JIS C 8300:2019 配線器具の安全性 | ページ 26

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は故障が生じてはならない。
− 固定形のライティングダクトは長さ方向(X軸方向),長さ方向及び鉛直方向に垂直な方向(Y軸方向),
並びに鉛直方向(Z軸方向)。
− 走行形のライティングダクトはY軸方向及びZ軸方向。
表F.2−引張力
単位 N
プラグ及びアダプタの 引張力
定格電流 X軸方向及びY軸方向 Z軸方向
15 A以下 100 150
15 Aを超え 20 A以下 140 200
20 Aを超え 200 300
引張力を加える箇所を,図F.4に示す。
図F.4−引張力を加える箇所
F.19 配線器具の材料
F.19.101 外郭の材料が合成樹脂又は合成樹脂を被覆した金属のライティングダクト及びその他附属品は,
70±3 ℃の空気中に1時間放置したとき,その後の使用を損なうほどの損傷が生じてはならない。また,
自然に冷却したとき,その後の使用を損なうほどの損傷が生じてはならない。
F.19.102 電球を取り付けるアダプタの負荷側の接続部は,E.19.102の規定による。
F.19.103 導電材料及び接地極の材料は,銅又は銅合金でなければならない。必要な場合には,材料の仕様
書のデータなどによって確認する。
F.21 耐過熱性,耐燃性及び耐トラッキング性
F.21.2 耐燃性
F.21.2.101 外郭の材料が合成樹脂又は合成樹脂を被覆した金属のライティングダクト及びその他附属品
は,外郭から採った長さ約150 mm,幅約10 mmの試料,又はその他附属品の場合は試験品を垂直にし,
下端を炎の長さが約15 mmのブンゼンバーナの酸化炎の先端で,1分間燃焼させ,炎を取り去ったとき,
60秒以内に自然に消えなければならない。ブンゼンバーナの燃料は,約37 MJ/m3の工業用メタンガス又
はこれと同等以上の発熱量をもつ燃料を用いる。
注記 37 MJ/m3は,9 000 kcal/m3に相当している。

――――― [JIS C 8300 pdf 126] ―――――

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F.101 機械的特性
F.101.1 着脱性能
固定形のライティングダクト,プラグ及びアダプタは,次の試験条件でプラグ及びアダプタを毎分約20
回の割合で連続して100回着脱したとき,その後の使用を損なうほどの損傷又は故障が生じてはならない。
着脱で1回と数える。
a) ライティングダクトは,定格電圧に等しい電圧を加え,表F.3による試験電流を流す。力率は,約1
とする。
表F.3−試験電流
単位 A
ライティングダクトの定格電流 試験電流
20以下 9
20を超え 22.5
b) プラグ及びアダプタは,プラグが適合するライティングダクトにプラグ及びアダプタの定格電圧に等
しい電圧を加え,プラグ及びアダプタの定格電流の150 %に等しい電流を流す。力率は,約1とする。
F.101.2 走行性能
走行形のライティングダクト,プラグ及びアダプタは,次の試験条件においてプラグ及びアダプタを走
行させたとき,その後の使用を損なうほどの損傷又は故障が生じてはならない。
a) 接続用附属品を用いてライティングダクト2個を接続し,接続部を含む30 cmの距離を走行させる。
接続部を走行させることができない構造の場合は,ライティングダクトの任意の箇所において30 cm
走行させてもよい。
b) 往復で1回と数え,毎分約20回の割合でプラグ及びアダプタに50 Nの力を加えた状態において1 000
回走行させた後に,プラグ及びアダプタに力を加えない状態において9 000回走行させる。
c) ライティングダクト,プラグ及びアダプタに定格電圧に等しい電圧を加え,定格電流に等しい電流を
流す。力率は,約1とする。
F.102 電気的特性
F.102.1 短絡性能
ライティングダクトは,次の方法で試験電流を流したとき,ライティングダクトの外郭,導体及び絶縁
物にその後の使用を損なうほどの損傷が生じてはならない。また,試験後において,L.1に規定する絶縁
抵抗試験及びL.2に規定する絶縁耐力試験を行う。
a) 2個のライティングダクトを接続用附属品を用いて接続し,かつ,ライティングダクトの電源側にフ
ィードインボックスを取り付け,ライティングダクトの導体の終端を短絡する。
b) 試験電流は,短絡発生後0.5サイクルにおける交流分の実効値が1 500 Aとなる電流とする。3相回路
の場合は各相の電流の実効値を平均した値が1 500 Aとなる電流とする。
c) 通電時間は,0.02秒とする。
F.102.2 短絡遮断性能
非包装ヒューズの取付部をもつライティングダクト及びその他附属品の短絡遮断性能は,附属書Mの短
絡遮断性能試験による。ただし,締付形端子又はつめ形端子をもつ包装ヒューズを用いることを意図する
ライティングダクト及びその他附属品で非包装ヒューズを取り付けできる構造の場合,非包装ヒューズを

