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Z 8222-2 : 2006 (IEC 81714-2 : 1998)
も参照。
6.6.6 塗りつぶし 塗りつぶしが要求される場合,多角形,長方形,円及びだ円のような閉輪郭の基本図
形だけに対して適用する。この規格では,塗りつぶしとは,ハッチングパターンか,又はべた塗りつぶし
のいずれかを指す。
6.6.6.1 ハッチングパターン 単一ハッチングパターンは,次の属性の集合及び附属書Cに示すエンティ
ティ曲線形状及び色に関連した属性の集合によって,指定する。
線図及びライブラリを相互交換するときのために,ハッチングパターンに関連した属性を,伝送する。
附属書Cも参照。
6.6.6.2 ハッチングパターンのグループ分け より複雑なパターンを明確に定義するために,二つ以上の
単一パターンの組合せによってこのようなパターンを作成する仕組みを規定する。これは,附属書Cに示
すハッチングパターンの間の関係として示す。附属書Fも参照。
附属書Hに,事前に定義されたパターンのセットを示す。それぞれは,最低二つの図記号のデザインに
用いてもよいハッチングパターンから構成されている。各事前定義パターンは,パターン名称によって識
別され,図案の役割並びにパターン及び図案の役割の基礎となる参照元へ関連付けられている。
備考 附属書Hに示すすべてのパターンは,附属書Cに示すハッチングパターンをそのまま用いても
よい。
線図及びライブラリを相互交換するときのために,ハッチングパターンに関連した属性を伝送する。附
属書Cも参照。
6.6.6.3 べた塗りつぶし べた塗りつぶしは,見る者よって,次のような視覚的印象を受けることがある。
− ハッチングパターンという構成要素。それは,塗りつぶした幅を線幅とする線で,実線というライン
フォントをもっている。
− べた塗りつぶしという構成要素
いずれもその色を変えることができる。
6.7 テキスト
6.7.1 初期値 テキスト領域の最終的な順序,位置及び内容は,アプリケーションに依存する。線図内で
使用するすべてのテキスト領域の情報は,伝送される。図記号のテキスト領域内の初期値がある場合,こ
れは記号データとともに伝送される。しかしながら,線図データを伝送している間,記号ライブラリのこ
れらの初期値は,線図で使用されているそれぞれのデータによって上書きされる。
6.7.2 レタリング JIS Z 8313-5に基づく平板状レタリング及び均整レタリングの両方とも用いてよい。
均整レタリングは,Pによってコード化され,平板状レタリングは,Tによってコード化される。平板状
レタリングを適用する場合,文字外観率は,0.81とするのがよい。
文字間隔は,JIS X 4221-1による。
備考1. 産業界における調査によると,規定されている文字外観率が迅速な表現に最も適している。
2. JIS B 3700-201の文字外観率の代わりに,文字拡大率の条件にJIS X 4221-1を適用する。
3. JIS Z 8313-5に示す文字フォントを適用する場合,文字間隔率をゼロと設定することができ
る。
6.7.3 文字フォント 文字の文字フォントは,JIS Z 8313-0に示すストローク形式による。
備考 あるアプリケーション分野では,“文字フォント”の代わりに“書体”という用語を用いている。
6.7.4 文字セット 図記号のデザインに適用する文字は,JIS Z 8222-1に基づいて選択する。
JIS C 0617又はISO 14617の将来発行する版における図記号の作成の規定は,JIS X 0201の表5,国際
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基準版(IRV)及びJIS C 0456を使用する。
備考1. JIS C 0456に示す文字は,JIS X 0201に含めるため,ISO/IEC JTC1/SC2に登録される。
2. JIS X 0201によるISO/IEC 646の表5(IRV)及びJIS C 0456に示される文字の実装は,
この規格の要求事項を満たしている。
6.7.5 文字の行そろえ テキスト文字列の中で使用する文字は,各文字ボックスの中の中央に配置する。
附属書Gも参照。
6.7.6 テキスト文字列内の統制機能 例えば,イタリック体,上付き文字又は下付き文字表記を適用する
ために,制御機能(3)が要求される場合は,JIS X 0211に規定する制御機能を用いる。
注(3) これらの制御機能は,IEC 3B(事務局)109文書の主部であった。
備考 図記号デザイン及び線図に必要な制御機能を,JIS X 0211の原国際規格であるISO/IEC 6429の
改正版に含むことをISO/IEC JTC1/SC2で検討中である。制御機能は,文字列の中に含まれる。
6.7.7 図記号内の一般ラベル 一般ラベルが必要な場合,これらのラベルに対するオープニングは,その
名称をLBL1LBLnとし,nは連続番号とする(図12参照)。JIS Z 8222-1の6.14.4も参照。標準化さ
れたラベルを使用することが望ましい。例を,図13に示す。
一般機能ラベルの
望ましい位置
図 12 図記号の中の一般ラベル及びその配置
備考 JIS Z 8222-1では,一般ラベルは,図記号全体に関連する“テキスト”を指している。JIS C 0617
においても,“限定図記号”という用語を用いている。
図 13 図記号内の一般ラベルの使用
6.7.8 データ諸元項目の定義に関連する図記号 ISO 14617と同様にJIS C 0617は,図記号の内容に関し,
IEC 61360-1で定義されている用語に従ったデータ諸元項目として識別可能な情報を提供している。可能
な場合,データ諸元項目は,IEC 61360-4のIEC引用集から取得するものとする。新しいデータ諸元項目
は,IEC 61360-1に規定されている次の規則に従って,図記号の定義から切り離して定義し,文書化する。
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例 JIS C 0617の08-10-01として識別された図記号は,“色コード”及び“光源コード”の二つのデ
