JIS K 7218:1986 プラスチックの滑り摩耗試験方法 | ページ 3

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K 7218 1986
附属書図3 C法試験機の一例
(1) 機台及び機枠 機台及び機枠は,十分な剛性をもち,回転円板の伝動部を支持するもので,試験時に
振動を起こさない堅ろうな構造とする。
(2) 回転円板 回転円板は,次のとおりとする。
(a) 回転円板は,水平,かつ,円滑に回転し,試験片が規定の試験荷重で回転軸に垂直に加圧されたと
き,十分な機能と剛性をもち,振動を起こさないものとする。
(b) 回転円板の寸法は,外径30mm,厚さ3±0.01mmで,回転軸に固定できるものとする。
(c) 回転円板は,回転軸に取り付けた後に,外径の振れを取り除くため,円周面を研削する研削機構を
もつものとする。
(d) 回転円板の回転中の振れの範囲は,0.01mm以下とする。
(e) 回転円板の円周面の滑り面粗さは,JIS B 0601に規定する中心線平均粗さ (Ra) で約0.8刀
(3) 回転軸 回転軸は,次のとおりとする。
(a) 回転軸は,回転円板が容易に取り付けられ,試験荷重に対して十分な剛性をもち,回転中に振動を
起こさないものとする。
(b) 回転軸の心振れの範囲は,0.01mm以下とする
(c) 回転軸の回転速度は,試験片の滑り面における速度で0.63±0.03m/sとする。
(4) 試験片の固定装置 試験片の固定装置は,試験片の滑り面が回転円板の回転面と直角に接触し,かつ,
十分な剛性をもち,試験中に位置ずれや振動を起こさないものとする。

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(5) 負荷装置 負荷装置は,次のとおりとする。
(a) 負荷装置は,試験片の滑り面に垂直に,回転円板の円周面を滑り距離に応じて徐々に荷重を増加さ
せて加圧するためのもので,振動を起こさないものとする。
(b) 試験荷重は,規定の滑り距離 (0.4km) において3133N [{3.23.4kgf}] とする。
4. 検査 試験機は,次の検査を行い3.の規定に適合しなければならない。この場合,これと同等以上の
検査方法に代えてもよい。
4.1 A法試験機の検査
(1) 回転軸側試験片取付けガイド軸の心振れ検査 回転軸側試験片取付けガイド軸の心振れは,軸先端部
にダイヤルゲージのアンビルを軽く接触させて回転軸を手で静かに回転させながらダイヤルゲージの
指針の振れを読み取り,その心振れの範囲0.005mm以下であることを検査する(附属書図4参照)。
(2) 荷重の検査 試験片取付け具及びおもりの質量,スプリングの力,油圧力などを適正な方法によって
測定し,規定の試験荷重が得られることを検査する。
(3) 回転軸側試験片取付け具の軸心と固定側試験片取付け具の軸心の検査 回転軸側試験片取付け具の
軸心と固定側試験片取付け具の軸心とが一致していることを検査する。
附属書図 4
(4) 試験速度の検査 試験速度(滑り速度)は,次の式(1)によって算出し,規定の試験速度であることを
検査する。
(d D) 1
v= n (1)
2 60 103
ここに, v : 試験速度 (m/s)
d : 試験片の内径 (mm)
D : 試験片の外径 (mm)
n : 回転軸の回転速度 (min−1)
4.2 B法試験機の検査
(1) 回転円板の滑り面の振れの検査 回転円板上にダイヤルゲージのアンビルを軽く接触させて,回転円
板を手で静かに回転させながらダイヤルゲージの指針の振れを読み取り,その水平面の振れが0.5mm
の範囲であることを検査する。
(2) 回転円板の回転中心と試験片取付け軸の中心との距離の検査 回転円板の回転中心と試験片取付け
軸の中心との距離は,次のとおりとする。

