JIS G 1501:1998 フェロアロイのサンプリング方法通則 | ページ 2

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また,コンサインメントが粉砕しにくく,主として塊状の製品から構成されている場合(中・低炭
素のフェロクロムなど),塊状の製品を一次試料単位として選び,それを削はく又はせん孔・かき取り
することによってインクリメントを採取する。この方法の詳細はJIS G 1601による。
備考1. 手動によって一動作で採取することが困難な場合,ランダムに選んだ1か所から数動作で規定
質量の製品を採取してインクリメントとしてもよい。
2. インクリメントがほぼ一定質量にとれない場合,調製の適当な段階で各インクリメントをほ
ぼ一定質量に縮分した後でこれらを小口試料又は大口試料にまとめる。
3. 採取したインクリメントをそのまま粒度試験試料とする場合インクリメントは,ほぼ一定質
量でなくてもよい。
e) 試料の質量が試験(粒度試験など)に必要な質量以下になるおそれがあるときは,採取するインクリ
メントの個数を増やすか,又はインクリメントの最小質量を大きくする。
5.4 試料の採取・調製の一般手順 試料の採取・調製の一般手順は,次による。
a) サンプリングするコンサインメントを明確にする。
b) サンプリング方法・方式を明確にする。
c) コンサインメントの最大粒度を確かめる。
d) 最大粒度に従ってインクリメントの最小質量を決める。
e) 系統及び層別サンプリングの場合,コンサインメントから採取するインクリメントの最小必要個数を
決める。
また,二段サンプリングの場合,コンサインメントから選出するトラック又は容器の数,及び選出
したトラック又は容器から採取するインクリメント個数を決める。
f) 系統及び層別サンプリングの場合,インクリメントの採取間隔を決める。また,二段サンプリングの
場合,トラック又は容器の選出間隔を決める。
g) インクリメントの採取場所及び位置を決める。
h) コンサインメントの荷役の全期間にわたり,ほぼ一定質量のインクリメントを採取する。
i) 特性値を測定するための条件に応じて,試験試料を各インクリメント,各小口試料又は大口試料のい
ずれから調製するかを決める。
j) 各段階の試料の縮分方法を決め,粉砕・混合・縮分などを含んだ試料調製の工程を確立する。
k) 上記の手順によって試験試料を調製する。
図1に試料の採取・調製の例を示す。

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図1 試料の採取・調製の概要(例)
5.5 試料の取扱い 試料の採取・調製の期間を通じて,使用する用具・装置を十分に清掃するなどの処
置を講じ,試料が損失・変質しないよう,また異物が混入しないように注意する。
5.6 コンサインメントの平均品位の決定 9.の方法による。
5.7 数値の丸め方 数値の丸め方は,JIS Z 8401による。
5.8 その他 この規定の一部を適用することが難しいと思われる場合,受渡当事者間の協議による方法
をこの規定に代えて用いることができる。
6. サンプリングの用具・装置
6.1 一般要件 一般要件は,次による。
a) 規定質量のインクリメントを採取できる用具・装置,及び縮分基準を満足して試料調製ができる装置
一式を用意する。
b) 使用する用具・装置については,精度と偏りに関する規定を満足しているかどうかを,あらかじめJIS
M 8100の附属書5及び附属書6(サンプリングの偏りをチェックする実験方法)によって確認する。
c) 用具・装置は作動中常に所定の機能を発揮するような構造とする。
d) サンプリングに先立って,コンサインメントから採取した適切な量の製品を装置に通して共洗いする。
6.2 手動式の試料採取用具・試料調製装置 手動式の試料採取用具・試料調製装置は,次による。
a) インクリメント採取用スコップ コンサインメントからインクリメントを採取する場合に用いる。ス
コップの形状及び寸法を表1に示す。

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表1 インクリメント採取用スコップの形状及び寸法
スコップ最大粒度 寸法 b/c 容量
番号 mm mm (参考)
a b c d e f g 材料の ml
厚さ
150 150 450 190 450 380 170 適宜 適宜 3 0.42 35 000
125 125 380 160 380 320 150 3 0.42 21 000
100 100 300 130 300 260 120 3 0.43 11 000
70 71 200 100 200 170 80 2 0.50 3 700
50 50 150 75 150 130 65 2 0.50 1 600
40 40 100 65 100 95 50 適宜 適宜 2 0.59 730
30 31.5 90 50 90 80 40 2 0.56 380
20 22.4 80 45 80 70 35 2 0.56 270
15 16 70 40 70 60 30 2 0.57 180
10 10 60 35 60 50 25 1 0.58 120
5 5 50 30 50 40 20 適宜 適宜 1 0.60 70
3 2.8 40 25 40 30 15 0.5 0.62 35
1 1 30 20 30 25 12 0.5 0.67 16
0.25D 0.25 15 10 15 12 0 0.3 0.67 2
備考 インクリメント縮分用にこれらのスコップを用いるときには,先のないも
の (e=0) を用い,スコップの番号の右にDを付ける。
b) インクリメント採取容器・採取補助枠 インクリメントスコップの使用が困難な場合に用いる。形状
及び寸法は,表2による。

