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表6 開閉試験
項目 試験電圧 試験電流 負荷の力率 開閉頻度 開閉回数
1 定格電圧 最大負荷電流 約1 約20回/min 連続5 000回
2 定格電圧 最大負荷電流の1.5倍の電流 約1 約20回/min 連続 100回
7.12.2 温度試験 温度試験は,7.12.1開閉試験の後でスイッチに定格周波数の定格電圧を加え,ヘヤドラ
イヤの最大負荷電流に等しい電流を通じ,各部の温度がそれぞれほぼ一定となったとき,熱電対を使って
接触子の温度を測定する。
7.13 コード折曲げ試験
7.13.1 本体とコードの接続部の折曲げ試験 本体とコードの接続部の折曲げ試験は,接続器を使用しない
で接続されるコードがヘヤドライヤを貫通する部分を図3に示す試験装置の可動板の中心と一致させ,か
つ,コードが可動範囲の中央で折り曲げられずに鉛直になるようにヘヤドライヤを取り付け,コードの先
端に500gのおもりをつるして,可動板を右方向に60°回転させてこれを元に戻し(これを1回とする。),
続いて左方向に60°回転させてこれを元に戻す(これを1回とする。)。この操作を毎分約40回の速さで5
000回繰り返す。
図3 コード折曲げ試験装置
備考1. 回数の数え方は,1−2をもって1回,3−4をもって1回とする。
2. 折曲げ方向は,コードの短径側とする。
7.13.2 差込接続器のコード接続部の折曲げ試験 差込接続器のコード接続部の折曲げ試験は,差込接続器
を図4に示す試験装置の可動板の中心とコード貫通部とを一致させ,かつ,コードが可動範囲の中央で折
り曲げられずに鉛直になるように取り付け,コードの先端に500gのおもりをつるして,可動板を右方向に
60°回転させてこれを元に戻し(これを1回とする。),続いて左方向に60°回転させてこれを元に戻す(こ
れを1回とする。)。この操作を毎分約40回の速さで5 000回繰り返す。
――――― [JIS C 9613 pdf 11] ―――――
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図4 コード折曲げ試験装置
備考1. 回数の数え方は,1−2をもって1回,3−4をもって1回とする。
2. 折曲げ方向は,コードの短径側とする。
7.14 コード巻取収納機構の耐久性試験 コード巻取収納機構の耐久性試験は,コード巻取収納機構から
コードを引き出し,収納する操作を毎分30mの速さ(自動巻取りのものは,その自動収納の速さ。)で連
続して2 000回行い,コードの素線の断線率及び各部の異常の有無を調べる。この場合,コードに引出し
制限印のあるものは,制限印のあるところまで引き出して行う。
7.15 騒音試験 騒音試験は,JIS Z 8731に準じて,次の条件においてヘヤドライヤの騒音を測定する。
騒音の測定は,JIS C 1502, JIS C 1505に規定された騒音計,又はこれらと同等以上の性能をもつものを
使用し,聴感補正回路のA特性によって測定を行う。
(1) ヘヤドライヤは共振しないよう,厚さ510mm程度のフェルトなどを敷いたスタンドに擬似手を使
用して固定する。
(2) 定格周波数の定格電圧を加え,風量を調節できるものは,最大風量となる状態にして,図5に示す2
点の騒音を測定する。
(3) 2点の騒音値の平均をヘヤドライヤの騒音とする。
(4) マイクロホンは,ヘヤドライヤのほぼ中心から一側面及び後の2方向へ1m離れた位置に置く(図5)。
(5) ヘヤドライヤを運転しない場合の暗騒音は,ヘヤドライヤの騒音より少なくとも10dB小さいこと。
――――― [JIS C 9613 pdf 12] ―――――
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図5 騒音測定方法
8. 検査
8.1 形式検査(1) 形式検査は,次の項目について7.の試験方法及び目視などによって行い,4., 5., 6.及び
10.1の規定に適合しなければならない。ただし,(1), (8)及び(10)(12)の検査は,同一品で行わなくてもよ
い。
(1) 構造(10.1を含む。)
(2) 始動
(3) 電圧変動
(4) 消費電力
(5) 温度
(6) 絶縁抵抗
(7) 耐電圧
(8) 漏れ電流
(9) 機械的強度
(10) 風速
(11) 耐久性
(12) スイッチ
(13) コードの折曲げ
(14) コード巻取収納機構の耐久性
(15) 騒音
注(1) 形式検査とは,製品の品質が設計で示されたすべての品質項目を満足するかどうかを判定する
ための検査をいう。
――――― [JIS C 9613 pdf 13] ―――――
