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X 0509 : 2012 (ISO/IEC 24724 : 2011)
に用い,数字当たり5ビット,文字当たり7ビット,句読文字当たり8ビットが必要である。
汎用データ圧縮は,7.2.5.4で規定した専用圧縮データ符号化方式の一つを用いて符号化するAIエレメ
ント列以外のAIエレメント列を符号化するために用いる。汎用データ圧縮領域は,可変長シンボルの最
後の領域である。汎用データ圧縮スキームを用いて,全てのデータを処理すると,7.2.5.5.4で説明する埋
め草(パディング)手順によって,汎用符号化手続が完了する。
7.2.5.5.1 数字符号化方式
数字符号化方式は,汎用データ符号化領域が開始すると最初に有効になる符号化方式である。この方式
は,2桁の数字,又は順序を問わない1桁の数字及びFNC1キャラクタを,7ビットに符号化する。7ビッ
トの値は,次の式によって決定する。
値 (11D 1) 2 8
ここに,D1及びD2は,1番目及び2番目の数字の値又はFNC1の値である(FNC1は,値10を割り当
てる。)。この値の範囲は,7ビット値“0001000”“1111111”に対応する8127になる(二つのFNC1
キャラクタを7ビットに符号化することはできない。)。領域の先頭にあるか又は前の数字符号化方式で符
号化した7ビット値の後にある0が四つ続く“0000”というバイナリシーケンスは,符号化方式の切換え,
つまり英数字符号化方式への変更を指示する(表11参照)。
表11−数字符号化方式
キャラクタ 符号化したバイナリデータ
ディジット−ディジット,ディジット−FNC1,FNC1−ディジット対 00010001111111
英数字切換え 0000
数字符号化方式シーケンスは,次のいずれかの条件に当てはまるまで,データキャラクタの組を符号化
し続ける。
a) 少なくとも二つのキャラクタが残っており,数字符号化方式を適用できない場合は,データ圧縮領域
に,英数字に切り換えるように符号化する。
b) 数字以外のキャラクタが一つ残っている場合は,データ圧縮領域に,英数字に切り換えるように符号
化する。
c) 数字キャラクタが一つ残っている場合は,最初に,現在のバイナリ列を符号化するのに必要なシンボ
ルサイズを計算する。次に,未使用ビット数を,合計ビット数の次の12の偶数倍にするのに必要な数
と等しくする。
1) 7ビットを超える未使用ビットが残っていれば,数字及びFNC1埋め草(パディング)を次の7ビ
ットに符号化する。この最後のFNC1は埋め草(パディング)として認識され,リーダからは送信
しない。
2) 46ビットの未使用ビットが残っていれば,数字の値に1を加えたものを次の4ビットに符号化す
る。
3) それ以外の場合は,次に大きいシンボルサイズを用いて数字及びFNC1埋め草(パディング)を,
次の7ビットに符号化する。この最後のFNC1は埋め草(パディング)として認識され,リーダか
らは送信しない。
残りのビットの場合は,7.2.5.5.4の埋め草(パディング)手順に従って符号化する。
――――― [JIS X 0509 pdf 36] ―――――
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X 0509 : 2012 (ISO/IEC 24724 : 2011)
d) キャラクタが残っていない場合,残りのビットの場合は,7.2.5.5.4の埋め草(パディング)手順に従
って符号化する。
英数字切換えを符号化すると,常に,その切換えを反映して符号化方式を変える。次のデータキャラク
タにJIS X 0201符号化方式が必要の場合は,英数字符号化方式によって,英数字切換えの直後にJIS X 0201
切換えを符号化する。
シンボルの末尾で数字圧縮が有効になっていれば,復号中に,次の特別な検査を行わなければならない。
a) 埋め草(パディング)シーケンスの直前にある数字符号化方式で符号化した最後の7ビットを符号化
し,その後にFNC1が続く場合は,そのFNC1を無視する。
b) 数字符号化方式が有効で,シンボルに46ビットだけが残っている場合は,残りのビットの先頭にあ
る4ビット列の値を10進数値に変換する。
1) その値が0である場合は,データメッセージを完了する。
2) それ以外の場合は,データメッセージに含まれる最後の桁として,10進数値から1を引いた値を復
号する。
7.2.5.5.2 英数字符号化方式
英数字符号化方式は,数字及びFNC1・数字切換え,英大文字,五つの句読文字及び二つの切換えキャ
