この規格ページの目次
4
K 9528 : 2020
2) クロマトグラムのピーク面積を,JIS K 0114の11.3 a)(データ処理ソフト又はデータ処理装置を用
いる方法)に従って測定する。
d) 定量法 各成分のピーク面積を測定し,JIS K 0114の11.5(面積百分率法)によって純度[(C3H7)2O]
(GC)を算出する。
6.3 密度(20 ℃)
密度(20 ℃)の試験方法は,JIS K 0061の7.2(比重瓶法)又は7.3(振動式密度計法)による。
20
6.4 屈折率 nD
20
屈折率 nの試験方法は,JIS
D K 0062による。
6.5 水分
水分の試験方法は,JIS K 0068の6.3(容量滴定法)又は6.4(電量滴定法)による。試料量は,容量滴
定法の場合10 g(約13.8 mL),電量滴定法の場合1 g(約1.4 mL)を用いる。滴定溶媒は,JIS K 8891に
規定するメタノール又は水分計の製造業者が推奨するものを用いる。
6.6 不揮発物
不揮発物の試験方法は,JIS K 0067の4.3.4(1)(第1法 水浴上で加熱蒸発する方法)による。ただし,
この場合,試料20 gをはかりとる。
6.7 酸(CH3CH2COOHとして)
酸(CH3CH2COOHとして)の試験方法は,次による。
a) 試薬,ガス及び試験用溶液類 試薬,ガス及び試験用溶液類は,次による。
1) 窒素 純度がJIS K 1107に規定する2級以上のもの。
2) 二酸化炭素を除いた水 JIS K 8001の5.8 c)(二酸化炭素を除いた水)による。
3) ブロモチモールブルー溶液 JIS K 8842に規定するブロモチモールブルー0.10 gをエタノール(95)
50 mLに溶かし,水を加えて100 mLにしたもの。褐色ガラス製瓶に保存する。
4) 0.05 mol/L 塩酸 JIS K 8180に規定する塩酸(特級)を用い,JIS K 8001のJA.6.5 a) 1)(0.05 mol/L
塩酸)に従って,調製,標定及び計算したもの。
5) 0.05 mol/L 水酸化ナトリウム溶液 JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウムを用い,JIS K 8001の
JA.6.5 c) 1)(0.05 mol/L 水酸化ナトリウム溶液)に従って,調製,標定及び計算したもの。
b) 器具 主な器具は,次による。
・ メスピペット又はピストン式ピペット JIS R 3505に規定する呼び容量0.1 mL0.5 mLのもの,又
はJIS K 0970に規定する1 000 L以下のもの。
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,あらかじめ窒素を約200 mL/minの流量で約2分間通じて空気を置換した分液ロ
ート200 mLに,二酸化炭素を除いた水25 mLをとり,ブロモチモールブルー溶液3滴を加え,窒
素を液面に通じながら,0.05 mol/L 水酸化ナトリウム溶液又は0.05 mol/L 塩酸でメスピペット又は
ピストン式ピペットを用いて中和した後,試料10 g(約13.8 mL)を速やかに加え,約2分間激し
く振り混ぜる。水相(下層)を共通すり合わせ三角フラスコに移す。
2) 試料溶液が中間色から酸性側の色(黄)の場合は,液面に窒素を通じながらメスピペット又はピス
トン式ピペットを用いて0.05 mol/L 水酸化ナトリウム溶液0.27 mLを加え,共通すり合わせ三角フ
ラスコの上方又は側方から液の色を観察する。
なお,指示薬の中和の色が分かりにくい場合,JIS K 8001のJA.7(緩衝液)に規定するpH 6.8
の緩衝液を1)の全液量と同じ量をとり,ブロモチモールブルー溶液3滴を加えたものと比較すると
――――― [JIS K 9528 pdf 6] ―――――
5
K 9528 : 2020
よい。
d) 判定 操作c) 1)又はc) 2)から得られた試料溶液の色が,中和の色からアルカリ性側の色(青)になる
とき,“酸(CH3CH2COOHとして) : 質量分率0.01 %以下(規格値)”とする。
なお,0.05 mol/L 水酸化ナトリウム溶液1 mLは,0.003 704 g CH3CH2COOHに相当する。
6.8 過酸化物(H2O2として)
過酸化物(H2O2として)の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次による。
1) よう化カリウム JIS K 8913に規定するもの。
2) でんぷん溶液 JIS K 8659に規定する特級又は1級のでんぷん(溶性)1.0 gに水10 mLを加えてか
き混ぜながら熱水200 mL中に入れて溶かし,これを約1分間煮沸した後に冷却したもの。
