JIS K 8943:2012 硫化アンモニウム溶液(試薬) | ページ 2

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K 8943 : 2012
を加えた後,指示薬として硫酸アンモニウム鉄(III)溶液3 mlを加え,0.1 mol/l チオシアン酸アン
モニウム溶液で滴定する。終点は,液の色が褐色となる点とする。別に同一条件で空試験を行う。
d) 計算 濃度(Sとして)は,次の式によって算出する。
.0001 603 3(V2−V1 ) f1
A= 100
10 50
m
100 100
ここに, A : 硫化アンモニウム溶液の濃度(Sとして)(質量分率 %)
V2 : 空試験に要した0.1 mol/l チオシアン酸アンモニウム溶
液の体積(ml)
V1 : 滴定に要した0.1 mol/l チオシアン酸アンモニウム溶液
の体積(ml)
f1 : 0.1 mol/l チオシアン酸アンモニウム溶液のファクター
m : はかりとった試料の質量(g)
0.001 603 3 : 0.1 mol/l 硝酸銀溶液1 mlに相当する硫黄(S)の質量を
示す換算係数(g/ml)
6.2.2 強熱残分(硫酸塩)
強熱残分(硫酸塩)は,JIS K 0067の4.4.4(2)(第2法 蒸発乾固後に強熱する方法)による。この場
合,試料5.0 gをとり,残分は0.1 mgの桁まではかる。

6.3 硫化アンモニウム溶液(無色)

  硫化アンモニウム溶液(無色)の試験方法は,次による。
6.3.1 濃度(Sとして)
濃度(Sとして)の試験方法は,次による。
a) 操作 操作は,6.2.1による。ただし,A液10 mlの代わりに試料10 gを0.1 mgの桁まではかりとる。
b) 計算 濃度(Sとして)は,次の式によって算出する。
.0001 603 3(V2−V1 ) f1
A= 100
50
m
100
ここに, A : 硫化アンモニウム溶液の濃度(Sとして)(質量分率 %)
V2 : 空試験に要した0.1 mol/l チオシアン酸アンモニウム溶
液の体積(ml)
V1 : 滴定に要した0.1 mol/l チオシアン酸アンモニウム溶液
の体積(ml)
f1 : 0.1 mol/l チオシアン酸アンモニウム溶液のファクター
m : はかりとった試料の質量(g)
0.001 603 3 : 0.1 mol/l 硝酸銀溶液1 mlに相当する硫黄(S)の質量を
示す換算係数(g/ml)
6.3.2 外観
外観は,JIS K 0071-1による。この場合,色の程度の適合限度標準として,ハーゼン標準比色液100番
を用いる。
6.3.3 強熱残分(硫酸塩)
強熱残分(硫酸塩)の試験方法は,6.2.2による。

7 容器

  容器は,遮光した気密容器とする。

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8 貯蔵方法

  製品は,できるだけ冷所に保存する。

9 表示

  容器には,次の事項を表示する。
a) 日本工業規格(日本産業規格)番号
b) 名称 “硫化アンモニウム溶液(黄色)”又は“硫化アンモニウム溶液(無色)”及び“試薬”の文字
c) 種類
d) 化学式
e) 濃度(Sとして)
f) 内容量
g) 製造番号
h) 製造業者名又はその略号

10 取扱い上の注意事項

  硫化アンモニウム溶液は有害なので,蒸気を吸入しないようにし,粘膜及び皮膚に付着しないようにす
る。

JIS K 8943:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8943:2012の関連規格と引用規格一覧