JIS K 2514-3:2013 潤滑油―酸化安定度の求め方―第3部:回転圧力容器式酸化安定度

JIS K 2514-3:2013 規格概要

この規格 K2514-3は、回転圧力容器式酸化安定度試験器を用いてタービン油,油圧作動油及び空気圧縮機油の酸化安定度を求める方法について規定。

JISK2514-3 規格全文情報

規格番号
JIS K2514-3 
規格名称
潤滑油―酸化安定度の求め方―第3部 : 回転圧力容器式酸化安定度
規格名称英語訳
Lubricating oils -- Determination of oxidation stability -- Part 3:Oxidation stability by rotating pressure vessel
制定年月日
2013年12月20日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

75.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
石油 2020
改訂:履歴
2013-12-20 制定日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS K 2514-3:2013 PDF [14]
                                                                                 K 2514-3 : 2013

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 試験の原理・・・・[2]
  •  5 試薬・・・・[2]
  •  6 試験器及び器具・・・・[3]
  •  7 試料の採取方法及び調製方法・・・・[7]
  •  8 試験の準備・・・・[7]
  •  9 試験の手順・・・・[8]
  •  10 結果の表し方・・・・[10]
  •  11 精度・・・・[10]
  •  12 試験結果の報告・・・・[11]
  •  附属書A(参考)試験方法の種類・・・・[12]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 2514-3 pdf 1] ―――――

K 2514-3 : 2013

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人潤滑油協会(JALOS)から,工
業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済
産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 2514:1996は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 2514の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 2514-1 第1部 : 内燃機関用潤滑油酸化安定度
JIS K 2514-2 第2部 : タービン油酸化安定度
JIS K 2514-3 第3部 : 回転圧力容器式酸化安定度

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 2514-3 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 2514-3 : 2013

潤滑油−酸化安定度の求め方−第3部 : 回転圧力容器式酸化安定度

Lubricating oils-Determination of oxidation stability- Part 3: Oxidation stability by rotating pressure vessel

序文

  この規格の基となるJIS K 2514は,1959年に制定され,その後7回の改正を経て今日に至っている。前
回の改正は1996年に行われた。今回は,JIS K 2514を規格群として三つの部編成に分割し,この規格を
JIS K 2514-3として制定した。
なお,対応国際規格は,現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,回転圧力容器式酸化安定度試験器を用いてタービン油,油圧作動油及び空気圧縮機油の酸
化安定度を求める方法について規定する。
注記1 この試験方法は,タービン油などの酸化安定度を評価する迅速法で,製品の品質管理及び使
用油の添加剤残存寿命の推定にも用いることができるが,JIS K 2514-2(タービン油酸化安
定度)の代替法として用いることを意図したものではない。
注記2 この規格群には,附属書Aに示す試験方法がある。
警告 この規格は,危険な試薬,操作及び試験器を用いることがあるが,安全な使用法を全てに規定
しているわけではないので,この試験方法の使用者は,試験に先立って,適切な安全及び健康
上の禁止事項を決めておかなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 2401-1 Oリング−第1部 : Oリング
JIS B 7410 石油類試験用ガラス製温度計
JIS C 3102 電気用軟銅線
JIS H 3100 銅及び銅合金の板並びに条
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 1101 酸素
JIS K 2251 原油及び石油製品−試料採取方法
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8252 ペルオキソ二硫酸アンモニウム(試薬)

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2
K 2514-3 : 2013
JIS K 8574 水酸化カリウム(試薬)
JIS K 8839 2-プロパノール(試薬)
JIS K 8848 ヘキサン(試薬)
JIS K 8891 メタノール(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 9701 ヘプタン(試薬)
JIS R 6251 研磨布
JIS R 6252 研磨紙
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8402-6 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第6部 : 精確さに関する値の実用的
な使い方

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
回転圧力容器式酸化安定度
規定の条件の下で一定量の試料及び酸素を封入した圧力容器を回転させながら加熱し,容器内の圧力が
規定の圧力まで降下するのに要する時間によって表す(劣化の程度の)指標。

4 試験の原理

  試料,水及び銅触媒を入れた蓋付き試験容器を,圧力計を備えた圧力容器の中に入れ,酸素を620 kPa
まで圧入し,150 ℃の恒温槽に入れる。圧力容器を30°の角度に保持し,毎分100の回転で回転させ,試
料が酸化することによって圧力容器内の圧力が低下するため,圧力が最高になったときから175 kPaの圧
力降下を示すまでの時間を求める。

