29
R 3110 : 2021
附属書C
(規定)
試験装置の校正
C.1 校正方法
C.1.1 校正用試験体
校正に用いる試験体は,次による。
a) 校正用試験体は,JIS R 3206に規定するフロート強化ガラスとする。
b) 呼び厚さは,10ミリとする。
c) 寸法は,次による。
− 幅 864 mm −2+14 mm
− 高さ 1 930 mm −2+10 mm
d) 校正用試験体から全てのマスキング及びこん(梱)包材を取り外し,20 ℃±5 ℃の温度で最低12時
間養生する。
C.1.2 校正手順
校正手順は,次による。
a) 水平及び垂直方向のひずみを測定するため,ガラスの中央に2軸又は3軸のひずみゲージを接着する。
ひずみゲージは,次による。
− 24 ℃における抵抗値 : 350.00 Ω±1.75 Ω又は120.00 Ω±0.60 Ω
− グリッドの長さ : 3.18 mm5 mm
− グリッドの幅 : 1.4 mm4.57 mm
b) 接着したひずみゲージが加撃側と反対側となるように,校正用試験体を取付枠内に固定する。試験体
を木製取付枠又は鋼製取付枠[4.2.1 b)参照]に固定するときは,ゴム厚さの5 %15 %の範囲で圧縮
させ確実に固定する。
c) 加撃体には,ショットバッグ加撃体又はツインタイヤ加撃体のいずれかを使用する。ツインタイヤ加
撃体を使用する場合は,両方のタイヤの空気力は,0.35 MPa±0.02 MPaとする。
d) 加撃体を表C.1に示す最も低い落下高さ(200 mm)の位置まで持ち上げて,動かないように静止させ
る。つり下げケーブルはたるみのない状態とし,加撃体及びケーブルが,一直線になるようにする。
e) 加撃体を振り子状に初期速度がない状態から落下させる。
f) 加撃は,校正用試験体の中央部に一度だけ当たるようにする。
g) 水平及び垂直方向のひずみを3回測定して記録する。サンプリング周波数は2 kHz以上とし,フィル
ター処理はなしとする。1水準の落下高さにつき,3回の測定から水平及び垂直方向の最大値の平均値
を計算し,記録する。この手順を落下高さごとに繰り返す。落下高さは,表C.1による。
――――― [JIS R 3110 pdf 31] ―――――
30
R 3110 : 2021
表C.1−校正試験の落下高さ
単位 mm
落下高さ
200
250
300
450
700
1000
1200
C.2 基準校正曲線
校正手順(C.1.2)によって得られた結果に対する標準として,基準校正曲線を用いる。ツインタイヤ加
撃体の場合の基準校正曲線は,表C.2及び表C.3によって作成した図C.1及び図C.2による。ショットバ
ッグ加撃体の場合の基準校正曲線は,表C.4及び表C.5によって作成した図C.3及び図C.4による。
試験中に加撃体から試験体に加えられたエネルギーが規定された範囲にあることを確実にするため,校
正手順(C.1.2)を実施して得られた曲線は,基準校正曲線が示す値の±10 %以内でなければならない。
表C.2−ツインタイヤ加撃体の最大水平ひずみ基準校正値
落下高さ 平均値 平均−10 % 平均+10 %
mm (×10−6) (×10−6) (×10−6)
200 1 275 1 147 1 402
250 1 418 1 276 1 559
300 1 542 1 388 1 696
450 1 793 1 613 1 972
700 2 063 1 857 2 269
1000 2 327 2 094 2 559
1200 2 503 2 252 2 753
――――― [JIS R 3110 pdf 32] ―――――
31
R 3110 : 2021
3000
2500
0 )
-6
2000
最大水平ひずみ(ε×1
1500
1000
平均+10%
500 平均値
平均-10%
0
0 100 200 300 400 500 600 700 800 9001000110012001300
落下高さ(mm)
図C.1−基準校正曲線(ツインタイヤ加撃体の最大水平ひずみ)
表C.3−ツインタイヤ加撃体の最大垂直ひずみ基準校正値
落下高さ 平均値 平均−10 % 平均+10 %
mm (×10−6) (×10−6) (×10−6)
200 805 724 885
250 911 820 1002
300 1013 912 1114
450 1181 1063 1299
700 1389 1250 1528
1000 1601 1440 1761
1200 1742 1567 1916
――――― [JIS R 3110 pdf 33] ―――――
32
R 3110 : 2021
2500
2000
最大垂直ひずみ(ε×1 0 )
-6
1500
1000
平均+10%
500 平均値
平均-10%
0
0 100 200 300 400 500 600 700 800 9001000110012001300
落下高さ(mm)
図C.2−基準校正曲線(ツインタイヤ加撃体の最大垂直ひずみ)
表C.4−ショットバッグ加撃体の最大水平ひずみ基準校正値
落下高さ 平均値 平均−10 % 平均+10 %
mm (×10−6) (×10−6) (×10−6)
200 1 174 1 057 1 291
250 1 298 1 169 1 428
300 1 434 1 290 1 557
450 1 762 1 586 1 939
700 2 159 1 943 2 375
1000 2 567 2 311 2 824
1200 2 764 2 487 3 040
――――― [JIS R 3110 pdf 34] ―――――
33
R 3110 : 2021
3500
3000
0 )
-6
2500
最大水平ひずみ(ε×1
2000
1500
1000 平均+10%
平均値
500
平均-10%
0
0 100 200 300 400 500 600 700 800 9001000110012001300
落下高さ(mm)
図C.3−基準校正曲線(ショットバッグ加撃体の最大水平ひずみ)
表C.5−ショットバッグ加撃体の最大垂直ひずみ基準校正値
落下高さ 平均値 平均−10 % 平均+10 %
mm (×10−6) (×10−6) (×10−6)
200 843 759 928
250 943 849 1038
300 1029 926 1131
450 1249 1124 1373
700 1512 1361 1664
1000 1810 1629 1991
1200 1963 1767 2160
――――― [JIS R 3110 pdf 35] ―――――
次のページ PDF 36
JIS R 3110:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 29584:2015(MOD)
JIS R 3110:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 81 : ガラス及びセラミック工業 > 81.040 : ガラス > 81.040.20 : 建築物に使用するガラス
JIS R 3110:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1180:2014
- 六角ボルト
- JISG3192:2014
- 熱間圧延形鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
- JISG3192:2021
- 熱間圧延形鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
- JISG3466:2015
- 一般構造用角形鋼管
- JISG3466:2021
- 一般構造用角形鋼管
- JISG3525:2013
- ワイヤロープ
- JISK6253-2:2012
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第2部:国際ゴム硬さ(10 IRHD~100 IRHD)
- JISR3206:2003
- 強化ガラス