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R 1712 : 2022
附属書JA
(参考)
試験結果例
この規定の内容に基づき,光触媒防藻活性値及び光照射による光触媒防藻活性値の測定を行った試験結
果例を,表JA.1に示す。
表JA.1−試験結果例
光照射条件 紫外光放射強度1.0 mW/cm2
ガラス板試験片
試験片
(無加工試験片を兼ねる)
試験条件 0時間 暗所6時間 光照射6時間
W660 0.169 0.146 0.174 0.171 0.168 0.165 0.163 0.160 0.161
W692 0.185 0.161 0.190 0.189 0.185 0.182 0.178 0.176 0.176
W750 0.164 0.141 0.168 0.164 0.161 0.160 0.154 0.151 0.152
Wbase692 0.167 0.144 0.172 0.169 0.166 0.163 0.160 0.157 0.158
Wpeak 0.018 0.017 0.018 0.020 0.019 0.019 0.018 0.019 0.018
Wpeakの平均値 0.017 7 0.019 3 0.018 3
Wpeakの標準偏差 0.000 6 0.000 6 0.000 6
Wpeakの変動係数 3% 3% 3%
試験片 光触媒加工試験片
試験条件 0時間 暗所6時間 光照射6時間
W660 0.176 0.190 0.168 0.172 0.162 0.169 0.135 0.130 0.123
W692 0.193 0.208 0.185 0.189 0.179 0.186 0.144 0.138 0.131
W750 0.171 0.184 0.164 0.166 0.156 0.163 0.125 0.121 0.115
Wbase692 0.174 0.188 0.167 0.170 0.160 0.167 0.131 0.127 0.120
Wpeak 0.019 0.020 0.018 0.019 0.019 0.019 0.013 0.011 0.011
Wpeakの平均値 0.019 0 0.019 0 0.011 7
Wpeakの標準偏差 0.001 0 0.000 0 0.001 2
Wpeakの変動係数 5% 0% 10 %
0.057
(Wg,0h,max−Wg,0h,min)/Wg,0h,mean ≦0.3であり成立
試験の成立判定
0.038
·(Wg,l,peak−Wg,0h,peak)/Wg,0h,peak· ≦0.5であり成立
光触媒防藻活性値 36 %
光照射による光触媒防藻活性値 39 %
参考文献
[1] Ichimura T., Sexual Cell Division and Conjugation-papilla Formation in Sexual Reproduction of Closterium
strigosum, Seaweed: 7th: International Symposium Proceedings, p.208-214, 1971
――――― [JIS R 1712 pdf 16] ―――――
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R 1712 : 2022
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS R 1712 ISO 19635:2016,(MOD)
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の e) JISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
1 1 追加 ISO規格改正時に,改正
適用範囲について,防藻性が求められる建
提案を検討する。
築材料の具体例を追加した。また,微生物を
取扱う試験方法であるため,安全の確保,試
験対象でない微生物汚染の防止など,微生
物学技術を習得したものが試験を行うこと
を警告として追加した。
3 3 変更 ISO規格改正時に,改正
用語及び定義について,関連する最新のJIS
追加 提案を検討する。
と記載内容を整合するように変更した。さ
らに,防藻性が光触媒による効果か,又はそ
れ以外の作用による効果か,を明確にする
ため,“光照射による光触媒防藻活性値”を
新たに定義した。
3A − 追加 ISO規格改正時に,改正
記号及び単位について,JISとして必要な記
号を追加した。 提案を検討する。
3B − 追加 JISとして必要な測定原理を追加した。 ISO規格改正時に,改正
提案を検討する。
5 4及び5 変更 ISO規格改正時に,改正
·試薬,材料及び器具について,規格利用者
削除 の理解を助けるため,最新のJISを引用し提案を検討する。
た(5.2)。
·対応国際規格では,殺菌方法として規定さ
れているが,最新の技術状況から,我が国で
は使用されていない殺菌方法については削
除した(5.3.3及び及び5.3.5)。
·培地の組成については,国際的な入手容易
性も考慮して,規定内容を変更した(5.4.1)。
また,調製後のC寒天斜面培地の保存条件
を規定した(5.4.2)。
