この規格ページの目次
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R 3221 : 2022
a) 浸せき前の供試体について7.5.4のa) 2)に規定する測定装置を用い,熱線反射ガラスの場合は可視光
透過率(%)を,低反射ガラスの場合は7.5.3のa)に規定する測定装置を用いて,可視光反射率(%)
を小数点以下1桁まで求める。
b) 供試体を温度23 ℃±2 ℃の濃度1 mol/L の水酸化ナトリウム溶液に6時間,光学薄膜面と溶液とが
完全に接触するように全体を浸せきする。
c) 浸せき後水洗い,乾燥した供試体について7.5.4 a) 2)の測定装置を用い,熱線反射ガラスの場合は可視
光透過率(%)を,低反射ガラスの場合は7.5.3のa)に規定する測定装置を用いて,可視光反射率(%)
を小数点以下1桁まで求める。
d) a)によっても求めた値とc)によって求めた値との差の絶対値を算出し,JIS Z 8401の規則Bによって,
1の位に丸めた値とする。
8 検査
光学薄膜付きガラスの検査は,形式検査と受渡検査とに区分し,次による。
a) 形式検査 外観,色差,形状及び寸法,日射遮蔽性,放射率,可視光反射率,耐光性,耐摩耗性,耐
酸性並びに耐アルカリ性は,それらの性能に影響を及ぼす技術的生産条件を変更した場合に,箇条7
によって試験を行い,箇条5に適合したものを合格とする。
b) 受渡検査 外観,色差,並びに形状及び寸法は,7.27.4によって試験を行い,5.15.3に適合したも
のを合格とする。ロットの決め方及びサンプリング方法は,合理的な抜取検査方式による。
9 包装
光学薄膜付きガラスは,損傷のおそれがないように,適切な緩衝材を用いて包装する。
10 表示
光学薄膜付きガラスには,通常,1包装ごとに次の項目を表示する。
a) 種類又はその略号
b) 寸法
c) 数量
d) 製造業者名又はその略号
参考文献
[1] JIS Z 8781-4 測色−第4部 : CIE 1976 L*a*b*色空間
[2] JIS K 6253-3 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第3部 : デュロメータ硬さ
[3] JIS K 6404-4 ゴム引布及びプラスチック引布試験方法−第4部 : 耐久試験
――――― [JIS R 3221 pdf 21] ―――――
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R 3221 : 2022
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS R 3221 ISO 11479-1:2011,ISO 11479-2:2011,(MOD)
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異 e) JISと対応国際規格と
条番号 規格の対 との評 の内容及び理由 の技術的差異に対す
応する箇 価 る今後の対策
条番号
1 ISO 11479-1 変更 我が国の事情のため,ISO
規格利用者の利便性を図るため二つの対
1 規格への提案は行わない。
応国際規格をJISでは一つの規格とした。
ISO 11479-2
1
3 ISO 11479-1 追加 JISとして必要な用語の定義を追加した。 我が国の事情のため,ISO
2 規格への提案は行わない。
4.1 − 追加 我が国の事情のため,ISO
JISとして必要な,適用範囲に属するガラ
規格への提案は行わない。
スの種類を光学薄膜の機能によって区分
して規定した。
4.2 − 追加 我が国の事情のため,ISO
JISとして引き続き必要な,厚さによる種
類を追加した。 規格への提案は行わない。
4.3 − 追加 我が国の事情のため,ISO
JISとして引き続き必要な,日射熱遮蔽性
による種類を追加した。 規格への提案は行わない。
5.1 ISO 11479-1 変更 我が国の事情のため,ISO
熱線反射ガラス及び低反射ガラスについ
3.5 規格への提案は行わない。
ての斑点,ピンホール及び膜きずなどの
欠点の管理基準を我が国の市場の実態に
合わせて変更した。
5.3 − 追加 我が国の事情のため,ISO
JISとして引き続き必要な,形状及び寸法
についての規定を追加した。 規格への提案は行わない。
5.4 − 追加 次回のISO規格の見直し
JISとして引き続き必要な,日射熱遮蔽性
の際,修正提案を検討す
能,放射率性能及び可視光反射率性能の
規定を追加した。 る。
5.5 − 追加 次回のISO規格の見直し
JISとして引き続き必要な,耐久性につい
ての規定を追加した。 の際,修正提案を検討す
る。
6 − 追加 我が国の事情のため,ISO
JISとして引き続き必要な,材料板ガラス
に関する規定を追加した。 規格への提案は行わない。
7.1 − 追加 次回のISO規格の見直し
JISとして引き続き必要な,耐久性試験の
供試体についての規定を追加した。 の際,修正提案を検討す
る。
7.2.1 ISO 11479-1 追加 我が国の事情のため,ISO
