この規格ページの目次
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C 8201-2-1 : 2021
2.21
過負荷設定電流,Ir又はIR(overload current setting)
可調整過負荷引外しの設定電流。
注記 非可調整過負荷引外しの場合,この値は定格電流Inに等しい。
2.22
プログラマブル(ロジック)コントローラ(PLC)[Programmable (logic) controller]
ディジタル又はアナログ入出力を介し,種々の機械及びプロセスを制御するために,論理,順序,計時,
計数及び算術演算のような特有機能を実行し,使用者が用いる命令を内部に記憶するためにプログラマブ
ルメモリを使用し,工業環境下で使用するために設計されたディジタル演算電子システム。PLC及び関連
周辺装置は,容易に工業制御システムに統合でき,容易にそれらの意図した全ての機能を利用できるよう
に設計されている。
(JIS B 3501の3.5の備考を削除し参照)
2.23
投入引外し装置,投入コイル(closing release, closing coil)
回路遮断器の投入のトリガーとなる電圧源によって励磁される装置。
注記 投入引外し装置は,回路遮断器の補助装置であって,附属書Aの図及びJIS C 8201-1に記載さ
れている“投入装置”とは異なる。これは,試験設備の一部であって,短絡電流を流すための
装置である。
3 分類
回路遮断器を,次のとおり分類する。
3.1 選択度種別による分類
選択度種別による分類は,A又はB(4.4参照)。
3.2 遮断の手段による分類
遮断の手段による分類は,次による。
− 気中遮断
− 真空遮断
− ガス遮断
3.3 構造による分類
構造による分類は,次による。
− 開放構造
− モールドケース
3.4 開閉機構の制御の方法による分類
開閉機構の制御の方法による分類は,次による。
− 直接手動操作
− 間接手動操作
− 直接動力操作
− 間接動力操作
− エネルギー蓄積操作
――――― [JIS C 8201-2-1 pdf 11] ―――――
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3.5 断路への適合性による分類
断路への適合性による分類は,次による。
− 断路に適しているもの(断路用ともいう。)
− 断路に適していないもの
3.6 保守の準備による分類
保守の準備による分類は,次による。
− 保守できるもの
− 保守できないもの
3.7 取付方法による分類
取付方法による分類は,次による。
− 固定形
− 差込形
− 引出形
3.8 箱入装置の保護等級による分類
箱入装置の保護等級による分類は,JIS C 8201-1の7.1.12(箱入装置の保護等級)による。
3.8A 電気設備規定による分類
電気設備規定による分類は,次による。
− JIS C 60364の規格群によって施工する低圧電気設備用のもの(附属書1の回路遮断器)
− 在来電気設備規定によって施工する電気設備用のもの(附属書2の回路遮断器)
4 回路遮断器の特性
4.1 特性の概要
適用する場合,回路遮断器は,次の特性をもたなければならない。
− 回路遮断器の形式(4.2)
− 主回路の定格値及び限界値(4.3)
− 選択度種別(4.4)
− 制御回路(4.5)
− 補助回路(4.6)
− 引外し装置(4.7)
− 一体形ヒューズ(ヒューズ組込み形回路遮断器)(4.8)
4.2 回路遮断器の形式
回路遮断器の形式は,次の事項を製造業者が指定しなければならない。
− 極数
− 電流の種類(交流又は直流),交流の場合は,相数及び定格周波数。
4.3 主回路の定格値及び限界値
4.3.1 一般
回路遮断器の定格値は,4.3.24.4に従って規定しなければならない。ただし,ここに規定する全ての定
格値を設ける必要はない。
――――― [JIS C 8201-2-1 pdf 12] ―――――
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C 8201-2-1 : 2021
4.3.2 定格電圧
4.3.2.1 定格使用電圧(Ue)
定格使用電圧(Ue)は,JIS C 8201-1の4.3.1.1[定格使用電圧(Ue)]によるほか,次を追加して適用す
る。
− JIS C 8201-1の4.3.1.1のa)で規定する装置をもつ回路遮断器
定格使用電圧(Ue)は,一般的に,線間電圧をいう。
注記 我が国では,電圧線と中間線(中性線)との間の電圧が100 Vで,電圧線間の電圧が200 V
の単相3線式配線システムがある(例 100/200 V)。
非接地又はインピーダンス接地(IT)システム用の回路遮断器は,附属書Hによる追加試験が必要
である。ただし,附属書Hは,附属書1の線間電圧240 Vを超える回路遮断器には適用し,附属書2
の回路遮断器には適用しない。
− JIS C 8201-1の4.3.1.1のb)で規定する装置をもつ回路遮断器(電圧相接地式)
これらの回路遮断器は,附属書Cの追加試験が必要である。定格使用電圧(Ue)は,文字Cを先頭
