JIS K 2242:2012 熱処理油剤 | ページ 5

     (I)   JISの規定                (II)      (III)国際規格の規定             (IV)   JISと国際規格との技術的差異の箇条(V)   JISと国際規格との技術的差異
国際規格 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
4 種類 用途によって,1種 ISO 4 鉱油を主成分とするもの変更 鉱油を主成分とするもののうJISは,国内の市場実態に合わせ,
6743-14
(通常の焼入れ用), 以外についても規定され ち,JIS1種及び2種はISO規 種類を分類。ISO規格の見直し時に
2種(熱浴焼入れ用) ている。 格と整合している。3種はISO提案を検討。
及び3種(焼戻し用) 規格には規定されていない。なお,JISの分類と相当するISO規
また,JISはISO規格のUHV, 格の分類名の対応表が参考として
UHK及び水溶性焼入液 記載されている。
(UAA,UAB,UAC,UAD, 水溶性焼入液は,使用時の希釈濃度
UAE,及びUAK)を規定して によって冷却性能が異なり,使用目
いない。 的によって濃度を選択するのが通
常であるので,製品分類は困難であ
る。冷却性能試験法だけを附属書A
に規定した。
今後,水溶性焼入液も製品分類に規
定することを検討する予定。
5品質及 3種類に分類した熱 − − − 追加 − 製品規格のJISとして必要な規定
び性状 処理油の品質及び性 項目を追加。
状を規定。
6.1 試料 JIS K 2251に規定のISO 9950 6 追加
試料量は,2リットル。清 JISは熱処理油の採取手順を 品質評価に必要なため。
採取方法 試料の採取方法によ 浄な容器を用い代表試料 詳細に規定。
る。 の採取。
6.2 冷却 A法 : 表面温度測定 ISO 9950 5.2.1 測温体にニッケル合金 変更 測温体の材質及び大きさが異長年用いられているJIS法の変更
性能試験 法 (インコネル600)を用 なる。 は,製造業者及び使用者に混乱を与
方法 銀測温体を用いて い,最高冷却速度,最高 JIS : 銀 える可能性が高いため,従来からの
800 ℃からの冷却曲 冷却速度を示す温度, ISO : ニッケル合金(インコ JISの規定内容を踏襲。今後時期を
線をアナログ法又は 300 ℃における冷却速度 ネル) 見て,本法の改良法である,附属書
デジタル法で求め, 及び600,400,200 ℃ま Aに規定のB法をISOに提案する
特性温度及び での冷却時間で冷却性能 予定。
K2
400 ℃までの冷却時 を表示する。
24
間で冷却性能を表示
2 : 2
する。
01
11
2

――――― [JIS K 2242 pdf 21] ―――――

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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条
1
ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
2
国際規格
42
番号
: 2
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごとの 技術的差異の内容
0
及び題名 評価
12
6.2 冷却 温度の測定はアナロISO 9950 5.5.1 温度の測定はアナログ法一致 前回の改正でISO規格と同 −
性能試験 グ法又はデジタル法 又はデジタル法のいずれ 様にデジタル法又はアナロ
方法(続 のいずれでもよい。 でもよいことが規定され グ法の二つの方法のいずれ
き) ている。 でもよいことを規定してい
る。
銀棒及び試験装置のISO 9950 4.2 動粘度が1923 mm2/s 変更 DOP又は鉱油系標準液のい 長年用いられているJIS法の変更
補正に用いる標準液 (40 ℃)であって,粘度 ずれでもよいことを規定し は,製造業者及び使用者に混乱を
は,DOP又は鉱油系 指数,密度,引火点,蒸 与える可能性が高いため,標準液
ている。鉱油系標準油の使用
標準液のいずれでも 留性状及び芳香族分の値 は今回の改正で取り入れた は,DOP又は鉱油系標準液のいず
よい。 を規定した鉱油系標準液 れでもよいことを規定した。
ものであって,高い精度で補
を用いる。 正が行われるようにISO規
格の規定値よりも引火点の
範囲を狭く規定している。
6.3 安定 粘度比及び残留炭素− − − 追加 − 品質評価に必要なため。製造業者
度試験方 分の増加量を測定 及び使用者に混乱を与える可能性
法 し,試料の安定度を が高いため,改正前JISの規定内
試験する。 容を踏襲。ISO規格の見直し時に
提案を検討。
6.4 動粘 JIS K 2283による。ISO 9950 4.2 ISO 3104による。 変更 JIS,ISO規格とも動粘度測 長年用いられているJIS法の変更
度試験方 定に関わる規格全体を引用 は,製造業者及び使用者に混乱を
法 しており,JIS K 2283とISO与える可能性が高いため,改正前
3104とはMODの関係にあ JISの規定内容を踏襲。ISO規格の
る。 見直し時に提案を検討。
6.5 引火 JIS K 2265-4によ ISO 9950 4.2 ISO 2719による。 変更 JISはクリーブランド開放 JISは,国内消防法に適応する試験
点・燃焼点る。 法,ISO規格はペンスキーマ方法を規定。ISO規格の見直し時
試験方法 に提案を検討。
ルテンス密閉法による試験。
6.6 水分 JIS K 2275による。− − − 追加 − 品質評価に必要なため。ISO規格
試験方法 の見直し時に提案を検討。

――――― [JIS K 2242 pdf 22] ―――――

     (I)   JISの規定                (II)      (III)国際規格の規定                                                  (V)   JISと国際規格との技術的差異
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条
国際規格 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 番号 箇条番号 内容 箇条ごとの 技術的差異の内容
及び題名 評価
7製品の 名称及び種類によ ISO 4 分類記号で規定してい 変更 JISは名称及び種類で規定。商習慣上JISの呼び方は既に定着
呼び方 る。 6743-14 る。 ISO規格は潤滑油全般の分類しており,ISO規格の記号を採用
を記号化し,熱処理油はUですると製造業者及び使用者に混乱
始まる記号で規定している。
を与える可能性が高いため,改正
前JISの規定内容を踏襲。
8 表示 容器に表示すべき − − − 追加 − 製品規格のJISとして必要な表示
事項を規定。 項目を追加。
9 熱処理 熱処理油の取扱い − − − 追加 − 関連法令等に関する注意事項等を
油の取扱 及び廃油処理につ 追加。
いに関す いての注意事項を
る注意事 規定。

附属書A B法 : 中心温度測定 ISO 9950 5.2.1 測温体にニッケル合金 変更 測温体の材質及び大きさが 長年用いられているJIS法の変更
(規定) 法 (インコネル600)を用 異なる。 は,製造業者及び使用者に混乱を
水溶性焼 シース熱電対を埋 い,最高冷却速度,最高 JIS : 銀 与える可能性が高いため,測温体
入液の冷 め込んだ銀測温体 冷却速度を示す温度, ISO : ニッケル合金(インコ材質以外はISO法に準拠した規定
却性能試 を用いて800 ℃か 300 ℃における冷却速度 ネル) 内容となっている。今後時期を見
験方法 らの冷却曲線をア 及び600,400,200 ℃ま てISOに改正を提案する予定。
ナログ法又はデジ での冷却時間で冷却性能
タル法で求め,特性 を表示する。
温度及び400 ℃ま
での冷却時間で冷
却性能を表示する。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : (ISO 6743-14:1994,ISO 9950:1995,MOD)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致·················· 技術的差異がない。
K2
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
242
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
: 2
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
01
1
− MOD··············· 国際規格を修正している。
1
2

JIS K 2242:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6743-14:1994(MOD)
  • ISO 9950:1995(MOD)

JIS K 2242:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 2242:2012の関連規格と引用規格一覧