JIS K 2514-2:2013 潤滑油―酸化安定度の求め方―第2部:タービン油酸化安定度

JIS K 2514-2:2013 規格概要

この規格 K2514-2は、タービン油酸化安定度試験器を用いて,鉱油に防せい剤及び/又は酸化防止剤を添加したタービン油並びに油圧作動油の酸化安定度を求める方法について規定。合成油又は合成油を含む試料もこの規格に規定する手順によって測定できるが,精度は適用しない。

JISK2514-2 規格全文情報

規格番号
JIS K2514-2 
規格名称
潤滑油―酸化安定度の求め方―第2部 : タービン油酸化安定度
規格名称英語訳
Lubricating oils -- Determination of oxidation stability -- Part 2:Oxidation stability of turbine oils
制定年月日
2013年12月20日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 4263-1:2003(MOD)
国際規格分類

ICS

75.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
石油 2020
改訂:履歴
2013-12-20 制定日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS K 2514-2:2013 PDF [30]
                                                                                 K 2514-2 : 2013

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[3]
  •  4 試験の原理・・・・[3]
  •  5 試薬・・・・[3]
  •  6 試験器及び器具・・・・[4]
  •  7 試料の採取方法及び調製方法・・・・[12]
  •  8 試験の準備・・・・[13]
  •  9 試験の手順・・・・[14]
  •  10 計算方法・・・・[17]
  •  11 結果の表し方・・・・[17]
  •  12 精度・・・・[17]
  •  13 試験結果の報告・・・・[18]
  •  附属書A(規定)温度計の仕様・・・・[19]
  •  附属書B(規定)触媒コイルの包装及び保管手順・・・・[20]
  •  附属書C(参考)鉱油の不溶解分の求め方・・・・[21]
  •  附属書D(参考)触媒コイルの外観評価・・・・[24]
  •  附属書E(参考)金属分の求め方・・・・[25]
  •  附属書JA(参考)試験方法の種類・・・・[26]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[27]

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K 2514-2 : 2013

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人潤滑油協会(JALOS)から,工
業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済
産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 2514:1996は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 2514の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 2514-1 第1部 : 内燃機関用潤滑油酸化安定度
JIS K 2514-2 第2部 : タービン油酸化安定度
JIS K 2514-3 第3部 : 回転圧力容器式酸化安定度

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                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 2514-2 : 2013

潤滑油−酸化安定度の求め方−第2部 : タービン油酸化安定度

Lubricating oils-Determination of oxidation stability- Part 2: Oxidation stability of turbine oils

序文

  この規格は,2003年に第1版として発行されたISO 4263-1を基とし,国内の実情に合わせるため,技
術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,タービン油酸化安定度試験器を用いて,鉱油に防せい剤及び/又は酸化防止剤を添加した
タービン油並びに油圧作動油の酸化安定度を求める方法について規定する。精度は,酸価が2.0 mgKOH/g
に達する試験時間が7003 900時間の防せい剤及び/又は酸化防止剤を添加したタービン油だけに適用す
る。
なお,合成油又は合成油を含む試料もこの規格に規定する手順によって測定できるが,精度は適用しな
い。
ISO規格の製品分類による適用油種を表1に示す。
表1−ISO規格の製品分類による適用油種
油種 種類 規格番号 規格名称
油圧作動油 HL,HM,HR, ISO 6743-4 Lubricants, industrial oils and related products (class L)−
(Hydraulic oils) HV,HG Classification−Part 4: Family H (Hydraulic systems)
タービン油 TSA,TGA, ISO 6743-5 Lubricants, industrial oils and related products (class L)−
(Turbine oils) TSE,TGE Classification−Part 5: Family T (Turbines)
サーキュレーティング油CKB ISO 6743-6 Lubricants, industrial oils and related products (class L)−
(Circulating oils) Classification−Part 6: Family C (Gears)
注記1 試料の劣化を示すその他の現象(不溶性スラッジの生成,触媒コイルの腐食,pH値の低下な
ど)も酸化の程度を表す指標となるが,実機に用いる試料の酸化寿命の推定には適用できな
い。これらの関係は,現段階では明らかになっていないが,参考として酸化油の不溶解分の
求め方,酸化処理後の触媒コイルの外観評価及び酸化油の金属分の求め方を附属書C,附属
書D及び附属書Eに示す。
注記2 この試験方法は,製品規格などにも広く利用されており,水との接触による劣化の度合いを
判定するのに有用だが,実機の形態,使用条件などが多岐にわたるため,試験結果と実用性