――――― [JIS C 8300 pdf 127] ―――――

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取り付けてはならない旨を表面の見やすい箇所に容易に消えない方法で表示してあるライティングダクト
及びその他附属品は試験を行わなくてもよい。

――――― [JIS C 8300 pdf 128] ―――――

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附属書G
(参考)
調光器
この附属書は,将来,調光器の規定を配線器具の規定に整合させるために計画されている内容を情報と
して示す。
G.6 定格及び分類
G.6.101 定格電圧は100 V以上300 V以下,定格周波数は50 Hz又は60 Hz,及び定格容量は1 kVA以下
とする。
G.6.102 分類は,表G.1による。
表G.1−分類
分類
1) 調光器
G.7 表示
G.7.101 表面の見やすい箇所に容易に消えない方法で次を表示しなければならない。
− 定格電圧
− 定格容量。VAで表示する。
− 定格周波数。放電灯用の場合に限る。
− 屋外用の調光器は,その旨
G.7.102 調光機構の近傍の表面に負荷の最大電流又は最大電力の表示を行う。
− 調光器がこの規定の範囲において安全に,かつ,連続して使用可能な最大電流又は最大電力を最大な
どの表現によって表示する。
例 最大3 A,MAX 300 Wなど。
G.11 端子及び導電部の接続部
G.11.6 特定用途の電線接続端子
G.11.6.101 速結端子を用いた電線接続端子は,電線を接続した端子に試験電流を45分間通電し45分間
休止する操作を125回繰り返したとき,25回目の通電の終わりと125回目の通電の終わりとの温度の差が
8 ℃以下でなければならない。
試験電流は,次による。
− 定格電流の1.5倍
− 定格電流が20 Aを超える調光器に用いる速結端子は,定格電流の1.25倍
試験方法は,JIS C 8303及びJIS C 8306の規定のうち,ねじなし端子に対する規定による。ただし,送
り端子がない場合は,速結端子だけ通電する状態にして行う。
G.11.101 電線接続端子
G.11.101.1 電線接続端子の端子ねじの呼び径は,表G.2に規定する値以上でなければならない。

