JIS R 3110:2021 建築用ガラスの振り子衝撃試験方法 | ページ 8

           34
R 3110 : 2021
2500
2000
最大垂直ひずみ(ε×10-6)
1500
1000
平均+10%
500 平均値
平均-10%
0
0 100 200 300 400 500 600 700 800 9001000110012001300
落下高さ(mm)
図C.4−基準校正曲線(ショットバッグ加撃体の最大垂直ひずみ)
C.3 校正の頻度
校正は,少なくとも3年間隔で実施する。ただし,試験装置の構造部,ガラス支持部などを変更した場
合は,その都度試験の開始前に追加の校正を行う。
C.4 校正報告書
校正報告書には,次の情報を記載する。
a) 衝撃試験装置の所有者の名称,住所及び問合せ先
b) 校正試験の担当者名及び校正実施日
c) ガラスの種類及び厚さの呼び
d) 校正用試験体の寸法
e) 加撃体の種類
f) 試験装置の説明(例参照)
例 鋼製部材などの材料及びボルト止めなどの固定方法
g) 落下高さごとの全ての測定値
h) ひずみの平均値に基づいた曲線(落下高さと水平ひずみとの関係,落下高さと垂直ひずみとの関係)
及び使用したひずみゲージの種類
i) この規格及び附属書の番号(JIS R 3110の附属書C)

――――― [JIS R 3110 pdf 36] ―――――

                                                                                            35
R 3110 : 2021
附属書D
(規定)
試験体に生じた開口部の判定方法
D.1 判定に用いる機器
加撃体よって試験体に生じた球体が貫通する開口部の判定には,力計を用いる。力計のアーム先端に,
直径75 mm±2 mmの球体を取り付けた構成とする。力計は0.1 Nまで読取りができ,25.0 Nまで計測が可
能なものとする。球体は,押し付けたときに変形しない材料を選ぶ。力計の例を図D.1に示す。
D.2 作業
判定作業は,次による。
a) 力計を水平に保持し,試験体の開口部のうち最も抵抗が弱い箇所を選択して力計を押し込む。
b) 1)又は2)に示す状態となるまで,水平力を加えて力計を押し込む。
1) 25.0 Nの力に達しても,球体の最大直径部が試験体を貫通しない。
2) 25.0 Nの力に達することなく,球体の最大直径部が試験体を貫通する。
c) ) 2)のとき,球体が貫通する開口部が試験体に生じたと判定する。
ニュートン単位で力を表示
直径75 mm±2 mmの球
図D.1−開口部を確認する力計の例

――――― [JIS R 3110 pdf 37] ―――――

           36
R 3110 : 2021
参考文献
JIS B 1168 アイボルト
JIS B 1169 アイナット
JIS B 1181 六角ナット
JIS B 1251 ばね座金
JIS B 1256 平座金

――――― [JIS R 3110 pdf 38] ―――――

                                                                                            37
R 3110 : 2021
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS R 3110 ISO 29584:2015,(MOD)
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的差異のe) ISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
名称 名称 変更 安全ガラスの分類は各製品規格で規定す我が国の事情のため,
るため,規格の名称を変更した。 ISO規格への提案は行わ
ない。
1 1 変更 JISでは,振り子衝撃試験方法は,安全ガ
我が国の事情のため,
ISO規格への提案は行わ
ラスに限定せずに,建築用のガラス全般に
ない。
適用することとした。ただし,平板ガラス
に限ることを記載した。
削除 安全性の分類,加撃体の記載を削除した。
3.1 Annex E 追加 JISでは,ISO規格のAnnex Eに記載して 我が国の事情のため,
いる内容を定義して追加した。 ISO規格への提案は行わ
ない。
− 3.1 削除 JISでは,我が国の事情によって,対象を
我が国の事情のため,
ISO規格への提案は行わ
安全ガラスに限定しないため,“安全ガラ
ない。
ス”の定義は不要であり削除した。実質的
な技術的差異はない。
3.2 3.2 変更 JISでは,建築用ガラスの規格において定
我が国の事情のため,
ISO規格への提案は行わ
義を統一しているので,それに倣うことと
した。実質的な技術的差異はない。 ない。
− 3.5 削除 JISでは,6.3で記載した。 我が国の事情のため,
ISO規格への提案は行わ
ない。
図1 図2,図3 変更 JISでは,我が国の事情によって,JIS R我が国の事情のため,
3205及びJIS R 3206に記載している図にISO規格への提案は行わ
変更し,ISO規格の図2及び図3の凡例を ない。
変更した。実質的な技術的差異はない。
4.2.1 b) 5.1.2 変更 JISでは,我が国の事情によって,JIS R我が国の事情のため,
3205及びJIS R 3206に記載している木製ISO規格への提案は行わ
ない。
の取付枠も使用可能とした。実質的な技術
的差異はない。
追加 部材として使用する木材及び鋼の引用規
格を追加した。
図3 a) − 追加 JISでは,我が国の事情によって,JIS R我が国の事情のため,
3205及びJIS R 3206に従って作製した試ISO規格への提案は行わ
験装置が使用可能となるように,JIS R ない。
3205の図3を追加した。
図3 b) 図5 変更 JISに規定する鋼管が使用可能となるよう
我が国の事情のため,
ISO規格への提案は行わ
に断面寸法を変更した。実質的な技術的差
異はない。 ない。

