JIS K 2249-2:2011 原油及び石油製品―密度の求め方―第2部:浮ひょう法 | ページ 4

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単位 mm
図JA.1−オーバーフロー形シリンダの例
JA.3.3 温度計 5.2に規定するもの。
JA.3.4 拡大鏡 倍率約3倍のもの。標準密度浮ひょう及び浮ひょうの目盛を読み取るときに用いる。
JA.4 試薬
a) 石油エーテル JIS K 8593に規定するもの。
b) ジエチルエーテル JIS K 8103に規定するもの。
c) ベンジン 市販の最上級品のもの。
d) エタノール JIS K 8101又はJIS K 8102に規定するもの。
e) 水 JIS K 0557に規定するA1以上のもの。
f) 硫酸 JIS K 8951に規定するもの。
JA.5 校正用液
表JA.1に示すもので,検査する目盛付近の密度のものをJA.4に示す試薬を用いて調製する。

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表JA.1−校正用液
目盛範囲による 適用する浮ひょうの番号
校正用液a) 適用区分 L50SPシリーズ(I形-A)
L20シリーズ
g/cm3 M50SPシリーズ(I形-B)
石油エーテル,ジエチルエーテル,
0.650.70 2 3,4,5
ベンジン又はこれらの混合液
ジエチルエーテル,ベンジン又は
0.700.73 2,3 6,7
これらの混合液
エタノールとジエチルエーテルと
0.730.80 3,4 7,8,9,10
の混合液
エタノールと水との混合液 11,12,13,14,15,
0.801.0 4,5,6,7,8,9
16,17,18,19,20
硫酸と水との混合液 1.0 1.1 8,9,10 21,22,23,24,25
注a) 0.600.65 g/cm3の目盛範囲に対しては,密度がこの範囲にある液体を校正用液として用いる。
これらの校正用液は,引火性又は強酸性の液体であり,取扱いには十分な注意が必要である。
JA.6 検査温度及び検査箇所
a) 検査温度 室温に近い温度で行う。
b) 検査箇所 浮ひょうの検査は,標準密度浮ひょうの校正証明書に器差が記載されている箇所又はその
付近で行う。
JA.7 目盛検査の手順
目盛検査の手順は,次による。
a) 検査に先立ち,浮ひょうの目盛範囲に応じた標準密度浮ひょう及び校正用液を選ぶ。
b) 標準密度浮ひょう,浮ひょう及びシリンダをメニスカスが明確に読み取れるように,測定する前に十
分に洗浄する。
c) シリンダの中に校正用液を静かに入れた後,かくはん棒でよくかき混ぜて,温度を均一にする。
d) 校正用液に気泡が含まれていないことを確認した後,標準密度浮ひょう及び浮ひょうのけい部上端を
軽くつまみ,気泡がつかないように校正用液中に静かに浮かべる。このとき,両者の胴部間及び胴部
とシリンダ一内壁間の距離がそれぞれ10 mm以上になるようにする。
e) 標準密度浮ひょう及び浮ひょうが規定の位置で静止後,これらを約2目盛液中に沈めてから静かに手
を離し,再び静止するまで待つ。
f) 次いで,標準密度浮ひょう及び浮ひょうのそれぞれの示度を水平面視定[箇条10 h) 1) 参照]で0.000
1 g/cm3の桁まで読み取る。目盛検査を行うときに,測定室内の温度変化又は室内空気の乱れが大きい
場合には,示度が一定しないことが多い。したがって,直射日光及び外気との接触を避けた温度変化
の少ない測定室で行い,校正用液の蒸発による室内空気の汚染には十分留意し,適時換気を行うこと
が望ましい。
JA.8 器差の計算方法
浮ひょうの器差は,次の式によって算出し,JIS Z 8401の規定によって丸めの幅0.000 1に丸める。
S
E R R
ここに, E : 器差(g/cm3)

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R : 浮ひょうの読取値(g/cm3)
RS : 標準密度浮ひょうの読取値(g/cm3)
e : 標準密度浮ひょうの器差(g/cm3)