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表2 インクリメント採取容器・採取補助枠の形状及び寸法
容器番号 容器容量 寸法
(約ml) mm
a b c
6 000 6 000 250 250 100
4 000 4 000 200 200 100
1 700 1 700 150 150 75
800 800 110 110 65
400 400 90 90 50
300 300 80 80 45
200 200 70 70 40
125 125 60 60 35
75 75 50 50 30
c) その他の試料採取用具 偏りの入らないものであること。
備考1. さし,パイプなどは,偏りが入る場合があるのでチェック実験を行う。
2. 塊状の製品からインクリメントを採取する用具としては,手ハンマ,シェーパー,ボール盤,
ボーリングサンプラなどがある。
d) 試料調製装置 試料調製装置は,次による。
1) 粉砕機(8.3.1参照)
2) 混合機(8.3.2参照)
3) インクリメント縮分用スコップ[8.4 b)参照]
4) 二分器[8.4 c)参照]
6.3 機械式試料採取・機械式試料調製の装置 機械式試料採取・機械式試料調製の装置は,次による。
a) 機械式試料採取装置には,次の2種類がある。
1) 定速サンプラ
2) 変速サンプラ(3)
注(3) 1インクリメントを採取する間,サンプラ速度は一定であるが,ベルトコンベヤ上の製品の流量
に応じて,インクリメントごとにサンプラ速度を調節できるもの。
b) 機械式試料採取装置は,機械式試料調製装置と一体のものでも別個のものであってもよい。また,試
料調製装置は手動式であってもよい。
c) 機械式装置を設計・設置する際のその他の条件及びサンプラの形式の例は,JIS M 8100の附属書2(機
械式試料採取・調製装置の必要条件及び形式)による。
7. 試料採取方法 試料採取方法は,コンサインメントの運搬手段,荷役設備,インクリメントの採取場
所などによって,ベルトコンベヤからの試料採取,トラックからの試料採取,容器からの試料採取による。
備考 船倉での試料採取はJIS M 8100の5.12(船倉サンプリング)による。
a) ベルトコンベヤからの試料採取 ランダムスタートによる系統サンプリングを行う。コンサインメン

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トから採取するインクリメントの最小質量及び最小必要個数は個々の規格による。
1) 手動式試料採取 手動式試料採取は,次による。
1.1) ベルトコンベヤを止めて,所定の箇所から規定したインクリメントの最小質量を満足し,かつ,最
大粒度の3倍以上少なくとも60 mm以上の長さにわたり,製品の全流幅をインクリメントとして採
取する。
1.2) 動いているベルトコンベヤからインクリメントを採取する場合は,その落口で機械的補助装置付試
料採取用具によって,規定質量の製品の全断面をインクリメントとして採取する。
1.3) インクリメントの採取間隔はコンサインメント全量について一定間隔(質量基準)とし,次の式に
よって算出する。
mc
Im
n1
ここに, Im : 質量基準によるインクリメントの採取間隔 (t)
mc : コンサインメントの質量 (t)
n1 : 個々の規格に規定したインクリメント個数
備考1. インクリメント採取間隔は,作業上の便宜を考慮して算出した値 (Im) より小さくすることが
望ましい。
2. 製品の流れが規則正しい場合,採取間隔(質量基準)はそれに相当する間隔(時間基準)に
変更してもよい。
1.4) 最初のインクリメントを採取する時期は,荷役開始後最初の間隔内でランダムに決める。
1.5) 規定数のインクリメントを採取した後,まだコンサインメントの荷役が続いているときは,荷役が
終わるまで同じ間隔で引き続きインクリメントを採取する。
2) 機械式試料採取 機械式試料採取は,次による。
2.1) インクリメントの採取間隔
2.1.1) 質量基準によってインクリメントを採取する場合の間隔は,次の式で求める。
mc
Im
n1
備考 製品の流れが規則正しい場合には,質量間隔に見合う時間間隔に置き換えてもよい。
2.1.2) 時間基準の場合の間隔は,次の式で求める。
60 mc
IT
qm n1
ここに, IT : 時間基準によるインクリメントの採取間隔(分)
mc : コンサインメントの質量 (t)
qm : 平均流量 (t/h)
n1 : 個々の規格に規定したインクリメントの最小必要個数
備考 インクリメントの採取間隔は,規定したインクリメントの最小必要個数を確保するため,上記
の計算値より小さくすることが望ましい。
2.2) インクリメントの採取方法
2.2.1) インクリメントは荷役中の製品の全流幅をサンプラによって一動作又は1サイクル(4)で採取する。
注(4) 試料を採取するときの往復の動作。
備考1. 全流幅を採取できない場合は,受渡当事者間の協議による。
2. 停止したベルトコンベヤから機械式試料採取を行う場合は7.a)1)1.1)による。

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JIS G 1501:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3713:1987(MOD)

JIS G 1501:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 1501:1998の関連規格と引用規格一覧