運用を容易とすることを目的とし,ISO規
3.2.2 規格への提案は行わない。
格に規定する“光拡散板”について,我が
国における事例を追加した。
7.2.2 ISO 11479-1 変更 我が国の事情のため,ISO
試験に用いる器具についての規定を我が
3.3.1 規格への提案は行わない。
国の運用実態に整合させて追加した。ま
た,外観試験の検査距離について,我が国
の市場の実態に整合させて,1 mに変更す
るとともに,図1をそれに合わせて変更
した。
――――― [JIS R 3221 pdf 22] ―――――
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R 3221 : 2022
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異 e) JISと対応国際規格と
条番号 規格の対 との評 の内容及び理由 の技術的差異に対す
応する箇 価 る今後の対策
条番号
7.2.3 ISO 11479-1 追加 我が国の事情のため,ISO
運用を容易とするため,中央部と周辺部
3.3.2 規格への提案は行わない。
の両方に及ぶ欠点の扱いを明確にした。
7.3.2 ISO 11479-2 追加 我が国の事情のため,ISO
試験に用いる器具についての要求事項を
3.1,3.2 我が国の運用実態に整合させて追加し 規格への提案は行わない。
た。
7.3.4 追加 我が国の事情のため,ISO
色差を測定する手順のうち供試体と試験
規格への提案は行わない。
者との位置関係を追加した。建物の同一
面における隣り合う2枚の供試体の色差
試験において,建物への設置前の試験及
びガラス2枚の組合せについて追加した。
− ISO 11479-2 削除 ISO規格の箇条は,製品に対する要求性我が国の事情のため,ISO
3.4 規格への提案は行わない。
能又は試験手順についての要求事項では
なく,参考情報であり,JISでは不要であ
るため削除した。
7.4 − 追加 我が国の事情のため,ISO
JISとして必要な,長さと厚さの測定方法
について規定を追加した。 規格への提案は行わない。
7.5 − 追加 我が国の事情のため,ISO
JISとして必要な,性能及び耐久性につい
ての試験方法の規定を追加した。 規格への提案は行わない。
8 − 追加 我が国の事情のため,ISO
JISとして必要な,検査方法を,形式検査
及び受渡検査の二つに区分して追加し 規格への提案は行わない。
た。
9 − 追加 我が国の事情のため,ISO
JISとして必要な,包装についての箇条を
追加した。 規格への提案は行わない。
10 − 追加 我が国の事情のため,ISO
JISとして必要な,表示についての箇条を
追加した。 規格への提案は行わない。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
− 削除 : 対応国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
− MOD : 対応国際規格を修正している。
――――― [JIS R 3221 pdf 23] ―――――
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R 3221 : 2022
R3
1
附属書JB
0
22
(参考)
1 : 2
技術上重要な改正に関する新旧対照表
022
現行規格(JIS R 3221:2022) 旧規格(JIS R 3221:2002) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
規格の名称 光学薄膜付きガラス 規格の名称 熱線反射ガラス 適用範囲の内容に整合させて,規格の
Optical coated glass Solar reflective glass 名称を変更した。
1 適用範囲 主に建築用に使用する光学薄膜付きガラ1. 適用範囲 主に建築用などに使用する熱線反射ガラ市場の実態に整合させて,旧規格では
スについて規定する。 スについて規定する。 適用範囲外であった低放射ガラス及び
低反射ガラスを新たに追加した。
3 用語及び定義 現行規格で用いられる基本用語及び欠点− − 欠点の具体化を図り,JISとして必要な
用語を定義した。 用語の定義を追加した。
4 種類 − 3.2 耐久性によ 耐久性による区分(A類及びB類)を規 市場の流動実態に整合させて,A類を
る種類 定する。 削除してB類だけとした。このため,
区分という考え方がなくなったため,
現行規格の表2からは削除した。
4.1 光学薄膜付 光学薄膜付きガラスを光学薄膜の機能に− − 規格名称と適用範囲との関係を明確化
きガラスの種類 よって区分される熱線反射ガラス,低放 した。
射ガラス及び低反射ガラスとする。
4.2 厚さによる 熱線反射ガラスの4ミリ並びに低放射ガ 3.3 厚さによる 熱線反射ガラス6ミリ,8ミリ,10ミリ及市場の流動実態に整合させて追加し
種類 ラス及び低反射ガラスの3ミリ,4ミリ,種類 び12ミリを規定する。 た。
