JIS K 8207:2021 塩素酸カリウム(試薬)

JIS K 8207:2021 規格概要

この規格 K8207は、試薬として用いる塩素酸カリウムについて規定。警告1塩素酸カリウムは,劇物のため,眼,皮膚への接触及びガスの吸入を避ける。また,衝撃及び火気を避け,被酸化性物質と離して保存する。警告2この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,安全データシート(SDS)などを参考にして各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。

JISK8207 規格全文情報

規格番号
JIS K8207 
規格名称
塩素酸カリウム(試薬)
規格名称英語訳
Potassium chlorate (Reagent)
制定年月日
1950年3月31日
最新改正日
2021年3月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1950-03-31 制定日, 1953-03-31 確認日, 1956-03-28 改正日, 1959-02-27 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1976-03-01 確認日, 1979-05-01 確認日, 1985-02-01 確認日, 1991-06-01 確認日, 1994-01-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2015-03-20 改正日, 2019-10-21 確認日, 2021-03-22 改正
ページ
JIS K 8207:2021 PDF [15]
                                                                                   K 8207 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 一般事項・・・・[3]
  •  6.2 純度(KClO3)・・・・[3]
  •  6.3 水溶状・・・・[4]
  •  6.4 臭素酸塩(BrO3)・・・・[5]
  •  6.5 塩化物(Cl)・・・・[5]
  •  6.6 硫酸塩(SO4)・・・・[6]
  •  6.7 ナトリウム(Na)・・・・[6]
  •  6.8 マグネシウム(Mg)及びカルシウム(Ca)・・・・[7]
  •  6.9 鉛(Pb)及び鉄(Fe)・・・・[8]
  •  6.10 ひ素(As)・・・・[9]
  •  6.11 窒素化合物(Nとして)・・・・[10]
  •  7 容器・・・・[13]
  •  8 表示・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8207 pdf 1] ―――――

           K 8207 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を
改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格で
ある。これによって,JIS K 8207:2015は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和3年9月21日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8207:2015を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8207 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
K 8207 : 2021

塩素酸カリウム(試薬)

Potassium chlorate (Reagent)

                                   KClO3     FW : 122.55

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いる塩素酸カリウムについて規定する。
警告1 塩素酸カリウムは,劇物のため,眼,皮膚への接触及びガスの吸入を避ける。
また,衝撃及び火気を避け,被酸化性物質と離して保存する。
警告2 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とす
る。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするもので
はない。この規格の利用者は,安全データシート(SDS)などを参考にして各自の責任にお
いて安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0113 電位差·電流·電量·カールフィッシャー滴定方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8012 亜鉛(試薬)
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8051 3-メチル-1-ブタノール(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8107 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JIS K 8136 塩化すず(II)二水和物(試薬)
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8247 過マンガン酸カリウム(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8374 酢酸鉛(II)三水和物(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)

――――― [JIS K 8207 pdf 3] ―――――

           2
K 8207 : 2021
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8580 すず(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8637 チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
JIS K 8653 デバルダ合金(試薬)
JIS K 8659 でんぷん(溶性)(試薬)
JIS K 8777 ピリジン(試薬)
JIS K 8798 フェノール(試薬)
JIS K 8913 よう化カリウム(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 8978 硫酸鉄(II)七水和物(試薬)
JIS K 8997 硫酸マンガン(II)五水和物(試薬)
JIS K 9005 りん酸(試薬)
JIS K 9512 N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀(試薬)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具

3 種類

  種類は,特級とする。

4 性質

4.1 性状

  塩素酸カリウムは,無色の結晶又は白い結晶性粉末で,水にやや溶けやすく,エタノール(99.5)に極
めて溶けにくい。

4.2 定性方法

  定性方法は,次による。
a) 試料1 gに水100 mLを加えて溶かす(A液)。A液10 mLに塩酸(2+1)3 mLを加えて加熱すると塩
素(ガス)を発生する。
b) 炎色試験は,直径約0.8 mmの白金線の先端から約30 mmまでを塩酸(1+1)に浸し,炎の長さ約120
mm,内炎の長さ約30 mm程度としたガスバーナーの無色炎中に,内炎の最上部から約10 mmの位置
に水平に入れた後,放冷する。この操作を炎に色が現れなくなるまで繰り返す。次に,白金線の先端
約5 mmを,A液に浸したものをガスバーナーの無色炎中に入れて,コバルトガラスで透かして見る
と,紫が現れる。

