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M 8706 : 2015
附属書H
(規定)
測定試料の測定値採択手順
rは,9.3.8で求めた値とする。
――――― [JIS M 8706 pdf 36] ―――――
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M 8706 : 2015
附属書I
(参考)
追加情報
この附属書は,この規格本体の条項に関する追加情報及び解説を示す。
I.1 ふるい分け方法の選択(本体の4.5)
乾式ふるい分けの効率は,次の要素によって決まる。
a) ふるい分け時間
b) ふるいをたたく力
c) ふるいをたたく1分間当たりの回数(頻度)
d) たたく方向
e) 振動の強さ
f) ふるい面の傾き
g) ふるい分ける試料の乾燥状態
注記 水分は,ふるい面上又はふるいを通過する装入物の流量だけでなく,個々の粒子の分離,質
量及び粒度に影響を及ぼす。
I.2 終点基準(本体の4.8.2)
粉化する疑いのある試料に対し,終点基準を適用することは適当でない。この場合,実用的な範囲で,
合意された時間制約に従う一定のふるい分け時間において,手動単体ふるい分けを行うことが望ましい。
粉化の少ない試料に対しても,終点基準を厳密に適用することは実用的でなく,経験に基づく一定のふる
い分け時間が利用に便利なこともある。
また,湿式ふるい分けに対し終点基準を厳密に適用することも,しばしば不都合を生じる。一定のふる
い分け時間の適用が可能であり,また,ふるいの下側から出る水洗水が適当に澄んだと目視した時点で,
ふるい分けが完了したとみなすこともできる。
粉鉱石の乾式ふるい分けは,ふるい目が目詰まりしやすい傾向から,問題を起こすことがある。ふるい
分け操作を通じて注意が必要で,水分の変化を測定しながら配慮する。正確な乾式粒度分析,又は1 mm
未満の鉄鉱石類の粒度分析においては,試料は自然に流動させることが必要である。多くの鉄鉱石類の場
合,表面の水分がこの性質に逆の影響を及ぼす。試料は適度に乾燥し,必要によっては水分ゼロとするこ
とが望ましい。
I.3 ふるい面の材料(本体の5.1.3)
鉄鉱石類の密度が高いことから,4 mmを超える目開きのふるい面としては打抜き鋼板が望ましい。4 mm
以下の目開きに対しては,織網を用いなければならない。打抜き鋼板と織網とを不必要に混在させること
は,結果の連続性を保証するために避けることが望ましい。
織網を,特に+4 mmの範囲で用いる場合は,次の点を留意しておくのがよい。
a) 円筒形の枠のふるいでは,部分的な目詰まりが避けられない。このため,ふるい下粒子が部分的に目
詰まりしたふるい目に挟まれ,偶然にふるい上粒子とみなされる確率が増大する。
――――― [JIS M 8706 pdf 37] ―――――
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M 8706 : 2015
b) 目開きの許容誤差は,打抜き鋼板のほうが大きく,これが結果に影響する可能性がある。
c) この種のふるい面はゆがみやすい。
打抜き鋼板をふるい面に用いる場合,全ての不完全な目開きは目を詰めることが望ましい。部分的な目
詰まりに挟まれた粒子を,計量する前に砕かず正確に粒度測定するときは,目を詰める操作は省略しても
よい。
――――― [JIS M 8706 pdf 38] ―――――
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M 8706 : 2015
附属書J
(参考)
平均粒度の算出
試料の粒度分布が%表示されている場合,平均粒度は次の式で求める。
fidi
APS
100
ここに, APS : 平均粒度(mm)
fi : 粒度区分ごとの質量分率(%)
di : 粒度区分の中間ふるい目(mm)
粒度区分の中間ふるい目diは,次の計算によって求める。
a) 最大の粒度区分については,当該ふるい目及びR 20又はR 40/3のシリーズでの一つ上のふるい目と
の算術平均値を適用する。
b) 中間の粒度区分については,構成する二つのふるい目の算術平均値を適用する。
c) 最小のふるい区分では,当該ふるい目の1/2を適用する。
計算例
ふるい目サイズ 中間ふるい目di 粒度区分の di×fi
mm mm 質量分率(%)fi
20.0
18.0 19.0 0.7 13.30
16.0 17.0 4.5 76.50
14.0 15.0 11.8 177.00
12.5 13.25 27.2 360.40
11.2 11.85 49.3 584.205
9.0 10.10 3.8 38.38
8.0 8.50 1.7 14.45
6.3 7.15 0.4 2.86
5.0 5.65 0.3 1.695
−5.0 2.50 0.3 0.75
合計 100 1 269.54
APS=1 269.54/100=12.7 mm
――――― [JIS M 8706 pdf 39] ―――――
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M 8706 : 2015
附属書JA
(規定)
計算受入れ時水分基準の粒度試験方法
JA.1 適用
この附属書は,契約粒度が受入れ時水分基準(natural basis)で,微粉を含んだ鉄鉱石を計算受入れ時水
分基準で表す場合の粒度試験の要領を規定する。
JA.2 内容
次の手順に従って粒度試験を行い,計算受入れ時水分基準のロットの粒度とする。
a) 受入れ時水分基準(natural basis)でふるい分け可能な粒度1) で,例えば,契約の上限粒度又は契約の
上限粒度と下限粒度との間の適切な目開きのふるいを用い,乾式でふるい分ける。
注1) 2.8 mm以上,できれば4 mm以上が望ましい。
b) ふるい下を恒量になるまで乾燥する。
c) 乾燥したふるい下は,その全量又は縮分基準に従って縮分した試料を,必要な目開きのふるいでふる
い分ける。
d) ) で得た結果(乾量基準)を,粒度区分ごとの水分値の差異は考慮せずに,a) の第1次ふるいの結
果の比率(受入れ時水分基準)を用いて換算する。
契約粒度が10 mm及び150 μmでの処理例を,図JA.1に示す。
――――― [JIS M 8706 pdf 40] ―――――
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JIS M 8706:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4701:2008(MOD)
JIS M 8706:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 73 : 鉱採及び鉱物 > 73.060 : 金属鉱物及びそれらの濃縮物 > 73.060.10 : 鉄鉱石
JIS M 8706:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISM8700:2013
- 鉄鉱石及び還元鉄―用語
- JISM8702:2019
- 鉄鉱石―サンプリング及び試料調製方法
- JISM8704:2015
- 鉄鉱石―ロットの質量及び品質特性値の決定方法
- JISM8705:2015
- 鉄鉱石―ロットの水分決定方法
- JISM8708:2005
- 鉄鉱石―サンプリング,試料調製及び測定の精度を確認する実験方法
- JISM8708:2021
- 鉄鉱石―サンプリング,試料調製及び測定の精度を確認する実験方法
- JISM8709:2006
- 鉄鉱石―サンプリングの偏りを調査する実験方法
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい
- JISZ8801-2:2000
- 試験用ふるい―第2部:金属製板ふるい
- JISZ8815:1994
- ふるい分け試験方法通則