JIS K 2243:1993 エアフィルタ油

JIS K 2243:1993 規格概要

この規格 K2243は、ビルディング,工場などに設置するエアフィルタに用いられるエアフィルタ油について規定。

JISK2243 規格全文情報

規格番号
JIS K2243 
規格名称
エアフィルタ油
規格名称英語訳
Air filter oil
制定年月日
1968年10月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

75.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
石油 2020
改訂:履歴
1968-10-01 制定日, 1971-12-01 確認日, 1974-11-01 確認日, 1978-04-01 確認日, 1978-06-01 改正日, 1980-09-15 改正日, 1983-03-01 改正日, 1987-10-01 確認日, 1993-06-01 改正日, 2003-05-20 確認日, 2007-11-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 2243:1993 PDF [7]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 2243-1993

エアフィルタ油

Air filter oil

1. 適用範囲 この規格は,ビルディング,工場などに設置するエアフィルタに用いられるエアフィルタ
油(以下,フィルタ油という。)について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS K 2001 工業用潤滑油−ISO粘度分類
JIS K 2251 原油及び石油製品−試料採取方法
JIS K 2252 石油製品反応試験方法
JIS K 2265 原油及び石油製品引火点試験方法
JIS K 2269 原油及び石油製品の流動点並びに石油製品曇り点試験方法
JIS K 2283 原油及び石油製品−動粘度試験方法及び粘度指数算出方法
JIS K 2501 石油製品及び潤滑油−中和価試験方法
JIS K 2510 潤滑油さび止め性能試験方法
JIS K 2513 石油製品−銅板腐食試験方法
JIS K 2520 石油製品−潤滑油−抗乳化性試験方法
JIS K 2580 石油製品−色試験方法
JIS R 6001 研磨材の粒度
JIS R 6251 研摩布
JIS R 6252 研摩紙
2. この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
規格値である。
なお,これらの従来単位及び数値は,平成7年4月1日以降参考とする。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
(1) フィルタ油 エアフィルタのろ(濾)材の粉じん付着効果を高め,かつ,粉じんの再飛散を防止する
ために用いる油。
(2) 水溶性フィルタ油 フィルタ油の一種で,水洗によって容易に油膜を除去できるもの。
3. 種類 フィルタ油は,不水溶性と水溶性に分け,更に粘度によって細分し,表1のとおりとする。

――――― [JIS K 2243 pdf 1] ―――――

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K 2243-1993
4. 品質 フィルタ油は,精製鉱油又はそれに添加剤を加えたもので,水及び沈殿物を含まず,不快な臭
気がなく,かつ,5.によって試験を行い,表1の規定に適合しなければならない。
表1
種類 不水溶性 水溶性
項目 1種 2種 3種
動粘度 mm2/s [{cSt}](1)(40℃)19.8 以上 24.2 以下 61.2 以上 74.8 以下 19.8 以上 24.2 以下
反応 中性
引火点 ℃ 170 以上 190 以上 170 以上
流動点 ℃ −7.5以下
全酸価 mgKOH/g 記録
銅板腐食 (100℃,3h) 1 以下 −
金属腐食 (60℃,48h) − 腐食がないこと
抗乳化性 (1h) 乳化層 水層
3ml 以下 こん跡以下
色 ASTM − 3.0 以下 0.5 以下
セーボルト +15 以上 − −
さび止め性能(蒸留水,24h) さびがないこと −
粘度指数 記録 −
水洗除膜率 − 記録
注(1) 1mm2/s=1cSt
参考 1種及び3種はJIS K 2001に規定するISO VG 22,2種はISO VG 68に相当する。
5. 試験方法
5.1 試料採取方法 JIS K 2251による。
5.2 動粘度 JIS K 2283に規定する動粘度試験方法による。
5.3 反応 JIS K 2252による。
5.4 引火点 JIS K 2265に規定するクリーブランド開放式引火点試験方法による。
5.5 流動点 JIS K 2269に規定する流動点試験方法による。
5.6 全酸価 JIS K 2501に規定する全酸価及び強酸価試験方法による。
5.7 銅板腐食 JIS K 2513による。
5.8 金属腐食
5.8.1 試験方法の概要 規定の金属板を試料に浸して,規定時間,規定温度に保った後,取り出し,洗浄
して金属板の質量変化を調べる。
5.8.2 金属板 金属板の材質,寸法は,次のものを用いる。
(1) 材質 金属板は,次のものを用いる。
(a) 銅板 JIS H 3100のTCuP1,純度99.9%。
(b) 鋼板 JIS G 3141に規定する1種。
(c) アルミニウム板 JIS H 4000に規定する2024板,記号2024P。
(2) 寸法 この試験方法に用いる試験片の寸法は,25×50mmの長方形とし,厚さは6mmとする。
5.8.3 試験の準備 試験の準備は,次のとおりとする。
(1) 金属板の予備研磨 JIS R 6252又はJIS R 6251に規定する適当な粒度の研磨紙又は研磨布によって金
属板の全表面のきずを取り除く。次に,JIS R 6252又はJIS R 6251に規定する240番の研磨紙又は研
磨布によって金属板を磨き上げる。磨き方は,研磨紙又は研磨布を平板上に置き,アセトンでしめし,