――――― [JIS K 2249-2 pdf 18] ―――――

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附属書JB
(参考)
試験方法の種類
JB.1 試験方法の種類
JIS K 2249の規格群には,表JB.1に示す試験方法がある。
表JB.1−試験方法の種類
規格群 試験方法の種類 適用区分
JIS K 2249-1 振動法 試験条件下で,軽質分の損失がないなど成分に変化がない液状試料に
適用する。
JIS K 2249-2 浮ひょう法 試験温度又は15 ℃において液状で,JIS K 2258-1又はJIS K 2258-2
によって求めた蒸気圧が100 kPa以下の試料に適用する。
JIS K 2249-3 ピクノメ 毛細管共栓ピ 試験温度で液体,固体又は半固体の試料(例えば,高含ろう原油など)
ータ法 クノメータ法 に適用するa)。
JIS K 2258-1又はJIS K 2258-2によって求めた蒸気圧が50 kPa以下で,
かつ,JIS K 2254の常圧法によって求めた初留点が40 ℃以上の液状試
料に適用する。
目盛ピクノメ JIS K 2258-1又はJIS K 2258-2によって求めた蒸気圧が130 kPa以下
ータI形法 で,JIS K 2283によって求めた動粘度が,試験温度で50 mm2/s未満の
試料に適用する。特に,試料の量が少ない場合に適している。ただし,
不透明試料の測定には注意を要する。
JIS K 2249-4 密度・質量・容量換算表温度に対する密度換算表 : 原油,燃料油及び潤滑油
温度に対する容量換算係数表 : 原油,燃料油及び潤滑油
質量及び容量換算表 : 原油及び石油製品
熱膨張係数に対する容量換算係数表 : 原油及び石油製品
附属書(規定) 密度(15 ℃)に対応する比重60/60 °F及びAPI度 : 原油及び石油製品
API度に対応する比重60/60 °F及び密度(15 ℃) : 原油及び石油製品
密度(15 ℃),API度及び
比重60/60 °Fに対応するAPI度及び密度(15 ℃) : 原油及び石油製品
比重60/60 °Fの相互換算
方法
注記 液化石油ガスの密度は,JIS K 2240によって求める。また,石油アスファルトの密度は,JIS K 2207によっ
て求める。
注a) 適用試料は,ピクノメータの種類によって異なる。

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附属書JC
(参考)
密度に関連する用語及び定義
JC.1 測定密度
JIS K 2249-4の付表I表1A(原油の温度に対する密度換算表),付表II表1B(燃料油の温度に対する密
度換算表)又は付表III表1D(潤滑油の温度に対する密度換算表)を用いて密度(15 ℃)へ換算すると
きに必要な値。この値は,基準温度(15 ℃)で校正されたソーダ石灰ガラス製の浮ひょうで測定したとき
の目盛の読みに相当する。15 ℃で校正されたソーダ石灰ガラス製の浮ひょう及びピクノメータ以外の試験
器で測定された密度(t ℃)又は読取値から密度(15 ℃)を求める場合は,密度(t ℃)又は読取値を測
定密度に変換し,その測定密度から密度(15 ℃)へ換算する。
JC.2 比重
温度t1においてある体積の試料の質量と,温度t2においてそれと等体積の水の質量との比。すなわち,
試料の密度と水の密度との比であり,相対密度ともいう。比重は,試料及び水の温度条件を示す記号を付
して次のように表す。
なお,比重は,無次元量である。
a) 比重15/4 ℃ 15 ℃におけるある体積の試料の質量と,それと等体積の4 ℃における水の質量との比。
比重15/4 ℃は,密度(15 ℃)の近似値であり,両者の間には,次の式に示す関係がある。
d15=s15×0.999 97
ここに, d15 : 密度(15 ℃)
s15 : 比重15/4 ℃
b) 比重t1/t2 ℃ t1 ℃におけるある体積の試料の質量と,それと等体積のt2 ℃における水の質量との比。
c) 比重60/60 °F 15.56 ℃(60 °F)におけるある体積の試料の質量と,それと等体積の15.56 ℃(60 °F)
における水の質量との比。
JC.3 API度
American Petroleum Institute(アメリカ石油協会)で制定した比重の表示方法。石油類の比重表示方法と
して用いる。“APIボーメ度”又は“API比重”と呼称されることもある。API度は,比重60/60 °Fと次の
式に示す関係がある。
1415.
A 1315.
60
1415.
s60
1315.
ここに, A : API度
s60 : 比重60/60 °F
注記 密度(15 ℃),比重60/60 °F及びAPI度の相互換算は,JIS K 2249-4の附属書JA[原油及び石
油製品の密度(15 ℃),API度及び比重60/60 °Fの相互換算方法]によって行う。

――――― [JIS K 2249-2 pdf 20] ―――――

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JIS K 2249-2:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3675:1998(MOD)

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