JIS R 1703-2:2014 ファインセラミックス―光触媒材料のセルフクリーニング性能試験方法―第2部:湿式分解性能

JIS R 1703-2:2014 規格概要

この規格 R1703-2は、平板状の光触媒材料のセルフクリーニング性能に影響を与える指標のうち,湿式分解性能の測定について規定。水が染み込んで保持できないような透水性のある光触媒材料には適用しない。

JISR1703-2 規格全文情報

規格番号
JIS R1703-2 
規格名称
ファインセラミックス―光触媒材料のセルフクリーニング性能試験方法―第2部 : 湿式分解性能
規格名称英語訳
Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics) -- Test method for self-cleaning performance of photocatalytic materials -- Part 2:Decomposition of wet methylene blue
制定年月日
2007年7月20日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 10678:2010(MOD)
国際規格分類

ICS

81.060.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ファインセラミックス 2018
改訂:履歴
2007-07-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2014-02-20 改正日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS R 1703-2:2014 PDF [13]
                                                                                 R 1703-2 : 2014

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 試験装置・・・・[2]
  •  4.1 器具及び装置・・・・[2]
  •  4.2 試薬・・・・[3]
  •  4.3 試験室の温度及び湿度・・・・[3]
  •  4.4 試料の標準状態・・・・[3]
  •  5 試験操作・・・・[3]
  •  5.1 試験片の調製・・・・[3]
  •  5.2 有機物の除去・・・・[4]
  •  5.3 メチレンブルー吸着液及びメチレンブルー試験液の調製・・・・[4]
  •  5.4 試験片の実験準備・・・・[4]
  •  5.5 放射照度の調整・・・・[4]
  •  5.6 メチレンブルーの吸着・・・・[5]
  •  5.7 初期吸光スペクトルの測定・・・・[5]
  •  5.8 紫外光照射によるメチレンブルー分解・・・・[6]
  •  5.9 暗条件によるメチレンブルー吸着・・・・[6]
  •  6 試験結果の計算・・・・[6]
  •  7 試験結果の報告・・・・[8]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS R 1703-2 pdf 1] ―――――

R 1703-2 : 2014

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
ファインセラミックス協会(JFCA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して
日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した
日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS R 1703-2:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格に従うことは,次に示す特許権及び出願公開後の特許出願の使用に該当するおそれがあるので,
留意すること。
− 発明の名称 光触媒活性の測定方法及び光触媒活性評価フィルム
− 設定の登録年月日 2003年7月11日
− 発明の名称 光触媒活性の測定方法およびその装置
− 設定の登録年月日 2001年11月2日
上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施
を許諾等する意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対し
ては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。
この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ
る。
この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標
準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。
なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。
JIS R 1703の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS R 1703-1 第1部 : 水接触角の測定
JIS R 1703-2 第2部 : 湿式分解性能

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS R 1703-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
R 1703-2 : 2014

ファインセラミックス−光触媒材料のセルフクリーニング性能試験方法−第2部 : 湿式分解性能

Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics)-Test method for self-cleaning performance of photocatalytic materials-Part 2: Decomposition of wet methylene blue

序文

  この規格は,2010年に第1版として発行されたISO 10678を基とし,このISO 10678の一部の内容を追
加し,整合させるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,平板状の光触媒材料のセルフクリーニング性能に影響を与える指標のうち,湿式分解性能
の測定について規定する。
ただし,水が染み込んで保持できないような透水性のある光触媒材料には適用しない。
なお,この規格は,主として太陽光の照射下において波長300380 nmの紫外線領域で効果を示す光触
媒を対象としている。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 10678:2010,Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics)−Determination of
photocatalytic activity of surfaces in an aqueous medium by degradation of methylene blue(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 0970 ピストン式ピペット
JIS K 7100 プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8101 エタノール(99.5)(試薬)

――――― [JIS R 1703-2 pdf 3] ―――――

2
R 1703-2 : 2014
JIS K 8897 メチレンブルー(試薬)
JIS R 1702 ファインセラミックス−光触媒抗菌加工製品の抗菌性試験方法・抗菌効果
JIS R 1703-1 ファインセラミックス−光触媒材料のセルフクリーニング性能試験方法−第1部 : 水接
触角の測定
JIS R 1709 ファインセラミックス−紫外線励起形光触媒試験用光源
JIS R 3505 ガラス製体積計
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS R 1703-1によるほか,次による。
3.1
湿式分解性能(decomposition performance in an aqueous medium)
製品の表面において,溶液中の有機物を酸化分解する能力。
3.2
分解活性指数,R(decomposition activity index)
湿式分解性能を利用した光触媒材料のセルフクリーニング性能の尺度となる値。
注記 分解活性指数は,μmol/L/minで表す。
3.3
光照射下での分解活性指数,Rirr(decomposition activity index under UV irradiation)
湿式分解性能を利用した光触媒材料の光照射下でのセルフクリーニング性能の尺度となる値。
注記 光照射下での分解活性指数は,μmol/L/minで表す。
3.4
暗所吸着指数,Rdark(adsorption index in dark)
光触媒材料の暗所での吸着性能の尺度となる値。
注記 暗所吸着指数は,μmol/L/minで表す。

