JIS Z 8222-2:2006 製品技術文書に用いる図記号のデザイン―第2部:参照ライブラリ用図記号を含む電子化形式の図記号の仕様,及びその相互交換の要求事項 | ページ 3

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Z 8222-2 : 2006 (IEC 81714-2 : 1998)
プロセスフロー
プロセスフロー
制御フロー 制御フロー
A E
制御フロー
プロセスフロー
制御フロー
B F
プロセスフロー
プロセスフロー
プロセスフロー
制御フロー 制御フロー
C G
制御フロー
プロセスフロー
制御フロー
D H
プロセスフロー
図 3 図記号の変形
変形の名称の明確な割当てについて,次の規則を適用する。
− 流れが一方向だけで,それが制御フローなのか又はプロセスフロー(例えば,抵抗器,コンデンサ,
接点)なのか疑問が残る場合は,制御フローとみなす。
− 制御及びプロセスフローの方向が平行している場合は,制御を優先する。
− 二つ以上の変形が図形的に同一の場合,A,B,C順で若い名称を使用する。
備考 上記の規則は,図記号の変形の定義に対する一般規則とする。明りょう性の確保,経済的な理
由などによって特殊な変形を除外する必要性があるからである。この必要性が発生した場合,
対象となる図記号を定義しているJIS C 0617又は国際規格では,この規格で規定する規則に従
って許容する変形を列挙することが望ましい。
6.2.2 図記号の変形例 図記号の変形例を,図4,図5及び図6に示す。

――――― [JIS Z 8222-2 pdf 11] ―――――

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図 4 サイリスタを示す図記号の変形例
図 5 製品の方向による接続端指定を表示している可変抵抗器を示す図記号の変形例
図 6 抵抗器を示す図記号の変形例

――――― [JIS Z 8222-2 pdf 12] ―――――

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備考 JIS C 0617の現在の版に規定する図記号は,実際には変形の表示に関する一貫性が確保できて
いない。
6.2.3 合成図記号の変形 例えば,機械式,空気式,油圧式などの結合の表示,すなわち,操作装置,方
法及び機械式制御の表示を含む合成図記号は,図7に示すような左から右への制御フローとみなされる結
合をもつ変形Aとして定義する。
備考 これは,ライブラリに保存される記号の数をかなり減少する。JIS C 0617の現在の版に規定す
る図記号は,この側面を考慮していない。
図 7 遅延行動を示す図記号

6.3 縮尺

 JIS C 0617及びISO 14617に規定する記号の縮尺率は,X方向及びY方向で同一でなければ
ならない。
記号サイズを修正する場合,すべての部分は,いかなる参照点に対してもその関係を保ったまま,同一
縮尺率で修正する。線幅及び格子モジュールMは,変更しない(図8参照)。
図 8 縮尺率1:2での記号の拡大例
線図及びライブラリを相互交換するときのために,適用した縮尺率に関する情報を,伝送する。

6.4 参照ライブラリにおけるモジュールサイズ

 参照図記号の中のすべての図形のエンティティは,そ
の単位であるモジュールMに関連付けられる。
線図及びライブラリを相互交換するときのために,使用したモジュールサイズMに関する情報を伝送す
る。
備考 モジュールの値を修正することは,すべての図形のエンティティを修正することを意味する。

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Z 8222-2 : 2006 (IEC 81714-2 : 1998)
図9参照。
JIS Z 8312で規定する最適な標準の線幅を使用するため,次の一連の値からMの値を選択することが望
ましい。
単位 : mm
1.8(2),2.5,3.5,5,7,10,14,20
注(2) 1.8 mmは,JIS Z 8312に規定されている数値であるが,コンピュータ画面上の読取りやすさの
理由から,2 mm未満のモジュールサイズを適用しないことを推奨する。
上記の値に加えて,2 mmのモジュールサイズを,コンピュータグラフィックスに使用する。それゆえ,
モジュールMに対応する線幅は,次のとおりとする。
単位 : mm
モジュールM 2.0 2.5 3.5 5.0 7.0 10.0 14.0 20.0
線幅d 0.2 0.25 0.35 0.5 0.7 1.0 1.4 2.0
(d = 1/10 M)
備考 実際の適用では,Mに対する物理量を選択しなければならない。マイクロフィルム化,サイズ
縮小を伴う・伴わない複写,ファックスなどの文書取扱いの異なる形式によって,文書の読取
りやすさを考慮する必要がある。マイクロフィルム化の場合,ISO 6428の要求事項を適用する。
図 9 モジュールサイズの変更例

6.5 レイヤ技術の使用

 この規格は,レイヤに関する要求事項を規定しない。しかしながら,レイヤの
使用はあるプロジェクトにかかわる異なる分野に関連した情報の管理に便利である。各レイヤに割り当て
られた情報は,他の分野においては制限エリアとみなされる。分野をまたがるプロジェクトでは,どのよ
うにレイヤを使用するかについて,合意が必要である。

6.6 図記号作成に使用される構成要素

6.6.1  一般 図記号の作成において,使用可能なものとして次の基本図形を推奨する。
− 連結線(多角線)

――――― [JIS Z 8222-2 pdf 14] ―――――

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Z 8222-2 : 2006 (IEC 81714-2 : 1998)
− だ円弧
− パターン
− テキスト
備考1. 線は,連結線の一種であるとみなす。
2. だ円,円弧は,だ円弧の一種であるとみなす。
3. 長方形及び多角形(閉じた連結線)は,連結線の一種であるとみなす。
6.6.2 スプライン スプラインの機能をもつコンピュータ支援ツールにおいては,例えば,プロセス・プ
ラント・システムの過渡反応・過渡状態に対して,図10に示すような図記号でスプライン機能を描写して
もよい。
図 10 スプライン機能の使用例
スプライン機能をそのような曲線で表示する場合,簡潔にするため,曲線を連結線に変形してもよい。
6.6.3 線 JIS Z 8312及びJIS Z 8321に含まれていない単線に対する追加要求事項については,附属書F
を参照。線図及びライブラリを相互交換するときのために,ラインフォント,曲線外形及び関連する色に
関する属性を伝送する。附属書Cも参照。
6.6.4 線のグループ分け より複雑な線を明確に定義するために,JIS Z 8312及びJIS Z 8321に基づく二
つ以上の単線の組合せによるような線を作成する仕組みを規定する。これは,附属書Cに示すラインフォ
ントの間の関係として示す。附属書Fも参照。
線図及びライブラリを相互交換するときのために,ラインフォントの関連を記述している属性を伝送す
る。附属書Cも参照。
6.6.5 色 色は,JIS X 4221-1に規定するRGBモデルに基づいて指定する。色が規定されていない場合
は,黒色とみなす。推奨する色を図11に示す。それぞれの色は,赤,緑及び青の三要素からなる割合で構
成されている。
名称 色の割合 %
R(赤) G(緑) B(青)
黒 0 0 0
赤 100 0 0
緑 0 100 0
青 0 0 100
黄 100 100 0
赤紫(マゼンタ) 100 0 100
青緑(シアン) 0 100 100
白 100 100 100
灰 50 50 50
図 11 推奨色
備考1. この規格は,色に関する意味を規定するものではない。
2. JIS B 3700-201は,標準化された色の割合を用いている。すなわち,各割合は,01の範囲
である。
線図及びライブラリを相互交換するときのために,色を構成している色の割合を,伝送する。附属書C

――――― [JIS Z 8222-2 pdf 15] ―――――

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JIS Z 8222-2:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 81714-2:1998(IDT)

JIS Z 8222-2:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8222-2:2006の関連規格と引用規格一覧