JIS K 6267:2006 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―汚染性の求め方 | ページ 3

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f) その他必要事項

6. 接触汚染及び移行汚染試験(光促進法)

6.1 目的

 この試験は,加硫ゴムと被汚染材とが接触する面を人工光源照射することによって,被汚染
材面上の加硫ゴムの接触跡,周囲及び周辺に発生する汚染を調べるために行う。

6.2 試験装置

6.2.1  試験装置の概要 試験装置は,汚染を促進させ,汚染後の被汚染材の発色・変色を促進するための
耐候性試験装置,耐候性試験装置の照射時間の目安となるブルースケール及び汚染を測定するための測色
計又は変退色用グレースケールからなる。
6.2.2 耐候性試験装置 耐候性試験装置は,5.2.3のキセノンアーク灯式耐候性試験装置とする。
6.2.3 ブルースケール ブルースケールは,5.2.4による。
6.2.4 測色計 測色計は,5.2.5による。
6.2.5 変退色用グレースケール 変退色用グレースケールは,5.2.6による。

6.3 試験片

 試験片は,5.3による。

6.4 被汚染材

6.4.1  被汚染材の形状及び寸法 被汚染材の形状及び寸法は,長さ150 mm,幅70 mmの長方形を標準と
するが,耐候性試験装置のホルダに取り付けることができる寸法及び形状であればよい。
6.4.2 被汚染材の採取・作製 被汚染材の採取・作製は,5.4.2による。
6.4.3 被汚染材の数 被汚染材の数は,2枚とする。

6.5 比較試料

 比較試料は,5.5による。

6.6 試験方法

6.6.1  試験条件 試験条件は,次による。
a) 試験室の標準温度は,5.6.1のa)による。
b) 試料及び試験片の保管は,5.6.1のb)による。
c) 試験片の状態調節は,5.6.1のc)による。
d) 汚染を発生させるための汚染条件は,次による。
1) 試験片表面の放射照度又は分光放射照度 被汚染材表面の放射照度又は分光放射照度は,JIS K
6266の10.4.1による。
2) 照射時間 照射時間は,次による。
a) 24 00.5 48 10
時間, 168
時間又は 0
2
時間
b) 耐候性試験装置に,試験片と一緒に入れたブルースケール試験片の暴露面と,覆いをして暴
露を避けた非暴露面との変退色の差が,変退色用グレースケール4号と同等になるまでの時
間。ブルースケールの等級は,試験目的によって,3級,4級又は6級から選択する。
3) 表面温度 表面温度は,JIS K 6266の10.2.5に規定するブラックパネル温度で55±3 ℃とする。
4) 試験片表面への水噴霧 しない。
5) 照射方法 連続照射。
備考 受渡当事者間の協定によって,他の光暴露条件を用いてもよい。
6.6.2 操作方法 操作方法は,次による。
a) 汚染の発生 次の操作によって,被汚染材に汚染を発生させる。
1) 試験片を,図2に示すように被汚染材の中央部に,試験結果に影響を及ぼさない糸(3)で固定する。

――――― [JIS K 6267 pdf 11] ―――――

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注(3) 糸は,白い木綿糸などを用いるとよい。
2) これを試験片ホルダに取り付けた後,暴露条件をあらかじめ設定した耐候性試験装置に取り付け,
暴露を行う。このとき,汚染に影響を及ぼす揮発性物質,汚染性物質又はこれらを含む物質を同時
に耐候性試験装置に入れてはならない。
3) 規定時間経過後,耐候性試験装置から試験片を取り外し,その後,被汚染材を蒸留水又は2 %の非
アルカリ性石けん水で洗い,試験片の接触跡,周囲及び周辺の汚染の度合いを調べる。
単位 mm
図 2 接触汚染及び移行汚染(光促進法)試験片取付方法の例
b) 二次暴露 二次暴露は,5.6.2のb)による。ただし,照射時間は 24 00.5 時間とする。

6.7 汚染度合いの測定

 汚染度合いの測定は,5.7による。

6.8 試験結果のまとめ方

 試験結果のまとめ方は,5.8による。

6.9 記録

 試験成績表には,次の事項を記録する。
a) 適用規格番号
b) 試料の詳細
1) 試験片の明細 (採取・作製方法,形状,寸法など)
2) 被汚染材の明細 (材質,採取・作製方法,形状,寸法など)
3) 比較試料の明細 (種類,作製方法など)
c) 試験の詳細
1) 汚染試験の種類
2) 試験装置の種類及び形式
3) 汚染条件 (放射照度又は分光放射照度,照射時間又は使用したブルースケールの等級,表面温度,
照射方法など)
4) 二次暴露の有無
5) 二次暴露条件 (放射照度又は分光放射照度,照射時間,表面温度,照射方法など)
d) 試験結果

――――― [JIS K 6267 pdf 12] ―――――

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1) 目視による方法 (グレースケールの号数及び色変化の種類)
2) 測色計による方法
2.1) 法 (色差及び色差の成分)
2.2) 法 (測定波長,反射率の最大値,汚染の度合いなど)
e) 試験年月日
f) その他必要事項

7. 溶出汚染試験(流下法)

