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G 3508-1 : 2010
7 外観,形状,寸法及びその許容差
7.1 外観
線材の外観は,次による。
a) 線材は表面が滑らかで,b) で許容する表面きず以外の使用上有害なきずがあってはならない。ただし,
線材は,一般に検査によって全長にわたってのきずの検出は困難であり,また,その除去の機会がな
いため,正常でない部分を含むことがある。したがって,必要な場合,その取扱いについては,受渡
当事者間の協定による。
b) 線材の表面きずは,8.3の試験を行い,そのきずの深さは,0.10 mm以下とする。きず深さを特別に管
理する必要がある場合,線材の径が25 mm以下については受渡当事者間の協定によって,表JA.1の
クラスAを指定してもよい。
7.2 標準径
線材の標準径は,表4による。
表4−標準径
単位 mm
5.5, 6, 6.4, 7, 8, 9, 9.5, 10, 11, 12, 13, 14, 15,
16, 17, 18, 19, 20, 22, 24, 25, 26, 28, 30, 32, 34,
36, 38, 40, 42, 44, 46, 48, 50,
7.3 形状及び寸法の許容差
線材の径の許容差及び偏径差1) は,表5による。径の許容差及び偏径差を特別に管理する必要がある場
合,線材の径が32 mm以下については受渡当事者間の協定によって,表JA.2のクラスA又はクラスBを
指定してもよい。
注1) 偏径差とは,線材の同一断面における径の最大値と最小値との差をいう。
表5−径の許容差及び偏径差
単位 mm
径 許容差 偏径差
15以下 ±0.3 0.4以下
15を超え 25以下 ±0.4 0.5以下
25を超え 32以下 ±0.5 0.6以下
32を超え 50以下 ±0.6 0.7以下
8 試験
8.1 分析試験
8.1.1 分析試験の一般事項及び分析試料の採り方
化学成分は,溶鋼分析によって求め,分析試験の一般事項及び溶鋼分析試料の採り方は,JIS G 0404の
箇条8(化学成分)による。
8.1.2 分析方法
溶鋼分析の方法は,JIS G 0320による。
――――― [JIS G 3508-1 pdf 6] ―――――
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G 3508-1 : 2010
8.2 鋼質試験
8.2.1 脱炭層深さ測定試験
脱炭層深さ測定試験は,次による。
a) 供試材は,同一溶鋼,同一圧延チャンス及び同一寸法ごとに1個を採取する。
b) 試験方法は,JIS G 0558の6.1(顕微鏡による測定方法)による。ただし,線材断面の平均脱炭層深さ
は,最大脱炭深さの箇所を基点として,円周を等分する4か所で測定し,その平均値を求める。
8.2.2 焼入性試験
焼入性試験は,次による。
a) 供試材は,同一溶鋼ごとに1個を採取する。
b) 試験方法は,JIS G 0561による。
8.2.3 オーステナイト結晶粒度試験
オーステナイト結晶粒度試験は,次による。
a) 供試材の採り方及び試験片の数は,受渡当事者間の協定による。
b) 試験方法は,JIS G 0551による。ただし,JIS G 0551に規定する試験方法のうちのいずれの試験方法
によるかは,受渡当事者間の協定による。
8.2.4 非金属介在物試験
非金属介在物試験は,次による。
a) 供試材の採り方及び試験片の数は,受渡当事者間の協定による。
b) 試験方法は,JIS G 0555による。ただし,特に指定のない限り,JIS G 0555の附属書1(点算法によ
る非金属介在物の顕微鏡試験方法)による。
8.3 表面きず検出試験
表面きず検出試験は,次による。
a) 同一溶鋼,同一圧延チャンス及び同一寸法ごとに,1コイルの片端から試験片を1個採取する。
b) きず検出試験方法は,磁粉探傷試験法,酸洗い法など適切な方法で行う。試験片は適切な精度をもっ
た測定器によって表面きず深さを測定する。
9 検査
検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,箇条5に適合しなければならない。
c) 脱炭層深さは,注文者が指定する場合に適用し,6.1に適合しなければならない。
d) 焼入性は,注文者が指定する場合に適用し,6.2に適合しなければならない。焼入性試験に合格しなか
った鋼材は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行って合否を判定してもよい。
e) オーステナイト結晶粒度は,注文者が指定する場合に適用し,6.3に適合しなければならない。
f) 非金属介在物は,注文者が指定する場合に適用し,6.3に適合しなければならない。
g) 外観は,7.1に適合しなければならない。
h) 形状及び寸法の許容差は,7.3に適合しなければならない。
i) その他,受渡当事者間の協定によって,附属書JAの特別品質規定の指定がある場合は,その規定に
適合しなければならない。
――――― [JIS G 3508-1 pdf 7] ―――――
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G 3508-1 : 2010
10 表示
検査に合格した線材は,1コイルごと又は1結束ごとに,次の項目を適切な方法で表示しなければなら
ない。ただし,受渡当事者間の協定によって,次の項目の一部を省略してもよい。
a) 種類の記号
b) 溶鋼番号又は検査番号
c) 線材の径
d) 製造業者名又はその略号
11 報告
報告は,JIS G 0404の箇条13(報告)による。報告する検査文書の種類は,注文時に特に指定がない場
合は,JIS G 0415の表1(検査文書の総括表)の記号2.3(受渡試験報告書)又は3.1.B(検査証明書3.1.B)
とする。
なお,附属書JAの特別品質規定で規定した項目についての報告は,受渡当事者間の協定による。
――――― [JIS G 3508-1 pdf 8] ―――――
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G 3508-1 : 2010
表6−SWRCHB223の焼入性
焼入端からの距離 熱処理温度
硬さ
mm ℃
HRC
1.5 3 5 7 9 11 13 15 20 25 30 35 40 45 50 焼ならし 焼入れ
上限 50 49 48 46 41 32 24 21 − − − − − − −
900 875
下限 42 40 22 20 − − − − − − − − − − −
――――― [JIS G 3508-1 pdf 9] ―――――
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G 3508-1 : 2010
表7−SWRCHB237の焼入性
焼入端からの距離 熱処理温度
硬さ
mm ℃
HRC
1.5 3 5 7 9 11 13 15 20 25 30 35 40 45 50 焼ならし 焼入れ
上限 58 58 57 55 52 46 38 32 26 24 23 21 − − −
870 845
下限 50 47 37 26 21 − − − − − − − − − −
――――― [JIS G 3508-1 pdf 10] ―――――
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JIS G 3508-1:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4954:1993(MOD)
JIS G 3508-1:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.140 : 鉄及び鋼製品 > 77.140.65 : 鋼線,ワイヤロープ及びリンクチェーン
JIS G 3508-1:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0320:2009
- 鋼材の溶鋼分析方法
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG0551:2013
- 鋼―結晶粒度の顕微鏡試験方法
- JISG0551:2020
- 鋼―結晶粒度の顕微鏡試験方法
- JISG0555:2003
- 鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法
- JISG0555:2020
- 鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法
- JISG0558:2007
- 鋼の脱炭層深さ測定方法
- JISG0558:2020
- 鋼の脱炭層深さ測定方法
- JISG0561:2011
- 鋼の焼入性試験方法(一端焼入方法)
- JISG0561:2020
- 鋼の焼入性試験方法(一端焼入方法)