウム
協会(JMA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS H 5303:2000は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 16220:2005,Magnesium and
magnesium alloys−Magnesium alloy ingots and castingsを基礎として用いた。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願
に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特
許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責
任はもたない。
JIS H 5303には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考)マグネシウム合金ダイカストの機械的性質
附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS H 5303 pdf 1] ―――――

H 5303 : 2006

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 種類及び記号・・・・[1]
  •  4. 材料・・・・[2]
  •  5. 品質・・・・[2]
  •  6. 形状,寸法及び質量・・・・[3]
  •  7. 分析試験・・・・[3]
  •  8. 検査・・・・[3]
  •  9. 表示・・・・[3]
  •  10. 報告・・・・[3]
  •  附属書1(参考)マグネシウム合金ダイカストの機械的性質・・・・[4]
  •  附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[5]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS H 5303 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
H 5303 : 2006

マグネシウム合金ダイカスト

Magnesium alloy die castings

序文

 この規格は,2005年に第2版として発行されたISO 16220:2005,Magnesium and magnesium alloys−
Magnesium alloy ingots and castingsを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書2(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,マグネシウム合金ダイカスト(以下,ダイカストという。)について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 16220:2005,Magnesium and magnesium alloys−Magnesium alloy ingots and castings (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0403 鋳造品−寸法公差方式及び削り代方式
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS H 1332 マグネシウム及びマグネシウム合金中のアルミニウム定量方法
JIS H 1333 マグネシウム及びマグネシウム合金中の亜鉛定量方法
JIS H 1334 マグネシウム及びマグネシウム合金中のマンガン定量方法
JIS H 1335 マグネシウム及びマグネシウム合金中のけい素定量方法
JIS H 1336 マグネシウム及びマグネシウム合金中の銅定量方法
JIS H 1337 マグネシウム及びマグネシウム合金中のニッケル定量方法
JIS H 1338 マグネシウム及びマグネシウム合金中の鉄定量方法
JIS H 2222 ダイカスト用マグネシウム合金地金

3. 種類及び記号

 ダイカストの種類及び記号は,表1による。

――――― [JIS H 5303 pdf 3] ―――――

2
H 5303 : 2006
表 1 種類及び記号
参考
種類 記号 ISO相当合金 ASTM
合金の特色 使用部品例
相当合金
マグネシウム合金MDC1B MgAl9Zn1(B) Z91B 耐食性は1種Dよりやや劣る。
チェーンソー,ビデオ機器,音
ダイカスト1種B 機械的性質がよい。 響機器,スポーツ用品,自動車,
マグネシウム合金MDC1D MgAl9Zn1(A) Z91D 耐食性に優れる。 OA機器,コンピュータなどの
ダイカスト1種D その他の特性は,1種Bと同 部品,その他はん(汎)用部品
等。
マグネシウム合金MDC2B MgAl6Mn AM60B 伸び及びじん性に優れる。 自動車部品,スポーツ用品
ダイカスト2種B 鋳造性がやや劣る。
マグネシウム合金MDC3B MgAl4Si AS41B 高温強度がよい。 自動車エンジン部品
ダイカスト3種B 鋳造性がやや劣る。
マグネシウム合金MDC4 MgAl5Mn AM50A 伸び及びじん性に優れる。 自動車部品,スポーツ用品
ダイカスト4種 鋳造性がやや劣る。
マグネシウム合金MDC5 MgAl2Mn AM20A 伸び及びじん性に優れる。 自動車部品
ダイカスト5種
マグネシウム合金MDC6 MgAl2Si AS21A 高温強度がよい。 自動車エンジン部品
ダイカスト6種 鋳造性がやや劣る。

4. 材料

 ダイカスト用マグネシウム合金地金は,JIS H 2222の規定による。

5. 品質

 ダイカストの品質は,次による。
a) ダイカストは表面が平滑で,使用上有害な割れ,鋳巣などの欠陥があってはならない。
b) ダイカストは,埋め金又は溶接によって補修してはならない。ただし,欠陥部分が小さくて注文者が
使用上差し支えないと認めたときは,補修することができる。
なお,受渡当事者間の協定によって,漏れ止めの処理を行うことができる。
c) 化学成分は,表2による。ただし,受渡当事者間の協定によって,Fe含有率とMn含有率との比が,
MDC1Dは0.032,MDC2Bは0.021,MDC3Bは0.022,MDC4は0.015,MDC5は0.012及びMDC6は
0.022を超えなければ,Feの含有率は規定値を超えてもよい。
表 2 化学成分
化学成分 %(質量分率)
種類 記号 Mg Al Zn Mn Si Cu Ni Fe その他
個々
1種B MDC1B 残部 8.39.7 0.351.0 0.130.50 0.50以下 0.35 以下 0.03 以下 0.03 以下 0.05以下
1種D MDC1D 残部 8.39.7 0.351.0 0.150.50 0.10以下 0.030以下 0.002以下 0.005 以下 0.01以下
2種B MDC2B 残部 5.56.5 0.30以下 0.240.6 以下 0.01以下
0.10以下 0.010以下 0.002以下 0.005
3種B MDC3B 残部 3.55.0 0.20以下 0.350.7 0.501.5 0.02 以下 0.002以下 0.003 5以下 0.01以下
4種 MDC4 残部 4.45.3 0.30以下 0.260.6 以下 0.01以下
0.10以下 0.010以下 0.002以下 0.004
5種 MDC5 残部 1.62.5 0.20以下 0.330.70 0.08以下 0.008以下 0.001以下 0.004以下 0.01以下
6種 MDC6 残部 1.82.5 0.20以下 0.180.70 0.71.2 以下 0.01以下
0.008以下 0.001以下 0.004

――――― [JIS H 5303 pdf 4] ―――――

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H 5303 : 2006

6. 形状,寸法及び質量

 ダイカストの形状,寸法及び質量は,図面又は模型による。寸法許容差は注文
者の指定による。ただし,寸法許容差の指示のない部分は,JIS B 0403を適用することができる。

7. 分析試験

 化学成分の分析試験は,次による。
JIS H 1332,JIS H 1333,JIS H 1334,JIS H 1335,JIS H 1336,JIS H 1337,JIS H 1338
なお,その他の不純物の分析試験において,該当する日本工業規格(日本産業規格)がない場合は,受渡当事者間の協定
による。

8. 検査

 ダイカストの検査は,次による。
a) 一般事項は,JIS H 0321による。
b) 化学分析試料を採取する方法は,受渡当事者間の協定による。
c) ダイカストは,外観,形状,寸法及び質量を検査するとともに,7.によって試験を行い,5.及び6.の規
定に適合したものを合格とする。

9. 表示

 ダイカストは,ダイカスト表面,送り状又は1包装ごとに貼付ラベルなど適切な方法で,次の
事項を表示する。
a) 規格番号及び種類又はその記号
例1. JIS H 5303 MDC1B
b) 製造番号又は製造年月若しくはその略号
c) 製造業者名又はその略号

10. 報告

 製造業者は,注文者からの要求がある場合は,分析試験の結果を提出しなければならない。

――――― [JIS H 5303 pdf 5] ―――――

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JIS H 5303:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 16220:2005(MOD)

JIS H 5303:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS H 5303:2006の関連規格と引用規格一覧