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8.2 製品検査(2) 製品検査は,各製品ごとに次の項目について,7.の試験方法によって行い,4.の規定に
適合しなければならない。ただし,検査は合理的な抜取方式によってもよい。
(1) 始動
(2) 消費電力
(3) 絶縁抵抗
(4) 耐電圧
注(2) 製品検査とは,既に形式検査に合格したものと同じ設計,製造にかかわる製品の受渡しに際し
て,必要と認められる品質項目が満足するものであるかどうかを判断するための検査をいう。
9. 製品の呼び方 製品の呼び方は,名称,定格電圧及び定格消費電力による。
例 ヘヤドライヤ 100V 1 000W
10. 表示
10.1 製品表示 製品には,見やすいところに容易に消えない方法で,次の事項を表示しなければならな
い。
(1) 定格電圧 (V)
(2) 定格周波数 (Hz)
(3) 定格消費電力 (W)
(4) 製造業者名又はその略号
(5) 製造番号又はロット番号
(6) 製造年又はその略号
10.2 包装表示 包装する場合には,一包装ごとに見やすいところに容易に消えない方法で,次の事項を
表示しなければならない。
(1) 名称
(2) 製造業者名又はその略号
11. 使用上の注意事項 使用上特に注意する事項がある場合には,本体,下げ札,取扱説明書などに,次
の内容を表示しなければならない。表示は,使用者に理解しやすい文章又は絵によって行う。ただし,該
当しないものは除く。
(1) 製品の定格電流以下のコンセントの使用禁止に関する注意
(2) ぬれた手での取扱い,湿気の多い場所での使用及び保管の禁止に関する注意
(3) 引火性のあるものの近くでの使用の禁止に関する注意
(4) 通電状態での放置の禁止に関する注意
(5) 使用中の吸込口,吹出口閉塞の禁止に関する注意
(6) 落下など衝撃を与えることの禁止に関する注意
(7) 器体内への異物混入防止に関する注意
(8) 目的外使用の禁止に関する注意
(9) 故障の点検方法に関する事項
(10) 電源コードの取扱い及び点検に関する注意
(11) その他,製品個々の性能や特徴に応じて必要と判断される事項
――――― [JIS C 9613 pdf 14] ―――――
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付図1 試験指
備考1. 角度の許容差は,±5´とする。
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2. 寸法の許容差は,25mm未満は .005 mm, 25mm以上は±0.2mmとする。
3. 使用材料は,黄銅とする。
4. 試験品の導電部は,一括して接続する。
5. 電源電圧は,定格電圧以下の任意の電圧(40V以上)としてもよい。
付図2 衝撃試験機
備考 ハンマ頭部は,JIS K 7202に規定するロックウェル硬さHR R100の硬さに表面をポ
リアミド加工した半径が10mmの球面をもつものとする。
――――― [JIS C 9613 pdf 15] ―――――
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JIS C 9613:1994の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.170 : ボディケア設備
JIS C 9613:1994の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1509-1:2017
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
- JISC1509-2:2018
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第2部:型式評価試験
- JISC2520:1999
- 電熱用合金線及び帯
- JISC3301:2000
- ゴムコード
- JISC3306:2000
- ビニルコード
- JISC5101:1995
- 電子機器用固定コンデンサ通則
- JISC8303:2007
- 配線用差込接続器
- JISC8358:1994
- 電気器具用差込接続器
- JISK2240:2013
- 液化石油ガス(LPガス)
- JISK5600-5-4:1999
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第4節:引っかき硬度(鉛筆法)
- JISK7202-2:2001
- プラスチック―硬さの求め方―第2部:ロックウェル硬さ
- JISS6006:2020
- 鉛筆,色鉛筆及びそれらに用いる芯
- JISZ8731:2019
- 環境騒音の表示・測定方法