JIS R 1712:2022 ファインセラミックス―光触媒材料の防藻性試験方法

JIS R 1712:2022 規格概要

この規格 R1712は、屋外構造物に用いる面状の光触媒材料(例えば,外壁材,テント,窓ガラス,水槽ガラス,フィルム,ガードレールなど)の紫外光照射下における防藻性試験方法について規定。ただし,粉体,粒状及び多孔質な光触媒材料には適用しない。

JISR1712 規格全文情報

規格番号
JIS R1712 
規格名称
ファインセラミックス―光触媒材料の防藻性試験方法
規格名称英語訳
Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics) -- Test method for antialgal activity of semiconducting photocatalytic materials
制定年月日
2022年3月22日
最新改正日
2022年3月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 19635:2016(MOD)
国際規格分類

ICS

81.060.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2022-03-22 制定
ページ
JIS R 1712:2022 PDF [18]
                                                                                   R 1712 : 2022

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  3A 記号及び単位・・・・[3]
  •  3B 測定原理・・・・[3]
  •  4 試験に用いる藻類・・・・[4]
  •  5 試験の準備・・・・[4]
  •  5.1 試験に用いる藻類・・・・[4]
  •  5.2 試薬,材料及び器具・・・・[4]
  •  5.3 殺菌・・・・[5]
  •  5.4 培地・・・・[6]
  •  6 藻類の培養・・・・[7]
  •  6.1 藻類の移殖及び培養・・・・[7]
  •  6.2 試験液の準備・・・・[7]
  •  7 光照射方法・・・・[7]
  •  7.1 紫外線放射強度の測定及び試験片設置の準備・・・・[7]
  •  7.2 光照射条件・・・・[8]
  •  8 試験方法・・・・[8]
  •  8.1 試験片の準備・・・・[8]
  •  8.2 試験片の清浄化及び設置・・・・[8]
  •  8.3 試験液の接種・・・・[9]
  •  8.4 試験液を接種した試験片の光照射及び暗所保管・・・・[10]
  •  8.5 接種直後の試験液の洗い出し・・・・[10]
  •  8.6 試験後の試験液の洗い出し・・・・[10]
  •  8.7 吸光度の測定・・・・[10]
  •  9 試験結果の計算・・・・[11]
  •  9.1 一般事項・・・・[11]
  •  9.2 三点吸光度法・・・・[12]
  •  9.2A 試験成立の判定・・・・[12]
  •  9.2B 吸光度測定値に基づく光触媒防藻加工材料の防藻活性値の算出・・・・[12]
  •  10 試験結果の報告・・・・[13]
  •  附属書JA(参考)試験結果例・・・・[14]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[15]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS R 1712 pdf 1] ―――――

           R 1712 : 2022

まえがき

  この規格は,産業標準化法に基づき,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS R 1712 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
R 1712 : 2022

ファインセラミックス−光触媒材料の防藻性試験方法

Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics)- Test method for antialgal activity of semiconducting photocatalytic materials

序文

  この規格は,2016年に第1版として発行されたISO 19635を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本産業規格である。
なお,この規格で,箇条番号及び細分箇条番号の後に“A”から始まるラテン文字の大文字を付記した箇
条及び細分箇条は,対応国際規格にはない事項である。また,この規格で側線又は点線の下線を施してあ
る箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JA
に示す。

1 適用範囲

  この規格は,屋外構造物に用いる面状の光触媒材料(例えば,外壁材,テント,窓ガラス,水槽ガラス,
フィルム,ガードレールなど)の紫外光照射下における防藻性試験方法について規定する。ただし,粉体,
粒状及び多孔質な光触媒材料には適用しない。
警告 この規格に基づいて試験を行う者は,微生物学技術を習得していることを前提とする。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 19635:2016,Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics)−Test method for
antialgal activity of semiconducting photocatalytic materials(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1609-1 照度計 第1部 : 一般計量器
JIS K 0557 用水·排水の試験に用いる水
JIS K 0950 プラスチック製滅菌シャーレ
JIS K 8101 エタノール(99.5)(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)