7.1 目的

 この試験は,加硫ゴム表面を流下する液体に溶出された成分が,被汚染材に及ぼす汚染を調
べるために行う。

7.2 試験装置

7.2.1  試験装置の概要 試験装置は,汚染を発生させるための汚染装置,二次暴露を行うための耐候性試
験装置,耐候性試験装置の照射時間の目安となるブルースケール及び汚染を測定するための測色計又は変
退色用グレースケールからなる。
7.2.2 汚染装置 汚染装置は,試験片及び被汚染材を固定するための固定台,試験液体を流下させるため
の流下装置及び試験液体を受ける受器からなる(図3参照)。
a) 固定台 固定台は,30度の傾斜角をもつ幅70100 mm,長さ300500 mmの台で,汚染に影響を及
ぼさない材質で作製する。
b) 流下装置 流下装置は,体積1 L以上で,試験液体の流下速度を24時間当たり1 Lに調節できるもの
とする。図3に示すような装置でもよいし,その他の装置でもよい。
c) 受器 受器は,容量1 L以上の容器とする。
7.2.3 耐候性試験装置 耐候性試験装置は,5.2.3による。
7.2.4 ブルースケール ブルースケールは,5.2.4による。
7.2.5 測色計 測色計は,5.2.5による。
7.2.6 変退色用グレースケール 変退色用グレースケールは,5.2.6による。

7.3 試験片

7.3.1  試験片の形状及び寸法 試験片の形状及び寸法は,長さ150 mm以上,幅25 mm以上及び厚さ2.0
±0.2 mmの短冊状とする。
7.3.2 試験片の採取・作製 試験片の採取・作製は,5.3.2による。
7.3.3 試験片の数 試験片の数は,2個とする。
7.3.4 試験片の寸法測定 試験片の寸法測定は,5.3.4による。

7.4 被汚染材

7.4.1  被汚染材の形状及び寸法 被汚染材の形状及び寸法は,長さ150200 mm,幅70100 mmの長方
形とする。
7.4.2 被汚染材の採取・作製 被汚染材の採取・作製は,5.4.2による。
7.4.3 被汚染材の数 被汚染材の数は,2枚とする。

7.5 比較試料

 比較試料は,5.5による。

7.6 試験液体

 試験液体は,蒸留水,JIS K 0557に規定するA1若しくはこれと同等以上の水又はエチル
アルコールを用いる。

7.7 試験方法

――――― [JIS K 6267 pdf 13] ―――――

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7.7.1 試験条件 試験条件は,次による。
a) 試験室の標準温度は,5.6.1のa)による。
b) 試料及び試験片の保管は,5.6.1のb)による。
c) 試験片の状態調節は,5.6.1のc)による。
d) 汚染を発生させるための汚染条件は,次による。
1) 試験液体の流下速度 24時間当たり1 L
2) 試験液体の流下時間 24 00.5
時間
備考 受渡当事者間の協定によって,他の汚染条件を用いてもよい。
e) 二次暴露条件は,5.6.2のb)による。
7.7.2 操作方法 操作方法は,次による。
a) 汚染の発生 次の操作によって,被汚染材に汚染を発生させる。
1) 被汚染材を図3に示すように固定台の下部に固定し,この上辺に底辺60 mm,高さ50 mmの三角形
のろ紙(4)を載せる。ろ紙の上辺部約10 mmが重なるように試験片を固定する。さらに,試験片と被
汚染材との中心線上に,ひも(5)を載せる。
注(4) ろ紙は,化学分析用のものを用いる。
(5) ひもは,幅約5 mmのガーゼを軽くよじったもの,又は数本の白い木綿糸を軽くより合わせた
ものを用いる。
2) 試験片の下端から約120 mm上のひもの部分に,試験液体を流下できるように流下装置を固定する。
3) 試験液体の流下速度を24時間当たり1 Lに調節した後,流下装置を固定する。
4) 規定時間流下後,被汚染材を取り出し,蒸留水又は2 %の非アルカリ性石けん水で洗い,汚染の有
無を調べる。
b) 二次暴露 二次暴露は,5.6.2のb)による。

――――― [JIS K 6267 pdf 14] ―――――

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単位 mm
h
備考 hは500 mm以上が望ましい。
図 3 溶出汚染(流下法)試験片取付方法の例

7.8 汚染度合いの測定

 汚染度合いの測定は,5.7による。

7.9 試験結果のまとめ方

 試験結果のまとめ方は,5.8による。

7.10 記録

 試験成績表には,次の事項を記録する。
a) 適用規格番号
b) 試料の詳細
1) 試験片の明細 (採取・作製方法,形状,寸法など)
2) 被汚染材の明細 (材質,採取・作製方法,形状,寸法など)
3) 比較試料の明細 (種類,作製方法など)
c) 試験の詳細
1) 汚染試験の種類
2) 試験装置の種類及び形式
3) 汚染条件 (試験液体の種類,流下速度,流下時間など)
4) 二次暴露の有無
5) 二次暴露条件 (放射照度又は分光放射照度,放射時間又は使用したブルースケールの等級,表面

――――― [JIS K 6267 pdf 15] ―――――

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JIS K 6267:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3865:1997(MOD)

JIS K 6267:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6267:2006の関連規格と引用規格一覧