ラクタを符号化する。符号化したビット列では,キャラクタ当たりのビット長は固定ではない。ビットは,
符号化した各キャラクタのビット長に従って配置する。36ビットに符号化した各キャラクタを,表12
に示す。
表12−英数字符号化方式
キャラクタ ASCII値 符号化値 符号化したバイナリデータ
09 4857 ASCII値から43を減じた値 0010101110
(5ビット)
FNC1・数字切換え 15(5ビット) 01111
AZ 6590 ASCII値から33を減じた値 100000111001
(6ビット)
* 42 58(6ビット) 111010
, 44 59(6ビット) 111011
- 45 60(6ビット) 111100
. 46 61(6ビット) 111101
/ 47 62(6ビット) 111110
数字切換え 0(3ビット) 000
JIS X 0201切換え 4(5ビット) 00100
データは,各キャラクタに対する可変長バイナリデータを,汎用データ圧縮領域に付加して符号化する。
ただし,次の例外がある。
a) 次のシンボルキャラクタがFNC1のとき,データを英数字符号化方式で符号化する。
b) 次のシンボルキャラクタを符号化するのにJIS X 0201符号化方式だけを用いる場合は,データ圧縮領
域にJIS X 0201切換えを符号化する。
c) 次の六つのシンボルキャラクタを数字符号化方式で符号化することができれば,データ圧縮領域に数
字切換えを符号化する。
d) 次の四つ以上のシンボルキャラクタを数字符号化方式で符号化することができ,かつ,そのシンボル
――――― [JIS X 0509 pdf 37] ―――――
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X 0509 : 2012 (ISO/IEC 24724 : 2011)
キャラクタでデータ列が終了する場合は,データ圧縮領域に数字切換えを符号化する。
切換えを符号化すると,常にその切換えを反映して符号化方式が変わる。
符号化されたビット領域は,以前に復号したキャラクタに引き続く領域(初めて復号する場合には,そ
の領域)の先頭にある1ビット又は3ビットを最初に調べてから復号する。
a) 最初のビットが“1”のとき,次のキャラクタを6ビットで構成するキャラクタとして復号する。
b) 最初の3ビットが“000”のとき,それは数字切換えである。
c) それ以外の場合は,次のキャラクタを5ビットで構成するキャラクタとして復号する。
7.2.5.5.3 JIS X 0201符号化方式
このモードは,数字,英大文字,英小文字,JIS X 0201の21個の句読文字のほか,このシンボル体系に
必要なFNC1及び二つの切換えキャラクタを符号化する。符号化したビット列では,キャラクタ当たりの
ビット長は固定ではない。ビットは,符号化した各キャラクタのビット長に従って配置する。各キャラク
タは,表13に示すように38ビットに符号化する。
表13−JIS X 0201符号化方式
キャラクタ ASCII値 符号化値 符号化したバイナリデータ
09 4857 ASCII値から 43を減じた値0010101110
(5ビット)
FNC1・数字切換え 15(5ビット) 01111
AZ 6590 10000001011001
ASCII値から1を減じた値(7
ビット)
az 97122 10110101110011
ASCII値から7を減じた値(7
ビット)
! 33 232(8ビット) 11101000
" 34 233(8ビット) 11101001
% 37 234(8ビット) 11101010
& 38 235(8ビット) 11101011
' 39 236(8ビット) 11101100
( 40 237(8ビット) 11101101
) 41 238(8ビット) 11101110
* 42 239(8ビット) 11101111
+ 43 240(8ビット) 11110000
, 44 241(8ビット) 11110001
- 45 242(8ビット) 11110010
. 46 243(8ビット) 11110011
/ 47 244(8ビット) 11110100
: 58 245(8ビット) 11110101
; 59 246(8ビット) 11110110
< 60 247(8ビット) 11110111
= 61 248(8ビット) 11111000
> 62 249(8ビット) 11111001
・ 63 250(8ビット) 11111010
95 251(8ビット) 11111011
スペース 32 252(8ビット) 11111100
数字切換え 0(3ビット) 000
