JIS K 2240:2013 液化石油ガス(LPガス) | ページ 8

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表14−温度計付き浮きばかりの形状・寸法
浮きばかりa) 温度計
形式 I形 II形
全長 mm 354366 目盛範囲 ℃ −132
けい部の直径 mm 9.0以上 浸没 全浸没
胴部の直径 mm 1922 目量 ℃ 0.5
耐圧 MPa 1.4以上 1.0以上 長目盛線 ℃ 5
有効目盛範囲 g/cm3 0.5000.600 0.5000.650 目盛数字 ℃ 5
標準温度 ℃ 15 目盛部b) の長さ mm 5070
目量 g/cm3 0.001 目盛誤差 ℃ 0.2
長目盛線 g/cm3 0.005ごと
目盛数字 g/cm3 0.01ごと
目盛部b) の長さ mm 125145
目盛誤差 g/cm3 0.001以下
注a) 浮きばかりは,水平面示度と表記したものを用いる。
b) 目盛部とは有効目盛範囲をいう。
温度付き浮きばかりの補正方法は,次のとおりとする。
1) 標準液 浮きばかりの補正は,次の標準液を用いて行う。
1.1) プロパン 高純度で,15 ℃における密度(g/cm3)が既知のもの。
1.2) -ブタン 高純度で,15 ℃における密度(g/cm3)が既知のもの。
2) 温度計付き浮きばかりによる標準液の測定
2.1) 標準液を用いて,6.8.3 a) d) 1)までの操作を行う。
2.2) 標準液の温度が15.0±0.2 ℃に達したら,耐圧容器を恒温水槽から取り出し,速やかに浮きばかり
1
の目量の まで読んで記録する。密度測定直後に標準液の温度を0.2 ℃まで読み,15.0±0.2 ℃
10
であることを確認して記録する。
2.3) 以上の操作を各標準液につき2回以上繰り返し,それぞれの差が0.000 5 g/cm3以下の値を平均す
る。
3) 判定 2.3)で得られた値と標準液の表示密度(g/cm3)とを比較し,表15の使用基準に従う。
表15−使用基準
単位 g/cm3
平均値と表示密度(g/cm3)との差 使用基準
0.000 5未満 そのまま用いる
0.000 50.001 0 補正して用いる
0.001 0を超えるもの 用いてはならない
b) 耐圧容器 図16に示す形状・構造のもので,次の1)6)から構成する。
耐圧容器は,水圧で3.2 MPaの耐圧性をもち,かつ,空気圧で1.9 MPaの気密性をもつものとする。
なお,耐圧容器の耐圧性及び気密性の確認は,定期的に実施することが望ましい。
1) 透明シリンダー 長さ約445 mm,内径約36 mm,肉厚約6 mmの透明メタアクリル樹脂製のもの(重
合が均一,かつ,十分に行われたもの。)。
なお,亀裂,曇りなどが生じたものは使用してはならない。また,紫外線の照射によって劣化す

