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2.2.2) 最初のインクリメントの採取時期は,荷役開始後の最初の採取間隔内でランダムに決める。それ以
降は,コンサインメントの荷役が終わるまで一定間隔でインクリメントを採取する。
2.2.3) 質量基準の場合は定速・変速いずれのサンプラを用いてもよいが,時間基準の場合は定速サンプラ
だけを用いる。
b) トラックからの試料採取
1) インクリメント個数・選出トランク台数 1コンサインメントから採取するインクリメントの最小
必要個数は5.3c)によって個々に規定する。
また,一次試料単位として選び出すトラックの台数 (N2) の計算式は10.による。選び出したトラ
ックのそれぞれから採取するインクリメントの個数は,次の1.1),1.2)のいずれかによる。
備考 船から荷揚げした製品がトラックによって移動するときは,試料採取をトラックから行っても,
全体を一連の系統サンプリングとみなすことができる。したがって,規定したインクリメント
の最小必要個数 (n1) をコンサインメントを構成するトラックに割り付けてもよい。
1.1) インクリメントの最小必要個数 (n1) がコンサインメントを構成するトラックの台数 (N1) に等し
いか又は大きい場合は,全トラックからインクリメントを採取する。各トラックから採取するイン
クリメント個数 (n2) は,次の式によって算出する。
n1
n2
N1
算出した値は小数点以下を切り上げて整数にする。
備考 トラック間の積載量が非常に異なる場合は,その量に応じてインクリメント個数を比例配分す
る。
1.2) インクリメントの最小必要個数がコンサインメントを構成するトラックの台数より小さい場合 (n1
1.2.1) 10.によって求めた選び出すトラックの台数 (N2) が,トラック間の特性のばらつき ( 戀 ‰
コンサインメントを構成するトラックの台数 (N1) に等しいか又は大きいときは,全トラックから1
インクリメントずつ採取する。
1.2.2) 10.によって求めたトラックの台数がコンサインメントを構成するトラックの台数より小さい場合
(N2から採取するインクリメント個数 (n) は,次の式によって求める。
n1
n3
N2
算出した値は小数点以下を切り上げて整数にする。
2) インクリメントの採取方法 個々のインクリメントは,荷役中に現れた製品の新しい表面からラン
ダムに採取する。
備考1. 荷役中に,荷役用具の中の製品からインクリメントを採取してもよい。その際,インクリメ
ントが採取用具からあふれ出ないようにする。
2. トラックに製品を積んだままの状態で,その表面からだけインクリメントを採取しないよう
にする。
また,トラック内の製品の上下,前後又は左右で粒度に偏りがあるので,インクリメント
の採取箇所を新しい表面で,その都度変えるようにする。
3. やむを得ずトラックに積んだままで,製品の表面から孔や溝を掘ってインクリメントを採取
――――― [JIS G 1501 pdf 11] ―――――
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する場合は,特性について偏りがないか精度が十分であるかを,チェック実験を行い確認す
る。
c) 容器からの試料採取
1) インクリメント個数・選出容器の数 1コンサインメントから採取するインクリメントの最小必要
個数及び選び出す容器の数,並びに1容器から採取するインクリメントの数は,b)1)に準じて決め
る。ただし,容器の数が特に少ない場合は,全容器の製品を大口試料としてもよい。また,容器の
容量が小さい場合は,第一段として選んだ容器の全製品をインクリメントとしてもよい。
2) インクリメントの採取方法 インクリメントの採取方法は,次による。
2.1) 製品を異物のない場所に容器から全部あけた後で,ランダムに選んだ箇所からインクリメントを採
取する。
2.2) 容器中の製品からランダムに箇所を選んでインクリメントを採取する。
8. 試料調製方法
8.1 試料のまとめ方 7.によって採取したインクリメントから試験試料を作るための試料のまとめ方の
主なものを,次に示す。
a) 採取した各インクリメントをそのまま測定試料とする。
b) 採取した各インクリメントをそのまま数個ずつ集めて小口試料を作るか又はそのまま全部集めて大口
試料を作り,小口試料ごと又は大口試料から試験試料を調製する。
備考1. インクリメントを質量基準で採取した場合,インクリメントの質量のばらつきが変動係数で
20%以上のときには,インクリメントをそのまま集めて小口試料又は大口試料を作ってはな
らない。このときは,実状に則した段階で定量縮分した後のインクリメントを集めて,適切
な段階で小口試料又は大口試料を作るか,若しくはインクリメントごとに試験試料を調製す
る。
2. インクリメントを時間基準で採取した場合,インクリメントの質量の変動に関係なく,イン
クリメントをそのまま集めて小口試料又は大口試料としてもよい。
c) 採取した各インクリメントを適切な段階まで縮分した後,インクリメントごとに試験試料を調製する。
備考 質量基準でインクリメントを採取した場合のインクリメントの縮分は,インクリメントの質量
