JIS K 2514-2:2013 潤滑油―酸化安定度の求め方―第2部:タービン油酸化安定度 | ページ 3

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図6−試料用温度計保持具

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図7−酸化油抜取管保持具
6.2 触媒 触媒は,次による。
a) 鋼線 鋼線は,焼なまし処理をした低不純物鋼線で,直径1.60 mm±0.05 mmのものを用いる。
注記1 鋼線には,JIS G 3505に規定するSWRM6又はSWRM8を線材として製造したJIS G 3532
に規定するSWM-A(なまし鉄線)などがある。
b) 銅線 銅線は,純度99.90 %以上の電解銅線で,直径が1.60 mm±0.05 mmのものを用いる。
注記2 銅線には,JIS C 3102に規定する電気用軟銅線がある。
6.3 触媒巻線器 触媒巻線器は,図8に示す形状及び寸法のものを用いる。

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部品番号 材質
1 黄銅
2 鋼(ただし,取っ手は木製)
3 黄銅
4 黄銅(管)
5 溝形鋼
図8−触媒巻線器

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図8−触媒巻線器(続き)
6.4 研磨布又は研磨紙 研磨布又は研磨紙は,JIS R 6251又はJIS R 6252に規定する研磨材の材質がア
ルミナ質研削材又は炭化けい素質研削材で,粒度がP120のものを用いる。
6.5 脱脂綿 脱脂綿は,日本薬局方脱脂綿を用いる。

7 試料の採取方法及び調製方法

  試料は,JIS K 2251に規定する一次試料の採取方法及び二次試料の調製方法,又はそれに準じた方法に
よって採取及び調製する。

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8 試験の準備

  試験の準備は,次による。
a) 触媒の研磨 試験開始の直前に,長さ3.00 m±0.01 mの鋼線及び同じ長さの銅線を,ヘプタン又はヘ
キサンで湿した脱脂綿で拭く。次に研磨布又は研磨紙で新しい面が出るまで磨く。さらに,乾いた脱
脂綿で金属粉及び研磨材粉を完全に取り除く。研磨した触媒の取扱いには,常に清浄で乾燥している
脱脂綿,木綿手袋などを用い,直接手で触れないようにする。
b) 触媒コイルの作製 触媒巻線器を用い,鋼触媒と銅触媒とを触媒巻線器の黄銅板の小孔に通してから
両触媒の端を約3回固くより合わせてこれを巻棒先端の溝に入れる。次に鋼触媒をねじの深い谷に,
銅触媒をねじの浅い谷に入れ,ハンドルを回して巻棒に固く巻き付け,巻き終わった両触媒の他端を
約3回固くより合わせて巻棒から外す。触媒コイルの長さを225 mm±5 mmに調整する。研磨した触
媒コイルを24時間以内に用いる場合は,ヘプタン又はヘキサンに浸せきし,密栓をして保存する。試
験に用いるときは,触媒コイルの表面に腐食及び汚れがないことを確認する。24時間を超えて触媒コ
イルを保管する場合は,附属書Bに従って処理する。
c) 酸化器の洗浄 新しい試験管,凝縮器及び酸素吹込管は,温めた一般用洗剤で洗い,水道水で十分に
すすいだ後,界面活性剤洗浄液に24時間浸すか,又は試験管の内側,凝縮器の外側及び酸素吹込管の
内側並びに外側を強酸化剤洗浄液で洗い,水道水で十分すすぐ。次に水ですすぎ,室温又は約100 ℃
に設定した乾燥器で乾燥する。室温で乾燥する場合は,水ですすいだ後,2-プロパノール又はアセト
ンですすぐ。
d) 試験終了後の酸化器の洗浄 試験終了後,直ちに試験管から酸化油を流し出し,ヘプタン又はヘキサ
ンですすぎ,酸化油を取り除く。次に長柄のブラシを用いて温めた一般用洗剤で洗い,水道水で十分
にすすぐ。堆積物が強く付着した場合は,試験管に一般用洗剤を満たし,酸素吹込管及び凝縮器を取
り付け,試験温度の恒温槽に数時間浸せきした後,強酸化剤洗浄液ですすぎ,鉄の酸化物を取り除く。
堆積物を取り除いた後,c)に従って洗浄を行う。洗浄済み酸化器は,乾燥したほこりのない場所に保
管する。
e) 酸化油抜取管の洗浄 試験終了後,直ちに酸化油抜取管から酸化油を流し出し,酸化油抜取管の内側
及び外側をヘプタン又はヘキサンで洗浄した後,トルエン,アセトンなどで付着している残さ物を取
り除く。さらに,ヘプタン又はヘキサンですすいだ後,圧縮空気又は窒素を吹き付けて乾燥する。堆
積物が多量に析出した酸化油に用いた酸化油抜取管は,再利用してはならない。
f) 恒温槽の温度調節 恒温槽の温度を調節するために用意した試料,試験管などを用いて,9 a)及び9 b)
に従って酸化器を組み立てた後,酸素を流量3 L/h±0.1 L/h流した状態で,試験管中の試料の温度が
95 ℃±0.2 ℃になるように恒温槽の温度を調節する。恒温槽の温度を調節した後,酸化器を恒温槽か
ら取り出す。試料の温度を測定するときの注意事項は,次による。
1) 試料の温度測定は,試料用温度計保持具に試料用温度計を取り付け,図9に示すように試験管内に
入れる。ガラス製温度計の場合は,温度計の浸没線を試料の表面に合わせて,露出部平均温度の補
正のため,温度計の読みから0.10 ℃を減じて,試料の温度を求める。
2) 同時に複数の酸化器を恒温槽に装着する場合は,試験管の位置を変えて試料の温度を測定し,95 ℃
±0.2 ℃であることを確認する。
注記 恒温槽の温度は,酸素吹き込みによる冷却効果,恒温槽浴液の種類,容量,かき混ぜ状態
及び恒温槽中の試験管の数などによって異なる。

――――― [JIS K 2514-2 pdf 15] ―――――

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  • ISO 4263-1:2003(MOD)

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