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るので,使用中及び保管中,適切な方法で紫外線を避けるとよい。
2) 下部鏡板 ステンレス鋼製で試料の入口,出口及びシリンダーに通じる約6 mmの通路をもち,試
料入口及び試料出口にそれぞれ試料入口弁,試料出口弁を取り付けたもの。試料入口弁及び試料出
口弁はいずれもJIS B 8245に規定する容器用弁とする。
3) 上部鏡板 中央に排気弁を取り付けたアダプタをねじ込む。アダプタ頂部には,圧力計取付口を設
ける。
4) 排気弁 排気弁は,JIS B 8245に規定する安全装置をもつ容器用弁とする。
5) 固定金具 ステンレス鋼製で両端にM6×lのねじを切ったもの。6本用いる。
6) ガスケット 上部ガスケット,上部クッション及び下部ガスケット・クッションとも耐液化石油ガ
ス性のもの(ニトリルゴムなど)。
1
7) 圧力計 JIS B 7505-1に規定するA形又はB形の 4×60×2.5 MPaとする。
c) 恒温水槽 耐庄容器の上部鏡板まで沈めることができ,温度調節器付き恒温水槽で,15.0±0.2 ℃に保
つことができるもの。
d) 水槽用温度計 JIS B 7410に規定する温度計番号44(SG)。
e) 試料導入管 JIS K 6347-1に規定するもの,又は耐圧7.85 MPa以上のステンレス鋼製,アルミニウム
合金製,銅製などのたわめることのできる管を用いる。ガス入口には,JIS B 8245に規定するガス充
口に合う継手を用い,ガス出口にはユニオン継手を用いる。
6.8.3 試験の手順
試験の手順は,次による。
a) 耐圧容器の組立て 清浄な耐圧容器内にアダプタを外して浮きばかりを納め,アダプタを取り付け,
全ての弁を閉じる。組立て終了後,耐圧・気密試験を行わなければならない。
注記 試験の実施に当たっては,試験者は保護めがねなどの保護具を装備することが望ましい。
b) 耐圧容器のガス置換
1) 耐圧容器の試料入口弁と試料容器とを試料導入管で連結し,試料容器のバルブを開く。試料出口弁
及び排気弁を開き,試料入口弁を少し開いて試料導入管内部を液状の試料で満たし,連結部に漏れ
のないことを確かめる。
2) 試料出口弁及び排気弁を閉じ,試料入口弁を開いて7),耐圧容器内に液状の試料を満たす8)。
注7) 急に開くと,浮きばかりが激しく動揺し,破損するおそれがあるので,徐々に注意して開
く。
8) 完全に液体試料で満たされない場合は,排気弁を少し開いて気体試料を排出する。
3) 試料入口弁を閉じ,試料出口弁を徐々に開き,液状試料を全て放出し,耐圧容器内の圧力がほぼ大
気圧に等しくなったら,試料出口弁を閉じる。
c) 耐圧容器への試料導入
1) 試料入口弁を開き,耐圧容器内の浮きばかりが浮き上がるまで,液体試料を導入する。このとき,
排気弁は開かない。
なお,浮きばかりが浮き上がらない場合は,耐圧容器のガス置換を繰り返し,耐圧容器が冷却し
た後,試料を導入する。
2) 試料入口弁及び試料容器のバルブを閉じ,耐圧容器を試料導入管から外し,試験器に漏れのないこ
とを確かめる。
d) 密度の測定

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1) 耐圧容器を15.0±0.2 ℃に保った恒温水槽中に上部鏡板まで浸し,浮きばかりに組み込まれた温度
計が,15.0±0.2 ℃に達するまで静置する。このとき,試料温度を早く試験温度にするためには,耐
圧容器をときどき恒温水槽から取り出し,浮きばかりが破損しないように注意しながら逆さにした
後,元に戻し,再び恒温水槽に浸すとよい。
2) 試料の温度が15.0±0.2 ℃に達したら,耐圧容器を恒温水槽から取り出し,浮きばかりが耐圧容器
の内壁に触れていないことを確認し,速やかに浮きばかりの目盛を0.001 g/cm3の桁まで読み取り記
録する。
6.8.4 結果
浮きばかりの目盛の読みを15 ℃における密度(g/cm3)として表す。
6.8.5 精度
この試験方法によって得られた試験結果の許容値(確率0.95)は,次による。ただし,15.0±0.2 ℃以外
で測定した場合は,適用しない。
a) 室内併行精度 同一試験室において,同一人が同一試験器で引き続き短時間内に同一試料を2回試験
したとき,試験結果の差は,0.001 g/cm3を超えてはならない。
b) 室間再現精度 異なる2試験室において,別人が別の試験器で同一試料をそれぞれ1回ずつ試験して
求めた2個の試験結果の差は,0.003 g/cm3を超えてはならない。

6.9 密度試験方法(計算法)

6.9.1  原理
試料の組成と各炭化水素の1 mol当たりの質量及び体積(15 ℃,0.101 32 MPa)から,計算によって試
料の密度を算出する。
注記 この方法で得られた結果を,6.8で行った結果の代わりに用いてもよい。
6.9.2 計算の方法
試料の密度は,6.10の組成分析方法によって得られた成分の分析値と表16に示す各成分の1 mol当たり
の質量及び体積とを用いて,次の式によって算出する。
Ci Mi
D15
Ci Ki
ここに, D15 : 15 ℃における密度(g/cm3)
Ci : 6.10による成分iの含有量(mol %)
Mi : 表16に示す成分iの1 mol当たりの質量(g/mol)
Ki : 表16に示す成分iの1 mol当たりの体積(cm3/mol)

