JIS D 4418:1996 自動車用ブレーキライニング及びディスクブレーキパッドの気孔率試験方法

JIS D 4418:1996 規格概要

この規格 D4418は、自動車の常用ブレーキに使用するドラムブレーキ用ライニング及びディスクブレーキ用パッドの気孔率の試験方法について規定。

JISD4418 規格全文情報

規格番号
JIS D4418 
規格名称
自動車用ブレーキライニング及びディスクブレーキパッドの気孔率試験方法
規格名称英語訳
Test procedure of porosity for brake linings and pads of automobiles
制定年月日
1986年8月1日
最新改正日
2016年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

43.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 I 2020, 自動車 II 2020
改訂:履歴
1986-08-01 制定日, 1992-05-01 確認日, 1996-01-01 改正日, 2002-03-20 確認日, 2006-12-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS D 4418:1996 PDF [7]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 4418-1996

自動車用ブレーキライニング及びディスクブレーキパッドの気孔率試験方法

Test procedure of porosity for brake linings and pads of automobiles

1. 適用範囲 この規格は,自動車の常用ブレーキに使用するドラムブレーキ用ライニング及びディスク
ブレーキ用パッド(以下,それぞれブレーキライニング,パッドという。)の気孔率の試験方法について規
定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 7410 石油類試験用ガラス製温度計
JIS K 2249 原油及び石油製品−密度試験方法及び密度・質量・容積換算表
JIS K 2251 原油及び石油製品−試料採取方法
JIS K 2265 原油及び石油製品引火点試験方法
JIS K 2269 原油及び石油製品の流動点並びに石油製品曇り点試験方法
JIS K 2283 原油及び石油製品−動粘度試験方法及び粘度指数算出方法
JIS K 2510 潤滑油さび止め性能試験方法
JIS K 2513 石油製品−銅板腐食試験方法
JIS K 2514 潤滑油−酸化安定度試験方法
JIS K 2518 石油製品−潤滑油−泡立ち試験方法
JIS K 6301 加硫ゴム物理試験方法
JIS K 7112 プラスチックの密度と比重の測定方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
2. 用語の定義 この規格で用いる用語の定義は,次のとおりとする。
気孔率 試験片体積に対する吸収した油の容積の百分率。
3. 試験温度及び湿度 測定は,原則として温度23±2℃,相対湿度 (50±5) %の室内で行う。
4. 装置及び器具
4.1 はかり はかりは,感量1mg以上のものとする。
4.2 容器 容器は,試験片を入れて加熱することのできる適当な容量のものとする。

――――― [JIS D 4418 pdf 1] ―――――

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D 4418-1996
4.3 恒温装置 恒温装置は,90±10℃に調節できるものとする。
4.4 デシケーター デシケーターは,乾燥塩化カルシウム又はシリカゲル入りのものとする。
5. 試験片 試験片は,次による。
(1) 正規の新品ブレーキライニング及びパッドから幅25mm,長さ25mmでなるべく厚い試験片を切り出
し,各端面(25mm角の面)を滑らかに仕上げ研磨粉を十分取り除く。
(2) 試験片の数は,受渡当時者間の協定による。
(3) 試験片は,デシケーター中で24時間以上放置するか,又は150℃に保持した電気炉中1時間加熱後デ
シケーター中で常温まで冷却しておく。
6. 試験方法
6.1 試験油 試験油は,次による。
(1) 附属書1に相当するもの又は同等以上のものを使用する。
(2) 試験ごとに新しいものを使用する。
6.2 操作 操作は,次の順序で行う。
(1) 試験油の密度の測定は,JIS K 7112による。
(2) 試験片の幅,長さ及び厚さを0.02mmまで測定し試験片の体積を求める。
(3) 試験片の質量を1mgまで測定する。
(4) 容器の試験油中に試験片を入れ,90±10℃で8時間保持する。
なお,試験片に気泡が付着している場合は適切な方法によって除去する。
(5) その後,試験油中に試験片を浸せきしたまま,試験油が室温になるまで12時間以上放置する。
(6) 試験油中から試験片を取り出し,布片上に45回転がして試験片の表面の油を取り去る。
(7) 試験片の質量を1mgまで測定する。
7. 計算 次の式によって,気孔率を計算する。
なお,各試験結果は,個々に算出し,JIS Z 8401によって有効数字2けたに丸める。
m2−m1 1
p= V100
ここに, p : 気孔率 (%)
m1 : 試験片の質量 (g)
m2 : 油を吸収した試験片の質量 (g)
試験油の密度 (g/cm3)
V : 試験片の体積 (cm3)
8. 記録 付表1に示す様式の記録用紙に,次の事項を記入する。
(1) 試験片の材質及び寸法
(2) 平均値
(3) 測定値の範囲又は標準偏差
(4) 試験室の温度及び湿度
(5) 試験年月日

