JIS C 2300-2:2010 電気用セルロース紙―第2部:試験方法 | ページ 2

2
C 2300-2 : 2010
及びカリウムの定量
注記 対応国際規格 : ISO 9964-3,Water quality−Determination of sodium and potassium−Part 3:
Determination of sodium and potassium by flame emission spectrometry(MOD)
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS P 8112 紙−破裂強さ試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 2758,Paper−Determination of bursting strength(MOD)
JIS P 8113 紙及び板紙−引張特性の試験方法−第2部 : 定速伸張法
注記 対応国際規格 : ISO 1924-2:1994,Paper and board−Determination of tensile properties−Part 2:
Constant rate of elongation method(IDT)
JIS P 8114 紙及び板紙−耐折強さ試験方法−ショッパー試験機法
JIS P 8116 紙−引裂強さ試験方法−エルメンドルフ形引裂試験機法
注記 対応国際規格 : ISO 1974,Paper−Determination of tearing resistance (Elmendorf method)(MOD)
JIS P 8117 紙及び板紙−透気度及び透気抵抗度試験方法(中間領域)−ガーレー法
JIS P 8124 紙及び板紙−坪量測定方法
注記 対応国際規格 : ISO 536:1995,Paper and board−Determination of grammage(MOD)
JIS P 8127:1998 紙及び板紙−水分試験方法−乾燥器による方法
注記 対応国際規格 : ISO 287,Paper and board−Determination of moisture content of a lot−
Oven-drying method(MOD)
JIS P 8140 紙及び板紙−吸水度試験方法−コッブ法
注記 対応国際規格 : ISO 535,Paper and board−Determination of water absorptiveness−Cobb method
(MOD)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
IEC 60216,Guide for the determination of thermal endurance properties of solid electrical insulating materials
IEC 60243-1:1998,Electrical strength of insulating materials−Test methods−Part 1: Tests at power
frequencies
IEC 60450,Measurement of the average viscometric degree of polymerization of new and aged cellulosic
electrically insulating materials

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
試料(specimen)
指定したロットの巻取又は平判から,規定の寸法に裁断した長方形の紙。
3.2
試験片(test piece)
試験方法に従って測定に供する紙。試験片は,試料から採るか,又は試料をそのまま用いることがある。

4 試験における一般注意事項

  各箇条で指定がない限り,試料を採取後,23 ℃±2 ℃,相対湿度(50±5)%の雰囲気中で16時間以上
又は恒量に達するまで調湿する。試験片は,この雰囲気中で測定する。ただし,受渡当事者間の協定によ

――――― [JIS C 2300-2 pdf 6] ―――――

                                                                                              3
C 2300-2 : 2010
って調湿条件を決めてもよい。
測定結果に疑義のある場合は,試料を乾燥状態(70 ℃で水分率4 %未満まで乾燥)にした後,23 ℃±1 ℃,
相対湿度(50±2)%で調湿する。
特に規定がない限り,試料の数は,3枚とする。
特に規定がない限り,結果は,平均値で表す。ただし,中央値を用いてもよい。この場合は,最大値及
び最小値も記録し,中央値を用いたことを試験報告書に明記する。
試験を行う室内が23 ℃±2 ℃,相対湿度(50±5)%の雰囲気にできない場合は,相対湿度(50±5)%
になるようにした密閉容器中で調湿を行い,温度23 ℃±5 ℃(室温),相対湿度(50±10)%の室内で,
迅速に試験を行う。この場合,試験時の温度及び湿度を試験報告書に明記する。

5 寸法

5.1 厚さ

5.1.1  測定器及び測定方法
測定器は,次による。特に規定がない限り,次のいずれかの方法による。用いた方法を記録する。
a) 外側マイクロメータを用いる場合 外側マイクロメータは,測定長25 mm以下のJIS B 7502に規定す
るもの,又はこれと同等以上の精度のものを用いる。ただし,測定面の直径は,6.35 mm,圧力は,
155 kPa±15 kPaとする。測定は,約0.05 mm/sずつ進む速さでマイクロメータを回転させ,測定面が
試験片面に平行に軽く接触した後,ラチェットが1回音をたてたときの目盛を読む。自動停止式の場
合は,停止したときの値を読む。
b) シックネスゲージを用いる場合 シックネスゲージは,加圧面の直径14.3 mm±0.5 mmで,加圧面間
の圧力55 kPa±5 kPaのもの,又はこれと同等以上の精度をもつものを用い,プランジャの下端を試験
片の表面から0.6 mm以上離れたところから,できるだけ静かに降ろして測定する。
5.1.2 1枚で厚さを測る場合
しわがない全幅試料から,縦方向(流れ方向)に200 mmの大きさの試験片を採り,試験片の中を幅方
向にほぼ均等に10点ずつ測定する。
5.1.3 紙を折り重ねて厚さを測る場合
しわがない全幅試料を縦方向と直角に,5枚又は10枚に折り重ね,折り目に沿って折り重ねた端から15
mm以上内側のところで,ほぼ均等な間隔で3点以上測定する。この測定値を折り重ねた枚数で除して各
箇所1枚当たりの厚さを求め,平均値で表す。

5.2 平判の幅及び長さ

  平判の幅及び長さは,紙を平らな台上に広げ,張力を加えない状態で0.5 mm以上の精度をもつ適切な
計器を用いてそれぞれ3か所測定し,平均値で表す。

5.3 巻取の幅及び径

  巻取の幅,巻取外径,巻心外径,及び巻心内径は,1巻のままJIS B 7507に規定するノギス又はこれと
同等以上の計器を用いて,それぞれ円周を3等分した3か所について測定し,その平均値で表す。