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(a) 回転円板上面の試験片がほぼ接触する位置に,JIS K 5108[鉛丹(顔料)](1)に規定する3号を油に
よく混合して塗布する。
注(1) 鉛丹と同等の塗料又は粉末を使用してもよい。
(b) 附属書図5に示す形状の検査棒をJIS H 4040(アルミニウム及びアルミニウム合金の捧及び線)に
規定する材質A1B1-0で作製し,試験片取付け具に取り付けて,その先端を回転円板上の塗布面に
軽く接触させ,回転円板をわずかに回転させながら,円板上に線を引く。
附属書図5 B法試験機用検査棒
(c) 回転円板の中心と回転円板上の線との距離を測定し,102±5mmであることを検査する。
(3) 回転円板と試験片取付け部との直角度の検査 試験片取付け具に,先端が直角に仕上がったアルミニ
ウムの検査棒を取り付けて,鉛丹(1)を塗布した回転円板上に検査捧の測定面を軽く接触させ,検査棒
の先端面の当たり具合を目視によって観察し,直角度を検査する。
(4) 荷重の検査 試験片取付け部を上下しゅう動軸受から外し,試験片取付け部及びおもりの質量をそれ
ぞれ適正な方法によって測定し,規定の試験荷重であることを検査する。
(5) 試験速度の検査 試験速度は,次の式(2)によって算出し,規定の試験速度であることを検査する。
2 ln
v= (2)
60 103
ここに, v : 試験速度 (m/s)
l : 回転円板の回転中心と試験片取付け軸心との距離 (mm)
n : 回転円板の回転速度 (min−1)
4.3 C法試験機の検査
(1) 回転軸の心振れの検査 回転軸の先端部にダイヤルゲージのアンビルを軽く接触させて,回転軸を手
で静かに回転させながらダイヤルゲージの指針の振れを読み取り,その心振れの範囲が0.01mm以下
であることを検査する。
(2) 回転円板の心振れ及び円板上面の振れの検査 回転円板の心振れの検査は,回転円板を回転軸に取り
付けて,円周面の研削を行った後,回転円板の円周面にダイヤルゲージのアンビルを軽く接触させて,
回転軸を手で静かに回転させながらその心振れの範囲が0.01mm以下であることを検査する。
回転円板上面の振れの検査は,回転円板上面の外周付近にダイヤルゲージのアンビルを軽く接触さ
せて,回転軸を手で静かに回転させながらその振れが,±0.01mmであることを検査する。
(3) 回転円板と試験片固定装置との直角度の検査 回転円板と試験片固定装置との直角度の検査は,次の
とおりとする。
(a) 回転円板の材質より軟質の金属(アルミニウムなど)を試験片形状に加工し,表面の粗さをJIS B
0601に規定する中心線平均粗さ (Ra) で約0.8 刀歸 き,直角度の検査用試験片とする。

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K 7218 1986
(b) 回転円板に検査用試験片を接触させ荷重を加えた後,摩耗試験を行う。
(c) 摩耗こんの上部長さと下部長さの差を測定し,直角度を検査する。
(4) 荷重の検査 負荷装置からスプリングを取り外し,JIS B 7733(圧縮試験機)に規定する圧縮試験機
などを用いて,スプリングのたわみ量と荷重の関係を測定し,規定の試験荷重であることを検査する。
(5) 試験速度の検査 試験速度は,次の式(3)によって算出し,規定の試験速度であることを検査する。
Dn
v= (3)
60 103
ここに, v : 試験速度 (m/s)
D : 回転円板の外径 (mm)
n : 回転軸の回転速度 (min−1)
プラスチックの滑り磨耗試験方法
新規原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 山 口 章三郎 工学院大学
中 軸 美智雄 通商産業省基礎産業局
庄 司 隆 一 工業技術院標準部
松 原 清 東海大学
渡 辺 真 工業技術院機械技術研究所
植 村 幸 生 工業技術院大阪工業技術試験所
出 村 要 日本国有鉄道鉄道技術研究所
佐 藤 博 日本電信電話株式会社武蔵野電気通信研究所
関 口 勇 工学院大学
高 野 忠 夫 財団法人日本プラスチック検査協会
風 間 元 臣 三菱樹脂株式会社
吉 田 実 アキレス株式会社
松 見 成 俊 株式会社上島製作所
斉 藤 満 株式会社東洋精機製作所
須 賀 蓊 スガ試験機株式会社
小 西 敏 夫 ポリプラスチックス株式会社
斉 藤 英 隆 株式会社東洋ボールドウィン
伊 藤 恒 男 株式会社東京試験機製作所
佐 藤 一 太 鐘淵化学工業株式会社
三 橋 健 八 横浜ゴム株式会社
森 本 君 保 オカモト株式会社
河 崎 洋 徳 徳山曹達株式会社
笠 原 又 一 オイレス工業株式会社
(事務局) 鹿 毛 紀久雄 プラスチック標準試験方法研究所
新 鍋 秀 文 プラスチック標準試験方法研究所

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JIS K 7218:1986の関連規格と引用規格一覧