――――― [JIS C 8300 pdf 129] ―――――

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表G.2−定格電流及び端子ねじの呼び径
単位 mm
定格電流b), c) 端子ねじの呼び径
頭部で締め付ける端子 1本のねじの先端で 2本以上のねじの先端で
及び引締め形の端子 押し締める端子 押し締める端子
7 A以下 3.5 3 3
(3)a) (2.5)a) (2.5)a)
7 Aを超え 10 A以下 3.5 3.5 3
(3)a) (3)a) (2.5)a)
注a) 括弧内の数値は,コードを接続する調光器及び機械器具に組み込む調光器に適用する。
b) 定格電流とは,定格容量を定格電圧で除した値とする。
c) 電源送り端子をもつ調光器で,送り容量が加わる端子は,表示した送り容量を定格電流として扱う。
G.11.101.2 電線接続端子は,電線を容易かつ確実に接続できなければならない。
二つ以上の電線を一つの取付部に締め付ける場合は,それぞれの電線の間にナット又は座金を用いて締
め付ける。座金を用いる場合,座金の大きさは大頭丸平小ねじの頭径以上とする。
機器組込用の調光器で,確実に接続できる端子構造の例を,次に示す。
a) 接続する電線に適する大きさのラグ端子,圧着端子など。
b 導体のより線がはみ出さない押締め形端子。
c) より線が導体外径の1/4以上はみ出さない端子ねじ。
速結端子をもつ調光器には,接続できる電線の種類,直径及び差し込む導体の長さ(ストリップゲージ)
を表面の見やすい箇所又は端子近傍に容易に消えない方法で表示しなければならない。ただし,機器用で
ある旨の表示がある調光器は表示しなくてもよい。
G.11.101.3 電線を端子ねじの頭部で直接に締め付ける構造の端子ねじは,次による。
a) 機械器具に組み込む調光器を除き,大頭丸平小ねじ,溝付六角頭小ねじ又はこれらと同等以上の締付
効果があるねじ。大頭丸平小ねじ及び溝付六角頭小ねじの頭径は,JIS C 8303の附属書B(巻締ねじ
端子のねじの寸法)による。ただし,溝付六角頭小ねじの呼び径が6 mmのねじの頭径は,13±0.5 mm
とする。
b) 機械器具に組み込む調光器は,なべ小ねじ,丸平小ねじ又はこれらと同等以上の締付効果があるねじ。
c) 端子ねじの頭部で覆う端子金具の面積は,a)及びb)それぞれのねじの頭部の面積以上とする。
G.12 構造
G.12.101 ヒューズ又はヒューズ抵抗器を取り付ける調光器
G.12.101.1 ヒューズ又はヒューズ抵抗器を取り付ける調光器は,ヒューズ交換のときに,手,又はドラ
イバなどの工具がスイッチを切ったときに充電している部分に触れず,かつ,確実に取り付けることがで
きなければならない。
G.12.101.2 非包装ヒューズを取り付ける端子は,ヒューズを容易に取り付けることができる皿形座金そ
の他の座金をもつ構造でなければならない。
G.12.101.3 非包装ヒューズの可溶体の中心部付近と器体との間の空間距離は,4 mm以上でなければな
らない。
注記 器体には,ヒューズが溶断したとき,可溶体が垂れ下がる方向,又はばね方式のばねの動作方
向にあるヒューズ取付基板,抵抗器,発熱体,整流器,器内配線なども含まれる。

――――― [JIS C 8300 pdf 130] ―――――

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JIS C 8300:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8300:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB1115:2015
すりわり付きタッピンねじ
JISB1122:1960
ボルト・ナット検査
JISB1122:2015
十字穴付きタッピンねじ
JISB1123:1952
リベット検査
JISB1123:2015
六角タッピンねじ
JISB7524:2008
すきまゲージ
JISC2110-1:2016
固体電気絶縁材料―絶縁破壊の強さの試験方法―第1部:商用周波数交流電圧印加による試験
JISC3010:2019
電線及び電気温床線の安全に関する要求事項
JISC3301:2000
ゴムコード
JISC3306:2000
ビニルコード
JISC60695-2-11:2016
耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
JISC60695-2-12:2013
耐火性試験―電気・電子―第2-12部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWFI)
JISC60695-2-13:2013
耐火性試験―電気・電子―第2-13部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ着火温度指数(GWIT)
JISC7501:2011
一般照明用白熱電球
JISC8303:2007
配線用差込接続器
JISC8360:1984
リモコンリレー及びリモコンスイッチ
JISG3131:2018
熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JISH4000:2014
アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JISH4100:2015
アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
JISK2240:2013
液化石油ガス(LPガス)
JISS6006:2020
鉛筆,色鉛筆及びそれらに用いる芯