――――― [JIS R 3110 pdf 39] ―――――

           38
R 3110 : 2021
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的差異のe) ISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
4.2.2 a) 5.1.3.1.1 追加 JISでは,ショットバッグ加撃体の直径及
我が国の事情のため,
ISO規格への提案は行わ
び許容値を追加した。実質的な技術的差異
はない。 ない。
− 5.1.3.1.3 削除 JISでは,保守の規定をA.2に移動した。我が国の事情のため,
ISO規格への提案は行わ
ない。
図4 図6 変更 JISでは,使用者の便宜を図るため,作製
我が国の事情のため,
ISO規格への提案は行わ
をしやすいように,参考となる情報及び寸
法を記載した。実質的な技術的差異はなない。
い。
図5 図7 変更 ISO規格の改正提案を行
JISでは,必要な寸法を追加して変更した。
う。
4.2.2 b) 5.1.3.2.2 追加 JISでは,使用者の便宜を図るため,作製
我が国の事情のため,
方法の記載を追加した。 ISO規格への提案は行わ
ない。
図6 図8 追加 我が国の事情によって,例として示し,JIS
我が国の事情のため,
として必要な部品図及び部品の仕様を追ISO規格への提案は行わ
加した。 ない。
図7 図8 追加 我が国の事情によって,例として示し,JIS
我が国の事情のため,
として必要な部品図及び部品の仕様を追ISO規格への提案は行わ
加した。 ない。
4.2.3 b) 5.1.4 変更 JISでは,我が国の事情によって,JIS R我が国の事情のため,
3205及びJIS R 3206のショットバッグ試ISO規格への提案は行わ
験に記載するつり下げケーブルの直径もない。
利用可能にするため,直径の範囲を変更し
た。
5.1 5.3.1 変更 ISO規格では,一枚のガラス製品に限定を
我が国の事情のため,
ISO規格への提案は行わ
しているが,JISでは,使用者の便宜を図
ない。
るため,中空層をもつ複層ガラス及び真空
ガラスも試験体に含めるようにした。
5.2 5.3.2 追加 JISでは,我が国の事情によって,かかり
我が国の事情のため,
ISO規格への提案は行わ
代の情報を追加し,JIS R 3205及びJIS R
3206に規定しているショットバッグ試験ない。
の試験体寸法も許容範囲に含まれるよう
に変更した。
変更 さらに,製造可能な寸法がそれよりも小さ
い場合は,最大の製造可能寸法とすること
が可能となるようにした。
6.1 5.3.4 変更 JISでは,我が国の事情によって,試験中
我が国の事情のため,
ISO規格への提案は行わ
の温度管理を規定しないため,試験体の温
度変化を最小限にするため養生を試験直ない。
前まで行うように変更した。
6.2 a) 5.4.3 追加 JISでは,使用者の便宜を図るため,二つ
我が国の事情のため,
の加撃体の落下高さを調整する位置を明ISO規格への提案は行わ
確にした。 ない。

――――― [JIS R 3110 pdf 40] ―――――

次のページ PDF 41

JIS R 3110:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 29584:2015(MOD)

JIS R 3110:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 3110:2021の関連規格と引用規格一覧