JIS D 2101:2001 規格概要
この規格 D2101は、自動車に使用するねじプラグについて規定。
JISD2101 規格全文情報
- 規格番号
- JIS D2101
- 規格名称
- 自動車部品―ねじプラグ
- 規格名称英語訳
- Automotive parts -- Screw plugs
- 制定年月日
- 1954年3月29日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 43.060.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 自動車 II 2020
- 改訂:履歴
- 1954-03-29 制定日, 1957-01-30 改正日, 1960-01-30 確認日, 1960-08-01 改正日, 1963-08-01 確認日, 1966-09-01 確認日, 1969-10-01 確認日, 1972-10-01 確認日, 1975-11-01 確認日, 1978-11-01 確認日, 1983-10-01 確認日, 1987-07-01 改正日, 1992-05-01 確認日, 2001-04-20 改正日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS D 2101:2001 PDF [16]
D 2101 : 2001
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS D 2101 : 1987は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,我が国で製造される自動車に用いるねじプラグの使用実態を調査し,その結果を参考
にした。
JIS D 2101には,次に示す附属書がある。
附属書(参考) ねじ先のパイロット及びガスケットの形状・寸法
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS D 2101 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
D 2101 : 2001
自動車部品−ねじプラグ
Automotive parts−Screw plugs
1. 適用範囲 この規格は,自動車に使用するねじプラグ(以下,プラグという。)について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0203 管用テーパねじ
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS B 0207 メートル細目ねじ
JIS B 0209 メートル並目ねじの許容限界寸法及び公差
JIS B 0211 メートル細目ねじの許容限界寸法及び公差
JIS B 0251 メートルねじ用限界ゲージ
JIS B 0253 管用テーパねじゲージ
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様 (GPS) −表面性状 : 輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメ
ータ
JIS B 0651 製品の幾何特性仕様 (GPS) −表面性状 : 輪郭曲線方式−触針式表面粗さ測定機の特性
JIS B 0659 比較用表面粗さ標準片
JIS B 1006 おねじ部品の不完全ねじ部長さ及びねじの逃げ溝
JIS B 1021 ねじ部品の公差方式
JIS B 1041 締結用部品−表面欠陥 第1部 一般要求のボルト,ねじ及び植込みボルト
JIS B 1071 ねじ部品の精度測定方法
JIS B 1091 締結用部品−受入検査
JIS D 0201 自動車部品−電気めっき通則
JIS C 3539 冷間圧造用炭素鋼線
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) シール剤 プラグの気密性を保持する目的で,ねじ部に巻くシール剤付テープ,塗布する接着剤,ロ
ック剤などの総称。
b) パイロット先 めねじへの挿入を容易にするために,おねじの先端に設けためねじ内径より,やや小
――――― [JIS D 2101 pdf 2] ―――――
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D 2101 : 2001
さい円筒形状部。
c) ガスケット 配管用フランジなどのように,静止部分の密封に用いられる固定用シールの総称。
4. 種類 プラグの種類は,ねじの種類及び頭部の形状による種類によって,表1に示す7種類とする。
表1 プラグの種類
種類 ねじの種類 頭部の形状による種類 参照
1種 A形 管用テーパねじ 四角頭 付表1
B1形(1) 六角穴付き 付表2
B2形 四角穴付き
C形 六角頭 付表3
2種 A形 メートル並目ねじ 六角頭 付表4
B形 及びメートル細目ねじ つば付き六角頭 付表5
C形 つば付き六角穴付き 付表6
注(1) 2形は,なるべく使用しない。
5. 形状・寸法 プラグの形状・寸法は,付表17による。
6. ねじ ねじの種類及び等級は,表2による。
表2 ねじの種類及び等級
ねじの種類 適用規格 ねじの等級
管用テーパねじ JIS B 0203 −
メートル並目ねじ JIS B 0205 JIS B 0209の6g。ただし,めっきを施したねじの最大許容寸法は,4h
のおねじの最大許容寸法とする。
メートル細目ねじ JIS B 0207 JIS B 0211の6g。ただし,めっきを施したねじの最大許容寸法は,4hの
おねじの最大許容寸法とする。
7. 幾何公差 2種のプラグの幾何公差は,付表46による。
なお,1種のプラグには適用しない。
8. 表面状態 プラグの表面は滑らかで,使用上有害なばり,かえり,打こん,さびなどがあってはなら
ないほか,次による。
なお,表面欠点の許容限界の基準は,特に指定のない限り,JIS B 1041によるのがよい。
a) 1種のプラグのねじ部は,テーパねじの基準径の位置から大径側に向かって,機能上支障が認められ
るだれがあってはならない。
b) 2種のプラグの座面部の表面粗さは,JIS B 0601の3. 刀
9. 材料 プラグの材料は,通常,表3による。
表3 材料
材料 適用規格
SWCH10ASWCH12A又はSWCH10KSWCH12K JIS G 3539
SWCH43KSWCH48K
S10CS20C, S43CS48C JIS G 4051