5ミリ,6ミリ,8ミリ,10ミリ及び12ミ
リを追加する。
5.1 外観 4.1 外観
管理対象とする欠点の種類を,斑点,ピン 外観品質について市場から更なる高度
対象の外観欠点は,色むら,膜きず,ピン
ホール,白色欠点,膜きず,こすれ,放電 ホールの3種を規定する。膜きずの2種 な品質が求められる事例が増え,より
痕,膜劣化,汚れ及びそれらの密集度とし の管理基準は“目立つものがあってはな詳細かつ定量的な規定にすることが切
て,より細分化·具体化し,更に各々の基 らない。”とだけ規定する。 望されていることから,これに対応し
準を定量化する。 て改正することとした。
――――― [JIS R 3221 pdf 24] ―――――
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R 3221 : 2022
現行規格(JIS R 3221:2022) 旧規格(JIS R 3221:2002) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
5.2 色差 4.1 外観
旧規格“色むら”に相当する品質について 外観品質について,市場から更なる高
色むらの基準は,“目立つものがあっては
計測によって得られる具体的な管理指標 ならない。”とだけ規定する。 度な品質が求められる事例が増え,よ
4種を導入し各々の基準値を規定する。 り詳細かつ定量的な規定にすることが
切望されているため,改正することと
した。
5.3 形状及び寸 光学薄膜付きガラスの厚さ及びその許容6. 形状及び寸法 − 材料板ガラスとしてJIS R 3205を追加
法 差の規定に,JIS R 3205の引用を追加す したため,これに合わせて追加した。
る。
5.4 性能 低放射ガラスの性能要件として放射率 − − 我が国の市場の実態に整合させて追加
0.20以下を,低反射ガラスの性能要件とし した。
て可視光反射率を片面成膜の場合6 %以
下,両面成膜の場合は3 %以下と規定す
る。
5.5 耐久性 耐久性の要件は,熱線反射ガラス及び低− − 新たに適用範囲に取り込んだ低放射ガ
反射ガラスに適用し,低放射ガラスには ラスの膜面は,複層ガラスの内面とし
適用しない。 て使われるため,摩擦や酸·アルカリ等
の接触を受けないことから,この規格
では複層ガラス加工前の膜の耐久性管
理基準の設定を行わず,JIS R 3209の
規定に委ねることとし,低反射ガラス
だけを対象に追加した。
−
低反射ガラスの耐光性,耐摩耗性,耐酸性 − 我が国の市場の実態に整合させて追加
及び耐アルカリ性の管理基準を規定す した。
る。
6 材料板ガラス JIS R 3205を材料板ガラスとして追加す5. 材料板ガラス − 我が国の市場の動向に整合させて追加
る。 した。
7.2 外観試験 試験照明は,人工照明又は太陽光を光源7.1 目視試験 適切な照明のもとで,試料の正面から約我が国の市場の動向に整合させて,外
7.2.1 照明 とし,人工照明の場合は光拡散板を置き, 50 cmの距離で目視する。 観試験の方法をより定量的に規定する
R3
光拡散板通過後の色温度が4 000 K 必要があるため,照明について規定し
2
6 000 Kとなる光源を用い,供試体表面の た。
21 : 2
照度を400 Lx20 000 Lxとする。
02
1
2
0
――――― [JIS R 3221 pdf 25] ―――――
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JIS R 3221:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 11479-1:2011(MOD)
- ISO 11479-2:2011(MOD)
JIS R 3221:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 81 : ガラス及びセラミック工業 > 81.040 : ガラス > 81.040.20 : 建築物に使用するガラス
JIS R 3221:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISC1609-1:2006
- 照度計 第1部:一般計量器
- JISR3106:2019
- 板ガラスの透過率・反射率・放射率の試験方法及び建築用板ガラスの日射熱取得率の算定方法
- JISR3202:2011
- フロート板ガラス及び磨き板ガラス
- JISR3205:2005
- 合わせガラス
- JISR3206:2003
- 強化ガラス
- JISR3208:1998
- 熱線吸収板ガラス
- JISR3212:2015
- 自動車用安全ガラス試験方法
- JISR3212:2021
- 自動車用安全ガラス試験方法
- JISR3222:2003
- 倍強度ガラス
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8722:2009
- 色の測定方法―反射及び透過物体色