JIS S 1033:2015 オフィス家具―収納家具 | ページ 2

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表1−性能(1)(続き)
項目 性能 適用試験箇条
強 可動部分へ 開き戸への垂直荷重試験e) 使用上支障のある破損及び変形がない。 8.2 e) 1)
度 の荷重 開き戸への水平荷重試験e) 8.2 e) 2)
及 開き戸を急速に閉める試験e) 8.2 e) 3)
び 開き戸の耐久性試験 8.2 e) 4)
耐 引違い戸及び水平巻戸の急速開閉 8.2 f) 1)
久 試験e)
性 引違い戸及び水平巻戸の耐久性試 8.2 f) 2)
験e)
地板ヒンジ取付けフラップの強度 8.2 g)1)
試験
フラップの耐久性試験 8.2 g) 2)
天板ヒンジ取付けフラップの落下 8.2 g) 3)
使用上支障のある破損,変形及び外れがない。
試験
上下巻上げ戸の急速開閉試験 使用上支障のある破損及び変形がない。 8.2 h) 1)
上下巻上げ戸の耐久性試験 8.2 h) 2)
引出しの強度試験f) 8.2 i) 1)
引出しの耐久性試験f) 8.2 i) 2)
引出しの急速開閉試験f) 8.2 i) 3)
引出し底板の外れ試験 8.2 i) 4)
使用上支障のある破損,変形及び外れがない。
二重引出し防止装置試験 二重引出し防止装置に異常がない。また,そ 8.2 i) 5)
の他使用上支障のある破損,変形及び外れが
ない。
引出し用のロック及びラッチ機構 8.2 j) 1)
使用上支障のある破損,変形及び外れがない。
の強度試験
戸,フラップ及び巻戸用のロック及 8.2 j) 2)
びラッチ機構の強度試験
ロック及びラッチ機構の耐久性試 8.2 j) 3)

建築物及び 棚板支持具の強度試験 8.2 k) 1)
使用上支障のある破損,変形及び外れがない。
その他の構 天板及び地板の静荷重試験 使用上支障のある破損及び変形がない。 8.2 k) 1)
造物に取り 開き戸への垂直荷重試験e) 8.2 k) 1)
付ける収納 引違い戸及び水平巻戸の急速開閉 8.2 k) 1)
ユニットへ 試験e)
の荷重 地板ヒンジ取付けフラップの強度 8.2 k) 1)
試験
上下巻上げ戸の急速開閉試験 8.2 k) 1)
引出しの強度試験f) 8.2 k) 1)
長期荷重試験(過荷重) 8.2 k) 2)
使用上支障のある破損,変形及び外れがない。
強度試験 8.2 k) 3)
床に支持される収納ユニットの強 8.2 l)
度試験

――――― [JIS S 1033 pdf 6] ―――――

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表1−性能(1)(続き)
項目 性能 適用試験箇条
表面処理g) 常温液体に対する表面抵抗性試験JIS A 1531に規定する評価スケール3以上の 8.3 a)
特性とする。
金属部・木部塗膜密着性試験 塗膜のがれは,JIS K 5600-5-6に規定する 8.3 b)
分類2以上の性能とする。
金属部塗膜防せい(錆)性試験 きずの両側3 mmの外側に膨れ及びさびが認 8.3 c)
められない。
金属部めっき厚さ試験 JIS H 8610に規定する2級以上又はJIS H 8.3 d)
8617に規定する表1(種類,等級及び記号)
及び表2(種類,等級及び記号)の2級以上
とする。
注a) 高さ1 000 mm以下の収納家具には,適用しない。
b) ガラス製の棚は適用しない。
c) 棚板の間口寸法が250 mm以下の場合は,適用しない。
d) 高さが床面から1 000 mmを超える天板には適用しない。
e) ガラス戸及び装飾的な小形の扉は,適用しない。
f) 引出しの深さが125 mm以下,又は容積が1 dm3以下のものは,適用しない。
g) 見えがくれ部分は適用しない。
表2−性能(2)
項目 性能 適用試験規格
製材 含水率 日本農林規格(JAS)
日本農林規格(JAS)の製材などに規定するもので,
含水率は12 %以下で,割れ,変形,虫食いなどの著
材 しい欠点がない。
料 なお,含水率の測定はJIS Z 2101に規定する方法
による。
木質材料 ホルムアルデヒド JIS A 5905又はJIS A
ホルムアルデヒド放散量は,F☆☆☆等級の規定値
放散量 以下とする。 5908
合板 日本農林規格(JAS)
集成材 日本農林規格(JAS)
単板積層材 日本農林規格(JAS)
(LVL)
接着剤 ホルムアルデヒド JIS A 5549
ホルムアルデヒド放散速度又は放散量は,F☆☆☆
塗料 放散速度又は放散 等級の規定値以下とする。 JIS K 5961又はJIS K
量 5962

