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C 61800-5-1 : 2016 (IEC 61800-5-1 : 2007)
求事項を満足しなければならない。電動機のきょう体は,IEC 60034規格群の関連する部分の要求事項を
満足しなければならない。
きょう体は,据え付ける環境に適合していなければならない。製造業者は,きょう体の据え付ける環境
(6.3.3参照)及びIPコード(試験は5.2.2.4参照)を指定する。
一体形PDSは,電動機とCDM又はBDMとを一体で,据え付ける環境条件で試験する。電動機の部品
である外部ファン及び排水口に対しては,JIS C 4034-5の要求事項を適用する。
4.3.7.2 鋳物
ダイカスト金属は,6.4 mm以上の厚さを要求するコンジット(導管)用のねじ穴の部分を除いて,次の
全てを満足しなければならない。
・ 155 cm2より広い面積,又はいずれか一辺が150 mmを超える場合は,2.0 mm以上の厚さ
・ 155 cm2以下の面積かつどの辺も150 mm以下の場合は,1.2 mm以上の厚さ
広い面積が補強リブによって区切られている場合,この区切られた領域を評価対象としてもよい。
可鍛鉄,又は金型鋳造のアルミニウム,黄銅,青銅若しくは亜鉛は,6.4 mm以上の厚さを要求するコン
ジット(導管)用のねじ穴の部分を除いて,次の全てを満足しなければならない。
・ 155 cm2より広い面積,又はいずれか一辺が150 mmを超える場合は,2.4 mm以上の厚さ
・ 155 cm2以下の面積かつどの辺も150 mm以下の場合は,1.5 mm以上の厚さ
砂型鋳造の金属きょう体は,6.4 mm以上の厚さを要求するコンジット(導管)用のねじ穴の部分を除い
て,3.0 mm以上の厚さとする。
4.3.7.3 板金
配線を接続する箇所での板金きょう体の厚さは,非めっき鋼板では0.8 mm以上,亜鉛めっき鋼板では
0.9 mm以上,非鉄金属では1.2 mm以上でなければならない。
配線を接続する箇所以外のきょう体の厚さは,表11又は表12で規定する値以上でなければならない。
表11及び表12に関して,支持フレームは,アングル構造,チャンネル構造,又は板金折曲げ構造とし,
きょう体表面に取り付け,きょう体表面と同一の外形寸法とする。また,支持フレームは,変形によって
発生するきょう体表面の曲げモーメントに耐えるねじり剛性をもつものとする。
アングル又はチャンネルのフレーム構造と同等の剛性をもつ構造は,支持フレームありと等価な補強と
みなす。
支持フレームなしの構造を,次に示す。
・ 単一成形フランジ付の単一シート(成形縁)
・ 波形(なみがた)加工又はリブ加工された単一シート
・ フレームに強固に取り付けられていないきょう体表面(例えば,ばね挟みによって)
・ 支持されていない縁をもつきょう体表面
――――― [JIS C 61800-5-1 pdf 36] ―――――
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C 61800-5-1 : 2016 (IEC 61800-5-1 : 2007)
表11−きょう体用板金の厚さ(炭素鋼,ステンレス)
単位 mm
支持フレームなしa) 支持フレームありa) 最小厚さ
最大幅b) 最大長さc) 最大幅b) 最大長さc)
100 制限なし 160 制限なし 0.6 d)
120 150 170 210
150 制限なし 240 制限なし 0.75 d)
180 220 250 320
200 制限なし 310 制限なし 0.9
230 290 330 410
320 制限なし 500 制限なし 1.2
350 460 530 640
460 制限なし 690 制限なし 1.4
510 640 740 910
560 制限なし 840 制限なし 1.5
640 790 890 1090
640 制限なし 990 制限なし 1.8
740 910 1040 1300
840 制限なし 1300 制限なし 2.0
970 1200 1370 1680
1070 制限なし 1630 制限なし 2.5
1200 1500 1730 2130
1320 制限なし 2030 制限なし 2.8
1520 1880 2130 2620
1600 制限なし 2460 制限なし 3.0
1850 2290 2620 3230
注a) 4.3.7.3を参照。
b) “幅”とは,きょう体の一部である長方形板金1枚の短い方の寸法をいう。きょう体の隣接した表面は,
支持材を共通にすることができ,1枚の板金であってもよい。
c) “制限なし”は,表面の縁に幅12.7 mm以上のフランジがあるか,又は表面の縁が隣接した表面と結合
され,通常は使用中に取り外しできない場合だけに適用する。
d) 屋外に据え付けるきょう体の鋼板の厚さは,0.86 mm以上とする。
――――― [JIS C 61800-5-1 pdf 37] ―――――
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表12−きょう体用板金の厚さ(アルミニウム,銅,黄銅)
単位 mm
支持フレームなしa) 支持フレームありa) 最小厚さ
最大幅b) 最大長さc) 最大幅b) 最大長さc)
75 制限なし 180 制限なし 0.6 d)
90 100 220 240
100 制限なし 250 制限なし 0.75
