この規格の目次
JIS K 8284:2021の規格概要
この規格 K8284は、試薬として用いるくえん酸水素二アンモニウムについて規定。
JISK8284 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K8284
- 規格名称
- くえん酸水素二アンモニウム(試薬)
- 制定年月日
- 1950/07/25
- 最新改正日
- 2021/02/22
- JIS 閲覧
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 改訂:履歴
- 1950-07-25制定日
- 1953-07-24改正日
- 1956-07-24改正日
- 1959-02-27確認日
- 1961-03-01改正日
- 1964-03-01確認日
- 1967-03-01確認日
- 1970-03-01確認日
- 1973-04-01確認日
- 1978-01-01確認日
- 1980-02-01改正日
- 1985-06-01確認日
- 1991-06-01確認日
- 1992-08-01改正日
- 2002-09-20確認日
- 2006-11-20確認日
- 2011-03-22改正日
- 2015-10-20確認日
- 2021-02-22改正日
K 8284:2021
目 次
ページ
1 適用範囲 [ p.1 ]
2 引用規格 [ p.1 ]
3 種類 [ p.2 ]
4 性質 [ p.2 ]
4.1 性状 [ p.2 ]
4.2 定性方法 [ p.2 ]
5 品質 [ p.3 ]
6 試験方法 [ p.3 ]
6.1 一般事項 [ p.3 ]
6.2 純度(C6H14N2O7) [ p.4 ]
6.3 水溶状 [ p.4 ]
6.4 pH(50 g/L,25 ℃) [ p.5 ]
6.5 強熱残分(硫酸塩) [ p.5 ]
6.6 塩化物(Cl) [ p.6 ]
6.7 りん酸塩(PO4) [ p.7 ]
6.8 硫酸塩(SO4) [ p.8 ]
6.9 ナトリウム(Na)及びカリウム(K) [ p.8 ]
6.10 銅(Cu),亜鉛(Zn),鉛(Pb)及び鉄(Fe) [ p.9 ]
6.11 しゅう酸塩(C2H2O4として) [ p.12 ]
6.12 酒石酸塩(C4H6O6として) [ p.13 ]
7 容器 [ p.13 ]
8 表示 [ p.13 ]
K 8284:2021
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を
改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格で
ある。これによって,JIS K 8284:2011は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和3年8月21日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8284:2011を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
日本産業規格 JIS
K 8284:2021
くえん酸水素二アンモニウム(試薬)
Diammonium hydrogen citrate (Reagent) C6H14N2O7 FW:226.18
1
適用範囲
この規格は,試薬として用いるくえん酸水素二アンモニウムについて規定する。
注記 別名:くえん酸アンモニウム(第二),Ammonium citrate dibasic
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 6201 化学分析用白金るつぼ
JIS H 6202 化学分析用白金皿
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
JIS K 0117 赤外分光分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8012 亜鉛(試薬)
JIS K 8085 アンモニア水(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8136 塩化すず(II)二水和物(試薬)
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8203 フェニルヒドラジン塩酸塩(試薬)
JIS K 8230 過酸化水素(試薬)
JIS K 8377 酢酸ブチル(試薬)
JIS K 8454 N,N-ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
2
K 8284:2021
JIS K 8799 フェノールフタレイン(試薬)
JIS K 8801 ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム(試薬)
JIS K 8810 1-ブタノール(試薬)
JIS K 8872 ホルムアルデヒド液(試薬)
JIS K 8905 モリブデン(VI)酸アンモニウム四水和物(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 9032 レソルシノール(試薬)
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 1301 化学分析用磁器るつぼ
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 0701 包装用シリカゲル乾燥剤
JIS Z 8802 pH測定方法
3
種類
種類は,特級とする。
4
性質
4.1
性状
くえん酸水素二アンモニウムは,無色の結晶又は結晶性粉末で,水に溶けやすく,エタノール(99.5)
及びジエチルエーテルにほとんど溶けない。
4.2
定性方法
定性方法は,次による。
a) 試料0.5 gに水10 mLを加えて溶かし,水酸化ナトリウム溶液(100 g/L)1 mLを加えて加熱すると,
アンモニアが発生する(A液)。
b) A液に酢酸(1+2)2.5 mLを加えて酸性とし,塩化カルシウム溶液(100 g/L)2 mLを加えて加熱す
ると,白い沈殿が徐々に析出する。
c) 試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117によって測定すると,波数3 197 cm-1,3 082 cm-1,1 600 cm-1,
1 480 cm-1,1 434 cm-1及び1 336 cm-1付近に主な吸収ピークを認める。この場合,試料調製は,JIS K 0117
の5.2 b)(錠剤法)による。錠剤の調製に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの例を図1
に示す。
JIS K 8284:2021の国際規格分類一覧
- 71.040.30
JIS K 8284:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- H6201
- 化学分析用白金るつぼ
- H6202
- 化学分析用白金皿
- K0050
- 化学分析方法通則
- K0113
- 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
- K0117
- 赤外分光分析通則
- K0121
- 原子吸光分析通則
- K1107
- 窒素
- K8001
- 試薬試験方法通則
- K8012
- 亜鉛(試薬)
- K8085
- アンモニア水(試薬)
- K8102
- エタノール(95)(試薬)
- K8136
- 塩化すず(II)二水和物(試薬)
- K8155
- 塩化バリウム二水和物(試薬)
- K8180
- 塩酸(試薬)
- K8203
- フェニルヒドラジン塩酸塩(試薬)
- K8230
- 過酸化水素(試薬)
- K8377
- 酢酸ブチル(試薬)
- K8454
- N,N−ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(試薬)
- K8541
- 硝酸(試薬)
- K8550
- 硝酸銀(試薬)
- K8576
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- K8625
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- K8799
- フェノールフタレイン(試薬)
- K8801
- ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム(試薬)
- K8810
- 1−ブタノール(試薬)
- K8872
- ホルムアルデヒド液(試薬)
- K8905
- モリブデン(VI)酸アンモニウム四水和物(試薬)
- K8951
- 硫酸(試薬)
- K9032
- レソルシノール(試薬)
- P3801
- ろ紙(化学分析用)
- R1301
- 化学分析用磁器るつぼ
- R3503
- 化学分析用ガラス器具(追補1)
- Z0701
- 包装用シリカゲル乾燥剤
- Z8802
- pH測定方法