6 構造

  構造は,次による。
注記 組み込んだ,電気機器及び配線材料を設ける場合は,電気用品安全法に基づく必要がある。
a) 接合部は,溶接,接着,ねじ止め,その他の方法によって,堅ろうに結合し,がれ及び緩みが生じ
にくい構造とする。
b) 木材及び木質材料を使用するときは,製材,乾燥,仕上げなどによって,適切に加工し,曲り,反り,
ねじれなどの生じにくい構造とする。
c) 棚板は,使用中容易に抜け落ちない方法で取り付けられている。また,取り外し可能な支持具などは,
確実に固定できる構造とする。

――――― [JIS S 1033 pdf 7] ―――――

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d) 戸及び引出しの開閉は円滑で,かつ,操作が容易とする。
e) ラッチ機構及びロック機構は,戸及び引出しが閉まった状態での規定の位置において,スムーズに作
動し,確実に機能しなければならない。
f) 引出しは,ストッパなどで,引き出すときに容易に抜け落ちないようにする。
g) ファイリングキャビネットの引出しについては,ラッチ機構を設けるとともに,引出し内には用紙を
保持するための仕切板が確実にセットできる構造とする。
h) 錠を付ける場合は,鍵の違いは100種類以上のものを使用し,各錠に鍵2個を付ける。また,鍵の作
動は円滑で,錠は確実に取り付けられている。
i) 二重引出し防止装置は,一つの引出しを引き出した状態のときに,他の引出しは通常の動作では引き
出せない構造とする。
j) 脚などにアジャスタ又はキャスタを取り付ける場合は,丈夫で,がた,抜けなどがなく,滑らかに作
動できる。

7 試験条件

  試験条件は,試験の種類によって引用する試験方法の試験条件による。
なお,特に指定がない場合は,JIS Z 8703に規定する温度(20 ℃±15 ℃),相対湿度[(65±20)%]
とする。

8 試験

  試験には,安定性試験,強度及び耐久性試験がある。安定性試験はJIS S 1201による。強度及び耐久性
試験はJIS S 1200による。この場合,JIS S 1200の附属書A(収納ユニットの強度,耐久性の試験のため
の荷重,サイクルなどの選択の手引)の主にレベル2を適用する。

8.1 安定性試験

  安定性試験は,収納家具を転倒させようとする力に耐える性能を確認するために行う試験で,次の項目
について行う。
a) 力を加えない状態での安定性試験 力を加えない状態での安定性試験は,JIS S 1201の4.(力を加え
ない状態での安定性)に従い,全ての部分を規定の状態にして,1分間放置し,転倒の有無を調べる。
b) 可動部分に力を加えたときの安定性(垂直力)試験 可動部分に力を加えたときの安定性(垂直力)
試験は,JIS S 1201の5.[可動部分に力を加えたときの安定性(垂直力)]に従い,100 Nの垂直力を
1分間加え,転倒の有無を調べる。
c) オープン棚部の棚板に力を加えたときの安定性(垂直力及び水平力)試験 オープン棚部の棚板に力
を加えたときの安定性(垂直力及び水平力)試験は,JIS S 1201の6.[オープン棚部の棚板に力を加
えたときの安定性(垂直力及び水平力)]に従い,棚板の規定の位置に水平力として30 Nを1分間加
え,転倒の有無を調べる。

