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K 2240 : 2013
表17−カラム(例)
カラムの名称 充物 使用
管
固定相液体 担体 温度
摘要
担体を100と 粒径 長さ 内径 範囲
固定相液体名 担体名
した担体率 m m mm ℃
DNBM-ODPN マレイン酸ジn-ブ 35 褐色け 177 6 3 040
チル 95 % 混 い藻土 250
合
β,β'-オキシジプロ
物
ピオニトリル 5 %
DNBM-PC マレイン酸ジn-ブ 10 特にイソブチレン
チル 35 % 混 と1-ブチレンの分
合
炭酸プロピレン 物 離がよい。
65 %
DNBM : Di-n-butyl maleate
ODPN : β,β'-oxydipropionitrile
PC : Propylene carbonate
カラムによる各成分の分離は,分析精度に大きな影響を与えるので,表18,図18及び図19に示
した保持時間(相対値)並びにクロマトグラムを参考にして,必要,かつ,十分な分離を示す条件
で分析を行わなければならない。
3) 充方法
3.1) 内部をよく洗浄・乾燥した所定の管の一端をガラス綿で軽く塞いだ後,管に振動を与えるか又は
吸引しながら,他端から充物を少量ずつ流入させ,内部に間隙ができないように均一,かつ,
密に充し,次いでその端もガラス綿で軽く塞ぐ。
3.2) 3.1)で調製したカラムをガスクロマトグラフに接続し,カラム槽の温度を常用の温度より高く(最
高使用温度以下)調整し,少なくとも数時間キャリヤーガスを通し,十分に残存溶媒を除去する。
このとき,カラムの検出側の一端は,検出器に接続しないでおく。
c) カラム槽 表17に規定するカラムを収納でき,設定温度の安定性が±0.5 ℃のもの。
d) 検出器 熱伝導度検出器
e) 積分器 ガスクロマトグラフの成分のピーク面積に比例する信号を数値で表す装置。
積分感度 1 V・sにつき1カウント以上
直線性 入力1 mV以上の測定値に対して±0.1 %
入力電圧 最大1 000 mV
6.10.4 キャリヤーガス及び標準ガス
キャリヤーガス及び標準ガスは,次による。
a) キャリヤーガス 純度99.8 mol %以上のヘリウム又は水素
b) 保持時間測定用標準ガス 表18に示す炭化水素で,純度95 mol %以上のもの。
6.10.5 ガスクロマトグラフの調整
ガスクロマトグラフの調整は,次による。
a) ガスクロマトグラフカラム槽内の適切な位置に,分析成分に適したカラムを確実に取り付ける。
b) キャリヤーガス高圧容器を図17のように接続し,二次圧力計が0.490.69 MPaを示すように,キャ
リヤーガス圧力を圧力調節弁によって調節する。
c) キャリヤーガス流量調節弁を静かに開き,カラム入口圧力を0.290.39 MPaに調節する。
――――― [JIS K 2240 pdf 41] ―――――
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K 2240 : 2013
d) キャリヤーガスの流路を検出器出口で閉じ,試料導入部,カラム及び配管の各連結部に漏れがないこ
とを発泡剤溶液で確かめる。
e) 検出器出口を開き,検出器出口におけるキャリヤーガス流量を流量調節弁によって,2040 mL/min
の範囲で一定流量に調節する。
f) ガスクロマトグラフ及び記録計の電源を入れ,カラム槽の温度を一定温度(040 ℃程度)に設定す
る。このとき,検出器槽温度は,カラム槽の温度より少し高くしておく。
g) 検出器のフィラメントに通電し,電流値を適切な値に設定した後,30分間以上放置する。
6.10.6 保持時間の測定
各炭化水素の保持時間は,6.10.4 b)に示す保持時間測定用標準ガスを,それぞれ空気で1020倍(気体
容量比)に希釈したものについて,次のa) d)に従って測定する10)。この場合,カラム,カラム槽の温度,
キャリヤーガスの種類,流量などを変えたときは,新たに保持時間を求める。
注10) 各炭化水素の溶出順序が既知の場合には,各炭化水素の混合ガスを用いてもよい。この場合,
各炭化水素の混合比がほぼ等容量のものを用いる。
なお,空気の溶出位置を確かめる必要がある場合には,1020 mol %の空気を混合する。
注記 空気で希釈する操作は,合成樹脂製バッグ又は容量100200 mLの大形注射器を用いる。
a) 6.10.7 a) 1)で気化試料法を用いる場合は,希釈した保持時間測定用標準ガスを計量管に採取し,流路
を切り換えて試料をカラムヘ導入する。
b) 6.10.7 a) 2)で液体試料法を用いる場合は,希釈した保持時間測定用標準ガスをガス体用シリンジなど
で試料導入部からカラムヘ導入する。
c) -ブタンの保持時間を基準として各炭化水素の保持時間(相対値)を,次の式によって算出し,JIS Z
8401によって小数点以下2桁に丸める。
Ti
Ri
Tb
ここに, Ri : 成分iの保持時間(相対値)(n-ブタン=1.00)
Ti : 成分iの保持時間(min)
Tb : n-ブタンの保持時間(min)
表18−各カラムによる炭化水素の保持時間(相対値)(例)
カラム名称 DNBM-ODPN DNBM-PC
カラム 長さ×内径 6 m×3 mm 10 m×3 mm
カラム槽の温度 ℃ 20
キャリヤーガス流速 mL/min 40(ヘリウム)
エタン+エチレン 0.25 0.41
