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S 1039 : 2015
附属書B
(参考)
書架・物品棚の寸法表示
B.1 寸法
寸法は,受渡当事者間の協定によることとしているが,流通の目安とするために寸法及び寸法設定の関
連事項を,B.2に示す。
B.2 寸法の表示
寸法の表示は,次による。
a) 寸法は,mmで表示する。
b) 寸法の表示は,呼び寸法を用いる。呼び寸法は,主に分類上使用する代表寸法として使用する。
c) 寸法の表示は,間口寸法,奥行き寸法及び高さ寸法の順で表す。略記号は,間口寸法をW,奥行き寸
法をD,及び高さ寸法をHで表す。
d) 間口寸法は,独立式棚においては使用部材の最大外形寸法とし,ボルト,ナット,ベースプレートな
どの突起は含まない。連結式棚においては,単体部支柱外側から別の支柱の内側までの寸法に連の数
を乗じた寸法とする。
e) 奥行き寸法とは,使用部材の最大外形寸法とし,ボルト,ナット,ベースプレートなどの突起は含ま
ない。
f) 高さ寸法とは,床面から上板又は支柱の上端までの寸法とする。
――――― [JIS S 1039 pdf 16] ―――――
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S 1039 : 2015
附属書C
(参考)
棚(書架・物品棚)の転倒防止
C.1 棚の転倒防止金具
棚を強固な構造物に転倒防止のために取り付ける場合,取付方法及び転倒防止金具の性能などについて
は,受渡当事者間の協議によるものとする。転倒防止金具の種類は,次による。
a) 壁固定金具 棚の上部,側部,及び壁などの構造物に固定し,転倒を防ぐ部品(図C.1及び図C.2参
照)。
b) 床固定金具 棚の底部,脚座,及び床を固定し,転倒を防ぐ部品(図C.1及び図C.2参照)。
c) 上方つなぎ 棚の重心から上の位置を,棚同士及び天井などの強固な構造物と連結して,転倒を防ぐ
部品(図C.3及び図C.4参照)。
壁固定金具 壁固定金具
壁固定金具 壁固定金具
床固定金具 床固定金具
図C.1−複柱式棚用上下固定金具の例 図C.2−単柱式棚用上下固定金具の例
図C.3−複柱式棚用上方つなぎの例 図C.4−単柱式棚用上方つなぎの例
JIS S 1039:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.140 : 家具
JIS S 1039:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1531:1998
- 家具―常温液体に対する表面抵抗の試験方法
- JISA5549:2003
- 造作用接着剤
- JISA5905:2014
- 繊維板
- JISA5908:2015
- パーティクルボード
- JISH8610:1999
- 電気亜鉛めっき
- JISH8617:1999
- ニッケルめっき及びニッケル-クロムめっき
- JISK5961:2003
- 家庭用屋内木床塗料
- JISK5962:2003
- 家庭用木部金属部塗料
- JISS1200:2012
- 家具―収納ユニット―強度及び耐久性試験方法
- JISS1201:1998
- 家具―収納ユニット―安定性の試験方法
- JISZ0620:2018
- 産業用ラック
- JISZ1522:2009
- セロハン粘着テープ
- JISZ2101:2009
- 木材の試験方法
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態