英数字切換え 4(5ビット) 00100
――――― [JIS X 0509 pdf 38] ―――――
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X 0509 : 2012 (ISO/IEC 24724 : 2011)
データは,各キャラクタに対する可変長バイナリデータを,データ圧縮領域に付加して符号化する。た
だし,次の例外がある。
a) 次のシンボルキャラクタがFNC1のとき,データをJIS X 0201符号化方式で符号化する。
b) 次の四つのシンボルキャラクタを数字圧縮で符号化することができ,かつ,JIS X 0201符号化方式だ
けで符号化できるシンボルキャラクタが,次の10個のキャラクタの中になければ,データ圧縮領域に
数字切換えを符号化する。
c) 次の五つのシンボルキャラクタを英数字圧縮で符号化することができ,かつJIS X 0201符号化方式だ
けで符号化できるシンボルキャラクタが,次の10個のキャラクタの中になければ,データ圧縮領域に
英数字切換えを符号化する。
いずれの例外においても,10個未満のキャラクタでデータが終了する場合,上記の10キャラクタの試
験は,データの最後に到達した時点で完了する。切換えを符号化すると,切換えを反映して符号化方式が
変わる。
符号化されたビット領域は,以前に復号したキャラクタに引き続く領域(初めて復号する場合には,最
初の領域)の先頭にある3ビット又は5ビットを最初に調べてから復号する。
a) 最初の3ビットが“000”のとき,それは数字切換えである。
b) それ以外の場合は,最初の5ビットのバイナリ値に応じて次の処理を行う。
1) 15以下のとき,次のキャラクタを5ビットで構成するキャラクタとして復号する。
2) 1628のとき,次のキャラクタを7ビットで構成するキャラクタとして復号する。
3) 29以上のとき,次のキャラクタを8ビットで構成するキャラクタとして復号する。
7.2.5.5.4 汎用データ圧縮領域用の埋め草(パディング)ビット
シンボルに含むシンボルキャラクタの数は,そのシンボルに含むデータを符号化するのに必要な,最小
限にとどめるのがよい。データをデータ圧縮領域に符号化した後,シンボルに未使用ビットが残る場合が
ある。これらのビットは,シンボルのデータ容量を満たすまで,埋め草(パディング)ビットシーケンス
で埋めなければならない。
埋め草(パディング)ビット列は,5ビットの埋め草(パディング)シーケンス“00100”を繰り返して
作成するが,これは英数字符号化方式におけるJIS X 0201切換えであり,JIS X 0201符号化方式における
英数字切換えでもある。より多くのデータを符号化しなくても,符号化モード及びその切換えが交互に現
れる。シンボルに十分なビットが残っていない場合は,最後の埋め草(パディング)シーケンスの右側を
切り詰めてもよい。
数字符号化方式でデータの符号化が終了する場合は,交互に繰り返す埋め草(パディング)シーケンス
“00100”の前に,“0000”という4ビットの英数字切換えを必要とする。例えば,符号化が数字符号化方
式で終了したときに7ビット残っていれば,英数字切換え“0000”の後に,JIS X 0201切換え“00100”の
最初の3ビット“001”を続けた“0000001”として符号化しなければならない。埋め草(パディング)が
必要な残りの未使用ビットが4ビット未満の場合は,最初の4ビットの埋め草(パディング)そのものを
短縮してもよい。
7.2.6 チェックキャラクタ
GS1データバー拡張型シンボルの最初のキャラクタは,チェックキャラクタである。これによって,シ
ンボル長及び重み係数を乗じたシンボルキャラクタエレメント幅のチェックサムの両方を符号化する。チ
ェックキャラクタ値の最初の4 009個(04 008)だけ用いる。
チェックキャラクタには,シンボルに含むシンボルキャラクタの数S(422)及びチェックサム値を,
――――― [JIS X 0509 pdf 39] ―――――
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X 0509 : 2012 (ISO/IEC 24724 : 2011)
次のように符号化する。
チェックキャラクタ値=211×(S−4)+チェックサム値
チェックサム値は,シンボルキャラクタに含まれるエレメント幅に重み係数を乗じた結果の総和をmod
211で計算した値に等しい。表14の重み係数は,3の連続した累乗のmod 211を計算した値である。
表14−チェックサムのmod 211を計算するためのエレメントの重み係数(W)