6 6 変更 ISO規格改正時に,改正
·規格利用者の理解を助けるため,及び一般
提案を検討する。
的な微生物試験を実施可能な試験機関であ
れば,この試験方法を日常的に実施及び管
理できるように,対応国際規格での本質的
な技術的内容には影響しないが詳細すぎる
規定内容を変更した。また,温度の管理範囲
などについては,微生物試験に関する知見
と照合し,試験結果には影響しない範囲で
管理が容易かつ確実になる変更を行った
(6.1及び6.2)。
――――― [JIS R 1712 pdf 17] ―――――
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R 1712 : 2022
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の e) JISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
·藻類の増殖が不十分な状態で試験を行う
ことを避けるため,培養した藻類の色が緑
を呈していない場合は,培養をやり直すこ
とを規定した(6.2)。
7 7 変更 ISO規格改正時に,改正
·測定及び試験片設置の準備として,関連す
るJISを引用した(7.1)。 提案を検討する。
·光照射時の温度範囲について,他の光触媒
の微生物試験のJISにおける温度範囲と整
合するように変更した(7.2)。
8 8 変更 ISO規格改正時に,改正
·試験の精度を向上させるため,ガラス板試
追加 提案を検討する。
験片を用いること追加した。さらに,試験か
ら得られる情報を増やし,試験片の特性に
対する理解を助けるため,試験液の接種直
後の吸光度測定を追加した。その他,規格利
用者の理解を助けること,及び試験の精度
及び再現性を高めるために,規定内容の変
更を行った。いずれの変更も実質的な技術
的差異はない(8.1及び8.4)。
·試験片及び保湿用ガラスを消毒目的以外
で清浄する場合は,消毒用エタノールに加
えて,エタノールでもよいこととした(8.2
及び8.3)。
·再現性の高い吸光度の測定を行うため,洗
い出し液中のクロレラが測定中に沈降しな
いよう速やかに行うことを追加した。また,
異常な濁り,着色などがないか確認し,濁り
又は着色が観察された場合は,その旨を報
告書に記載することを追加した(8.7)。
9 9 追加 ISO規格改正時に,改正
·光触媒材料の防藻性能である防藻活性値
算出後の有効桁数を規定した(9.1)。 提案を検討する。
·試験の妥当性を評価するため,JISでは試
験成立の判定を規定として追加した
(9.2A)。
·防藻性が光触媒による効果かそれ以外の
作用による効果を明確にするため,“光照射
による光触媒防藻活性値”の算出方法を追
加した(9.2B)。
10 10 変更 ISO規格改正時に,改正
試験結果として報告する項目について,見
直しを行った。 提案を検討する。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
− 削除 : 対応国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
− MOD : 対応国際規格を修正している。
JIS R 1712:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 19635:2016(MOD)
JIS R 1712:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 81 : ガラス及びセラミック工業 > 81.060 : セラミックス > 81.060.30 : ニューセラミックス
JIS R 1712:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1609-1:2006
- 照度計 第1部:一般計量器
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK0950:1988
- プラスチック製滅菌シャーレ
- JISK8101:2006
- エタノール(99.5)(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8263:2020
- 寒天(試薬)
- JISK9009:2012
- りん酸二水素ナトリウム二水和物(試薬)
- JISK9019:2016
- りん酸水素二ナトリウム・12水(試薬)
- JISK9019:2021
- りん酸水素二ナトリウム・12水(試薬)
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR1600:2011
- ファインセラミックス関連用語
- JISR1702:2020
- ファインセラミックス―光触媒抗菌加工材料の抗菌性試験方法及び抗菌効果
- JISR1709:2014
- ファインセラミックス―紫外線励起形光触媒試験用光源
- JISR3644:1998
- ガラス管類
- JISR3645:1998
- ガラス棒
- JISS3016:1995
- 歯ブラシ
- JISZ2801:2010
- 抗菌加工製品―抗菌性試験方法・抗菌効果
- JISZ8802:2011
- pH測定方法