この規格ページの目次
JIS A 5540:2008 規格概要
この規格 A5540は、建築物の筋かいなどに用いる建築用ターンバックルについて規定。
JISA5540 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A5540
- 規格名称
- 建築用ターンバックル
- 規格名称英語訳
- Turnbuckle for building
- 制定年月日
- 1971年4月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 91.060.99, 91.080.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 建築 I-1(材料・設備) 2021, 建築 I-2(材料・設備) 2021, 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021, ねじ II 2020
- 改訂:履歴
- 1971-04-01 制定日, 1974-04-01 確認日, 1977-05-01 確認日, 1982-10-15 改正日, 1987-12-01 確認日, 1993-02-01 確認日, 1998-03-20 確認日, 2003-02-20 改正日, 2008-10-20 改正日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS A 5540:2008 PDF [18]
A 5540 : 2008
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 構成・・・・[1]
- 4 製品の形式及び呼び方・・・・[2]
- 5 性能・・・・[4]
- 5.1 引張強度・・・・[4]
- 5.2 永久変形・・・・[4]
- 6 試験方法・・・・[4]
- 6.1 引張強度・・・・[4]
- 6.2 永久変形・・・・[4]
- 7 検査・・・・[4]
- 7.1 引張強度・・・・[5]
- 7.2 永久変形・・・・[5]
- 8 包装・・・・[5]
- 9 表示・・・・[5]
- 9.1 包装の表示・・・・[5]
- 9.2 製品の表示・・・・[5]
- 10 報告書・・・・[5]
- 附属書A(規定)ターンバックルボルトの種類,形状及び寸法・・・・[6]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS A 5540 pdf 1] ―――――
A 5540 : 2008
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本鋼構
造協会(JSSC)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの
申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS A 5540:2003は改正され,また,JIS A 5542:2003は廃止され,この規格に置き換えら
れた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS A 5540 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 5540 : 2008
建築用ターンバックル
Turnbuckle for building
1 適用範囲
この規格は,建築物の筋かいなどに用いる建築用ターンバックル(以下,ターンバックルという。)につ
いて規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 5541 建築用ターンバックル胴
JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部 : 全体系
JIS B 0209-3 一般用メートルねじ−公差−第3部 : 構造体用ねじの寸法許容差
JIS B 0251 メートルねじ用限界ゲージ
JIS B 1180 六角ボルト
JIS B 1181 六角ナット
JIS B 1186 摩擦接合用高力六角ボルト・六角ナット・平座金のセット
JIS B 7507 ノギス
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3136 建築構造用圧延鋼材
JIS G 3138 建築構造用圧延棒鋼
JIS G 4321 建築構造用ステンレス鋼材
JIS H 8641 溶融亜鉛めっき
3 構成
ターンバックルの構成は,次による。
a) ターンバックルは,建築用ターンバックル胴(以下,ターンバックル胴という。)1個と建築用ターン
バックルボルト(以下,ターンバックルボルトという。)2本とから構成する。ただし,必要寸法を確
保するために,長尺のターンバックルボルト(以下,長尺用ターンバックルボルトという。)を必要と
する場合は,両ねじボルトと羽子板ボルトとを接続用ターンバックル胴でつないだものを1本のター
ンバックルボルトとみなす(この構成のものを以下,長尺用ターンバックルという。)。
b) ターンバックルボルトは,附属書Aによる。
c) ターンバックル胴は,JIS A 5541による。
d) 製品は,使用する材料の鋼種,めっき処理の有無によって炭素鋼製品,溶融亜鉛めっき付き炭素鋼製
――――― [JIS A 5540 pdf 3] ―――――
2
A 5540 : 2008
