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したとき,その結果を箇条9によって表示する。
d) 複層仕上塗材及び可とう形改修用仕上塗材で,耐候形を区分する場合は,箇条7によって試験したと
き,表7の規定に適合しなければならない。
e) 防水形複層仕上塗材で,耐疲労形を表示する場合は,箇条7によって試験したとき,表8の規定に適
合しなければならない。
f) 内装薄付け仕上塗材及び内装厚付け仕上塗材で,調湿形を表示する場合は,箇条7によって試験した
とき,表9の規定に適合しなければならない。
g) 内装用の仕上塗材には,ユリア樹脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,レゾルシノール樹脂及びホル
ムアルデヒド系防腐剤のいずれをも使用してはならない。
――――― [JIS A 6909 pdf 6] ―――――
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表1−仕上塗材の種類及び呼び名
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種類 呼び名 特徴(参考)
9 : 2
用途 層構成 塗り厚 主たる仕上げの形状 通称(例)
0 1
薄付け 外装けい酸質系薄付け仕上塗材 外装薄塗材Si 主とし 下塗材 3 mm程 砂壁状 シリカリシン
4
仕上塗 可とう形外装けい酸質系薄付け仕上塗材 可とう形外装薄塗材Siて外装 及び主 度以下 ゆず肌状
材b) 外装合成樹脂エマルション系薄付け仕上塗材 外装薄塗材E 用 材,又 砂壁状 樹脂リシン,アクリルリシ
は主材 ン,陶石リシン
可とう形外装薄塗材E
可とう形外装合成樹脂エマルション系薄付け仕 だけ 砂壁状,ゆず肌状 弾性リシン
上塗材
防水形外装薄塗材E
防水形外装合成樹脂エマルション系薄付け仕上 ゆず肌状,さざ波 単層弾性
塗材 状,凹凸状
外装合成樹脂溶液系薄付け仕上塗材 外装薄塗材S 砂壁状 溶液リシン
内装セメント系薄付け仕上塗材 内装薄塗材C 内装用 下塗材 3 mm程 砂壁状 セメントリシン
内装薄塗材L
内装消石灰・ドロマイトプラスター系薄付け仕 及び主 度以下 平たん状,ゆず肌 しっくい,けい藻土塗材
上塗材 材,又 状,さざ波状
内装けい酸質系薄付け仕上塗材 内装薄塗材Si は主材 砂壁状,ゆず肌状 シリカリシン
内装合成樹脂エマルション系薄付け仕上塗材 内装薄塗材E だけ じゅらく,けい藻土塗材
砂壁状,ゆず肌状,
さざ波状
内装水溶性樹脂系薄付け仕上塗材a) 内装薄塗材W 梨子地状,繊維壁 繊維壁,京壁,けい藻土塗材,
状 じゅらく
厚付け 外装セメント系厚付け仕上塗材 外装厚塗材C 外装用 下塗材 410 スタッコ状 セメントスタッコ
仕上塗 外装けい酸質系厚付け仕上塗材 外装厚塗材Si 及び主 mm程 シリカスタッコ
材b) 外装合成樹脂エマルション系厚付け仕上塗材 外装厚塗材E 材 度 樹脂スタッコ,アクリルスタ
ッコ
内装セメント系厚付け仕上塗材 内装厚塗材C 内装用 下塗材 410 スタッコ状,か セメントスタッコ,けい藻土
及び主 mm程 塗材
(掻)き落とし状,
内装厚塗材L
内装消石灰・ドロマイトプラスター系厚付け仕 材,又 度 平たん状 しっくい,けい藻土塗材
上塗材 は主材
内装せっこう系厚付け仕上塗材 内装厚塗材G だけ せっこうプラスター,けい藻
土塗材
内装けい酸質系厚付け仕上塗材 内装厚塗材Si シリカスタッコ
内装合成樹脂エマルション系厚付け仕上塗材 内装厚塗材E 樹脂スタッコ,アクリルスタ
ッコ,けい藻土塗材
――――― [JIS A 6909 pdf 7] ―――――
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表1−仕上塗材の種類及び呼び名(続き)
種類 呼び名 特徴(参考)
用途 層構成 塗り厚 主たる仕上げの形状 通称(例)
軽量骨 吹付用軽量骨材仕上塗材 吹付用軽量塗材 主とし 下塗材 35 砂壁状 パーライト吹付,ひる石吹付
材仕上 て天井 及び主 mm程
こて塗用軽量骨材仕上塗材 こて塗用軽量塗材 平たん状
塗材 用 材 度
複層仕 ポリマーセメント系複層仕上塗材 複層塗材CE 内装及 下塗材, 35 セメント系吹付タイル
凹凸状,ゆず肌状,
上塗材 可とう形ポリマーセメント系複層仕上塗材 可とう形複層塗材CE び外装 主材及 mm程 月面状,平たん状 セメント系吹付タイル(可と
c)
用 び上塗 度 う形,微弾性,柔軟形)
防水形ポリマーセメント系複層仕上塗材d) 防水形複層塗材CE 材
けい酸質系複層仕上塗材 複層塗材Si シリカタイル
合成樹脂エマルション系複層仕上塗材 複層塗材E アクリルタイル
