JIS R 3110:2021 建築用ガラスの振り子衝撃試験方法 | ページ 2

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4.2 装置

4.2.1 試験枠
試験枠は,架台及び取付枠からなり,次による。
a) 架台 架台は,垂直枠,床固定材及び補強材で構成し,JIS G 3192に規定する熱間圧延溝形鋼を溶接
するか,又はJIS B 1180に規定する六角ボルトで締め付けることによって組み立てる。取付枠[4.2.1
b)参照]の取付面は,剛性が高い平面とする。床固定材は,コンクリート床に確実に固定する。補強
材は,衝撃を加えたときの動揺及びゆがみを防ぐために,近接する強じん(靭)な壁又は床固定材に
固定する(図1のA3参照)。
垂直枠の開口部の寸法は,次による(図2参照)。
− 幅の内寸法 : 847 mm±5 mm
− 高さの内寸法 : 1 910 mm±5 mm

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単位 mm
図2−垂直枠の開口部の寸法
b) 取付枠 取付枠は,内側取付枠及び外側取付枠で構成し,試験体を規定の位置に保持するために,試
験体の周囲を支持する部品を取り付け,架台[4.2.1 a) 参照]に設置する。取付枠には,木製又は鋼製
の部材を使用する。木製の部材は,日本農林規格に規定する構造用製材1)を使用する。鋼製の部材は,
JIS G 3466に規定する一般構造用角形鋼管又はJIS G 3192に規定する熱間圧延溝形鋼を使用する。2
種類の取付枠の例を図3に示す。内側取付枠は,垂直枠(図1のA1参照)の開口部と中心を合わせ
て取り付ける。取付枠は,試験体を挟み込むときに発生する圧力に耐えることが可能となるように,
適切な剛性をもたなければならない。
注1) 日本農林規格に規定する構造用製材には,アカマツ,カラマツ,ヒノキ,スギなどがある。
取付枠の開口部の寸法は,次による。
− 幅の内寸法 : 847 mm±5 mm

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− 高さの内寸法 : 1 910 mm±5 mm
取付枠の試験体に接触する全ての部分に,帯状のゴム板2)を取り付ける。ゴム板は幅20 mm±2 mm
及び厚さ10 mm±1 mmとし,JIS K 6253-2に規定するN法による硬度60 IRHD±5 IRHDとする。
注2) ゴム板は,一般的にクロロプレンゴム又は同等の材質のものを用いている。
記号説明
A 木製の外側取付枠 (幅50 mm以上,厚さ38 mm以上)
B ゴム板 (20 mm±2 mm)×(10 mm±1 mm)
C 試験体
D 木製の内側取付枠 (幅50 mm以上,厚さ19 mm以上)
E 垂直枠(熱間圧延溝形鋼 100 mm以上×50 mm以上×5 mm以上)
F 挟み板〔あらかじめ5 %15 %のゴム圧縮を見込んで厚さを選択する[6.2 b) 参照]。〕
a) 木製取付枠の例
図3−取付枠の例

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記号説明
G 鋼製の外側取付枠 (一般構造用角形鋼管 100 mm×50 mm×5 mm以上)
H ゴム板 (20 mm±2 mm)×(10 mm±1 mm)
I 試験体
J 鋼製の内側取付枠 (一般構造用角形鋼管 100 mm×50 mm×5 mm以上)
K 垂直枠(熱間圧延溝形鋼 100 mm×50 mm×5 mm以上)
b) 鋼製取付枠の例
図3−取付枠の例(続き)
4.2.2 加撃体
加撃体は,ショットバッグ加撃体及びツインタイヤ加撃体の2種類とし,a)及びb)による。いずれの加
撃体も,つり下げ装置(4.2.3参照)並びに引上げケーブル及び開放機構(4.2.4参照)を共に設置する。
注記 これらの加撃体は,人体を模擬したものである。
a) ショットバッグ加撃体 ショットバッグ加撃体は,次による。
1) 形状及び仕様 ショットバッグ加撃体の形状及び仕様は,次による。また,その他の形状及び仕様
を,例として図4に示す。
1.1) ショットバッグ加撃体は,直径2.5 mm±0.1 mmの鉛散弾を充した革袋とし,革袋表面をガラス
繊維補強粘着テープ(以下,テープという。)で完全に覆う。
1.2) 革袋は,1.5 mm厚さの柔軟な皮革を用いる。2枚の小片A及び4枚の小片Bで構成する革袋の小
片の例を,図5に示す。
1.3) 総質量は,45.0 kg±0.1 kgとする。
1.4) 最大直径部分の直径は,250 mm±20 mmとする。
1.5) ショットバッグ加撃体に充する鉛散弾は,チルド鉛散弾3)を用いる。
注3) チルド鉛散弾とは,数パーセントの金属を混ぜて硬度を高めた散弾をいう。

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2) 作製方法及び保守 ショットバッグ加撃体の作製方法及び保守は,附属書Aによる。
単位 mm
注記 括弧内の寸法は,作製する場合に参考となる寸法である。
記号 部品 参照する日本産業規格 数量(個) 仕様
1 アイナット JIS B 1169 2 M10 上部のアイナットの代わりに全ネ
ジボルトの先端を曲げてもよい。
2 平座金 JIS B 1256 2 呼び径10
3 六角ナット JIS B 1181 10 M10
4 ばね座金 JIS B 1251 4 呼び径10
5 スリーブナット − 1 長さ25 mm±1 mm 直径32 mm±1 mm
6 ホースクランプ − 1
7 ポリエステル製ガラス − 3巻 幅12 mm 厚さ0.15 mm 55 m巻
繊維補強粘着テープa)
8 革袋 − 1 合成皮革 厚さ1.5 mm
9 鉛散弾 − 約45 kg チルド鉛散弾 直径2.5 mm±0.1 mm
10 全ねじボルト JIS B 1180 1 M10 長さ400 mm
11 金属座金 − 2 厚さ4.8 mm±1.6 mm 直径76 mm±3 mm
注a) ポリエステル製ガラス繊維補強粘着テープと同等の製品の例として,ポリプロピレン製ガラス繊維補強
粘着テープがある。同じ結果となることを示すことが可能な場合は,同等の製品を適切に選定して使用
してもよい。
図4−ショットバッグ加撃体の形状及び仕様の例

――――― [JIS R 3110 pdf 10] ―――――

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JIS R 3110:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 29584:2015(MOD)

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JIS R 3110:2021の関連規格と引用規格一覧