125 150 270 340
150 制限なし 360 制限なし 0.9
165 200 380 460
200 制限なし 480 制限なし 1.2
240 300 530 640
300 制限なし 710 制限なし 1.5
350 400 760 950
450 制限なし 1100 制限なし 2.0
510 640 1150 1400
640 制限なし 1500 制限なし 2.4
740 1000 1600 2000
940 制限なし 2200 制限なし 3.0
1100 1350 2400 2900
1300 制限なし 3100 制限なし 3.9
1500 1900 3300 4100
注a) 4.3.7.3を参照。
b) “幅”とは,きょう体の一部である長方形板金1枚の短い方の寸法をいう。きょう体の隣接した表面は,
支持材を共通にすることができ,1枚の板金であってもよい。
c) “制限なし”は,表面の縁に幅12.7 mm以上のフランジがあるか,又は表面の縁が隣接した表面と結合
され,通常は使用中に取り外しできない場合だけに適用する。
d) 屋外に据え付けるきょう体のアルミ板,銅板又は黄銅板の厚さは,0.74 mm以上とする。
4.3.8 配線及び接続
4.3.8.1 一般事項
装置の部品間及び各部品内の配線及び接続は,据え付けた状態で機械的損傷を受けないようにする。装
置の全電線の絶縁,導体及び配線経路は,使用時の電気的,機械的,熱的及び環境条件に適合していなけ
ればならない。互いに接触する可能性のある導体間には,該当する回路のDVC要求事項に対応する絶縁
を施す。
4.3.8.24.3.8.8に対する適合性を,全体構造の目視検査(5.2.1参照)及びデータシート(適用可能な場
合)によって確認する。
注記 パルス幅変調(PWM)方式の電源に接続された電動機ケーブル内での電気的反射によって,そ
のケーブル内で高い電圧が発生する可能性がある。PDSの機器選定において,これを考慮する
ことが望ましい。
4.3.8.2 配線経路
装置のきょう体内部の金属製仕切板において,絶縁電線が貫通する孔は,滑らかなブッシング若しくは
グロメットを用いるか,又は電線が通る表面は,絶縁物が摩耗する危険性を低減するよう,角がなく滑ら
かでなければならない。
電線は,その絶縁物を摩耗させるような鋭い縁,ねじ山,ばり,突起物,可動部,引出し部などから離
して配線する。電線製造業者が指定した最小曲げ半径を確保する。
――――― [JIS C 61800-5-1 pdf 38] ―――――
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内部配線の経路を固定するのに使用するクランプ及びガイドは,金属か非金属かにかかわらず,角がな
く滑らかでなければならない。電線のクランプ及び電線との接触によって,絶縁物の摩耗又はコールドフ
ロー(クリープ)が発生しないようにしなければならない。金属製クランプを,厚さ0.8 mm未満の熱可
塑性絶縁物を伴う導体に使用する場合,非導電性の機械的保護を備えなければならない。
4.3.8.3 色識別
リボンケーブル及び多心ケーブルを除いて,無地の緑又は1本若しくは複数の黄色のしま(縞)が入っ
た緑の絶縁導体を,保護ボンディング以外に用いてはならない。
注記 保護ボンディングとして,無地の緑又は黄色のしま付きの緑のいずれかを選択するかは,各国
の規制による。
なお,日本ではいずれも選択できる。
4.3.8.4 接合及び接続
全ての接合及び接続は,機械的に堅固で,電気的に導通していなければならない。
電気的接続は,はんだ付け,溶接,圧着又は他の確実な手段を用いる。プリント配線板上の部品を除い
て,はんだ付けした接続部は,機械的にも固定しなければならない。
よ(撚)り線をねじ止めする場合,電線の緩んだよ(撚)りは,次に示すいずれの部分とも接触しない
構造でなければならない。
・ その電線と同電位にならない場合がある,絶縁されていない他の充電部
・ 課電されていない金属部分
ねじ端子接続では,定期的な保守(増締め)が必要になる場合がある。保守マニュアルに適切な指示を
記載する(6.5.1参照)。
4.3.8.5 接近可能な接続部
4.3.4.14.3.4.3の対策に加えて,接近可能な接続部にDVC Aの最大値よりも高い電圧が発生する可能性
があるコネクタの誤挿入又は反転挿入を防止しなければならない。これは,例えば,プラグイン式のサブ
アセンブリ,工具(鍵)を使用することなく差し込むことができるプラグイン機器,又は工具を使用する
ことなく接近できるプラグイン機器に適用する。閉鎖的電気操作区域に据え付けることを意図した機器に
は,適用しない。
該当する場合は,コネクタ,プラグ及びコンセントの誤挿入防止及び反転挿入保護を,検査及び試行挿
入によって確認する。
4.3.8.6 PDSの機器間の相互接続
4.3.8.14.3.8.5の要求事項に加えて,PDSの機器間の相互接続には,次の要求事項又は4.3.8.7の要求事
項を満足しなければならない。
・ 装置内の各機器間又はPDSの装置間を接続するケーブル及び可とう電線は,その用途に適していなけ
ればならない。ケーブルは,きょう体の外に敷設するので物理的損傷を受けないように保護し,機械
的な張力を緩和しなければならない。
・ コネクタのおす側とめす側とのピン配置の不整合,マルチピンのおす側コネクタの異なる対のめす側
コネクタへの誤挿入,及び操作者が接近可能な部品の取扱いによって,機械的損傷,又は人に対する