防水形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材d)
防水形複層塗材E ダンセイタイル(複層弾性)
複層塗材RE
反応硬化形合成樹脂エマルション系複層仕上塗 水系エポキシタイル
材
防水形複層塗材RE
防水形反応硬化形合成樹脂エマルション系複層
仕上塗材d)
防水形合成樹脂溶液系複層仕上塗材d) 防水形複層塗材RS
可とう 可とう形改修塗材E
可とう形合成樹脂エマルション系改修用仕上塗 外装用 主材及 0.51 凹凸状,ゆず肌状,
形改修 材 び上塗 mm程 平たん状
用仕上 可とう形改修塗材RE
可とう形反応硬化形合成樹脂エマルション系改 材 度
塗材c) 修用仕上塗材
可とう形ポリマーセメント系改修用仕上塗材 可とう形改修塗材CE
注記1 セメント系とは,結合材としてセメント又はこれにセメント混和用ポリマーディスパージョンを混合した仕上塗材をいう。
注記2 けい酸質系とは,結合材としてけい酸質結合材又はこれに合成樹脂エマルションを混合した仕上塗材をいう。
注記3 合成樹脂エマルション系とは,結合材として合成樹脂エマルションを使用した仕上塗材をいう。
注記4 合成樹脂溶液系とは,結合材として合成樹脂の溶液を使用した仕上塗材をいう。
注記5 水溶性樹脂系とは,結合材として水溶性樹脂又はこれに合成樹脂エマルションを混合した仕上塗材をいう。
注記6 ポリマーセメント系とは,結合材としてセメント及びこれにセメント混和用ポリマーディスパージョン又は再乳化形粉末樹脂を混合した仕上塗材をいう。
注記7 反応硬化形合成樹脂エマルション系とは,結合材としてエポキシ系などの使用時に反応硬化させる合成樹脂エマルションを使用した仕上塗材をいう。
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注記8 内装消石灰・ドロマイトプラスター系とは,結合材として消石灰及び/又はドロマイトプラスター,又はこれにポリマーディスパージョン若しくは再乳化形
9
粉末樹脂を混合した仕上塗材をいう。
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注記9 せっこう系とは,結合材としてせっこうを使用した仕上塗材をいう。
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表1−仕上塗材の種類及び呼び名(続き)
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注a) 内装水溶性樹脂系薄付け仕上塗材には,耐アルカリ性又はかび抵抗性の特性を付加したものがある。
9 : 2
b) 内装薄付け仕上塗材及び内装厚付け仕上塗材で吸放湿性の特性を付加したものについては,調湿形と表示する。
0
c) 複層仕上塗材及び可とう形改修用仕上塗材で,耐候性を区分する場合は,耐候形1種,耐候形2種又は耐候形3種とする。
14
d) 防水形複層塗材で耐疲労性の特性を付加したものについては,耐疲労形と表示する。
表2−薄付け仕上塗材の品質
試験項目 種類 試験対象仕上塗材の種類
外装薄塗材 可とう形外装薄塗材 防水形外装薄塗材 内装薄塗材 外装薄塗材 可とう 防水形 内装薄塗材
形外装 外装薄
薄塗材 塗材
Si E S Si E E C L Si E W
低温安定性 塊がなく,組成物の分離及び凝集がない。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
軟度変化 A法a) % −2525 − −2525 ○ ○ ○ ○○
初期乾燥によるひび ひび割れがない。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○○ ○ ○
割れ抵抗性
付着強さ 標準状態 − − − 0.2以上 ○
N/mm2 0.5以上 0.5以上 0.7以上 0.3以上 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○○ ○
浸水後 0.3以上 0.3以上 0.5以上 − ○ ○ ○ ○ ○
0.5以上 − − − ○
温冷繰返し 試験体の表面に,ひび割れ,がれ及び膨れがなく,かつ, − ○ ○ ○ ○ ○ ○
著しい変色及び光沢低下がない。
透水性 A法 mm 20.0以下 20.0以下 − − ○ ○
10.0以下 10.0以下 ○ ○ ○
B法 mL − − 0.5以下 ○
耐洗浄性 がれ及び摩耗による基板の露出が − がれ及び摩耗によ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○○ ○
ない。 る基板の露出がない。
耐衝撃性 ひび割れ,著しい変形及びがれがない。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○○ ○