6 坪量

6.1 原理

  坪量は,各試験片の面積及びその質量を測定し,面積1平方メートル(m2)当たりの質量を計算で求め
る。

――――― [JIS C 2300-2 pdf 7] ―――――

4
C 2300-2 : 2010

6.2 試験片

  試験片は,試料から面積500 cm2以上のものを3枚採る。

6.3 手順

  坪量の測定は,次によるほか,JIS P 8124に規定する方法によって測定する。ただし,JIS P 8124の4.
(装置)及び5. a)(試験片の採取)は考慮しない。
a) 試験片の面積及び質量を測定し,計算で求める。
b) 質量は,0.5 %の精度で測定する。
全幅の坪量の変動をみるために,幅方向の坪量を測定する場合,その手順の詳細は,個別製品規格によ
る。

6.4 結果

  坪量は,1平方メートル当たりのグラム(g/m2)で表す。

7 密度

7.0A 一般

  密度の測定は,特に規定がない限り,次のいずれの方法を用いてもよい。用いた方法を記録する。
a) 法 密度は,3枚の試験片それぞれの厚さ及び坪量から計算で求める。厚さの測定は,5.1による。
坪量の測定は,箇条6による。密度は,1立方センチメートル当たりのグラム(g/cm3)で表す。
b) 法(絶乾状態の密度を求める方法) 厚さの試験に用いた試料から約2 g,又は個別製品規格で規定
した質量の試験片をJIS R 3503に規定するはかり瓶に採り,105 ℃±2 ℃で3時間以上乾燥し,シリ
カゲル入りデシケータ内で放冷した後質量を測定し,絶乾状態の坪量及び加熱前の体積から密度を計
算で求める。厚さの測定は,5.1.1による。質量は,0.5 %以下の精度で測定する。結果は,1立方セン
チメートル当たりのグラム(g/cm3)の単位を用いて平均値で表す。

8 引張強さ及び伸び

8.1 原理

  引張強さ及び伸びは,標準試験条件下で,縦方向及び横方向に採った幅15 mm×長さ約250 mmの試験
片について切断時の力及び伸びから求める。

8.2 試験片

  試験片を,試料の縦方向及び横方向にそれぞれ9枚採る。ただし,受渡当事者間の協定によって決めて
もよい。

8.3 手順

  引張強さ及び伸びは,JIS P 8113に規定する方法で測定する。

8.4 結果

  結果は,それぞれの方向について,平均値で表す。次の式によって引張強さは,1 m当たりのキロニュ
ートン(kN/m),15 mm当たりのニュートン(N/15 mm)又は(MPa)で表す。
S F
w
ここに, S : 引張強さ(kN/m)
F : 切断時の力(N)
w : 試験片の幅(mm)

――――― [JIS C 2300-2 pdf 8] ―――――

                                                                                              5
C 2300-2 : 2010
F
T
w a
ここに, T : 引張強さ(MPa)
F : 切断時の力(N)
w : 試験片の幅(mm)
a : 試験片の厚さ(mm)
なお,引張強さの代わりに,結果を100 m単位に丸めた裂断長(km)として表してもよい。
1 F
L 103
8.9 W b
ここに, L : 裂断長(km)
F : 切断時の力(N)
W : 試験片の坪量(g/m2)
b : 試験片の幅(mm)
伸びは,試験片の両端を固定するつかみの間隔に対する百分率(%)で表す。
D D0
E 100
D0
ここに, E : 伸び(%)
D0 : つかみ間隔(mm)
D : 切断時の間隔(mm)

9 引裂強さ

9.1 原理

  あらかじめ切込みを入れた1枚の紙を,引き裂くのに必要とする力を求める。

9.2 試験片

  試験片は,特に規定がない限り,JIS P 8116に規定する寸法とし,試料の縦方向及び横方向にそれぞれ9
枚採る。
ナイフで切込みを入れた後の振り子で引き裂く長さは,43.0 mm±0.5 mmとする。

9.3 手順

  JIS P 8116に規定するエルメンドルフ形引裂試験機を用いて,JIS P 8116によって測定する。

9.4 結果

  結果は,それぞれの方向について,平均値で表す。引裂強さは,ミリニュートン(mN)で表す。

10 端部引裂強さ

10.1 試験装置

  装置は,JIS P 8113に規定する引張試験機に,あぶみ形端部引裂器具(図1参照)を取り付けたものを
用いる。あぶみ形端部引裂器具は,あぶみ形の枠の先端に浅いV形の切込み(以下,V形切込みという。)
が入った鋼板Aを両端で取り付けた構造とする。
V形切込みが入った鋼板は,あぶみ形の枠から取外しができ,厚さの異なった2種類の鋼板を,厚さの
異なる材料に応じて交換して用いる。鋼板の厚さは,1.25 mm±0.05 mm及び2.50 mm±0.05 mmとする。
V形切込みの角度は,150°±1°とする。V形切込みの端面は,断面が半円形で,滑らかで,かつ,まっ
すぐでなければならない。

――――― [JIS C 2300-2 pdf 9] ―――――

6
C 2300-2 : 2010
単位 mm
図1−あぶみ形端部引裂器具

10.2 試験片

  試料の縦方向及び横方向にそれぞれ9枚の試験片を採る。大きさは,幅1525 mm,長さ250 mm以上
とする。
試験片を箇条4によって調湿する。

10.3 手順

  あぶみ形の枠に紙の厚さに応じた厚さの鋼板を取り付ける。厚さ0.75 mm以下の紙には厚さ1.25 mm±

――――― [JIS C 2300-2 pdf 10] ―――――

次のページ PDF 11

JIS C 2300-2:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60554-2:2001(MOD)

JIS C 2300-2:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 2300-2:2010の関連規格と引用規格一覧