4 試験装置

4.1 器具及び装置

4.1.1  試験セル ポリエチレン,ポリプロピレン,PMMA,ガラスなどのメチレンブルーを吸着しない材
質で,内径が40 mm,高さが30 mmの円筒形とする。試験中に円筒底面と試験片の間から液漏れがないよ
う,底面の平滑性の高いものが望ましい。製品の形状によって,φ40 mmの試験セルを載せるのが困難な
場合は,同様の材質で,内側の断面積及び高さが同等のセルを用いてもよい。
4.1.2 ピペット JIS K 0970又はJIS R 3505のクラスA又はこれと同等の精度をもつものとする。
4.1.3 分光光度計 波長域600700 nmの吸光スペクトルが,バンド幅1 nmで,小数点以下3桁まで測
定できるものとする。
4.1.4 分光光度計用測定セル ガラス又は樹脂製で,光路長10 mmのもの。波長域600700 nmでの透
過率が80 %以上のものとする。
4.1.5 ブラックライトブルー蛍光ランプ JIS R 1709に規定するもの。
注記 一般に,UVAと呼ばれる紫外線を出すランプで351 nmにピーク放射をもつものであって,可

――――― [JIS R 1703-2 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
R 1703-2 : 2014
視光を吸収する青色ガラスを使用した紫外線蛍光ランプを使用することを推奨する。
4.1.6 紫外光照射装置 ランプからの光が,試験片に均一に照射され,周囲からの光を遮断することがで
き,放射照度を調整できるように,試験片又はランプの位置を可動形とする。ランプ反射板を取り付ける
場合は,紫外放射の吸収及び劣化の少ない材料を使用し,試験片位置で放射照度が測定できる構造とする。
4.1.7 紫外放射照度計 JIS R 1709に規定するもの。
4.1.8 ガラス板試験片 厚みが2 mm以内の光触媒加工していないガラス板から切り取ったもので,表面
が平滑で,JIS R 1702の7.6(透過率の測定)に規定する方法で350360 nmの透過率が70 %以上のもの。
試験セルをシリコーングリースで固定してメチレンブルー吸着液及びメチレンブルー試験液が保持できる
もの。
4.1.9 カバーガラス 厚みが1.1 mm以内の光触媒加工していないガラス板から切り取ったもので,表面
が平滑で,JIS R 1702の7.6に規定する方法で350360 nmの透過率が70 %以上のもの。試験セルの上部
を塞ぎ,メチレンブルー吸着液及びメチレンブルー試験液の蒸発を防止することができるもの。

4.2 試薬

4.2.1  エタノール JIS K 8101に規定する1級以上のものとする。
4.2.2 アセトン JIS K 8034に規定する特級のものとする。
4.2.3 メチレンブルー JIS K 8897に規定するものとする。
4.2.4 精製水 JIS K 0557に規定のA3又はA4に適合するものとする。
4.2.5 シリコーングリース 高真空用で耐薬品性のものとする。

4.3 試験室の温度及び湿度

  試験室は,JIS K 7100に規定する標準温度状態3級及び標準湿度状態3級[温度(23±5) ℃,相対湿度
20
(50+−)
10
%],又はJIS Z 8703に規定する標準温度状態20 ℃ 5級及び標準湿度状態65 % 10級[温度(20±
5) ℃,相対湿度(65±10) %]とすることが望ましい。試験結果の報告には,適用した試験室の温度及び湿
度を記録しなければならない。

4.4 試料の標準状態

  試料は通常,製造後12時間以上経過したものであって,試験前1時間以上,4.3に規定する状態に置か
なければならない。

5 試験操作

5.1 試験片の調製

  試験片の調製は,次による。
a) 光触媒材料の平らな部分を60±2 mm角の大きさに切り取り,これを標準の大きさの試験片とする。
これらを3個準備する。紫外光照射を行わない暗条件の試験を加える場合は,更に3個準備する。
b) 試験片と同じ大きさのガラス板試験片1個を準備する。紫外放射の351 nmにおける透過率Tglass(%)
をあらかじめ測定しておく。透過率が70 %以上であれば,ガラスの種類,厚みなどは特に規定しない。
c) 試験片の調製に当たっては,油などの有機物汚染,光触媒材料間の相互汚染などに十分注意する。試
験片は,光触媒材料そのものから採取することが望ましいが,光触媒材料の形状から試験片の調製が
困難な場合は,同じ原料及び加工方法で別途同一材質の平板基材状に加工したものから試験片を調製
してもよい。
d) 光触媒材料を60±2 mm角に切り取ることが困難又は不可能な場合,試験セルを載せることが可能な
試験片の形状及び大きさであれば,ここに規定する形状及び大きさ以外の試験片を使用してもよい。

――――― [JIS R 1703-2 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS R 1703-2:2014の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10678:2010(MOD)

JIS R 1703-2:2014の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 1703-2:2014の関連規格と引用規格一覧