JIS K 5601-4-2:2008 塗料成分試験方法―第4部:塗膜からの放散成分分析―第2節:揮発性有機化合物(VOC)

JIS K 5601-4-2:2008 規格概要

この規格 K5601-4-2は、塗料及び建築用仕上塗材の塗膜から放散する揮発性有機化合物の量を,体積約3Lの小形チャンバー法によって測定する方法について規定。

JISK5601-4-2 規格全文情報

規格番号
JIS K5601-4-2 
規格名称
塗料成分試験方法―第4部 : 塗膜からの放散成分分析―第2節 : 揮発性有機化合物(VOC)
規格名称英語訳
Testing methods for paint components -- Part 4 :Analysis for components emitted from film -- Section 2 :Volatile organic compounds
制定年月日
2008年3月20日
最新改正日
2017年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.40, 87.040
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
接着 2021, 塗料 2020
改訂:履歴
2008-03-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 5601-4-2:2008 PDF [11]
                                                                                K 5601-4-2 : 2008

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本塗料工業会(JPMA)及び財団法
人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標
準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS K 5601-4の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 5601-4-1 第4部 : 塗膜からの放散成分分析−第1節 : ホルムアルデヒド
JIS K 5601-4-2 第4部 : 塗膜からの放散成分分析−第2節 : 揮発性有機化合物(VOC)

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――――― [JIS K 5601-4-2 pdf 1] ―――――

K 5601-4-2 : 2008

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. サンプリング・・・・[2]
  •  5. 一般条件・・・・[2]
  •  6. 養生環境・・・・[2]
  •  7. 共通の条件・・・・[2]
  •  8. 小形チャンバー法による塗膜から放散するVOC量の測定方法・・・・[2]
  •  8.1 原理・・・・[2]
  •  8.2 装置及び器具・・・・[2]
  •  8.3 試験片の作製・・・・[3]
  •  8.4 養生・・・・[3]
  •  8.5 測定方法・・・・[3]
  •  8.6 VOCの定量分析方法・・・・[4]
  •  9. 報告・・・・[4]
  •  附属書(参考)3 Lチャンバー法による測定例・・・・[6]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 5601-4-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 5601-4-2 : 2008
塗料成分試験方法−
第4部 : 塗膜からの放散成分分析−
第2節 : 揮発性有機化合物(VOC)

Testing methods for paint components-Part 4: Analysis for components emitted from film-Section 2: Volatile organic compounds

1. 適用範囲

 この規格は,塗料及び建築用仕上塗材の塗膜から放散する揮発性有機化合物(以下,
“VOC”という。)の量を,体積約3 Lの小形チャンバー法によって測定する方法について規定する。
なお,附属書(参考)に3 Lチャンバー法による測定例を示す。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1901 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放測定
方法−小形チャンバー法
JIS A 1965 室内及び放射試験チャンバー内空気中揮発性有機物のTenax TA (R)吸着剤を用いたポン
プサンプリング,加熱脱離及びMS/FIDを用いたガスクロマトグラフィーによる定量
JIS A 1966 室内空気中の揮発性有機化合物 (VOC) の吸着捕集/加熱脱離/キャピラリーガスクロマト
グラフ法によるサンプリング及び分析−ポンプサンプリング
JIS A 6909 建築用仕上塗材
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS K 0114 ガスクロマトグラフ分析通則
JIS K 5500 塗料用語
JIS K 5600-1-1 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第1節 : 試験一般(条件及び方法)
JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第2節 : サンプリング
JIS K 5600-1-4 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第4節 : 試験用標準試験板
JIS K 5600-1-6 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第6節 : 養生並びに試験の温度及び湿度
JIS K 5670 アクリル樹脂系非水分散形塗料
JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き板ガラス

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS A 1901及びJIS K 5500によるほか,次による。
a) 塗料及び建築用仕上塗材 塗料及び建築用仕上塗材(JIS A 6909)などの建築材料。
b) 小形チャンバー 建築材料から放散されるVOCを測定するための条件を制御できる容器。この規格
では,約3 Lの体積のもの。

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2
K 5601-4-2 : 2008
c) 放散速度 空気捕集開始から規定する経過時間において,単位時間及び単位面積当たりに放散される
VOCの質量。
d) サンプル VOCの測定に供する塗料及び建築用仕上塗材。
e) 試験片 試験対象となるサンプルを塗装した試験板。放散特性について小形チャンバー内で測定を行
うために,特別に準備するもの。
f) 試料負荷率 試験片の表面積(m2)を小形チャンバーの体積(m3)で除した値。
g) 対象化学物質 製品から放散する物質のうち,測定対象となるVOC。
h) 養生 サンプルの塗装を終了した時から,小形チャンバー内に試験片を移すまでの塗膜形成過程。
i) 試験期間 養生開始から空気捕集を開始するまでの期間。
j) 空気捕集期間 捕集管への空気捕集を開始し,捕集を終了するまでの期間。

