JIS Z 0620:2018 産業用ラック

JIS Z 0620:2018 規格概要

この規格 Z0620は、産業用に供するラックのうち,主にフォークリフトトラックを用いて,パレットに積載された物品を保管する,パレットラック,ドライブインラック,流動ラック,積層ラック,及びパレットラック用電動式移動ラックについて規定。

JISZ0620 規格全文情報

規格番号
JIS Z0620 
規格名称
産業用ラック
規格名称英語訳
Industrial racks
制定年月日
1977年8月1日
最新改正日
2018年2月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

53.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
物流 2019
改訂:履歴
1977-08-01 制定日, 1983-03-01 確認日, 1988-02-01 確認日, 1989-04-01 改正日, 1994-12-01 確認日, 1998-03-20 改正日, 2003-09-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-02-20 改正
ページ
JIS Z 0620:2018 PDF [28]
                                                                                   Z 0620 : 2018

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 ラック諸元・・・・[2]
  •  4.1 ラックの構造及び各部の名称・・・・[2]
  •  4.2 ラックの寸法・・・・[8]
  •  4.3 仕様決めに考慮する条件・・・・[8]
  •  5 品質・・・・[8]
  •  5.1 外観・・・・[8]
  •  5.2 性能・・・・[9]
  •  6 構造材・・・・[10]
  •  6.1 材質・・・・[10]
  •  6.2 許容応力度・・・・[10]
  •  6.3 柱脚・・・・[13]
  •  7 移動ラックの動作システム・・・・[13]
  •  7.1 機械安全リスクアセスメント・・・・[13]
  •  7.2 操作・・・・[13]
  •  7.3 各種機能・・・・[13]
  •  7.4 走行装置・・・・[13]
  •  7.5 制御・・・・[14]
  •  8 試験方法及び強度計算・・・・[15]
  •  8.1 強度試験・・・・[15]
  •  8.2 強度計算・・・・[15]
  •  8.3 表面処理試験・・・・[15]
  •  9 施工及び試運転検査・・・・[16]
  •  9.1 施工計画・・・・[16]
  •  9.2 施工要領書・・・・[17]
  •  9.3 試運転検査要領書・・・・[17]
  •  10 安全・・・・[17]
  •  10.1 注意事項の開示・・・・[17]
  •  10.2 積層ラックの安全設備・・・・[17]
  •  10.3 機械安全リスクアセスメント・・・・[17]
  •  11 表示事項・・・・[17]
  •  11.1 仕様銘板・・・・[17]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 0620 pdf 1] ―――――

Z 0620 : 2018

pdf 目次

ページ

  •  11.2 安全に関する表示・・・・[18]
  •  附属書A(規定)強度試験・・・・[19]
  •  附属書B(参考)危険源,危険状態及び対策に関する事項・・・・[23]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 0620 pdf 2] ―――――

                                                                                   Z 0620 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
産業機械工業会(JSIM)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規
格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規
格である。
これによって,JIS Z 0620:1998は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS Z 0620 pdf 3] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 0620 : 2018

産業用ラック

Industrial racks

序文

  この規格は,1977年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1998年に
行われたが,その後の産業用ラックの多様化への対応,及び強度など安全性基準の見直しを含め改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,産業用に供するラックのうち,主にフォークリフトトラックを用いて,パレットに積載さ
れた物品を保管する,パレットラック,ドライブインラック,流動ラック,積層ラック,及びパレットラ
ック用電動式移動ラック(以下,これらをラックという。)について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 5540 建築用ターンバックル
JIS B 1180 六角ボルト
JIS B 1181 六角ナット
JIS B 1186 摩擦接合用高力六角ボルト・六角ナット・平座金のセット
JIS B 1256 平座金
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 9700 機械類の安全性−設計のための一般原則−リスクアセスメント及びリスク低減
JIS B 9703 機械類の安全性−非常停止−設計原則
JIS B 9705-1 機械類の安全性−制御システムの安全関連部−第1部 : 設計のための一般原則
JIS B 9713-3 機械類の安全性−機械類への常設接近手段−第3部 : 階段,段ばしご及び防護さく(柵)
JIS B 9960-1 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部 : 一般要求事項
JIS B 9960-32 機械類の安全性−機械の電気装置−第32部 : 巻上機械に対する要求事項
JIS B 9961 機械類の安全性−安全関連の電気・電子・プログラマブル電子制御システムの機能安全
JIS C 0508-1 電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全−第1部 : 一般要求事項
JIS C 0508-2 電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全−第2部 : 電気・電子・プログ
ラマブル電子安全関連系に対する要求事項
JIS C 0508-3 電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全−第3部 : ソフトウェア要求事