8.2 強度及び耐久性試験

  強度及び耐久性試験は,収納家具の機能に即した正しい使用及び通常起こり得る誤用を想定し,それら
の状況に相当する荷重,力及び速度を試験品の様々な部分に加え,材料,設計,構造及び製造工程に関係
なく,性能を確認するために行う試験で,次の試験項目について行う。
a) 棚板 棚板は,次による。
1) 棚板保持試験 JIS S 1200の6.1.2(棚板保持試験)に従い,棚板の手前側中央に,無荷重棚板の質

――――― [JIS S 1033 pdf 8] ―――――

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量の50 %の外向きの力を水平に加える。
2) 棚板のたわみ試験 JIS S 1200の6.1.3(棚板のたわみ試験)に従い,試験する棚板上に,1 dm2当た
り1.5 kgのおもりを均一に載せて行う。
3) 棚板支持具の強度試験 JIS S 1200の6.1.4(棚板支持具の強度試験)に従い,試験する棚板の一方
の支持具から約220 mmまでの部分を除いた棚板上に,JIS S 1200の6.1.3に従い,1 dm2当たり1.5
kgの荷重の半分のおもりを棚板に均一に加え,1.7 kgの質量の鋼製衝撃板で試験を行う。
b) 天板及び地板 天板及び地板は,次による。
1) 天板及び地板の長期荷重試験 JIS S 1200の6.2.1(天板及び地板の長期荷重試験)に従い,試験す
る天板又は地板に,1 dm2当たり1.5 kgのおもりを均一に載せて行う。
2) 天板及び地板の静荷重試験 JIS S 1200の6.2.2(天板及び地板の静荷重試験)に従い,天板又は地
板に,750 Nの力を加えて行う。
c) ハンガー用レール及びその支持具の強度 ハンガー用レールは,次による。
1) ハンガー用レール支持具の強度試験 JIS S 1200の6.3.1(ハンガー用レール支持具の強度試験)に
従い,試験するハンガー用レールに,1 dm当たり4 kgのおもりをつり下げて行う。
2) ハンガー用レールのたわみ試験 JIS S 1200の6.3.2(ハンガー用レールのたわみ試験)に従い,試
験するハンガー用レールに,1 dm当たり4 kgのおもりを均一につり下げて行う。
d) 構造の強度 構造の強度は,次による。
1) 構造及び骨組の強度試験 JIS S 1200の6.4.1(構造及び骨組の強度試験)に従い,300 Nの力を10
回加えて行う。
2) 落下試験 JIS S 1200の6.4.2(落下試験)に従い,収納ユニットの端部を持ち上げるのに必要な力
から,基準落下高さ50 mmに対する比率で算出した,落下高さによって試験を行う。
3) キャスター又はホイール付き収納ユニットの試験 JIS S 1200の6.4.3(キャスター又はホイール付
き収納ユニットの試験)に従い,1 000サイクルの試験を行う。
e) 開き戸 開き戸は,次による。
1) 開き戸への垂直荷重試験 JIS S 1200の7.1.2.1(開き戸への垂直荷重試験)に従い,20 kgの質量を
載荷して行う。
2) 開き戸への水平荷重試験 JIS S 1200の7.1.2.2(開き戸への水平荷重試験)に従い,60 Nの水平力
を加えて行う。
3) 開き戸を急速に閉める試験 JIS S 1200の7.1.3(開き戸を急速に閉める試験)に従い,開き戸を動
かすのに必要な質量に3 kgを加えた質量を用いて,開き戸を10回急速に閉める試験を行う。
4) 開き戸の耐久性試験 JIS S 1200の7.1.4(開き戸の耐久性試験)に従い,戸の裏表にそれぞれ1 kg
の二つのおもりを載荷し,40 000サイクルの開閉を繰り返して行う。
f) 引違い戸及び水平巻戸 引違い戸及び水平巻戸は,次による。
1) 引違い戸及び水平巻戸の急速開閉試験 JIS S 1200の7.2.2(引違い戸及び水平巻戸の急速開閉試験)
に従い,戸を動かすのに必要な質量に3 kgを加えた質量を用いて,戸を10回開閉する試験を行う。
2) 引違い戸及び水平巻戸の耐久性試験 JIS S 1200の7.2.3(引違い戸及び水平巻戸の耐久性試験)に
従い,20 000サイクルの開閉を繰り返して行う。
g) フラップ フラップは,次による。
1) 地板ヒンジ取付けフラップの強度試験 JIS S 1200の7.3.1(地板ヒンジ取付けフラップの強度試験)
に従い,200 Nの力を加えて行う。

