この規格ページの目次
4
S 6039 : 2020
表3−油性ボールペン及びレフィルの品質
項目 一般筆記用 公文書用 試験方法
筆記性能 9.3.2
20 cm以内で円滑な筆記が始まり,明らかなかすれ及び濃度のばらつき
のない筆記距離は,300 m以上とする。
裏抜け 裏抜けがないものとする。 9.3.3
乾燥性 次のa) 又はb) のいずれかとする。 9.3.4 a)
a) 筆記線に汚れが認められないものとする。 9.3.4 b)
b) 転写の形跡が認められないものとする。
複写性能 複写した線が視認できるものとする。 9.3.5
耐水性 筆記線が視認できるものとする。 9.3.6
耐光性 筆記線が視認できるものとする。 9.3.7
保存性 筆記性能に適合するものとする。 9.3.8
耐消しゴム性 筆記線が見えなくなる前に 9.3.9
− 試験紙の表面の損傷が明ら
かに現れるものとする。
耐アルコール性 筆記線が視認できるものと 9.3.10
−
する。
耐塩酸性 筆記線が視認できるものと 9.3.11
−
する。
耐アンモニア性 筆記線が視認できるものと 9.3.12
−
する。
耐漂白性 筆記線が視認できるものと 9.3.13
−
する。
有害物質a) 油性ボールペンインキは, 9.3.14
アンチモンが60 mg/kg以下,ひ素が25 mg/kg以下,
バリウムが1 000 mg/kg以下,カドミウムが75 mg/kg以下,
クロムが60 mg/kg以下,鉛が90 mg/kg以下,
水銀が60 mg/kg以下,及びセレンが500 mg/kg以下とする。
注a) この品質項目は14歳までの子どもの使用のために設計した,又は明らかに意図して作製したものに適用する。
5.3 キャップの安全要件
キャップ付きの油性ボールペンの場合,キャップによる窒息のリスクを軽減するためのキャップの仕様
は,JIS S 6060による。
6 レフィルの形状及び寸法並びに構造
レフィルの形状及び寸法は,表4表7のとおりとする。ただし,表4表7に示す形状·寸法に該当し
ないものは,形式記号Hとする。
なお,参考のために,レフィル及びチップ(先端の筆記機構部分)の概略の構造及び各部の一般的な名
称を,図1に示す。
――――― [JIS S 6039 pdf 6] ―――――
5
S 6039 : 2020
表4−A1形,A2形及びB形のレフィルの形状及び寸法
単位 mm
形式 a b c d e f
記号
0 0.5
A1 106.8±0.2 3.2−
0.2 2.4±0.02 10.2±0.5 33.4+
0 4.3±0.2
0 0.5 0.5
A2 106.8±0.2 3.2−
0.2 1.6±0.02 7.5+
0
33.4+
0 4.3±0.2
0.2
−
B 98.2±0.3 3+
0.1 2.28±0.04 ≧7 21±2 −
表5−D形,E形及びF形のレフィルの形状及び寸法
単位 mm
形式 a b c d
記号
0.3
D a) 67+
0
0
2.35−0.05 2.35+00.05 3±0.2
0.2
−
E b) 140±2 3+
0.1 2.25±0.03 7.5±0.5
0.2
−
F b) 143±2 3+
0.1 2.3±0.03 8.5±0.5
注a) 拡大部は,X図を適用する。
b) 拡大部は,Y図を適用する。
――――― [JIS S 6039 pdf 7] ―――――
6
S 6039 : 2020
表6−G1形のレフィルの形状及び寸法
単位 mm
形式 a b c d e f g h
記号
0
G1 106.8±0.2 3.2 −
0.1 1.6±0.02
0.5
7.5+
0 30.5±0.25 5±0.05
0
3.3−
0.1 13.8±0.5
表7−G2形のレフィルの形状及び寸法
単位 mm
形式 a b c d e f g h
記号
0.40 0.1
− 0.03
G2 98.1+
−0.35 6+
0.2
2.54+
−0.046.2±0.2 23.2±1 5.8±0.1 2.4±0.1 0.6±0.2
――――― [JIS S 6039 pdf 8] ―――――
7
S 6039 : 2020
図1−油性ボールペン及びレフィルの構造の代表例並びに各部の一般的な名称
7 材料
使用する材料は,環境側面及び安全性について配慮する。
8 試験機器,試験設備及び試験溶液
8.1 粘度計
JIS Z 8803に規定する円すい−平板形回転粘度計,共軸二重円筒形回転粘度計又は同等に粘度を測定で
きる試験装置を用いる。
8.2 筆記試験機
次の各条件にセットした筆記試験機とする。
a) 筆記力は,1.5 N±0.1 Nとする。また,力の加え方は次による。
1) 筆記試験機のペン軸にレフィル及び油性ボールペンを固定し,レフィル及び油性ボールペンの先端
部分をプッシュプルスケール又はばねばかりで鉛直につるす。
2) プッシュプルスケール又はばねばかりの表示が1.5 Nを指すまでペン軸ホルダにおもりを載せて調
節する。
b) 筆記角度は,試料を75°±5°に保持する。
c) 筆記速度は,4.5 m/min±0.5 m/minとする。
d) 筆記パターンは,線ピッチ1 mm5 mmで連続ら(螺)旋(円周100 mm)とする。
