JIS C 8300:2019 配線器具の安全性 | ページ 17

78
C 8300 : 2019
R1 : t1 ℃における巻線の抵抗値(Ω)
R2 : 温度が一定になったときの巻線の抵抗値(Ω)
C.16.3 異常温度上昇
C.16.3.101 炭素パイル式のミシン用コントローラは,a)及びb)に規定する試験条件で,定格電圧に等し
い電圧を外郭の各部の温度上昇がほぼ一定となるまで,また,温度ヒューズ又は非自己復帰形の温度過昇
防止装置が動作したときは,そのときまで連続して加える試験をしたとき,試験の間において,熱電温度
計法によって測定した外郭の各部の温度は,基準周囲温度が30 ℃のとき,150 ℃以下でなければならな
い。また,500 V絶縁抵抗計によって測定した充電部と接地することのある非充電金属部との間,又は外
郭が金属製以外のミシン用コントローラは,外郭に隙間なく当てた金属はく部との間の絶縁抵抗は,0.1
MΩ以上でなければならない。温度ヒューズ又は非自己復帰形の温度過昇防止装置が動作したとき,試験
品,木台又は毛布が燃焼することがない場合は,外郭の各部の温度は,150 ℃を超えてもよい。
a) 試験品は,厚さが10 mm以上の表面が平らな木台に置き,その上を2枚に重ねた毛布で覆う。
b) 抵抗体の発熱が最大になる位置に速度調整機構を調整した状態とする。
注記 調整した状態とは,操作部を最大に踏み込んだ状態で,ミシン用コントローラと抵抗器とを
図C.1に示すように接続し,適用電動機の定格入力又は定格出力に対応する入力に必要な電
流に等しい電流が流れるように抵抗器を調整し,次に,ミシン用コントローラの操作部の踏
込み位置を変え,電力計の指示が常に最大となるように踏込み位置を調整することを意味し
ている。
図C.1−接続図
C.17 絶縁性能
C.17.101 絶縁性能は,C.16.2に規定する温度上昇試験の直後に行う附属書Lの絶縁性能試験による。
ただし,絶縁変圧器の二次側の回路で,電圧が30 V以下の部分は,絶縁性能試験を行わなくてもよい。
C.18 機械的強度
C.18.2 外郭の強度
C.18.2.101 機械器具に組み込むミシン用コントローラを除き,外郭の強度は,厚さが10 mm以上の表面
が平らな木台の上に厚さ約5 mmのゴム板を置き,そのゴム板の上に試験品を載せ,試験品の上部に力が
均等に加わるようにゴム板,砂袋など緩衝物を載せた上に,底面の形状が1辺の長さ100 mmの正方形で
質量が60 kgのおもりを置き,1分間放置したとき,その後の使用を損なうほどの損傷又は故障が生じては
ならない。

――――― [JIS C 8300 pdf 81] ―――――

                                                                                             79
C 8300 : 2019
附属書D
(規定)
カットアウト
この附属書は,カットアウトについて規定する。
D.6 定格及び分類
D.6.101 定格電圧が100 V以上300 V以下で,定格電流が100 A以下とする。
D.6.102 非包装ヒューズをもつカットアウトの定格遮断電流は,1 000 A,1 500 A,2 500 A,5 000 A,7 500
A,10 000 A,14 000 A,18 000 A,22 000 A,25 000 A,30 000 A,35 000 A,42 000 A,50 000 A又は50 000
Aを超える5 000 Aごとの値とする。
D.6.103 ねじ込み形プラグヒューズ用カットアウトの定格は,次による。
− 定格電圧は,125 V以下とする。
− 定格電流は,30 A以下とする。
D.6.104 分類は,表D.1による。
表D.1−分類
分類
1) カットアウト
D.7 表示
D.7.101 表Q.1のb)に規定する配線器具の表示の方式によって表示する。
D.11 端子及び導電部の接続部
D.11.101 電線接続端子部
電線接続端子部は,B.11.101による。
D.12 構造
D.12.101 ヒューズを取り付けるカットアウト
ヒューズを取り付けるカットアウトは,B.12.101による。
D.12.102 せん(栓)形プラグヒューズ用カットアウト
せん(栓)形プラグヒューズ用カットアウトの蓋は,2回転以上のねじ込みで本体に完全にかん合し,
かつ,振動によって緩むことがあってはならない。
D.16 温度上昇
D.16.2 温度上昇
D.16.2.101 温度上昇は,K.3による。