4. サンプリング

 測定に供する試料のサンプリングは,JIS K 5600-1-2による。

5. 一般条件

 特に規定する以外は,JIS K 5600-1-1による。

6. 養生環境

 塗装及び室内静置の場所は,特に規定する以外,JIS K 5600-1-6による。

7. 共通の条件

 (28±1.0)℃及び相対湿度(50±5)%に調整された小形チャンバー内に試験片を設置
し,8時間以上定常状態に静置した後,測定する。

8. 小形チャンバー法による塗膜から放散するVOC量の測定方法

8.1 原理

 測定方法の原理は,JIS A 1901の4.(原理)による。

8.2 装置及び器具

 装置及び器具は,JIS A 1901の5.(器具)による。ただし,小形チャンバー,温度・
湿度制御装置の温度計及び湿度計,はかり,積算流量計及び分析装置は,次による。
a) 小形チャンバー 小形チャンバーは,約3 Lの体積のステンレス製又はガラス製で,気密性,回収率,
物質伝達率などが確認されているもの。
b) 温度・湿度制御装置の温度計及び湿度計 温度・湿度制御装置の温度計は,空気温度を0.1 ℃の精度
で測定できるもの,湿度計は,相対湿度を5 %の精度で測定できるものとする。
c) はかり はかりは,質量100200 gを測定でき,1 mgの差を読み取れるもの。
d) 積算流量計 積算流量計は,1 mlの精度で測定できるもの。
e) 分析装置 VOCの分析に用いるガスクロマトグラフ分析装置は,JIS K 0114によるものとし,n-ヘキ
サデカンまでの範囲で十分な分離性能をもつもの。又は,JIS A1965及びJIS A1966若しくはこれらと
同等以上の精度をもつ装置を用いてもよい。
f) 試験体支持台 小形チャンバー内で試験片を装着する試験体支持台。支持台の例を図1に示す。

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K 5601-4-2 : 2008
図1 試験片支持台例

8.3 試験片の作製

8.3.1  試験板 試験板は,次による。
a) 試験板は,JIS H 4000に規定するアルミ板を使用し,塗装作業のしやすい寸法(通常,150 mm×70 mm)
とし,JIS K 5600-1-4の5.4.2(溶剤洗浄による調整)によって調整する。
b) 試料負荷率は,0.552.2とする。試験板は,1枚とし,塗り面積は,試料負荷率によって求める。
計算例 試料負荷率[塗り面積(m2)/3 L小形チャンバーの体積(m3)]が0.55の場合の塗り長さ。
0.55×3/70×1 000=23.6 (mm)
塗装後,24 mmの長さに切断するか,又は,塗り長さ24 mmだけ露出させ,他の部分はシー
ルで覆って用いる。
8.3.2 試料の塗り方 試料の塗り方は,次による。
8.3.3 試料の塗り方 試料の塗り方は,次による。
a) はけ塗り,ローラ塗り又はこて塗りによって試験板の片面に全面塗装し,試験片とする。やや大きめ
の試験板を選び,A1901の9.4.2(シール工程を行う場合)によってシールして塗り付けてもよい。
b) 試料の塗付け量は,希釈前の試料質量とする。製品に規定のあるものはその塗付け量に従い,規定の
ないものはその製品の塗装仕様書による。塗付け量に範囲があるものはその最大量を塗り付ける。
c) 塗り付けは,下塗り試料と上塗り試料とを組み合わせず,それぞれの単独塗膜で試験する。
d) 下塗り試料と上塗り試料とを塗り重ねることはしない。下塗り試料又は上塗り試料は,それぞれ塗装
仕様書によって,1回塗り, 2回塗り及び3回塗りとし,その塗装間隔は,仕様書による。
e) 塗り付けが終了した時を養生開始時点とする。

8.4 養生

 養生中の試験片は,試験室内に24±1時間静置する。その条件は,温度2328 ℃及び相対湿
度(50±5)%とし,試験室内の送風口からの空気が直接当たらず,表面に空気が自由に接触できるように
試験片が複数あるときは,互いに25 mm以上離し,かつ,床から高さ50 cm以上離れた台の上に立てかけ
て置く。また,VOCの放散量が低い試験片は,周辺環境の発生源からのVOCを吸着するおそれがあるの
で注意する。

8.5 測定方法

8.5.1  測定装置の準備 測定装置の準備は,次による。
a) 小形チャンバー内及び空気の流路は,あらかじめ清浄にし,装置内にVOCが残存しない状態で測定
を開始する。

――――― [JIS K 5601-4-2 pdf 5] ―――――

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