のばらつきが変動係数で20%未満のときには,定比又は定量縮分のいずれを適用してもよいが,
20%以上のときには,定比縮分だけ適用できる。また,時間基準でインクリメントを採取した
場合のインクリメントの縮分は,その質量のばらつきに関係なく定比縮分だけ適用する。
d) 採取した各インクリメントを適切な段階まで縮分し,それらを数個ずつ集めて小口試料を幾つか作り,
小口試料ごとに試験試料を調製する。
備考 インクリメントの縮分は,c)の備考に準じる。
e) 採取した各インクリメントを適切な段階まで縮分し,それらを集めて大口試料とし,これから試験試
料を調製する。
備考 インクリメントの縮分は,c)の備考に準じる。
f) d)で作った小口試料を集めて大口試料とし,これから試験試料を調製する。
g) )で作った小口試料を更に適切な段階まで縮分し,これらを集めて大口試料とした後,試験試料を調
製する。
備考1. インクリメントを質量基準で採取した場合,小口試料ごとの縮分は,作った小口試料が等し
――――― [JIS G 1501 pdf 12] ―――――
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い数のインクリメントから成るときには,定比又は定量縮分のいずれを適用してもよいが,
それらの小口試料が異なる数のインクリメントから成るときには,定比縮分だけを適用する。
2. インクリメントを時間基準で採取した場合,小口試料ごとの縮分はいかなる段階でも定比縮
分による。特性の測定の目的・所望の精度に応じて,どのような試料のまとめ方をするか決
める。試料のまとめ方の例を図2,図3及び図4に示す。その他の試料のまとめ方はJIS M 8100
の5.7(インクリメントのまとめ方及び総合精度)による。
備考 図2の場合の各インクリメントについて,I回測定したときの精度は次の式によって求める。
2 2
2 2 P2 M I
SPM S
n
ここに, インクリメントから試験試料を調製する精度を標準偏差で
表したもの
n : コンサインメントのインクリメント個数
図2 各インクリメントから試験試料を調製する場合(例)
備考 図3の場合の同数のインクリメントからなる “k” 個の小口試料を作り,各小口試料について試験試料を調製し,
各I回測定したときの精度は,次の式によって求める。
2 2
2 2 P2 M I
SPM S
k
ここに, 小口試料から試験試料を調製する精度を標準偏差で表した
もの
図3 各小口試料からそれぞれ試験試料を調製する場合(例)
――――― [JIS G 1501 pdf 13] ―――――
13
G 1501 : 1998
備考 図4の場合 “k” 個の小口試料を別々に調製し適切な段階(例えば,10mm以下)でまとめて大口試料を作り,
この大口試料から試験試料を調製し,I回測定したときの精度は,次の式によって求める。
2 2
2 2 P3 2 M
SPM S P4
k I
ここに, 小口試料を適切な段階まで調製する精度を標準偏差で表し
たもの
適切な段階でまとめた大口試料から試験試料を調製する精
度を標準偏差で表したもの
図4 各小口試料を全部集めた大口試料から試験試料を調製する場合(例)
8.2 試料調製の精度 試料調製の精度は,個々の規定による。
8.3 試料の粉砕・混合
8.3.1 粉砕 試料の粉砕は適切な粉砕機を用いて行い,試料の全量を全量通過の粒度に粉砕する。粉砕す
る試料の粒度,粉砕後の試料の粒度及び物理的性質に適した形式・能力をもつ粉砕機を選定する。
8.3.2 混合 試料の混合は各縮分段階において試料を縮分する前に,混合機若しくは二分器,又は手動の
いずれかで行う。混合機又は二分器及び手動の場合は,次による。
備考 試料の混合は,縮分精度を保持するために必要な操作である。
a) 混合機又は二分器の選定は,試料の質量又は全量通過の粒度によって行う。
備考 二分器を用いる場合は試料を二分器に3,4回繰り返し通す。
b) 手動による混合は,次のいずれかによる。
1) ショベルによる方法 山積みした試料をショベルを用い数回の動作で移し替える方法。
2) リング・円すい四分方法 試料を地上又は床にリング(輪)の形に置き,試料をリングの外周又は
内周に沿って一様に採取し,円すいを作っていく。こうしてリング状の試料を全部円すい状に積ん
だならば,円すいをくずしてまた新しいリングを作っていく方法。
3) ローリングによる方法 試料を汚染がおこらないシートの上に置き,シートの一つの隅を持ち上げ
て試料を向こう側に転がし,次に反対側の隅を持ち上げてこちら側に試料を転がす方法。試料の粒
度が細かいときに適用する。
8.4 試料の縮分 縮分は試料全量通過の粒度が11.2mm以下の粒度で行う。インクリメントを質量基準で
採取した場合,インクリメント又は小口試料には定比及び定量の両縮分方式を適用できるが,インクリメ
ントを時間基準で採取した場合は,定比縮分だけを適用する(8.1参照)。大口試料の縮分は縮分の方式に
関係なく,縮分基準に従って行う。
――――― [JIS G 1501 pdf 14] ―――――
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a) 縮分方法 試料の縮分は次の方法のうち,いずれか一つの方法によるか,又は幾つかの方法を併用し