――――― [JIS C 8300 pdf 82] ―――――

80
C 8300 : 2019
D.17 絶縁性能
D.17.101 絶縁性能は,D.16.2に規定する温度上昇試験の直後に行う附属書Lの絶縁性能試験による。
D.18 機械的強度
D.18.1 端子部の強度
D.18.101 端子部の強度は,附属書Iによる。
D.19 配線器具の材料
D.19.101 カットアウトは,次のいずれかの温度の空気中に1時間放置したとき,その後の使用を損なう
ほどの損傷が生じてはならない。
a) 定格電流が15 Aを超える場合,ヒューズ取付部及びその近傍は200±3 ℃,その他の部分は150±3 ℃
b) 定格電流が15 A以下の場合,ヒューズ取付部及びその近傍は150±3 ℃,その他の部分は100±3 ℃
D.101 電気的特性
D.101.1 短絡遮断性能
非包装ヒューズを取り付けるカットアウトの短絡遮断性能は,D.17に規定する絶縁性能の試験の後に行
う附属書Mの短絡遮断性能試験による。

――――― [JIS C 8300 pdf 83] ―――――

                                                                                             81
C 8300 : 2019
附属書E
(規定)
接続器
この附属書は,接続器について規定する。
E.3 用語及び定義
この附属書で用いる用語及び定義は,次による。
E.3.101
延長コードセット
コードを電源電線とし,一端に差込プラグ,他端にマルチタップ又はコードコネクタボディを附属して
いる,電源電線の巻取機構をもたない配線器具。主にコードの延長接続を用途としている。
E.6 定格及び分類
E.6.101 定格電圧は100 V以上300 V以下,定格電流は50 A以下及び極数は5以下とする。ただし,蛍
光灯用ソケットの定格電圧は,1 000 V以下とする。
E.6.102 E.12.102.5 a)に規定する寸法の接続器の定格電圧及び定格電流は,表E.4,表E.5及び表E.6によ
る。
E.6.103 ねじ込み形電線コネクタを除くねじ込み接続器,並びに蛍光灯用ソケット及び蛍光灯用スタータ
ソケット以外のソケットの定格電流は,次による。
a) 口金又は受金の公称直径が26 mm未満のねじ込み接続器及びソケットの定格電流は,3 A以下。ただ
し,ハロゲン電球用のねじ込み接続器及びソケットは,3 Aを超えてもよい。
b) 口金又は受金の公称直径が26 mm以上39 mm未満のねじ込み接続器及びソケットの定格電流は,6 A
以下。
c) 口金又は受金の公称直径が39 mm以上のねじ込み接続器及びソケットの定格電流は,20 A以下。
E.6.104 形状がシーリングボディのコンセント,形状がシーリングキャップの差込プラグ及びローゼット
の定格電流は,6 A以下とする。
E.6.105 線状差込接続器の定格電圧は125 Vで,定格電流は15 A以下とする。
注記 線状差込接続器は,刃受穴の形状が線状で,縦の長さが30 cmを超える接続器である。
E.6.106 延長コードセットの定格電流は,15 A又は20 Aとし,かつ,その定格電流とマルチタップ又は
コードコネクタボディ及び差込プラグの定格電流とが等しくなるように構成する。
E.6.107 延長コードセットの定格電圧は,125 V又は250 Vとし,かつ,その定格電圧とマルチタップ又
はコードコネクタボディ及び差込プラグの定格電圧とが等しくなるように構成する。
E.6.108 分類は,表E.1による。