ータ要素をもっている(附属書M参照)。
6.8 接続ノード
6.8.1 接続ノード分類 すべての図記号において,図式上の接続ノードに適切な番号を与えなければなら
ない。各接続ノードは,その形式の分類に対応して決めなければならない。等級及び文字コードによるコ
ード化は,JIS Z 8222-3による。
線図及びライブラリを相互交換するときのために,符号化接続ノードクラスを伝送する。附属書Cも参
照。
6.8.2 図式上の接続ノードの位置 すべての図式上の電気的又は機能的ノードは,1M格子交差点に配置
する。
できれば,製品接続端指定様式を考慮しながら,図14及び図15に示すように2M又はその倍数の間隔
とするのが望ましい。
備考 他の図式上の接続ノードタイプについては,JIS Z 8222-1参照。
図 14 図式上の接続ノード位置の例
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図 15 図式上の接続ノード位置の例
6.8.3 接続ブロック 図式上の接続ノードは,JIS C 0455に従って接続端指定セットに記載するための,
幾つかのオープニング,すなわち,接続ブロックをもってもよい。
− 機能接続端指定を図式上の接続ノードに表示しようとする場合,この図式上の接続ノードは,図式上
の接続ノードが示す接続端に関係付けられた機能接続端指定を表示するための一つ以上のオープニン
グをもたなければならない。これらのオープニングの名称は,FCTNTERMDESnとする。ここで,
nは,連続番号である。機能接続端指定については,標準化ラベルを使用するのが望ましい。
− 製品接続端指定を図式上の接続ノードに表示しようとする場合,この接続ノードは,図式上の接続ノ
ードが示す接続端に関係付けられた製品接続端を表示するための,PRODTERMDESと称する一つ
のオープニングをもたなければならない。
備考 接続端指定及び機能接続端指定は,入出力に関連したテキストとしてJIS Z 8222-1に分類され
ている。
− 位置接続端指定を図式上の接続ノードに表示しようとする場合,この接続ノードは,接続ノードが示
す接続端に関係付けられた位置接続端を指定するための,一つのオープニングをもたなければならな
い。この名称は,LOCTERMDESとする。
− 接続ノードが線図において位置を相互参照しようとする場合,この図式上の接続ノードは,その相互
参照を表示するためのCROSSREFと称する一つのオープニングをもたなければならない。
6.8.4 製品接続端指定用テキスト領域の位置及び行そろえ 基準点の位置決め,及び製品接続端のための
テキスト領域の行そろえは,次による。
− テキスト領域の基準点は,1/10 Mの格子上に配置する。
− 図式上の接続ノードに対応する接続線がある場合はその接続線,又は予想接続線との間隔は,0.3 Mと
する。
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− 文字列枠(図16参照)と,図記号の図形部分に属する他の線,弧又はテキストとの間の最小間隔は,
可能な限り0.3 Mに近付ける。ただし,0.3 M未満になってはならない。
− テキスト領域の基準点は,対応する図式上の接続ノードの位置を決めるのに用いる格子線上に配置し
てはならない。
− 行そろえは, JIS C 1082-1に従って,予想接続線の接続端線に沿い,参照記号から離れる方向に向け
て行う。
− 製品接続端指定は,JIS C 1082-1に従って,水平接続端又は予想接続線の上に,垂直接続端又は予想
接続線の左に配置する。
図16及び図17参照。
図 16 製品接続端指定用テキスト領域の位置の例
図 17 接続端線のない記号に対する製品接続端指定用テキスト領域の位置の例
備考 JIS C 0445[9]及びJIS C 0455[14]の定義は,製品接続端指定のためのオープニング用として検討
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JIS Z 8222-2:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 81714-2:1998(IDT)
JIS Z 8222-2:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.080 : 図記号 > 01.080.50 : 情報及び通信技術用製図,及び関連技術文書のための図記号
JIS Z 8222-2:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0452-1:2004
- 電気及び関連分野―工業用システム,設備及び装置,並びに工業製品―構造化原理及び参照指定―第1部:基本原則
- JISC0456:2005
- 電気及び関連分野―電気技術文書に用いる符号化図形文字集合
- JISC1082-1:1999
- 電気技術文書―第1部:一般要求事項
- JISX0201:1997
- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
- JISX0211:1994
- 符号化文字集合用制御機能
- JISX0304:2011
- 国名コード
- JISX0304:2021
- 国名コード
- JISX4221-1:2001
- コンピュータグラフィクス及び画像処理―対話型グラフィクスシステムPHIGS―第1部:機能記述
- JISZ8222-1:2006
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- JISZ8222-3:2006
- 製品技術文書に用いる図記号のデザイン―第3部:接続ノード,ネットワーク及びそのコード化の分類
- JISZ8312:1999
- 製図―表示の一般原則―線の基本原則
- JISZ8313-0:1998
- 製図―文字―第0部:通則
- JISZ8313-5:2000
- 製図―文字―第5部:CAD用文字,数字及び記号
- JISZ8321:2000
- 製図―表示の一般原則―CADに用いる線