てもよい。
1) インクリメント縮分方法
2) 二分器による方法
3) 円すい四分による方法
4) 縮分機による方法
b) インクリメント縮分方法 縮分は次の1)及び2)の規定に従って,インクリメント縮分用スコップを用
いて行う。
1) インクリメント縮分用スコップの大きさは,試料全量通過の粒度に応じて表3による。
2) インクリメントの採取個数は,表4による。
表3 試料全量通過の粒度,試料の厚さ及びインクリメント縮分用スコップ
試料全量通過の粒度 広げた試料の厚さ インクリメント縮分用スコップ
を超え 以下 mm スコップ番号 容量 ml
5.00mm 11.2mm 2535 10D 120
2.80mm 5.00mm 2030 5D 70
1.00mm 2.80mm 1525 3D 35
500 1.00mm 1015 1D 16
250 500 510 0.5D 4
100 250 510 0.25D 2
100 510 0.1D 1
表4 インクリメント縮分で採取するインクリメント個数
縮分 インクリメントの最小必要個数
大口試料 20
小口試料ごと 12
インクリメントごと 4
3) インクリメント縮分は,次の手順による。
3.1) 試料を平滑な面,例えば鉄板上に表3に示す広げた試料の厚さで長方形に平らに広げる。
3.2) この長方形を表4で規定したインクリメント個数に等分する。
3.3) 試料の全量通過の粒度に従い,表3の中の該当する番号のスコップを選択する。
3.4) 等分した各区分からスコップ一杯ずつの試料を採取し(インクリメントを採取する箇所は各区分で
ランダムに選択),これを集めて縮分試料とする。試料採取の際,スコップを試料の底まで差し込む。
この場合,当て板を垂直に差し込み,スコップを試料の底まで入れて,採取しやすくする。
3.5) 縮分試料が所要の試験試料の質量より少ない場合は,インクリメント縮分用スコップの大きさを大
きくするか,又は/及びインクリメントの個数を増やす。
図3にインクリメント縮分方法による縮分の例を示す。
c) 二分器による縮分方法 次の2)及び3)の手順に従って二分器を用いて行う。また,縮分基準は8.4 f)
による。
1) 二分器の形状及び寸法 二分器の形状及び寸法は,表5による。
――――― [JIS G 1501 pdf 15] ―――――
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JIS G 1501:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3713:1987(MOD)
JIS G 1501:1998の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 1501:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG1601:1998
- フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その1 フェロマンガン,フェロシリコン,フェロクロム,シリコマンガン及びシリコクロム)
- JISG1602:1998
- フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その2 フェロタングステン,フェロモリブデン,フェロバナジウム,フェロチタン及びフェロニオブ)
- JISG1603:1985
- フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その3 フェロホスホル,金属マンガン,金属けい素,金属クロム,カルシウムシリコン及びフェロボロン)
- JISG1604:2000
- フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その4 フェロニッケル)
- JISG1641:1998
- フェロアロイの粒度用試料のサンプリング方法及び粒度測定方法
- JISG2301:1998
- フェロマンガン
- JISG2302:1998
- フェロシリコン
- JISG2303:1998
- フェロクロム
- JISG2304:1998
- シリコマンガン
- JISG2306:1998
- フェロタングステン
- JISG2307:1998
- フェロモリブデン
- JISG2308:1998
- フェロバナジウム
- JISG2309:1998
- フェロチタン
- JISG2310:1986
- フェロホスホル
- JISG2311:1986
- 金属マンガン
- JISG2312:1986
- 金属けい素
- JISG2313:1998
- 金属クロム
- JISG2314:1986
- カルシウムシリコン
- JISG2315:1998
- シリコクロム
- JISG2316:2000
- フェロニッケル
- JISG2318:1998
- フェロボロン
- JISG2319:1998
- フェロニオブ
- JISM8100:1992
- 粉塊混合物―サンプリング方法通則
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方