5 試薬

  試薬は,次による。
a) ヘプタン ヘプタンは,JIS K 9701に規定するものを用いる。
b) ヘキサン ヘキサンは,JIS K 8848に規定するものを用いる。
c) メタノール メタノールは,JIS K 8891に規定するものを用いる。
d) 2-プロパノール 2-プロパノールは,JIS K 8839に規定するものを用いる。
e) 水酸化カリウム・2-プロパノール溶液 水酸化カリウム・2-プロパノール溶液は,JIS K 8574に規定
する水酸化カリウム12 gを2-プロパノール1 Lに溶解したものを用いる。
f) アセトン アセトンは,JIS K 8034に規定するものを用いる。
g) 水 水は,JIS K 0557に規定するA3のものを用いる。
h) 試験容器洗浄液 JIS K 8951に規定する硫酸1 LにJIS K 8252に規定するペルオキソ二硫酸アンモニ
ウム8 gを溶かしたもの又はこれと同等の性能をもつ洗浄剤。
警告 ペルオキソ二硫酸アンモニウムは,強酸化剤であるので,その取扱いには十分注意する。
i) 酸素 酸素は,JIS K 1101に規定するものを用いる。
j) 圧縮空気 圧縮空気は,清浄で乾燥したものを用いる。

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K 2514-3 : 2013

6 試験器及び器具

  試験器及び器具は,次による。
6.1 回転圧力容器式酸化安定度試験器 回転圧力容器式酸化安定度試験器は,次のa) g)からなり,そ
の例を図1に示す。
a) 恒温槽 恒温槽は,浴槽の深さが230 mm以上で,かき混ぜ機及び圧力容器保持器を備え,圧力容器
を30°の角度に保ち,容器最上部を浴液面から26 mm以上の位置に保持することができ,毎分100
回転±5回転に調節可能で,恒温槽の温度を150 ℃±0.1 ℃に保つことのできるものを用いる。また,
圧力容器を浸してから10分以内に恒温槽の温度を150 ℃±0.1 ℃に回復できる加熱機能を備えたも
のを用いる。
b) 圧力容器 圧力容器は,次の1)4)からなり,150 ℃において3 450 kPaの耐圧試験に合格し,室温に
おいて1 400 kPaの圧力で6時間放置したとき,各部から漏れのないものを用いる。圧力容器の例を図
2に示す。
1) 圧力容器本体及び蓋 圧力容器本体及び蓋は,図2に示す形状及び寸法のステンレス鋼(SUS304)
製のものを用いる。
2) 導管 導管は,図2に示す形状及び寸法のステンレス鋼(SUS304)製のもので,圧力計及びニード
ル弁取付口を備えたものを用いる。
3) 締付け金具 締付け金具は,図2に示す形状の銅合金製のものを用いる。
4) リング Oリングは,JIS B 2401-1に規定するシリコーンゴム(4種C又は4C)のものを用いる。
c) 圧力計 圧力計は,圧力測定範囲が01 500 kPaの圧力検出装置又は目盛範囲が01 400 kPaの記録
式圧力計で精度が最高目盛の2 %以下のものを用い,細分目盛が50 kPa以下の記録紙などに圧力を記
録できる記録計を用いる。記録計の例を図3に示す。
注記 圧力検出装置は,光電式圧力システム,半導体圧力センサーなどを用いる方法がある。
d) 試験容器 試験容器は,図4に示す形状及び寸法のほうけい酸ガラス製のものを用いる。図2の圧力
容器の中に入れる。
e) 内蓋 内蓋は,直径57.2 mm,厚さ1.6 mmで,中心に3.2 mmの孔をあけた四ふっ化エチレン樹脂製
のものを用いる。
f) 内蓋押さえ 内蓋押さえは,ステンレス鋼線を直径約50 mmのら線状に巻いたばね,又は適切な大き
さの四ふっ化エチレン樹脂製Oリングを用いる。
g) 温度計 温度計は,JIS B 7410に規定する温度計番号97(RBOT),又はこれと同等の性能をもつ温度
測定装置を用いる。

――――― [JIS K 2514-3 pdf 5] ―――――

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JIS K 2514-3:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 2514-3:2013の関連規格と引用規格一覧