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2) US 316及びSUS 316Lは,NOx測定において,NH3が共存する場合には,ステンレス鋼中のモリブデン (Mo) が
触媒作用をして,負の誤差を生じる。
6.3 採取管 採取管は,次のとおりとする。図1に試料ガス吸引採取方式の採取管などの例を示す。
a) 採取管の内径は,試料ガスの流量,採取管の機械的強度及び清掃のしやすさなどを考慮し,625mm
程度のものを用いる。
b) 採取管の長さは,5.2で選定した採取点まで挿入できるものとするまた,排ガスの温度が高いときは,
湾曲を防ぐ措置を講じる必要がある。
c) 採取管の先端の形状は,試料ガス中にダストが混入しにくい構造が望ましい。
――――― [JIS K 0095 pdf 6] ―――――
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図1 試料ガス吸引採取方式の採取管の例
――――― [JIS K 0095 pdf 7] ―――――
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図1 試料ガス吸引採取方式の採取管の例(続き)
6.4 一次ろ過材 一次ろ過材は,次のとおりとする。
a) ろ過材は,試料ガス中にダストなどが混入するのを防ぐため,必要に応じて採取管の先端又は後段に
装着する。
b) ろ過材は,ダスト除去率がよく,圧力損失の少ないものを用いる。
c) ろ過材の装着部は,装着の容易な構造が望ましい。
6.5 取付具 取付具は,採取管を採取口に確実に固定するためのもので,材質及び形状は採取管及び採
取口に適合したものとする(図1参照)。
6.6 導管 導管の内径は,導管の長さ,吸引ガス流量,凝縮水による目詰まり,吸引ポンプの能力など
を考慮し,425mmとする。導管の長さは,なるべく短くする。
6.7 保温又は加熱 採取管及び導管の保温又は加熱は,試料ガス中の水分及び露点の高いガス成分が採
取管,導管中で凝縮,又は凝縮水が導管中で凍結することを避けるために行う。ただし,空冷除湿を兼ね
る導管の一部には保温又は加熱を行わない。
6.8 捕集部 化学分析に用いる捕集部は,図2に示すように,吸収瓶,捕集容器,洗浄瓶,吸引ポンプ,
ガスメーターなどからなる。接続には,共通球面すり合せ接手管,シリコーンゴム管,ふっ素ゴム管,軟
質塩化ビニル管,肉厚ゴム管などを用いる(5)。
注(5) 試料ガスの組成及び温度などによって選択する。
a) 吸収瓶 分析対象成分の吸収液を入れるガラス製の容器で,図3に例を示す。排ガス中の水分量及び
吸引流量を十分考慮して,吸収瓶の容積には余裕をもたせる。
b) 捕集容器 試料ガスをガスの状態で捕集する容器でガラス製の減圧捕集瓶,注射筒,捕集バッグなど
がある。図4に例を示す。
なお,捕集バッグの材質は,分析対象成分の吸着,透過及び変質を生じないものを選択する。
c) 水銀マノメーター 真空マノメーター及び大気開放形のマノメーターで大気圧との差(水銀柱の高さ)
が200mmを測定できるものを用いる。
d) 乾燥管 吸引ポンプを保護するためのもので,乾燥剤としてシリカゲルなどを用いる。
e) 吸引ポンプ 排気能力5l/min程度の密閉形で,流量調節弁を付けたものを用いる。
f) ガスメーター 1回転1lの湿式又は乾式ガスメーターで温度計及び圧力計を附属させたもの。
――――― [JIS K 0095 pdf 8] ―――――
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図2 試料ガス吸引採取方式の化学分析用採取装置の構成例
――――― [JIS K 0095 pdf 9] ―――――
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図2 試料ガス吸引採取方式の化学分析用採取装置の構成例(続き)
図3 吸収瓶の例
図4 捕集容器の例
6.9 前処理部 連続分析のための前処理部は,除湿器,気液分離器などからなる。
――――― [JIS K 0095 pdf 10] ―――――
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JIS K 0095:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10396:1993(MOD)
JIS K 0095:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.40 : 固定施設からの発生ガス
JIS K 0095:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB2238:1996
- 鋼製管フランジ通則
- JISB2239:2013
- 鋳鉄製管フランジ
- JISG3452:2019
- 配管用炭素鋼鋼管
- JISG3459:2016
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3459:2021
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0211:2013
- 分析化学用語(基礎部門)
- JISZ8808:2013
- 排ガス中のダスト濃度の測定方法