に付けた線間電圧で表す。ただし,附属書1の線間電圧240 Vを超える回路遮断器には適用し,附属
書2の回路遮断器には適用しない。
4.3.2.2 定格絶縁電圧(Ui)
定格絶縁電圧(Ui)は,JIS C 8201-1の4.3.1.2[定格絶縁電圧(Ui)]による。
4.3.2.3 定格インパルス耐電圧(Uimp)
定格インパルス耐電圧(Uimp)は,JIS C 8201-1の4.3.1.3[定格インパルス耐電圧(Uimp)]による。
4.3.3 電流
4.3.3.1 開放熱電流(Ith)
開放熱電流(Ith)は,JIS C 8201-1の4.3.2.1[開放熱電流(Ith)]による。
4.3.3.2 閉鎖熱電流(Ithe)
閉鎖熱電流(Ithe)は,JIS C 8201-1の4.3.2.2[閉鎖熱電流(Ithe)]による。
4.3.3.3 定格電流(In)
定格電流(In)は,JIS C 8201-1の4.3.2.4[定格連続電流(Iu)]による。また,定格電流は,開放熱電
流(Ith)に等しい。
4.3.3.4 4極回路遮断器に対する定格電流
4極回路遮断器に対する定格電流は,JIS C 8201-1の7.1.9(中性極付装置の追加要求事項)による。
4.3.4 定格周波数
定格周波数は,JIS C 8201-1の4.3.3(定格周波数)による。
4.3.5 定格責務
通常,定格責務は,次による。
− 8時間責務[JIS C 8201-1の4.3.4.1(8時間責務)による。]
− 連続責務[JIS C 8201-1の4.3.4.2(連続責務)による。]
4.3.6 短絡特性
4.3.6.1 定格短絡投入容量(Icm)
回路遮断器の定格短絡投入容量は,交流では,定格周波数及びこの規格で規定する力率によって,直流
では,この規格で規定する時定数によって,定格使用電圧に対して,製造業者がその回路遮断器に指定す
る短絡投入容量の値である。定格短絡投入容量は,最大推定ピーク電流として示す。
――――― [JIS C 8201-2-1 pdf 13] ―――――
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C 8201-2-1 : 2021
交流では,回路遮断器の定格短絡投入容量は,その定格限界短絡遮断容量に表2(4.3.6.3参照)の係数
nを乗じた値以上でなければならない。
直流では,回路遮断器の定格短絡投入容量は,その定格限界短絡遮断容量以上でなければならない。
定格短絡投入容量とは,回路遮断器が定格使用電圧に関連する適切な印加電圧における定格短絡投入容
量に相当する電流を投入できなければならないことを意味する。
4.3.6.2 定格短絡遮断容量
4.3.6.2.1 一般
回路遮断器の定格短絡遮断容量は,特定の条件で定格使用電圧に対して,製造業者がその回路遮断器に
指定する短絡遮断容量の値である。
定格短絡遮断容量は,回路遮断器が規定の試験電圧値に相当する商用周波回復電圧,及び次の定格短絡
容量に一致する値以下の全ての短絡電流値を遮断できなければならない。
− 交流の場合,表11に規定する力率以上(附属書1又は附属書2の8.3.2.2.4参照)
− 直流の場合,表11に規定する時定数以下(附属書1又は附属書2の8.3.2.2.5参照)
この規格で規定する試験電圧値(附属書1又は附属書2の8.3.2.2.6参照)を超える商用周波回復電圧に
対しては,短絡遮断容量は保証しない。
交流では,回路遮断器は,交流成分が一定であると仮定して,固有の直流成分の値は無視し,その定格
短絡遮断容量,及び表11の遮断容量に応じた力率に相当する推定電流を遮断できなければならない。
定格短絡遮断容量は,次による。
− 定格限界短絡遮断容量
− 定格使用短絡遮断容量
4.3.6.2.2 定格限界短絡遮断容量(Icu)
回路遮断器の定格限界短絡遮断容量は,附属書1又は附属書2の8.3.5に規定する条件で対応する定格
使用電圧に対して,製造業者がその回路遮断器に指定する限界短絡遮断容量(2.15.1参照)の値である。
回路遮断器の定格限界短絡遮断容量は,推定遮断電流(交流の場合には,交流分の実効値)の値である。
単位は,キロアンペア(kA)で示す。
4.3.6.2.3 定格使用短絡遮断容量(Ics)
回路遮断器の定格使用短絡遮断容量は,附属書1又は附属書2の8.3.4に規定する条件で,対応する定
格使用電圧に対して,製造業者がその回路遮断器に指定する使用短絡遮断容量(2.15.2参照)の値である。
回路遮断器の定格使用短絡遮断容量は,推定遮断電流の値である。単位は,キロアンペア(kA),又は
Icuに対する百分率(%)(例えば,Ics=25 %Icu)で表す。
Icsは,Icuの25 %以上でなければならない。
表1−(空白)
4.3.6.3 交流用回路遮断器に対する短絡投入容量と短絡遮断容量との間の標準の関係及び関連する力率
短絡投入容量と短絡遮断容量との間の比率n及び関連力率は,表2による。
――――― [JIS C 8201-2-1 pdf 14] ―――――
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C 8201-2-1 : 2021