e) 下敷きは,磨かれたステンレス鋼板を用いる。
――――― [JIS S 6039 pdf 9] ―――――
8
S 6039 : 2020
8.3 試験用紙
試験用紙は,表8又は表9の仕様に適合するものとする。
表8−試験用紙A
仕様 試験方法
坪量 : 80 g/m2±5 g/m2 JIS P 8124
平滑度 : 3 0.25 JIS P 8151
焼却後の残留物 : (11±1)% 残留物(灰分),900 ℃燃焼時 JIS P 8252
=Cobb60=20 g/m2±3 g/m2)
)(∧
コッブ値 : 18 g/m2±2 g/m2(45 JIS P 8140
厚さ : 80 5 JIS P 8118
色 : 白 −
成分 : 100 %木材繊維,漂白 −
表9−試験用紙B
仕様 試験方法
坪量 : 70 g/m2±10 g/m2 JIS P 8124
平滑度(s) : 50±30 JIS P 8119
−%
2 残留物(灰分),900 ℃燃焼時
焼却後の残留物 : 7+
3 JIS P 8252
コッブ値Cobb60 : 25 g/m2±10 g/m2 JIS P 8140
厚さ : 80 10 JIS P 8118
色 : 白 −
成分 : 100 %木材繊維,漂白 −
8.4 消しゴム
JIS K 6253-3によって求めたタイプAデュロメータ硬さが45±5のもので研磨剤を含ま
ない消しゴム
8.5 複写性試験設備
静電式複写機又はテレファックス
8.6 耐光性試験装置
キセノンアークランプ式耐光性試験機又はこれと同等な試験装置
8.7 試験溶液
8.7.1 エタノール溶液 JIS K 8101によるエタノール50 %水溶液(体積分率)
8.7.2 塩酸溶液 JIS K 8180による塩酸10 %水溶液(質量分率)
8.7.3 アンモニア溶液 JIS K 8085によるアンモニア10 %水溶液(質量分率)
8.7.4 漂白剤溶液 新しく調合されたクロラミンT1)の3 %水溶液(質量分率)
注1) 標準名 : p-トルエンスルホンクロロアミドナトリウム三水和物
: Sodium-p-toluenesulfonchloramide trihydrate
9 試験
9.1 サンプリング
保存性試験(9.3.8参照)以外の試験に用いる油性ボールペン及びレフィルの試料は,製造後6か月以内
のものを用いる。
――――― [JIS S 6039 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS S 6039:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 12757-1:2017(MOD)
- ISO 12757-2:1998(MOD)
JIS S 6039:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.180 : 種々の家庭用及び商業用設備
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.100 : 工業製図 > 01.100.40 : 製図設備
JIS S 6039:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0116:2014
- 発光分光分析通則
- JISK0121:2006
- 原子吸光分析通則
- JISK6253-3:2012
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第3部:デュロメータ硬さ
- JISK8085:2006
- アンモニア水(試薬)
- JISK8085:2021
- アンモニア水(試薬)
- JISK8101:2006
- エタノール(99.5)(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISL0804:2004
- 変退色用グレースケール
- JISL0841:2004
- 日光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0843:2006
- キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISP8118:2014
- 紙及び板紙―厚さ,密度及び比容積の試験方法
- JISP8119:1998
- 紙及び板紙―ベック平滑度試験機による平滑度試験方法
- JISP8124:2011
- 紙及び板紙―坪量の測定方法
- JISP8140:1998
- 紙及び板紙―吸水度試験方法―コッブ法
- JISP8151:2004
- 紙及び板紙―表面粗さ及び平滑度試験方法(エア・リーク法)―プリント・サーフ試験機法
- JISP8252:2003
- 紙,板紙及びパルプ―灰分試験方法―900℃燃焼法
- JISS6060:2017
- 筆記及びマーキング用具―窒息のリスクを軽減するためのキャップ仕様
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8803:2011
- 液体の粘度測定方法