品及びステンレス鋼製品に区分する。ターンバックルボルト及びターンバックル胴は,表A.1及びJIS
A 5541の表1に示す同一の製品区分同士の組合せとする。
4 製品の形式及び呼び方
ターンバックルの形式は,ターンバックルボルトとターンバックル胴との種類の組合せによって決まる。
その呼び方は,規格番号,表A.1及びJIS A 5541に規定する種類及び記号によって,次の順序で表す。
1項 2項(L) 3項 4項(R) 5項 6項
1項 : 規格番号
2項 : 左ねじターンバックルボルトの種類を示す記号(左ねじを示すL)
3項 : ターンバックル胴の種類を示す記号
4項 : 右ねじターンバックルボルトの種類を示す記号(右ねじを示すR)
長尺用羽子板ボルトの場合は“ SW・”の後に接続用ターンバックル胴の種類を示す記号を示す。
5項 : 製品の区分を表す記号。2項4項の製品の区分をまとめてこの位置に表記する(炭素鋼製品は除く。)。
6項 : ねじの呼び×ターンバックルの呼び長さ
ターンバックルの呼び長さとは,図1,図2,図3及び図4に示すように一対のターンバックルボル
トの長さ(L1及びL2)に,ねじの呼びに応じた表1の中あき長さ(m)(参考寸法)を加えたものを
いう。ここでの中あき長さは規格値ではなく,ターンバックルがもつねじによる長さ調整機能を発
揮するために必要な寸法を参考寸法として表す。
製品形式の呼び方及び図の具体例を,次の例1例4及び図1図4に示す。
例1 JIS A 5540 S(L)-ST-S(R) 16×2500 (図1参照)
S(L) : 左ねじ羽子板ボルト,ST : 胴は割枠式,S(R) : 右ねじ羽子板ボルト,炭素鋼製品(省略),
M16×2500 : ねじの呼びはM16,ターンバックルの呼び長さ2 500 mmのものを示す。
L2 : 右ねじ羽子板ボルトの長さ
L1 : 左ねじ羽子板ボルトの長さ
m : 中あき長さa)
L3 : ターンバックルの呼び長さ
注a) 中あき長さは表1による。ただし,寸法は参考寸法とする。
図1−ターンバックルの例(1)
例2 JIS A 5540 S(L)-ST-D(R) DZ M24×1800 (図2参照)
S(L) : 左ねじ羽子板ボルト,ST : 胴は割枠式,D(R) : 右ねじ両ねじボルト,HDZ : 溶融亜鉛め
っき付き炭素鋼製品,M24×1800 : ねじの呼びはM24,ターンバックルの呼び長さ1 800 mm
のものを示す。
――――― [JIS A 5540 pdf 4] ―――――
3
A 5540 : 2008
L1 : 左ねじ羽子板ボルトの長さL2 : 右ねじ両ねじボルトの長さ
m : 中あき長さa)
L3 : ターンバックルの呼び長さ
注a) 図1注a) 参照。
図2−ターンバックルの例(2)
例3 JIS A 5540 S(L)-PT-S(R) US M20×3150 (図3参照)
S(L) : 左ねじ羽子板ボルト,PT : 胴はパイプ式,S(R) : 右ねじ羽子板ボルト,SUS : ステンレ
ス鋼製品,M20×3150 : ねじの呼びはM20,ターンバックルの呼び長さ3 150 mmのものを示
す。
L2 : 右ねじ羽子板ボルトの長さ
L1 : 左ねじ羽子板ボルトの長さ
m : 中あき長さa)
L3 : ターンバックルの呼び長さ
注a) 図1注a) 参照。
図3−ターンバックルの例(3)
例4 JIS A 5540 S(L)-ST-SW・PTJ(R) 16×9200 (図4参照)
S(L) : 左ねじ羽子板ボルト,ST : 胴は割枠式,SW・PTJ(R) : 右ねじ長尺用羽子板ボルト(接続
用胴はパイプ式),炭素鋼製品(省略),M16×9200 : ねじの呼びはM16,ターンバックルの呼
び長さ9 200 mmのものを示す。
L2 : 右ねじ羽子板ボルトの長さ
L1 : 左ねじ羽子板ボルトの長さ
m : 中あき長さa)
L3 : ターンバックルの呼び長さ
注a) 図1注a) 参照。
図4−ターンバックルの例(4)
――――― [JIS A 5540 pdf 5] ―――――
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JIS A 5540:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.060 : 建築物の構成要素 > 91.060.99 : その他の建築物構成要素
JIS A 5540:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA5541:2008
- 建築用ターンバックル胴
- JISB0205-2:2001
- 一般用メートルねじ―第2部:全体系
- JISB0209-3:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第3部:構造体用ねじの寸法許容差
- JISB0251:2008
- メートルねじ用限界ゲージ
- JISB1180:2014
- 六角ボルト
- JISB1181:2014
- 六角ナット
- JISB1186:2013
- 摩擦接合用高力六角ボルト・六角ナット・平座金のセット
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3136:2012
- 建築構造用圧延鋼材
- JISG3138:2005
- 建築構造用圧延棒鋼
- JISG3138:2021
- 建築構造用圧延棒鋼
- JISG4321:2000
- 建築構造用ステンレス鋼材
- JISH8641:2007
- 溶融亜鉛めっき