――――― [JIS S 1033 pdf 9] ―――――

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2) フラップの耐久性試験 JIS S 1200の7.3.2(フラップの耐久性試験)に従い,10 000サイクルの開
閉を繰り返して行う。
3) 天板ヒンジ取付けフラップの落下試験 JIS S 1200の7.3.3(天板ヒンジ取付けフラップの落下試験)
に従い,250サイクルを自由落下させて行う。
h) 上下巻上げ戸 上下巻上げ戸は,次による。
1) 上下巻上げ戸の急速開閉試験 JIS S 1200の7.4.1(上下巻上げ戸の急速開閉試験)に従い,30サイ
クルを自由落下させて行う。巻上げ戸が自由落下しない場合は,JIS S 1200の7.2.2に従い,戸を動
かすのに必要な質量に3 kgを加えた質量を用いて試験を行う。
2) 上下巻上げ戸の耐久性試験 JIS S 1200の7.4.2(上下巻上げ戸の耐久性試験)に従い,10 000サイ
クルの開閉を繰り返して行う。
i) 引出し 引出しは,次による。
1) 引出しの強度試験 JIS S 1200の7.5.2(引出しの強度試験)に従い,ファイリングキャビネットな
どのファイル引出しにおいては,200 Nの力を加えて行う。それ以外の引出しにおいては,深さ1)
が265 mm以上の場合は200 Nの力を加え,深さ1) が265 mm未満の場合は100 Nの力を加えて行
う。
なお,収納部位の荷重は,ファイル引出しの場合,0.35 kg/dm3,それ以外の引出しは0.2 kg/dm3
を負荷する。
注1) IS S 1200の3.2(間隙高さ)をいう。
2) 引出しの耐久性試験 JIS S 1200の7.5.3(引出しの耐久性試験)に従い,ファイリングキャビネッ
トなどのファイル引出しにおいては,40 000サイクルの開閉を繰り返して行う。それ以外の引出し
においては,深さ1) が265 mm以上の場合は40 000サイクル,深さ1) が265 mm未満の場合は20 000
サイクルの開閉を繰り返して行う。
なお,収納部位の荷重は,ファイル引出しの場合,0.35 kg/dm3,それ以外の引出しは0.2 kg/dm3
を負荷する。
3) 引出しの急速開閉試験 JIS S 1200の7.5.4(引出しの急速開閉試験)及び附属書Aのレベル2の数
値に従い,10回の急速に開く試験及び10回の急速に閉める試験を行う。
なお,急速開閉試験装置は,JIS S 1200の附属書B(引出しの急速開閉試験装置)に従うほか,
同等の性能をもつ装置を用いてもよい。
4) 引出し底板の外れ試験 JIS S 1200の7.5.5(引出し底板の外れ試験)に従い,60 Nの力を引出しの
底板から約25 mmの高さの位置に10回加えて行う。
5) 二重引出し防止装置試験 JIS S 1200の7.5.6(二重引出し防止装置試験)に従い,一つの引出しを
完全に引き出して,残りの引出しのそれぞれの取っ手に,一度に一つずつ200 Nの外向きの力を加
えて行う。試験は,それぞれの引出しごとに10回ずつ行う。
j) ロック及びラッチ機構 ロック及びラッチ機構の試験は,JIS S 1200の7.6(ロック及びラッチ機構)
に従う。
1) 引出し用のロック及びラッチ機構の強度試験 JIS S 1200の7.6.2(引出し用のロック及びラッチ機
構の強度試験)に従い,引出しの前板に200 Nの力を加える。試験は,それぞれの引出しごとに行
う。
2) 戸,フラップ及び巻戸用のロック及びラッチ機構の強度試験 JIS S 1200の7.6.3(戸,フラップ及
び巻戸用のロック及びラッチ機構の強度試験)に従い,200 Nの力を加える。

――――― [JIS S 1033 pdf 10] ―――――

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