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。

――――― [JIS K 8207 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
K 8207 : 2021
表1−品質
項目 規格値 試験方法
純度(KClO3) 質量分率 % 99.5以上 6.2
水溶状 − 試験適合 6.3
臭素酸塩(BrO3) 質量分率 % 0.01以下 6.4
塩化物(Cl) 質量分率 % 0.001以下 6.5
硫酸塩(SO4) 質量分率 % 0.003以下 6.6
ナトリウム(Na) 質量分率 % 0.02以下 6.7
マグネシウム(Mg) 質量分率 % 0.001以下 6.8
カルシウム(Ca) 質量分率 % 0.002以下 6.8
鉛(Pb) 質量分率 ppm 5以下 6.9
ひ素(As) 質量分率 ppm 0.5以下 6.10
鉄(Fe) 質量分率 ppm 5以下 6.9
窒素化合物(Nとして) 質量分率 ppm 5以下 6.11

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

6.2 純度(KClO3)

  純度(KClO3)の試験方法は,次による。
a) ガス及び試験用溶液類 ガス及び試験用溶液類は,次による。
1) 窒素 純度が,JIS K 1107に規定する2級以上のもの。
2) 硫酸鉄(II)溶液 JIS K 8978に規定する硫酸鉄(II)七水和物5 gを硫酸(1+5)60 mLを加えて
溶かし,水を加えて100 mLにしたもの。
なお,硫酸(1+5)の調製は,水の体積5を冷却してかき混ぜながら,JIS K 8951に規定する硫
酸の体積1を徐々に加える。
3) 硫酸マンガン(II)溶液 JIS K 8997に規定する硫酸マンガン(II)五水和物45 gに水100 mL,JIS
K 9005に規定するりん酸87.5 mL及び硫酸(1+1)175 mLを加えて溶かし,水で500 mLにしたも
の。調製後3,4日経過してから使用する。
なお,硫酸(1+1)の調製は,水の体積1を冷却してかき混ぜながら,JIS K 8951に規定する硫
酸の体積1を徐々に加える。
4) 0.02 mol/L 過マンガン酸カリウム溶液(KMnO4 : 3.161 g/L) JIS K 8247に規定する過マンガン酸
カリウムを用い,JIS K 8001のJA.6.4 g)(0.02 mol/L 過マンガン酸カリウム溶液)に従って,調製,
標定及び計算したもの。
b) 装置 主な装置は,次による。
· 自動滴定装置 電位差滴定の機能をもち,最小吐出量が0.01 mL以下のもの。
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料0.5 gを全量フラスコ100 mLに0.1 mgの桁まではかりとり,水を加えて溶かし,更に水を標線
まで加えて混合する。その10 mLを三角フラスコ200 mLなどに正確にとり,硫酸鉄(II)溶液25 mL
を正確にとって加える。
2) 次のいずれかの方法で,滴定する。
2.1) 直ちに窒素を液面に約200 mL/分の流量で流しながら10分間煮沸後,窒素を液面に約200 mL/

――――― [JIS K 8207 pdf 5] ―――――

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JIS K 8207:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8207:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK0113:2005
電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
JISK0115:2004
吸光光度分析通則
JISK0115:2020
吸光光度分析通則
JISK0121:2006
原子吸光分析通則
JISK1107:2005
窒素
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISK8012:2006
亜鉛(試薬)
JISK8034:2006
アセトン(試薬)
JISK8051:2010
3-メチル-1-ブタノール(試薬)
JISK8102:2012
エタノール(95)(試薬)
JISK8107:2017
エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JISK8136:2017
塩化すず(II)二水和物(試薬)
JISK8155:2017
塩化バリウム二水和物(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8247:2015
過マンガン酸カリウム(試薬)
JISK8355:2006
酢酸(試薬)
JISK8355:2021
酢酸(試薬)
JISK8374:2007
酢酸鉛(II)三水和物(試薬)
JISK8541:2015
硝酸(試薬)
JISK8541:2021
硝酸(試薬)
JISK8550:2006
硝酸銀(試薬)
JISK8550:2021
硝酸銀(試薬)
JISK8576:2019
水酸化ナトリウム(試薬)
JISK8580:2011
すず(試薬)
JISK8625:2017
炭酸ナトリウム(試薬)
JISK8637:2006
チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
JISK8653:2018
デバルダ合金(試薬)
JISK8659:2014
でんぷん(溶性)(試薬)
JISK8777:2017
ピリジン(試薬)
JISK8798:2012
フェノール(試薬)
JISK8913:2006
よう化カリウム(試薬)
JISK8951:2006
硫酸(試薬)
JISK8978:2008
硫酸鉄(II)七水和物(試薬)
JISK8997:2012
硫酸マンガン(II)五水和物(試薬)
JISK9005:2006
りん酸(試薬)
JISK9512:2013
N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀(試薬)
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具