――――― [JIS D 4418 pdf 2] ―――――

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D 4418-1996
(6) その他 受渡当事者間の協定による事項
付表1 気孔率記録用紙
備考
m2−m1 1
p= V100
ここに, p : 気孔率 (%)
m1 : 試験片の質量 (g)
m2 : 油を吸収した試験片の質量 (g)
試験油の密度 (g/cm3)
V : 試験片の体積 (cm3)

――――― [JIS D 4418 pdf 3] ―――――

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D 4418-1996
附属書1 試験油
1. 適用範囲 この附属書は,自動車用ブレーキライニング及びディスクブレーキパッドの気孔率の試験
に用いる試験油(以下,試験油という。)について規定する。
2. 種類 試験油の種類は,附属書1表1による。
附属書1表1
種類 主な適用
A 自動変速油で主として乗用車であるが,トラック及びバス用と
しても用いる。油性剤などが添加され,摩擦特性試験において
低滑り速度域で,比較的低い摩擦係数を示すもの。
B 自動変速機油で主として乗用車であるが,トラック及びバス用
としても用いる。摩擦特性試験において,低滑り速度域で比較
的高い摩擦係数を示すもの。
3. 品質 試験油は水及び沈殿物を含まず,附属事1表2の規定に適合しなければならない。

――――― [JIS D 4418 pdf 4] ―――――

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D 4418-1996
附属書1表2
項目 特性 試験条件 試験項目
比重 0.850.90 15±4℃ 4.2
引火点 ℃ 160以上 − 4.3
混合性 加熱後及び冷却後,濁り,沈殿及び分離がないこと。 150±2℃, 4.4
−29±1℃
動粘度 mm2/s 6.0以上 100±0.03℃ 4.5
絶対粘度 mPa・s 4 000以下 −23℃ 4.6
mPa・s 55 000以下 −40℃
粘度指数 240以上 − 4.7
流動点 ℃ −40以下 − 4.8
銅板腐食(変色番号) 2以下 100±1℃, 3h±5min 4.9
黒色物のはく離がないこと。 150±1℃, 3h±5min
さび止め性 試験片表面にさびが認められないこと。 60±1℃, 24h±10min 4.10
泡立ち性 ml 100.0以下 4.11
24±0.5℃, 93.5±0.5℃,
93.5℃後の24±0.5℃
シールゴ 硬さ変化 Hs −10+10 150±1℃, 70±h 4.12
ム適合性 体積変化率 % +1+8
酸化 粘度増加率 % 50以下 150±1℃, 96±0.5h 4.13
安定性 全酸化変化 3以下
mg・KOH/g
ラッカ度 付着物がないこと。
人体への影響 通常の取扱いにおいて,不快臭や皮膚に付着した場 − −
合の刺激がないこと。また,4.13の試験後も著しい
不快臭がないこと。
備考 次に示す項目については,それぞれ該当する項目番号の試験方法によって試験を行い,その結果を記録する。
判定基準については,受渡当事者間の協定による。
(1) 動粘度mm2/s(40±0.03℃における)···································· ··························· 試験項目4.5
(2) 絶対粘度mPa・s(−18℃における)······································· ··························· 試験項目4.6
(3) シールゴム適合性における伸び変化率及び引張り強さ変化率 % ··························· 試験項目4.12
(4) 酸化安定性における凝集正ペンタン不溶分 %························ ··························· 試験項目4.13
4. 試験方法
4.1 試料採取方法 試料採取方法は,JIS K 2251による。
4.2 比重 比重は,JIS K 2249による。
4.3 引火点 引火点は,JIS K 2265による。
4.4 混合性
4.4.1 装置 装置は,次による。
(1) 試験容器 JIS K 2269の流動点測定試験管を用いる。
(2) 温度浴及び低温浴 試験容器を規定温度150±2℃及び−29±1℃に保つことができる気体浴の適当な
ものを用いる(低温浴は,JIS K 2269の装置でもよい。)。
(3) 温度計 JIS B 7410の温度計番号No.7,No.9などを用いる。
4.4.2 操作 操作は,次による。
(1) 試料油及び試料油と同種(1)で銘柄の異なる油の2種類を同体積,試料容器に採取し,室温で混合する。
コルク栓を用いて温度計を試料容器に取り付ける。
注(1) ならばAとする。

――――― [JIS D 4418 pdf 5] ―――――

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