――――― [JIS R 1712 pdf 3] ―――――

           2
R 1712 : 2022
JIS K 8263 寒天(試薬)
JIS K 9009 りん酸二水素ナトリウム二水和物(試薬)
JIS K 9019 りん酸水素二ナトリウム·12水(試薬)
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 1600 ファインセラミックス関連用語
JIS R 1702 ファインセラミックス−光触媒抗菌加工材料の抗菌性試験方法及び抗菌効果
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 27447,Fine ceramics (advanced ceramics, advanced
technical ceramics)−Test method for antibacterial activity of semiconducting photocatalytic materials
JIS R 1709 ファインセラミックス−紫外線励起形光触媒試験用光源
JIS R 3644 ガラス管類
JIS R 3645 ガラス棒
JIS S 3016 歯ブラシ
JIS Z 2801 抗菌加工製品−抗菌性試験方法·抗菌効果
JIS Z 8802 pH測定方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS R 1702及びJIS R 1600による。
3.1
光触媒(photocatalyst)
光照射下で,酸化·還元作用によって,汚染物質の分解·除去,空気浄化,抗菌,抗かび,抗ウイル
ス,防藻,セルフクリーニング,防曇などの機能を発現する物質
3.2
光触媒材料(photocatalytic materials)
光触媒の諸機能を利用するため,塗布,含浸,練込み又は種々の製膜方法によって,光触媒を建築材料
又はその他の材料の表面に担持させたもの
3.3
光照射(photoirradiation)
波長範囲が300 nm380 nmの紫外光を照射すること
3.4
防藻性(antialgal activity)
材料の表面で藻類の増殖を抑制する性能
3.5
光触媒防藻加工(photocatalytic antialgal treatment)
光触媒の防藻機能を利用するため,塗布,含浸,練込み又は種々の製膜方法によって,光触媒で防藻加
工すること
3.6
光触媒防藻活性値(photocatalytic antialgal activity based on three-point absorbance spectrum method)
光照射後の光触媒防藻加工した材料と,光照射後の無加工材料との吸光度の比較から算出される値

――――― [JIS R 1712 pdf 4] ―――――

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R 1712 : 2022
3.6A
光照射による光触媒防藻活性値(photocatalytic antialgal activity with photoirradiation based on three-point
absorbance spectrum method)
光照射後の光触媒防藻加工した材料と,暗所保管後の光触媒防藻加工した材料との吸光度の比較から算
出される値

3A 記号及び単位

  この規格で用いる主な記号及び単位は,次による。
Wbase692 : 波長660 nm及び750 nmの吸光度を結んだベースラインにおける波長692 nmの吸光度
W660 : 波長660 nmにおける吸光度
W750 : 波長750 nmにおける吸光度
W692 : 波長692 nmにおける吸光度
Wpeak : 波長692 nmにおけるベースライン補正後の吸光度
Wp,l,mean : 光触媒防藻加工試験片の所定時間光照射後における3個の試験片のWpeakの平均値
Wp,d,mean : 光触媒防藻加工試験片の所定時間暗所保管後における3個の試験片のWpeakの平均値
Wn,l,mean : 無加工試験片の所定時間光照射後における3個の試験片のWpeakの平均値
Wg,0h,peak : ガラス板試験片の試験液を接種した直後のWpeak
Wg,l,peak : ガラス板試験片の所定時間光照射後のWpeak
Wg,0h,max : ガラス板試験片の試験液を接種した直後における3個の試験片のWpeakの最大値
Wg,0h,min : ガラス板試験片の試験液を接種した直後における3個の試験片のWpeakの最小値
Wg,0h,mean : ガラス板試験片の試験液を接種した直後における3個の試験片のWpeakの平均値
Rs : 光触媒防藻活性値(%)
ΔR : 光照射による光触媒防藻活性値(%)

3B 測定原理

  この試験は,紫外光の照射下において,藻類と試験片とが接触することによる光触媒材料の防藻性を得
るための方法である。この試験方法は,光触媒材料の開発,性能比較,品質管理,特徴付け,信頼性及び
設計データの取得に適している。
光触媒材料の表面に培養した藻類を接種し,一定時間,紫外光の照射を行うことによって,光触媒の酸
化分解作用によって藻類が損傷して,藻類に含まれるクロロフィルが分解されることで,藻類が変色する。
光触媒材料の表面から変色した藻類の接種液を回収して,クロロフィルに由来する波長の吸光度を測定し,
光触媒による酸化分解作用を受けていない場合の吸光度と比較することによって,光触媒による防藻性を

――――― [JIS R 1712 pdf 5] ―――――

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JIS R 1712:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 19635:2016(MOD)

JIS R 1712:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 1712:2022の関連規格と引用規格一覧