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表16−各炭化水素の1 mol当たりの質量及び体積
成分i 1 mol当たりの質量 1 mol当たりの体積
(g/mol) (cm3/mol)
エタン+エチレンa) 30.069 83.99
プロパン 44.096 86.87
n-ブタン 58.123 99.41
イソブタン 58.123 103.18
n-ペンタン 72.150 114.37
イソペンタン 72.150 115.51
プロピレン 42.080 80.52
1-ブチレン 56.107 93.30
シス2-ブチレン 56.107 89.47
トランス2-ブチレン 56.107 91.98
イソブチレン 56.107 93.44
1,3-ブタジエン 54.091 86.23
注a) エタン及びエチレンは6.10の組成分析方法では分離できないため,エタン+エチ
レンの成分としてエタンの1 mol当たりの質量及び体積を採用した。
6.9.3 結果
小数点以下4桁まで算出し,JIS Z 8401によって小数点以下3桁に丸める。

6.10 組成分析方法(ガスクロマトグラフ法)

6.10.1 原理
熱電導度検出器を備えたガスクロマトグラフを用い,試料をカラムで個々の炭化水素成分に分離し,記
録したクロマトグラムのそれぞれのピーク面積及び保持時間から各成分を定量する。この分析方法に共通
な一般事項は,JIS K 0114による。
注記 パイプラインから試料を自動採取し,組成を連続測定する機器(以下,オンラインガスクロマ
トグラフという。)を用いてもよい。
試験結果の正確さ(かたより)の点検には,炭素数25で純度既知の炭化水素を混合し,その混合比を
0.1 mol %の精度で求め,この混合ガスで行うとよい。
6.10.2 分析成分i
この方法で分析する成分は,炭素数25の炭化水素のうち,次のとおりとする。
エタン(C2H6)+エチレン(C2H4)
プロパン(C3H8)
プロピレン(C3H6)
イソブタン(i-C4H10)
n-ブタン(n-C4H10)
イソブチレン(i-C4H8)
1-ブチレン(1-C4H8)
トランス2-ブチレン(trans2-C4H8)
シス2-ブチレン(cis2-C4H8)
1,3-ブタジエン(1,3-C4H6)
イソペンタン(i-C5H12)
n-ペンタン(n-C5H12)

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6.10.3 ガスクロマトグラフ
次のa) e)から構成する(図17参照)。
1 キャリヤーガス用高圧容器 5 圧力調整管 9 カラム 13 減衰器
2 容器元弁 6 流量調整弁 10 カラム槽 14 積分器
3 一次圧力計 7 圧力計 11 検出器 15 記録計
4 二次圧力計 8 試料導入部 12 検出器槽 16 キャリヤーガス出口
図17−ガスクロマトグラフの構成(複流路式の例)
a) 試料導入部 試料導入部は,次による。
1) 気体試料導入部 容量0.51 mLの気体試料用計量管を備え,一定量の気体試料を流路の切換えに
よって分離管へ導入できるもの。
2) 液体試料導入部 シリコーンゴム製などの耐熱性パッキンをもつ9) 試料気化室で,カラム温度と同
一又はそれ以上の高い温度に保つことができるもの。
注9) 試料の損失を防ぐため,液体試料導入部のパッキングは,頻繁に取り替える。
b) カラム カラムは,次による。
1) 管 ステンレス鋼製などで,表17に示す長さ及び内径をもち,金具によって試料導入部と検出器に
緊密に接続できるもの。
2) 充物 カラム充物は,分析成分に対して必要,かつ,十分な分離能をもつもので,その例を表
17に示す。

――――― [JIS K 2240 pdf 40] ―――――

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JIS K 2240:2013の引用国際規格 ISO 一覧

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  • ISO 7941:1988(MOD)
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  • ISO 9162:1989(MOD)

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