熱的危険,感電若しくは傷害のリスクが発生しないようにしなければならない。
・ 外部の相互接続ケーブルがプラグ(おす)で終端しており,プラグをきょう体の外部表面に取り付け
たレセプタクル(めす)と結合する場合,外したプラグ又はレセプタクルの接近可能な接点での感電
を防止しなければならない。
――――― [JIS C 61800-5-1 pdf 39] ―――――
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C 61800-5-1 : 2016 (IEC 61800-5-1 : 2007)
注記 ケーブル端が外れたときに,接近可能な接点を無課電にするケーブルのインタロック回路は,
これらの要求事項を満足する。
4.3.8.7 電源接続
電源に常時接続するPDSは,据付場所の要求事項に従って,適用可能な配線方式に対応するものでなけ
ればならない。接続点では,導体間の空間距離を縮めるよ(撚)りの緩みが発生しない構造でなければな
らない。
4.3.8.8 端子
4.3.8.8.1 構造要求事項
接触を維持し通電する端子の全ての部品は,適切な機械的強度をもつ金属でなければならない。
端子接続は,ねじ,ばね,又は同等の手段によって,導体が必要な接触圧を維持できるようにしなけれ
ばならない。
端子は,導体及び端子に重大な損傷を与えることなく,導体が適切な表面間に固定されるように構成し
なければならない。
端子は,導体の位置又は端子自体の位置がずれて装置運転に支障をきたしてはならない。また,その絶
縁性能は,規定値未満に低下してはならない。
必要に応じて,JIS C 8201-7-1又はJIS C 8201-7-2に適合した端子を使用することによって,この箇条の
要求事項を満たすことができる。
4.3.8.8.2 接続容量
端子は,据付マニュアル及び保守マニュアル(6.3.6.4参照)で指定する導体,並びにその設備に適用さ
れる配線基準に従ったケーブルに適合していなければならない。また,端子は,5.2.3.8の温度上昇試験に
適合しなければならない。
さらに,端子は,表F.1で,少なくとも2段階太い電線に適合することが望ましい。
銅製丸導体の標準断面積を附属書Fに示す。これは,ISO,JIS及びAWG/MCMで規定するサイズの概
略の相間関係を合わせて表している。
4.3.8.8.3 接続
外部導体接続用端子は,据付期間中,接続作業を容易にできるようにしなければならない。
締付ねじ及びナットは,これらによって端子を保持している場合又は端子の回転を防止している場合で
も,他のコンポーネントを固定するために用いてはならない。
4.3.8.8.4 断面積10 mm2以上の電線の曲げ空間
低電圧PDSでは,主電源に接続する端子又はPDSの主要部(例えば,電動機,変圧器,CDM,BDM)
の端子と,端子の延長線上にある障害物との間の電線曲げ空間の距離は,表13で規定する値以上とする。
――――― [JIS C 61800-5-1 pdf 40] ―――――
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JIS C 61800-5-1:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61800-5-1:2007(IDT)
JIS C 61800-5-1:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.130 : 開閉装置及び制御装置
JIS C 61800-5-1:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB9960-11:2004
- 機械類の安全性―機械の電気装置―第11部:交流1000V又は直流1500Vを超え36kV以下の高電圧装置に対する要求事項
- JISC4034-1:1999
- 回転電気機械―第1部:定格及び特性
- JISC4034-5:1999
- 回転電気機械―第5部:外被構造による保護方式の分類
- JISC60050-161:1997
- EMCに関するIEV用語
- JISC60050-551:2005
- 電気技術用語―第551部:パワーエレクトロニクス
- JISC60068-2-6:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
- JISC60068-2-78:2015
- 環境試験方法―電気・電子―第2-78部:高温高湿(定常)試験方法(試験記号:Cab)
- JISC60695-11-10:2015
- 耐火性試験―電気・電子―第11-10部:試験炎―50W試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法
- JISC60695-11-20:2018
- 耐火性試験―電気・電子―第11-20部:試験炎―500W試験炎による燃焼試験方法
- JISC60695-2-10:2015
- 耐火性試験―電気・電子―第2-10部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―グローワイヤ試験装置及び一般試験方法
- JISC60695-2-13:2013
- 耐火性試験―電気・電子―第2-13部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ着火温度指数(GWIT)