耐アルカリ性 A法 ひび割れ,がれ,膨れ及び軟化溶 − ひび割れ,がれ,膨 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○○ ○
出がなく,浸さない部分に比べて, れ及び軟化溶出がな
くもり及び変色が著しくない。 く,浸さない部分に比
べて,くもり及び変色
が著しくない。
――――― [JIS A 6909 pdf 9] ―――――
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表2−薄付け仕上塗材の品質(続き)
試験項目 種類 試験対象仕上塗材の種類
外装薄塗材 可とう形外装薄塗材 防水形外装薄塗材 内装薄塗材 外装薄塗材 可とう 防水形 内装薄塗材
形外装 外装薄
薄塗材 塗材
Si E S Si E E C L Si E W
耐摩耗性 − がれ及び摩耗によ ○
る基板の露出がない。
耐候性 A法 ひび割れ及びがれがなく,変色の程度はグレースケール − ○ ○ ○ ○ ○ ○
3号以上とする。
耐変退色性 − ひび割れ及びがれ ○ ○○ ○ ○
がなく,変色の程度は
グレースケール3号
以上とする。
可とう性 − ひび割れがない。 − − ○ ○
伸び 標準時 − 伸び率 120 %以上 − ○
−10 ℃時 伸び率 20 %以上
浸水後 伸び率 100 %以上
加熱後 伸び率 100 %以上
伸び時の劣化 − 離,反り及びね − ○
じれがなく,主材
に破断及びひび割
れがない。
注a) 2層塗り仕上用の薄塗材Cにおいては,下吹材及び上吹材のいずれにも適用する。薄塗材Siにおいては,硬化剤を使用するものについて適用する。
表3−内装水溶性樹脂系薄付け仕上塗材の耐アルカリ性の品質
試験項目 内装薄塗材W
耐アルカリ性 B法 ひび割れ,がれ,膨れ及びしわがなく,かつ,変色及びつやの変化がない。
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JIS A 6909:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 6909:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1408:2017
- 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法
- JISA1436:1991
- 建築用被膜状材料の下地不連続部における耐疲労性試験方法
- JISA5406:2017
- 建築用コンクリートブロック
- JISA5430:2018
- 繊維強化セメント板
- JISA6901:2014
- せっこうボード製品
- JISA6904:1997
- せっこうプラスター
- JISG3302:2019
- 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISK1464:1962
- 工業用乾燥剤
- JISK3302:1985
- 固形洗濯石けん
- JISK5600-4-7:1999
- 塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第7節:鏡面光沢度
- JISK5600-7-7:2008
- 塗料一般試験方法―第7部:塗膜の長期耐久性―第7節:促進耐候性及び促進耐光性(キセノンランプ法)
- JISK5600-8-6:2014
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―欠陥の量,大きさ及び外観の変化に関する表示―第6節:白亜化の等級(テープ法)
- JISK6250:2019
- ゴム―物理試験方法通則
- JISK6251:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張特性の求め方
- JISK6257:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
- JISK7102:1981
- 着色プラスチック材料のカーボンアーク燈光に対する色堅ろう度試験方法
- JISK8123:2018
- 塩化カルシウム(試薬)
- JISK8575:2018
- 水酸化カルシウム(試薬)
- JISL0804:2004
- 変退色用グレースケール
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR5201:2015
- セメントの物理試験方法
- JISR6252:2006
- 研磨紙
- JISZ2911:2018
- かび抵抗性試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8723:2000
- 表面色の視感比較方法