JIS C 9213:1988 電気ポット | ページ 4

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C 9213-1988
図4
備考1. 回数の数え方は,12をもって1回,34をもって1回とする。
2. 可動板の動きは,滑らかに行うものとする。
8.16 耐落下衝撃試験 水平で表面が平らなコンクリート床上に,大きさ約150×150cm,厚さ約3cmのラ
ワン板を置き,その中央部に器体の底面がラワン板の面に平行になるように器体をひもでつり下げ,70cm
の高さから1回落下させる(図5参照)。
図5
備考1. 試験は,無通電で行う。
2. 工具なしで取り外せる附属品は,取り外して行う。
3. 試験は,水を入れないで行う。
4. じか付けのコードは,落下させる際邪魔にならない
よう器体上部に束ねておく。
8.17 保温材及び断熱材の燃焼性試験 試験は,次によって行う。

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C 9213-1988
(1) 試 験 片
(a) 試験片の寸法は,本体の密度が一均な箇所から,原則として次に示す大きさのものを切り取り,す
べてのごみは取り去る。ただし,厚さについて,次の寸法が取れないものは原寸法のままとする。
幅 : 50±1mm
長さ : 150±1mm
厚さ : 13±1mm
(b) 試験片は,2個とする。
(2) 試験装置
(a) 試験装置は,図6のとおりとする。
図6
(b) 装置に使用する各部の寸法は,次のとおりとする。
金網はJIS G 3555(織金網)の線径0.8mm,金網の目の開き6.4mm,長さ216mm,幅76mmのも
のを使用し,金網の一端は90度の角度に折り曲げ,13mmの縁を形成していること。バーナは口径
11mmのブンゼンバーナを使用する。
(c) 試験室は,無風状態であること。
(3) 試験方法
(a) 金網が水平位置になるように,二つのリングスタンドによって位置を決める。
(b) ブンゼンバーナは,その青色炎が38mmになるように調整する。バーナを金網の直角に曲げた部分
の下に置き,炎が金網の垂直断面と同一ラインになるように調整する。
(c) 試験片は,短片の面が垂直に折り曲げた金網の面に接するように置く。ただし,金網の面に接し得
ない変形した試験片の場合は,炎の当たる位置に最も近づくように置く。
(d) ブンゼンバーナの上部の縁と金網の下側の縁との距離は13mmとする。
(e) ガスは,JIS K 2240に規定する1種1号を用いる。
(f) 試験片に炎を近づけてから1分後にブンゼンバーナを試験片から少なくとも20cm離し,燃焼状態
を観察する。
9. 検 査

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9.1 形式検査 8.の試験方法によって,原則として次の順序で検査を行ったとき,5.,6.,7.及び11.の規
定に適合しなければならない。ただし,(1)及び(9)(14)の検査は,同一品で行わなくてもよい。
(1) 構 造
(2) 電圧変動特性
(3) 消費電力
(4) 絶縁性能(絶縁抵抗,耐電圧)
(5) 平常温度
(6) 異常温度
(7) 水温の温度保証
(8) 効 率
(9) 転倒流水
(10) 湯沸し用電熱線の耐久性
(11) 容器の耐久性
(12) コード接続部の折曲げ
(13) 耐落下衝撃性
(14) 保温材及び断熱材の難燃性
9.2 受渡検査 (1)は抜取りによって,(2)及び(3)は全数を8.の試験方法で試験を行い,5.の規定に適合し
なければならない。ただし,受渡当事者間の協定によって,検査項目の一部又は全部を省略することがで
きる。
(1) 消費電力
(2) 耐 電 圧
(3) 絶縁抵抗
10. 製品の呼び方 種類による。
(1) 普通形電気ポットは,単に電気ポットと呼んでもよい。
(2) 自動形電気ポットは,単に自動ポットと呼んでもよい。
11. 表 示 製品には,見やすいところに容易に消えない方法によって,次の事項を表示しなければなら
ない。
(1) 種類(普通形は省略して電気ポットと表示してもよい。自動形は“自動ポット”などのように自動で
ある旨が表示してあればよい。)
(2) 定格電圧 (V)
(3) 定格消費電力 (W)
(4) 定格容量 (l)
(5) 製造年又はその略号
(6) 製造業者名又はその略号
12. 使用上の注意事項 使用上特に注意する事項があるときは,本体,下げ札又は取扱説明書などに明記
しておかなければならない。

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C 9213-1988
付図 試 験 指
備考1. この試験指は,本体8.16耐落下衝撃試験後の充電部の露出について用いる
[本体5.15及び6.2 (1) 参照]。
2. 角度の許容差は,±5とする。
0
3. 寸法の許容差は,25mm未満にあっては.005 mm,25mm以上にあっては
±0.2mmとする。
4. 使用材料は,黄銅とする。
5. 試験品の導電部は,一括して接続する。
6. 電源電圧は,一定電圧以下の任意の電圧(40V以上)としてもよい。
引用規格 :
JIS C 2520 電熱用合金線及び帯
JIS C 3301 ゴムコード
JIS C 3306 ビニルコード
JIS C 3312 600Vビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル
JIS C 3327 600Vゴムキャブタイヤケーブル
JIS C 8303 配線用差込接続器
JIS C 8304 屋内用小形スイッチ類
JIS C 8358 電気器具用差込接続器
JIS G 3555 織金網
JIS K 2240 液化石油ガス(LPガス)
JIS K 5400 塗料一般試験方法

――――― [JIS C 9213 pdf 19] ―――――

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C 9213-1988
JIS K 7202 プラスチックのロックウェル硬さ試験方法
JIS S 6006 鉛筆及び色鉛筆
対応国際規格 :
IEC 335-2-15 Safety of household and similar electrical appliances. Part 2 : Particular require-ments
for appliances for heating liquids
IEC 530 Methods for measuring the performance of electric kettles and jugs for house-hold and
similar use
家庭電器部会家庭用電熱器具専門委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 富 沢 一 行 財団法人日本電気用品試験所
横 江 信 義 通商産業省機械情報産業局
稲 葉 裕 俊 資源エネルギー庁公益事業部
前 田 勲 男 工業技術院標準部
吉 満 行 孝 通商産業省通商産業検査所
佐々木 弘 明 自治省消防庁消防研究所
熊 田 泰 治 三菱電機ホーム機器株式会社
美 田 節 男 鳥取三洋電機株式会社
鈴 木 栄 治 株式会社東芝家電事業本部
三 谷 義 徳 松下電器産業株式会社電化本部
大 熊 明 社団法人日本電機工業会
石 崎 貞 博 日本電熱機工業協同組合
大 熊 礼 子 主婦連合会
吉 田 静 江 消費科学連合会
片 岡 茂 国民生活センター
飛 田 恵理子 全国地域婦人団体連絡協議会
渡 辺 厚 財団法人日本消費者協会
岩 崎 泰 子 東京友の会
竹 村 章 全国電器小売商業組合連合会
齋 藤 有 常 日本百貸店協会
吉 田 孝 一 社団法人日本電機工業会
山 田 一 宣 松下電器産業株式会社電化調理事業部
木 村 義 弘 象印マホービン株式会社
大日向 昭 一 株式会社東芝家電機器事業部
(事務局) 五十嵐 重 雄 工業技術院標準部電気・情報規格課
穐 山 貞 治 工業技術院標準部電気・情報規格課
長 谷 亮 輔 工業技術院標準部電気・情報規格課

JIS C 9213:1988の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60335-2-15:1986(NEQ)
  • IEC 60530:1975(NEQ)

JIS C 9213:1988の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 9213:1988の関連規格と引用規格一覧