JIS K 8642:2021 チモールフタレイン(試薬)

JIS K 8642:2021 規格概要

この規格 K8642は、試薬として用いるチモールフタレインについて規定。注記別名 : 3,3-ビス(4-ヒドロキシ-5-プロパン-2-イルフェニル)-1(3H)-ベンゾフラ-1-オン

JISK8642 規格全文情報

規格番号
JIS K8642 
規格名称
チモールフタレイン(試薬)
規格名称英語訳
Thymolphthalein (Reagent)
制定年月日
1951年7月30日
最新改正日
2021年2月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1951-07-30 制定日, 1954-07-20 確認日, 1957-07-20 改正日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1972-07-01 改正日, 1975-08-01 確認日, 1978-08-01 確認日, 1984-02-01 確認日, 1989-06-01 確認日, 1992-08-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-03-22 改正日, 2015-10-20 確認日, 2021-02-22 改正
ページ
JIS K 8642:2021 PDF [8]
                                                                                   K 8642 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[1]
  •  4 性質・・・・[1]
  •  4.1 性状・・・・[1]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[2]
  •  6.1 一般事項・・・・[2]
  •  6.2 エタノール溶状・・・・[2]
  •  6.3 吸光度(5 mg/L,pH 10.5)・・・・[3]
  •  6.4 乾燥減量(105 ℃)・・・・[4]
  •  6.5 強熱残分(硫酸塩)・・・・[4]
  •  6.6 変色範囲(pH)・・・・[5]
  •  7 容器・・・・[5]
  •  8 表示・・・・[5]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8642 pdf 1] ―――――

           K 8642 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を
改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格で
ある。これによって,JIS K 8642:2011は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和3年8月21日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8642:2011を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8642 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
K 8642 : 2021

チモールフタレイン(試薬)

Thymolphthalein (Reagent)

                                               C28H30O4      FW : 430.54

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いるチモールフタレインについて規定する。
注記 別名 : 3,3-ビス(4-ヒドロキシ-5-プロパン-2-イルフェニル)-1(3H)-ベンゾフラ-1-オン

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 6201 化学分析用白金るつぼ
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0117 赤外分光分析通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS R 1301 化学分析用磁器るつぼ
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 0701 包装用シリカゲル乾燥剤
JIS Z 8802 pH測定方法

3 種類

  種類は,特級とする。

4 性質

4.1 性状

  チモールフタレインは,白からうすい黄の結晶性粉末で,エタノール(99.5)にやや溶けやすく,水に

――――― [JIS K 8642 pdf 3] ―――――

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K 8642 : 2021
ほとんど溶けない。うすい水酸化ナトリウム溶液に溶ける。

4.2 定性方法

  試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117によって測定すると,波数3 383 cm-1,2 961 cm-1,1 736 cm-1,
1 509 cm-1,1 468 cm-1,1 409 cm-1,1 290 cm-1,1 269 cm-1,1 251 cm-1,1 125 cm-1,1 109 cm-1,1 051 cm-1,
746 cm-1,718 cm-1及び612 cm-1付近に主な吸収ピークを認める。この場合,試料調製は,JIS K 0117の5.3 a)
(錠剤法)による。錠剤の調製に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの例を図1に示す。
[出典 : 国立研究開発法人産業技術総合研究所の有機化合物のスペクトルデータベースシステム(SDBS)(チャー
ト上にピークの波数を追記)]
図1−赤外吸収スペクトルの例

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
エタノール溶状 − 試験適合 6.2
吸光度(5 mg/L,pH 10.5) − 0.35以上 6.3
乾燥減量(105 ℃) 質量分率 % 1.0以下 6.4
強熱残分(硫酸塩) 質量分率 % 0.1以下 6.5
変色範囲(pH) − (無色)8.610.5(青) 6.6

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

6.2 エタノール溶状

  エタノール溶状の試験方法は,次による。

――――― [JIS K 8642 pdf 4] ―――――

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K 8642 : 2021
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次による。
1) エタノール(95) JIS K 8102に規定するもの。
2) 硝酸(1+2) JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %61 %,特級)の体積1と水の体積2と
を混合したもの。
3) 硝酸銀溶液(20 g/L) JIS K 8550に規定する硝酸銀2 gをはかりとり,水を加えて溶かし,更に水
を加えて100 mLにしたもの。褐色ガラス製瓶に保存する。
4) 塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL) JIS K 8001のJA.4(標準液)による。
b) 濁りの程度の適合限度標準 濁りの程度の適合限度標準は,“澄明”を用いる。
澄明の限度標準の調製は,塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL)0.2 mLを共通すり合わせ平底試験管[c)
参照]にとり,水10 mL,硝酸(1+2)1 mL及び硝酸銀溶液(20 g/L)1 mLを加え,更に水を加えて
20 mLとし,振り混ぜてから15分間放置する。
c) 器具 主な器具は,次による。
· 共通すり合わせ平底試験管 容量50 mL,直径約24 mmで目盛のあるもの。
d) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,試料0.10 gを全量フラスコ100 mLに0.1 mgの桁まではかりとり,エタノール
(95)50 mLを加えて溶かし,更にエタノール(95)を標線まで加えて混合する(A液)(A液は,
6.3及び6.6の試験にも用いる。)。A液20 mLを共通すり合わせ平底試験管に移す。
2) 直後に,試料溶液の色を観察し,濁りの程度をb)と比較する。また,ごみ,浮遊物などの異物の有
無を共通すり合わせ平底試験管の上方又は側方から観察する。
e) 判定 試料溶液の濁りが,b)の濁りより濃くなく,ごみ,浮遊物などの異物をほとんど認めないとき,
“エタノール溶状 : 試験適合(規格値)”とする。

6.3 吸光度(5 mg/L,pH 10.5)

  吸光度(5 mg/L,pH 10.5)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次による。
· 緩衝液(pH 10.5) JIS K 8001のJA.7(緩衝液)による。
なお,pH 10.4810.52から外れている場合,pH標準液で校正したJIS Z 8802に規定するpH計(形II
以上の性能のもの)を用い,0.05 mol/L 炭酸水素ナトリウム溶液又は0.2 mol/L 水酸化ナトリウム溶液で
pH 10.4810.52に調節する。
また,pH標準液は,計量法校正事業者登録制度(JCSS)に基づくpH標準液(第2種以上のもの),JCSS
以外の認証されたpH標準液又はJIS Z 8802に規定する調製pH標準液のいずれかを用いる。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
1) 吸収セル 光路長が10 mmのもの。
2) 分光光度計 装置の構成は,JIS K 0115に規定するもの。
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,6.2のA液1.0 mLを全量フラスコ200 mLに正確にとり,緩衝液(pH 10.5)を
標線まで加えて混合し,約5分間放置する。
2) 吸収セルを用い,分光光度計で波長594 nmにおける吸光度を,緩衝液(pH 10.5)を対照液として
JIS K 0115の箇条6(特定波長における吸収の測定)によって測定する。
d) 計算 吸光度(5 mg/L,pH 10.5)は,次の式によって算出する。

――――― [JIS K 8642 pdf 5] ―――――

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JIS K 8642:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8642:2021の関連規格と引用規格一覧