JIS K 9551:2020 過塩素酸バリウム(試薬)

JIS K 9551:2020 規格概要

この規格 K9551は、試薬として用いる過塩素酸バリウムについて規定。

JISK9551 規格全文情報

規格番号
JIS K9551 
規格名称
過塩素酸バリウム(試薬)
規格名称英語訳
Barium perchlorate (Reagent)
制定年月日
1976年3月1日
最新改正日
2020年2月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1976-03-01 制定日, 1979-05-01 確認日, 1985-02-01 確認日, 1991-06-01 確認日, 1994-01-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認日, 2020-02-20 改正
ページ
JIS K 9551:2020 PDF [16]
                                                                                   K 9551 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 一般事項・・・・[3]
  •  6.2 純度[Ba(ClO4)2]・・・・[3]
  •  6.3 水溶状・・・・[4]
  •  6.4 pH(50 g/L,25 ℃)・・・・[4]
  •  6.5 塩化物(Cl)・・・・[5]
  •  6.6 硝酸塩(NO3)・・・・[5]
  •  6.7 カルシウム(Ca)・・・・[8]
  •  6.8 ストロンチウム(Sr)・・・・[9]
  •  6.9 カルシウム(Ca)及びストロンチウム(Sr)・・・・[9]
  •  6.10 鉛(Pb)及び鉄(Fe)・・・・[11]
  •  7 容器・・・・[14]
  •  8 表示・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 9551 pdf 1] ―――――

K 9551 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を
改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格で
ある。これによって,JIS K 9551:1994は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和2年8月19日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 9551:1994を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 9551 pdf 2] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
K 9551 : 2020

過塩素酸バリウム(試薬)

Barium perchlorate (Reagent)

                                 Ba(ClO4)2      FW : 336.23

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いる過塩素酸バリウムについて規定する。
警告1 過塩素酸バリウムは劇物であり,吸入及び皮膚・粘膜への付着を避けるように注意する。ま
た,りん,硫黄,還元性の有機物などの可燃性物質と混合すると,加熱又は衝撃によって発
火し,場合によっては爆発することがあるため,衝撃を与えたり,火気,可燃物との接触を
させないように注意する。
警告2 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とす
る。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするもので
はない。この規格の利用者は,安全データシート(SDS)などを参考にして各自の責任にお
いて安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0116 発光分光分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 0970 ピストン式ピペット
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8051 3-メチル-1-ブタノール(試薬)
JIS K 8085 アンモニア水(試薬)
JIS K 8107 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JIS K 8111 塩化亜鉛(試薬)
JIS K 8116 塩化アンモニウム(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8159 塩化マグネシウム六水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8201 塩化ヒドロキシルアンモニウム(試薬)

――――― [JIS K 9551 pdf 3] ―――――

2
K 9551 : 2020
JIS K 8284 くえん酸水素二アンモニウム(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8377 酢酸ブチル(試薬)
JIS K 8454 N,N-ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8637 チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
JIS K 8653 デバルダ合金(試薬)
JIS K 8659 でんぷん(溶性)(試薬)
JIS K 8736 エリオクロムブラックT(試薬)
JIS K 8798 フェノール(試薬)
JIS K 8891 メタノール(試薬)
JIS K 8913 よう化カリウム(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS Z 8802 pH測定方法

3 種類

  種類は,特級とする。

4 性質

4.1 性状

  過塩素酸バリウムは,白い結晶又は結晶性粉末で,水に極めて溶けやすく,エタノール(99.5)にやや
溶けにくく,吸湿性がある。

4.2 定性方法

  定性方法は,次による。
a) 試料2 gに水20 mLを加えて,溶かす(A液)。A液10 mLに塩化カリウム溶液(100 g/L)1 mLを加
えると,白い結晶性の沈殿が生じる。
b) 液10 mLに硫酸(1+5)1 mLを加えると,白い沈殿が生じる。

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。

――――― [JIS K 9551 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
K 9551 : 2020
表1−品質
項目 規格値 試験方法
純度[Ba(ClO4)2] 質量分率 % 95.0以上 6.2
水溶状 − 試験適合 6.3
pH(50 g/L,25 ℃) − 5.08.0 6.4
塩化物(Cl) 質量分率 % 0.005以下 6.5
硝酸塩(NO3) 質量分率 % 0.003以下 6.6
カルシウム(Ca) 質量分率 % 0.01以下 6.7又は6.9
ストロンチウム(Sr) 質量分率 % 0.1以下 6.8又は6.9
鉛(Pb) 質量分率 % 0.001以下 6.10
鉄(Fe) 質量分率 % 0.001以下 6.10