表2−短絡投入容量と短絡遮断容量との間の比率n及び関連力率(交流用回路遮断器に対して)
短絡遮断容量 力率 nに対して要求する最小値
kA(実効値) n 絡投入容量
短絡遮断容量
1.5 以下 0.95 1.41
1.5 を超え 3 以下 0.9 1.42
3 を超え 4.5 以下 0.8 1.47
4.5 を超え 6 以下 0.7 1.53
6 を超え 10 以下 0.5 1.7
10 を超え 20 以下 0.3 2.0
20 を超え 50 以下 0.25 2.1
50 を超え 0.2 2.2
定格短絡投入容量及び定格短絡遮断容量は,回路遮断器が附属書1又は附属書2の7.2.1.1及び7.2.1.2
に従って動作するときにだけ,有効である。
特定の要求事項に対して,製造業者は,表2に従って要求する投入容量より高い定格短絡投入容量の値
を指定してもよい。これらの定格値を検証する試験は,受渡当事者間の合意によって定める。
4.3.6.4 定格短時間耐電流(Icw)
回路遮断器の定格短時間耐電流は,附属書1又は附属書2の8.3.6.3に規定する試験条件で,製造業者が
その回路遮断器に指定する短時間耐電流値である。
交流では,この電流値は,短時間時延動作中は一定であると仮定した,推定短絡電流の交流分の実効値
である。
定格短時間耐電流と組み合わせる短時間時延時間は,0.03秒以上とし,次の推奨値から選定する。
0.03−0.05−0.1−0.25−0.3−0.5−1(秒)
定格短時間耐電流は,表3に規定する値以上でなければならない。
表3−定格短時間耐電流の最小値
定格電流In 定格短時間耐電流Icwの最小値
A kA
2 500以下 定格電流の12倍又は5 kAのいずれか
大きい電流値
2 500を超え 30 kA
4.4 選択度種別
この規格による回路遮断器は,二つの選択度種別に分類する。
− 選択度種別B 4.3.6.4による定格短時間耐電流及び短限時をもつことによって,選択性を供する回路
遮断器。
選択度種別Bの回路遮断器の選択性は,限界短絡遮断容量までは(例えば,瞬時引外し装置が動作
した場合などのように),必ずしも保証されない。ただし,表3に規定する値までは保証しなければな
らない。
− 選択度種別A 他の全ての回路遮断器。
これらの回路遮断器は,他の手段によって短絡状態で選択性を供してもよい。
選択度種別Aの回路遮断器は,4.3.6.4に規定する値以下の短時間耐電流をもち,意図的な短時間時
延を備えてよい。その場合には,試験は,指定した短時間耐電流において行う試験シーケンスIV(附
――――― [JIS C 8201-2-1 pdf 15] ―――――
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JIS C 8201-2-1:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60947-2:2016(MOD)
- IEC 60947-2:2016/AMENDMENT 1:2019(MOD)
JIS C 8201-2-1:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.130 : 開閉装置及び制御装置 > 29.130.20 : 低電圧開閉用及び制御装置
JIS C 8201-2-1:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC3307:2000
- 600Vビニル絶縁電線(IV)
- JISC3662-3:2003
- 定格電圧450/750V以下の塩化ビニル絶縁ケーブル―第3部:固定配線用シースなしケーブル
- JISC60068-2-14:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)
- JISC60068-2-30:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-30部:温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試験方法(試験記号:Db)
- JISC61000-4-11:2008
- 電磁両立性―第4-11部:試験及び測定技術―電圧ディップ,短時間停電及び電圧変動に対するイミュニティ試験
- JISC61000-4-11:2021
- 電磁両立性―第4-11部:試験及び測定技術―電圧ディップ,短時間停電及び電圧変動に対するイミュニティ試験(1相当たりの入力電流が16A以下の機器)
- JISC8201-1:2020
- 低圧開閉装置及び制御装置―第1部:通則
- JISC8201-2-2:2011
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
- JISC8201-2-2:2021
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
- JISC8201-4-1:2020
- 低圧開閉装置及び制御装置―第4-1部:接触器及びモータスタータ:電気機械式接触器及びモータスタータ