3) 硫酸(1+15) 水の体積15を冷却してかき混ぜながら,JIS K 8951に規定する硫酸の体積1を徐々
に加えたもの。
4) 溶存酸素を除いた水 JIS K 8001の5.8 d)(溶存酸素を除いた水)による。
5) 0.01 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液(Na2S2O3・5H2O : 2.482 g/L) JIS K 8637に規定するチオ硫酸
ナトリウム五水和物及びJIS K 8625に規定する炭酸ナトリウム又はJIS K 8051に規定する3-メチ
ル-1-ブタノールを用い,JIS K 8001のJA.6.4 t) 3)(0.01 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液)に従って,
調製,標定及び計算したもの。
b) 器具 主な器具は,次による。
・ メスピペット又はピストン式ピペット 6.7 b)による。
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,試料5 g(約6.9 mL)をはかりとり,三角フラスコ100 mLなどに入れ,水50 mL
を加えて,よう化カリウム1 g,硫酸(1+15)5 mL及びでんぷん溶液1 mLを加えてよく振り混ぜ
る。
2) メスピペット又はピストン式ピペットを用いて,0.01 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液0.30 mLを加
え,三角フラスコ100 mLなどの上方又は側方から液の色を観察する。
d) 判定 試料溶液から得られた液が,青から紫を呈しないとき,“過酸化物(H2O2として) : 質量分率
0.001 %以下(規格値)”とする。
注記 過酸化物(H2O2として)の含有率(質量分率 %)は,次の式によって,おおよその値を算
出することが可能である。
V
.00001 70 05 f
A 100
m
ここに, A : 過酸化物(H2O2として)の含有率(質量分率 %)
V : 0.01 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液の体積(mL)
f : 0.01 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液のファクター
m : はかりとった試料の質量(g)
0.000 170 05 : 0.01 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液1 mLに相当する
H2O2の質量を示す換算係数(g/mL)
7 容器
容器は,遮光した気密容器とする。
――――― [JIS K 9528 pdf 7] ―――――
6
K 9528 : 2020
8 表示
容器には,次の事項を表示する。
a) この規格の番号
b) 名称“ジイソプロピルエーテル”及び“試薬”の文字
c) 種類
d) 化学式び式量
e) 純度
f) 安定剤の名称及びその量
g) 内容量
h) 製造番号
i) 製造業者名又はその略号
JIS K 9528:2020の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 9528:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0061:2001
- 化学製品の密度及び比重測定方法
- JISK0062:1992
- 化学製品の屈折率測定方法
- JISK0067:1992
- 化学製品の減量及び残分試験方法
- JISK0068:2001
- 化学製品の水分測定方法
- JISK0114:2012
- ガスクロマトグラフィー通則
- JISK0117:2017
- 赤外分光分析通則
- JISK0970:2013
- ピストン式ピペット
- JISK1107:2005
- 窒素
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8051:2010
- 3-メチル-1-ブタノール(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8637:2006
- チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
- JISK8659:2014
- でんぷん(溶性)(試薬)
- JISK8842:2012
- ブロモチモールブルー(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISK8913:2006
- よう化カリウム(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計