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

6.2 純度[Ba(ClO4)2]

  純度[Ba(ClO4)2]の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次による。
1) アンモニア性塩化アンモニウム溶液(pH 10) JIS K 8116に規定する塩化アンモニウム7 gをはか
りとり,JIS K 8085に規定するアンモニア水(質量分率28.0 %30.0 %)57 mL及び水を加えて溶
かし,水を加えて100 mLにしたもの。溶液は,ポリエチレンなどの樹脂製瓶に密栓して保存する。
2) エリオクロムブラックT希釈粉末 JIS K 8736に規定するエリオクロムブラックT 0.10 gをはかり
とり,JIS K 8150に規定する塩化ナトリウム10 gを加えて混合したもの。褐色ガラス製瓶に保存す
る。
3) エリオクロムブラックT溶液 JIS K 8736に規定するエリオクロムブラックT 0.5 gをはかりとり,
JIS K 8891に規定するメタノールを加えて溶かし,更にJIS K 8891に規定するメタノールを加えて
100 mLにしたもの。保存する場合,更にJIS K 8201に規定する塩化ヒドロキシルアンモニウム0.5
gを加えて調製し,褐色ガラス製瓶に保存する。
4) 0.01 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム複合溶液(0.01 mol/L EDTA2Na複合溶液)
JIS K 8111に規定する塩化亜鉛,JIS K 8159に規定する塩化マグネシウム六水和物及びJIS K 8107
に規定するエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物を用い,JIS K 8001のJA.6.4 c) 5)
(0.01 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム複合溶液)に従って,調製,標定及び計
算する。
b) 装置 主な装置は,次による。
・ 自動滴定装置 光度滴定の機能をもち,最小吐出量が0.01 mL以下のもの。
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料1.0 gを全量フラスコ500 mLに0.1 mgの桁まではかりとり,水を加えて溶かし,更に水を標線
まで加えて混合する。
2) 1)の溶液25 mL(試料量0.05 g)をビーカー200 mLなどに正確にとり,水75 mL,アンモニア性塩
化アンモニウム溶液(pH 10)2 mL及び指示薬エリオクロムブラックT希釈粉末0.03 g0.04 g又は
エリオクロムブラックT溶液2,3滴を加え,次のいずれかの方法で滴定する。

――――― [JIS K 9551 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS K 9551:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 9551:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK0115:2004
吸光光度分析通則
JISK0115:2020
吸光光度分析通則
JISK0116:2014
発光分光分析通則
JISK0121:2006
原子吸光分析通則
JISK0970:2013
ピストン式ピペット
JISK1107:2005
窒素
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISK8034:2006
アセトン(試薬)
JISK8051:2010
3-メチル-1-ブタノール(試薬)
JISK8085:2006
アンモニア水(試薬)
JISK8085:2021
アンモニア水(試薬)
JISK8107:2017
エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JISK8111:2007
塩化亜鉛(試薬)
JISK8116:2006
塩化アンモニウム(試薬)
JISK8150:2006
塩化ナトリウム(試薬)
JISK8159:2017
塩化マグネシウム六水和物(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8201:2006
塩化ヒドロキシルアンモニウム(試薬)
JISK8284:2011
くえん酸水素二アンモニウム(試薬)
JISK8284:2021
くえん酸水素二アンモニウム(試薬)
JISK8355:2006
酢酸(試薬)
JISK8355:2021
酢酸(試薬)
JISK8377:2014
酢酸ブチル(試薬)
JISK8454:1994
N,N-ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(試薬)
JISK8541:2015
硝酸(試薬)
JISK8541:2021
硝酸(試薬)
JISK8550:2006
硝酸銀(試薬)
JISK8550:2021
硝酸銀(試薬)
JISK8576:2019
水酸化ナトリウム(試薬)
JISK8625:2017
炭酸ナトリウム(試薬)
JISK8637:2006
チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
JISK8653:2018
デバルダ合金(試薬)
JISK8659:2014
でんぷん(溶性)(試薬)
JISK8736:2018
エリオクロムブラックT(試薬)
JISK8798:2012
フェノール(試薬)
JISK8891:2006
メタノール(試薬)
JISK8913:2006
よう化カリウム(試薬)
JISK8951:2006
硫酸(試薬)
JISZ8802:2011
pH測定方法