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その上に金属板を置き,無灰ろ紙で押さえ,円運動をさせながら金属板を研磨する。この際,指で直
接押さえてはならない。
(2) 金属板の仕上げ研磨 金属板を無灰ろ紙で挟み,わずかにアセトンでしめした脱脂綿にJIS R 6001に
規定する粒度150番の炭化けい素研磨材を付けて,まず両端面を磨き,次に両側面を磨く。さらに,
新しい脱脂綿だけで強くこする。その後は金属板をステンレス鋼のピンセットで取り扱い,直接指を
触れてはならない。金属板を固定し,脱脂綿に粒度150番の炭化けい素研磨材を付け,金属板の両平
面をその長軸の方向に平行に研磨する。このとき金属板の一端から他端までの間を均一に磨き,縁を
丸めないように注意する。最後に脱脂綿だけで強くこすり,新しい脱脂綿に汚れが付かなくなるまで
磨き,エタノールでじんあいを除去し,ベンゼン,次に温メタノールで洗浄し,デシケータ内で乾燥
した後,1mg単位まで正しくはかる。
5.8.4 試験の手順 試験の手順は,次のとおりとする。
(1) 広口びん500mlに,銅,鋼,アルミニウム各1枚の金属板を入れ,相互に接触しないように内壁に縦
に立てかける。次に,試料300mlを注ぎ入れて金属板を油中に全没させる。
(2) ふたをして60±1℃に48時間保つ。適当な時期に途中観察を行う。
(3) 広口瓶から各金属板を取り出し,ベンゼン,次に温メタノールで洗浄し,デシケータ内に立てかけて
常温で乾燥した後,0.1mg単位まで正しくはかる。
5.8.5 結果 金属板の単位表面積当たりの質量変化を算出し,0.2mg/cm2以下を腐食なしとする。
5.9 抗乳化 JIS K 2520に規定する抗乳化性試験方法による。
5.10 色 JIS K 2580に規定するASTM色試験方法又はセーボルト色試験方法による。
5.11 さび止め性能 JIS K 2510による。
5.12 粘度指数 JIS K 2283に規定する粘度指数算出方法による。
5.13 水洗除膜率
5.13.1 試験方法の概要 規定のアルミニウム板を試料に浸して油を付け,それを水の中で洗い,油膜が落
ちる割合を調べる。
5.13.2 水洗除膜試験器 水洗除膜試験器は,次のものを用いる。
(1) 図1及び図2に示す水槽,運動部分及び駆動部分からなる。
(2) パネルの運動は,1分間30回往復とする。
また,ストロークは,50±0.6mmとする。

――――― [JIS K 2243 pdf 3] ―――――

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図1

――――― [JIS K 2243 pdf 4] ―――――

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図2 パネル支持部詳細図
5.13.3 試験片 試験片は,次のものを用いる。
(1) 材質 JIS H 4000に規定するアルミニウム板。
(2) 寸法 試験片の寸法は,図3に示すような一辺100mmの正三角形とし,厚さは1mmとする。つり下
げ及び支持のため,6mmの穴をあける。
図3 試験片

――――― [JIS K 2243 pdf 5] ―――――

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