位置検出パターンから見た シンボルキャラクタのエレメント順序(M)
シンボルキャラクタの位置 1 2 3 4 5 6 7 8
A1の左* − − − − − − − −
A1の右 1 3 9 27 81 32 96 77
A2の左 20 60 180 118 143 7 21 63
A2の右 189 145 13 39 117 140 209 205
B1の左 193 157 49 147 19 57 171 91
B1の右 62 186 136 197 169 85 44 132
B2の左 185 133 188 142 4 12 36 108
B2の右 113 128 173 97 80 29 87 50
C1の左 150 28 84 41 123 158 52 156
C1の右 46 138 203 187 139 206 196 166
C2の左 76 17 51 153 37 111 122 155
C2の右 43 129 176 106 107 110 119 146
D1の左 16 48 144 10 30 90 59 177
D1の右 109 116 137 200 178 112 125 164
D2の左 70 210 208 202 184 130 179 115
D2の右 134 191 151 31 93 68 204 190
E1の左 148 22 66 198 172 94 71 2
E1の右 6 18 54 162 64 192 126 167
E2の左 120 149 25 75 14 42 126 167
E2の右 79 26 78 23 69 207 199 175
F1の左 103 98 83 38 114 131 182 124
F1の右 161 61 183 127 170 88 53 159
F2の左 55 165 73 8 24 72 5 15
F2の右 45 135 194 160 58 174 100 89
* A1位置検出パターンの左にあるシンボルキャラクタは,チェックキャラクタであり,エレメントには重み
係数を乗じない。
重み係数を乗じたチェックサム値のmod 211は,次の式によって求める。
(W1,1E1,1W1,2 E1,2 W1,8 E1,8 Wx,8 E x,8 ) mod 211
ここに,WN,MEN,Mは,シンボルに含まれる全てのシンボルキャラクタについて,“シンボルキャラクタN
のエレメント順序位置Mに対する重み係数(表14参照)”と“シンボルキャラクタNのエレメント順序
位置Mのモジュール幅”とを乗じた値とする。Nは,表14にあるシンボルキャラクタを示しており(例
えば,“C1右”は,位置検出パターンC1の右にあるシンボルキャラクタを示す。),連続した値ではない
が,表16のシーケンスによって決定される点に注意が必要である。下付き文字xは,シンボルに含まれ
る最後のシンボルキャラクタを示す。
――――― [JIS X 0509 pdf 40] ―――――
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JIS X 0509:2012の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 24724:2011(IDT)
JIS X 0509:2012の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.080 : 図記号 > 01.080.50 : 情報及び通信技術用製図,及び関連技術文書のための図記号
JIS X 0509:2012の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0201:1997
- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
- JISX0500-1:2009
- 自動認識及びデータ取得技術―用語―第1部:一般
- JISX0500-2:2009
- 自動認識及びデータ取得技術―用語―第2部:光学的読取媒体
- JISX0504:2014
- 自動認識及びデータ取得技術―バーコードシンボル体系仕様―コード128
- JISX0507:2004
- バーコードシンボル-EAN/UPC-基本仕様
- JISX0520:2014
- 自動認識及びデータ取得技術―バーコードシンボル印刷品質の評価仕様―一次元シンボル
- JISX0531:2020
- 情報技術―自動認識及びデータ取得技術―GS1アプリケーション識別子及びASC MH10データ識別子並びにその管理
- JISX9001:1976
- 光学式文字認識のための字形(英数字)