C3604 JIS H 3250
――――― [JIS D 2101 pdf 3] ―――――
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備考 強い締付け又は着脱を行うもので,形状がくずれやすいものには,SWCH43K
SWCH48K又はS43CS48Cを使用し,焼入焼戻しを行う。
なお,焼入焼戻しの硬さについては,受渡当事者間の協定による。
10. 表面処理 プラグの表面処理は,鋼製品には特に指定がない限り,JIS D 0201のEp-Fe/Zn5c [MFZn5-C]
を施す。Ep-Fe/Zn5c [MFZn5-C] 以外の表面処理を必要とする場合は,指定する。
なお,焼入焼戻しをしたプラグにめっきを施した場合には,必要に応じてもろさ除去の処理を行う。
11. 試験方法
11.1 形状・寸法 プラグの形状・寸法測定は,JIS B 1071の3.3(各部寸法の測定法)に準じるか,又は
これに代わる方法によって行う。
11.2 ねじ精度 プラグのねじ精度測定は,表4に示すねじ用限界ゲージ又はこれに代わる検査具を用い,
JIS B 1071の3.2(ねじ精度の測定方法)によって行うのがよい。
表4 ねじ精度
ねじの種類 適用規格 ねじ用限界ゲージ
管用テーパねじ JIS B 0203 JIS B 0253。ただし,めっきを施したねじの検査は,受渡当事者間の協
定による。
メートル並目ねじ JIS B 0205 JIS B 0251の6g用。ただし,めっきを施したねじに対する通り側ねじリ
メートル細目ねじ JIS B 0207 ングゲージは,4h用を用いる。
11.3 幾何偏差 頭部及び六角穴の同軸度測定は,JIS B 1071の3.4(幾何偏差の測定方法),又はこれに
代わる方法によって行う。2種のプラグの座面の直角度は,図1に示す方法によって,表4のねじ用限界
ゲージ(通り側)又はこれに準じる器具に,ねじの首下切上げを考慮した面取りを施し,すきまの最大値 (t2)
を求める。
注(2) 検査具とねじとの測定面の直角度は,ねじの中心からねじの
呼び (d) の距離だけ離れた位置の円周上で,ダイヤルゲージ
の読みの最大と最小との差が0.01mm以下とする(図2参照)。
図1 座面の直角度
図2 検査具
11.4 表面状態 プラグの表面状態試験は,次によって行う。
――――― [JIS D 2101 pdf 4] ―――――
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D 2101 : 2001
a) 表面状態は,目視又は拡大鏡を用いて欠点の有無を判別し,その欠点の幅及び深さは顕微鏡によって
測定する。
ただし,深さは必要に応じて断面で測定する。めっきを施したものの測定は,めっきを除去してか
ら行う。
b) 2種のプラグの座面部は,JIS B 0659の表面粗さ標準片と比較するか,又はJIS B 0651の表面粗さ測
定器を用いて測定する。
11.5 硬さ 受渡当事者間の協定によって硬さを協定した場合には,プラグの硬さをJIS Z 2244又はJIS Z
2245によって測定する。
11.6 表面処理 プラグの表面処理は,JIS D 0201によって試験する。ただし,ねじ部については,対象
としない。
12. 受渡検査 プラグ受渡時のロットに対する抜取検査方式は,JIS B 1091によるのがよい。
13. 製品の呼び方 プラグの呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類,ねじの呼び,材料及び指定事項
による。
ただし,2種A形及び2種B形のプラグについては,“ねじの呼び”の代わりに“ねじの呼び×呼び長
さl”とする。
なお,指定事項は,表面処理,熱処理,ねじ先の形状,2種A形の座付き,面取り及びねじ逃げ溝の形
状を,必要に応じて括弧を付けて指定する。
例1. JIS D 2101
例2.
14. 包装の表示 プラグの包装には,次の事項を表示する。
a) 規格の名称
b) 種類
c) ねじの呼び(2種A形及び2種B形については,ねじの呼び×呼び長さl)
d) 材料
e) 指定事項(表面処理,熱処理,ねじ先の形状,ねじ逃げ溝の形状を必要に応じて表示する。)
f) 数量
g) 製造業者名又はその略号
――――― [JIS D 2101 pdf 5] ―――――
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JIS D 2101:2001の国際規格 ICS 分類一覧
- 43 : 自動車工学 > 43.060 : 自動車用エンジン > 43.060.50 : 電気および電子設備.制御システム
JIS D 2101:2001の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0203:1999
- 管用テーパねじ
- JISB0205:1997
- メートル並目ねじ
- JISB0207:1982
- メートル細目ねじ
- JISB0209:1997
- メートル並目ねじの許容限界寸法及び公差
- JISB0211:1997
- メートル細目ねじの許容限界寸法及び公差
- JISB0251:2008
- メートルねじ用限界ゲージ
- JISB0253:1985
- 管用テーパねじゲージ
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB0651:2001
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―触針式表面粗さ測定機の特性
- JISB0659:1996
- 比較用表面粗さ標準片
- JISB1006:2009
- 締結用部品―一般用メートルねじをもつおねじ部品の不完全ねじ部長さ
- JISB1021:2003
- 締結用部品の公差―第1部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット―部品等級A,B及びC
- JISB1041:1993
- 締結用部品―表面欠陥 第1部 一般要求のボルト,ねじ及び植込みボルト
- JISB1071:2010
- 締結用部品―精度測定方法
- JISB1091:2003
- 締結用部品―受入検査
- JISD0201:1995
- 自動車部品―電気めっき通則
- JISG3539:1991
- 冷間圧造用炭素鋼線
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法