――――― [JIS Z 0620 pdf 4] ―――――

2
Z 0620 : 2018
JIS C 0508-4 電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全−第4部 : 用語の定義及び略語
JIS C 0508-5 電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全−第5部 : 安全度水準決定方法
の事例
JIS C 0508-6 電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全−第6部 : 第2部及び第3部の
適用指針
JIS C 0508-7 電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全−第7部 : 技術及び手法の概観
JIS C 6802 レーザ製品の安全基準
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3113 自動車構造用熱間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JIS G 3138 建築構造用圧延棒鋼
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3201 炭素鋼鍛鋼品
JIS G 3302 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3350 一般構造用軽量形鋼
JIS G 3352 デッキプレート
JIS G 3353 一般構造用溶接軽量H形鋼
JIS G 3444 一般構造用炭素鋼鋼管
JIS G 3445 機械構造用炭素鋼鋼管
JIS G 3466 一般構造用角形鋼管
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 5101 炭素鋼鋳鋼品
JIS G 5201 溶接構造用遠心力鋳鋼管
JIS G 5502 球状黒鉛鋳鉄品
JIS H 8610 電気亜鉛めっき
JIS H 8617 ニッケルめっき及びニッケル−クロムめっき
JIS Z 0110 産業用ラック用語
JIS Z 1522 セロハン粘着テープ

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 0110による。

4 ラック諸元

4.1 ラックの構造及び各部の名称

  ラックの構造などを次に示す。
a) パレットラック パレットラックの構造及び構成を表1に,各部の名称を図1に示す。

――――― [JIS Z 0620 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS Z 0620:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 0620:2018の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA5540:2008
建築用ターンバックル
JISB1180:2014
六角ボルト
JISB1181:2014
六角ナット
JISB1186:2013
摩擦接合用高力六角ボルト・六角ナット・平座金のセット
JISB1256:2008
平座金
JISB7502:2016
マイクロメータ
JISB9700:2013
機械類の安全性―設計のための一般原則―リスクアセスメント及びリスク低減
JISB9703:2019
機械類の安全性―非常停止機能―設計原則
JISB9705-1:2019
機械類の安全性―制御システムの安全関連部―第1部:設計のための一般原則
JISB9713-3:2004
機械類の安全性―機械類への常設接近手段―第3部:階段,段ばしご及び防護さく(柵)
JISB9960-1:2019
機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項
JISB9960-32:2011
機械類の安全性―機械の電気装置―第32部:巻上機械に対する要求事項
JISB9961:2008
機械類の安全性―安全関連の電気・電子・プログラマブル電子制御システムの機能安全
JISC0508-1:2012
電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全―第1部:一般要求事項
JISC0508-2:2014
電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全―第2部:電気・電子・プログラマブル電子安全関連系に対する要求事項
JISC0508-3:2014
電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全―第3部:ソフトウェア要求事項
JISC0508-4:2012
電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全―第4部:用語の定義及び略語
JISC0508-5:2019
電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全―第5部:安全度水準決定方法の事例
JISC0508-6:2019
電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全―第6部:第2部及び第3部の適用指針
JISC0508-7:2017
電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全―第7部:技術及び手法の概観
JISC6802:2014
レーザ製品の安全基準
JISG3101:2015
一般構造用圧延鋼材
JISG3101:2020
一般構造用圧延鋼材
JISG3113:2018
自動車構造用熱間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3131:2018
熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JISG3138:2005
建築構造用圧延棒鋼
JISG3138:2021
建築構造用圧延棒鋼
JISG3141:2017
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3141:2021
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3201:1988
炭素鋼鍛鋼品
JISG3302:2019
溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JISG3350:2017
一般構造用軽量形鋼
JISG3350:2021
一般構造用軽量形鋼
JISG3352:2014
デッキプレート
JISG3353:2011
一般構造用溶接軽量H形鋼
JISG3444:2015
一般構造用炭素鋼鋼管
JISG3444:2021
一般構造用炭素鋼鋼管
JISG3445:2016
機械構造用炭素鋼鋼管
JISG3445:2021
機械構造用炭素鋼鋼管
JISG3466:2015
一般構造用角形鋼管
JISG3466:2021
一般構造用角形鋼管
JISG4051:2016
機械構造用炭素鋼鋼材
JISG5101:1991
炭素鋼鋳鋼品
JISG5201:1991
溶接構造用遠心力鋳鋼管
JISG5502:2001
球状黒鉛鋳鉄品
JISH8610:1999
電気亜鉛めっき
JISH8617:1999
ニッケルめっき及びニッケル-クロムめっき
JISZ0110:2018
産業用ラック用語
JISZ1522:2009
セロハン粘着テープ