n- プロパン 0.42 0.55
ブ プロピレン 0.51 0.70
タ
ン イソブタン 0.72 0.78
(を n-ブタン 1.00 1.00
相基
準 イソブチレン 1.23 1.45
対
値と 1-ブチレン 1.23 1.38
)し
た トランス2-ブチレン 1.51 1.66
保 シス2-ブチレン 1.72 1.91
持
時 1,3-ブタジエン 1.87 2.47
間 イソペンタン 2.04 1.78
n-ペンタン 2.64 2.20
――――― [JIS K 2240 pdf 42] ―――――
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K 2240 : 2013
カラム : DNBM-ODPN(6 m×φ3 mm)
キャリヤーガス : He 40 mL/min
温度 : 20 ℃
1 空気 5 イソブタン 9 シス2-ブチレン
2 エタン+エチレン 6 n-ブタン 10 1,3-ブタジエン
3 プロパン 7 イソブチレン+1-ブチレン 11 イソペンタン
4 プロピレン 8 トランス2-ブチレン 12 n-ペンタン
図18−DNBM-ODPNによるクロマトグラム(例)
――――― [JIS K 2240 pdf 43] ―――――
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K 2240 : 2013
カラム : DNBM-PC(10 m×φ3 mm)
キャリヤーガス : He 40 mL/min
温度 : 20 ℃
1 空気 5 プロピレン 9 イソブチレン 13 n-ペンタン
2 エタン 6 イソブタン 10 トランス2-ブチレン 14 1,3-ブタジエン
3 エチレン 7 n-ブタン 11 イソペンタン
4 プロパン 8 1-ブチレン 12 シス2-ブチレン
図19−DNBM-PCによるクロマトグラム(例)
6.10.7 分析の手順
分析の手順は,次のとおりとする。
a) 試料の導入 6.2.36.2.5に従って採取した試料を次の1)又は2)の方法によってガスクロマトグラフ
に導入する。オンラインガスクロマトグラフを用いる場合は,製造業者の仕様による。
1) 気化試料法
1.1) 試料容器を図20に示すように接続した後,弁A及び弁Bを開き,流量調節弁を徐々に開いて液
体試料を気化させながら20100 mL/minになるように計量管に流して空気を完全に置換する。ペ
ンタン分が1 mol %以上の試料の場合は,気化管を6080 ℃の水槽に浸し,試料流量を約20
mL/minに調整して気化する。
――――― [JIS K 2240 pdf 44] ―――――
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K 2240 : 2013
1 試料容器
2 弁A
3 継ぎ手
4 気化管
5 6080 ℃の水槽
6 補助調節弁
7 弁B
図20−試料気化器系統図(例)
1.2) 試料をカラムへ導入し,直ちに測定を開始する。
2) 液体試料法
2.1) 試料を液体のまま図21に示す耐圧3.43 MPa以上,容量25 Lの金属製耐圧シリンジに次の手
順で採取する。
1 アダプタ取付図
2 大ハンドル
3 ピストン
4穴
5 四ふっ化エチレン
樹脂製パッキン
a) 耐圧シリンジ
1 四ふっ化エチレン
樹脂製パッキン
2 置換口
b) アダプタ
図21−耐圧シリンジ及びアダプタ(例)
2.1.1) 試料容器とアダプタとを接続し,アダプタが試料容器の下方になるようにする。
2.1.2) 耐圧シリンジをアダプタに接続する。
2.1.3) 試料容器の弁を開け,耐圧シリンジとアダプタの接続部を少し緩めて,置換口から試料を液状で
約5秒間放出する。
――――― [JIS K 2240 pdf 45] ―――――
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JIS K 2240:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3993:1984(MOD)
- ISO 4256:1996(MOD)
- ISO 4257:2001(MOD)
- ISO 6251:1996(MOD)
- ISO 7941:1988(MOD)
- ISO 8973:1997(MOD)
- ISO 9162:1989(MOD)
JIS K 2240:2013の国際規格 ICS 分類一覧
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- 規格番号
- 規格名称
- JISB7410:1997
- 石油類試験用ガラス製温度計
- JISB7505-1:2017
- アネロイド型圧力計―第1部:ブルドン管圧力計
- JISB8245:2004
- 液化石油ガス容器用弁
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISK0114:2012
- ガスクロマトグラフィー通則
- JISK0512:1995
- 水素
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- 数値の丸め方
- JISZ8402-6:1999
- 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第6部:精確さに関する値の実用的な使い方