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2
K 2514-2 : 2013
能との関係は明確になっていない。
注記3 この規格群には,附属書JAに示す試験方法がある。
注記4 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 4263-1:2003,Petroleum and related products−Determination of the ageing behaviour of
inhibited oils and fluids−TOST test−Part 1: Procedure for mineral oils(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
警告 この規格は,危険な試薬,操作及び試験器を用いることがあるが,安全な使用法を全てに規定
しているわけではないので,この試験方法の使用者は,試験に先立って,適切な安全及び健康
上の禁止事項を決めておかなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 1101 酸素
JIS K 2251 原油及び石油製品−試料採取方法
注記 対応国際規格 : ISO 3170,Petroleum liquids−Manual sampling(MOD)
JIS K 2501 石油製品及び潤滑油−中和価試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 6618,Petroleum products and lubricants−Determination of acid or base number
−Colour-indicator titration method,ISO 6619,Petroleum products and lubricants−Neutralization
number−Potentiometric titration method及びISO 7537,Petroleum products−Determination of
acid number−Semi-micro colour-indicator titration method(全体評価 : MOD)
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8252 ペルオキソ二硫酸アンモニウム(試薬)
JIS K 8680 トルエン(試薬)
JIS K 8839 2-プロパノール(試薬)
JIS K 8848 ヘキサン(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 9005 りん酸(試薬)
JIS K 9701 ヘプタン(試薬)
JIS R 6251 研磨布
JIS R 6252 研磨紙
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8402-6 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第6部 : 精確さに関する値の実用的
な使い方
ISO 6743-4,Lubricants, industrial oils and related products (class L)−Classification−Part 4: Family H
(Hydraulic systems)
ISO 6743-5,Lubricants, industrial oils and related products (class L)−Classification−Part 5: Family T

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K 2514-2 : 2013
(Turbines)
ISO 6743-6,Lubricants, industrial oils and related products (class L)−Classification−Part 6: Family C
(Gears)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
タービン油酸化安定度(Turbine oil Oxidation Stability Test)
規定の条件によって酸化試験を行った試料(以下,酸化油という。)の酸価,又はあらかじめ定めた酸価
に達するまでの試験時間によって表す指標。

4 試験の原理

  触媒を取り付けた酸素吹込管を備えた試験管に試料を入れ,恒温槽に浸す。試料の温度を95 ℃に調節
し,凝縮器を取り付けて規定流量の酸素を試料中に流した後,水を加えて酸化試験を開始し,あらかじめ
設定した試験時間後(例えば1 000時間)の酸価,又はあらかじめ定めた酸価(例えば2.0 mg KOH/g)に
達するまでの試験時間を求める。

5 試薬

  試薬は,次による。
a) 水 水は,JIS K 0557に規定するA3のものを用いる。
b) ヘプタン ヘプタンは,JIS K 9701に規定するものを用いる。
c) アセトン アセトンは,JIS K 8034に規定するものを用いる。
d) 2-プロパノール 2-プロパノールは,JIS K 8839に規定するものを用いる。
e) 塩酸 塩酸は,JIS K 8180に規定するものを用いる。
f) りん酸 りん酸は,JIS K 9005に規定するものを用いる。
g) 酸素 酸素は,JIS K 1101に規定するものを用いる。
警告 酸素ボンベの取扱いには,次の事項に注意する。
− 酸素ボンベは,可燃物及び火源から遠ざけ,倒れないように鎖,ロープなどで固定する。
− 酸素ボンベに用いる圧力調整器などの器具類には,油分を付着させてはならない。また,
油の着いた手で,これらのものを取り扱ってはならない。
− 酸素ボンベには,酸素専用の圧力調整器を取り付け,元弁を開けるときは,調整器の圧
力が0 kPaになっていることを確認し,できるだけ体を元弁から離して静かに開ける。
試験終了後は元弁を閉めておく。
− 試験器の接続部などから酸素の漏れがないか定期的に点検する。
h) 洗浄液 洗浄液は,次のものを用いる。
1) 強酸化剤洗浄液 JIS K 8951に規定する硫酸1 LにJIS K 8252に規定するペルオキソ二硫酸アンモ
ニウム8 gを溶かしたもの又は塩酸(1 mol/L)とりん酸とを1対3の体積比で混合した溶液の10 %
(体積分率)水溶液,希塩酸(1+3)1)又はこれらと同等の性能をもつ洗浄剤。
警告 これらの洗浄液は,強酸性及び腐食性物質を含んでいるため取扱いには十分注意しなけれ
ばならない。

――――― [JIS K 2514-2 pdf 5] ―――――

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JIS K 2514-2:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4263-1:2003(MOD)

JIS K 2514-2:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 2514-2:2013の関連規格と引用規格一覧