――――― [JIS C 8300 pdf 84] ―――――

82
C 8300 : 2019
表E.1−分類
大分類 小分類
1) 差込プラグ,コンセント,マルチタップ,コードコネクタ
差込接続器。ただし,ライティングダクト及びラ
ボディ,アイロンプラグ,器具用差込プラグ,アダプタ,
イティングダクトの附属品,並びにライティング
コードリール,延長コードセット,その他の差込接続器
ダクト用接続器に規定する接続器及び機械器具に
組み込む特殊な構造の差込接続器を除く。
2) ローゼット ねじ込みローゼット,引掛ローゼット,その他のローゼッ

3) セパラブルプラグボディ,その他のねじ込み接続器,アダ
ねじ込み接続器。ただし,機械器具に組み込む特
殊な構造のねじ込み接続器を除く。 プタ,ランプレセプタクル
4) 蛍光灯用ソケット,蛍光灯用スタータソケット,分岐ソケ
ソケット。ただし,電灯器具以外の機械器具に組
み込む特殊な構造のソケットを除く。 ット,キーレスソケット,防水ソケット,キーソケット,
プルソケット,ボタンソケット,その他のソケット
5) ジョイントボックス
E.7 表示
E.7.101 表Q.1のa)に規定する配線器具の表示の方式によって表示する。
E.7.102 平形導体合成樹脂絶縁電線用の接続器で,一つの極配置に二つ以上の定格電圧を表示した刃受け
又は二つ以上の異なる極配置の刃受けをもつ接続器は,それぞれの刃受けの部分又はこれらの近傍に容易
に消えない方法で刃受けから安全に供給できる供給電源電圧を明確に表示しなければならない。
E.8 寸法
E.8.101 接続器の寸法は,E.12.102.5に規定する寸法及び形状による。
E.11 端子及び導電部の接続部
E.11.101 電線接続端子
E.11.101.1 電線接続端子の端子ねじの呼び径は,表E.2による値以上でなければならない。
表E.2−定格電流及び端子ねじの呼び径
定格電流b), c) 端子ねじの呼び径
mm
頭部で締め付ける端子 1本のねじの先端で 2本以上のねじの先端で
A 及び引締め形の端子 押し締める端子 押し締める端子
7以下 3.5 3 3
(3)a) (2.5)a) (2.5)a)
7を超え 10以下 3.5 3.5 3
(3)a) (3)a) (2.5)a)
10を超え 15以下 3.5 3.5 3.5
(3)a)
15を超え 20以下 4 4 3.5
20を超え 30以下 4.5 4.5 4
30を超え 5 5 4.5
注a) 括弧内の数値は,コードを接続する接続器及び機械器具に組み込む接続器に適用する。
b) 電源送り端子をもつ接続器で,送り容量が加わる端子は,表示した送り容量を定格電流として扱う。
c) 電源電線を収納する巻取機構をもつ接続器の定格電流は,12.9.2による。

――――― [JIS C 8300 pdf 85] ―――――

次のページ PDF 86

JIS C 8300:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8300:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB1115:2015
すりわり付きタッピンねじ
JISB1122:1960
ボルト・ナット検査
JISB1122:2015
十字穴付きタッピンねじ
JISB1123:1952
リベット検査
JISB1123:2015
六角タッピンねじ
JISB7524:2008
すきまゲージ
JISC2110-1:2016
固体電気絶縁材料―絶縁破壊の強さの試験方法―第1部:商用周波数交流電圧印加による試験
JISC3010:2019
電線及び電気温床線の安全に関する要求事項
JISC3301:2000
ゴムコード
JISC3306:2000
ビニルコード
JISC60695-2-11:2016
耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
JISC60695-2-12:2013
耐火性試験―電気・電子―第2-12部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWFI)
JISC60695-2-13:2013
耐火性試験―電気・電子―第2-13部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ着火温度指数(GWIT)
JISC7501:2011
一般照明用白熱電球
JISC8303:2007
配線用差込接続器
JISC8360:1984
リモコンリレー及びリモコンスイッチ
JISG3131:2018
熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JISH4000:2014
アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JISH4100:2015
アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
JISK2240:2013
液化石油ガス(LPガス)
JISS6006:2020
鉛筆,色鉛筆及びそれらに用いる芯