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S 6054 : 2020
表3−水性ボールペン及びレフィルの品質
項目 一般筆記用 公文書用 試験方法
筆記性能 9.3.2
10 cm以内で円滑な筆記が始まり,明らかなかすれ及び濃度のばらつきのない
筆記距離が400 m以上とする。
裏抜け 裏抜けがないものとする。 9.3.3
乾燥性 筆記線に汚れが認められないものとする。 9.3.4
複写性能 複写した線が視認できるものとする。 9.3.5
耐水性 筆記線が視認できるものとする。a) 筆記線が視認できるものとする。9.3.6
耐光性 筆記線が視認できるものとする。 9.3.7
ペン先乾燥性 10 cm以内でかすれのない筆記が始まるものとする。 9.3.8
保存性 筆記性能に適合するものとする。 9.3.9
耐消しゴム性 筆記線が見えなくなる前に試験紙9.3.10
− の表面の損傷が明らかに現れるも
のとする。
耐アルコール性 − 筆記線が視認できるものとする。9.3.11
耐塩酸性 − 筆記線が視認できるものとする。9.3.12
耐アンモニア性 − 筆記線が視認できるものとする。9.3.13
耐漂白性 − 筆記線が視認できるものとする。9.3.14
有害物質b) 水性ボールペンインキは, 9.3.15
アンチモンが60 mg/kg以下,ひ素が25 mg/kg以下,
バリウムが1 000 mg/kg以下,カドミウムが75 mg/kg以下,
クロムが60 mg/kg以下,鉛が90 mg/kg以下,
水銀が60 mg/kg以下及びセレンが500 mg/kg以下とする。
注a) 耐水性である旨を表示するものに適用する。
b) この品質項目は14歳までの子どもの使用のために設計した,又は明らかに意図して作製したものに適用す
る。
5.3 キャップの安全要件
キャップ付きの水性ボールペンの場合,キャップによる窒息のリスクを軽減するためのキャップの仕様
は,JIS S 6060による。
6 レフィルの形状及び寸法並びに構造
レフィルの形状及び寸法は,表4のとおりとする。ただし,表4に示す形状·寸法に該当しないものは,
形式記号Dとする。
なお,参考のために,レフィル及びチップ(先端の筆記機構部分)の概略の構造及び各部の一般的な名
称を図1に示す。
――――― [JIS S 6054 pdf 6] ―――――
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表4−レフィルの形状及び寸法
単位 mm
形式記号 a1a) L1 a2 L2 b c d eb) f
A 2.3±0.1 − − − 4.5±0.1 20±1 6.2±0.1 6.3±0.3 111±2
B 2.3±0.1 − − − 4.5±0.1 20±1 6.2±0.1 6.3±0.3 87±2
0.60
C 2.5±0.05 9±0.5 2.5+
−0.0515±0.5 4.5±0.05 20±0.5 6.3±0.15 − 110±1
注a) チップホルダの直径を表す。
b) 尾栓の外径を表す。
――――― [JIS S 6054 pdf 7] ―――――
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a) レフィル交換方式
b) 使い切り方式(構造例1)
c) 使い切り方式(構造例2)
図1−水性ボールペンの構造の代表例及び各部の一般的な名称
7 材料
使用する材料は,環境側面及び安全性について配慮する。
――――― [JIS S 6054 pdf 8] ―――――
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8 試験機器,試験設備及び試験溶液
8.1 粘度計
JIS Z 8803に規定する円すい−平板形回転粘度計,共軸二重円筒形回転粘度計又は同等に粘度を測定で
きる試験装置を用いる。
8.2 筆記試験機
次の各条件にセットした筆記試験機とする。
0
a) 筆記力は, 1−Nとする。また,力の加え方は次による。
0.3
1) 筆記試験機のペン軸にレフィル及び水性ボールペンを固定し,レフィル及び水性ボールペンの先端
部分をプッシュプルスケール又はばねばかりで鉛直につるす。
2) プッシュプルスケール又はばねばかりの表示が1 Nを指すまでペン軸ホルダにおもりを載せて調節
する。
5 0
b) 筆記角度は,試料を 60 0
+及び
70 5
−で試験筆記し,いずれの筆記角度が筆記線にとって最もよいか
を決め,よい方の角度で保持する。
c) 筆記速度は,4.5 m/min±0.5 m/minとする。
d) 筆記パターンは,線ピッチ2 mm5 mmで連続ら(螺)旋(円周100 mm)とする。
e) 下敷きは,磨かれたステンレス鋼板を用いる。
8.3 試験用紙
試験用紙は,表5又は表6の仕様に適合するものとする。
表5−試験用紙A
仕様 試験方法
坪量 : 80 g/m2±5 g/m2 JIS P 8124
平滑度 : 3 0.25 JIS P 8151
焼却後の残留物 : (11±1)% 残留物(灰分),900 ℃燃焼時 JIS P 8252
=Cobb60=20 g/m2±3 g/m2)
)(∧
コッブ値 : 18 g/m2±2 g/m2(45 JIS P 8140
厚さ : 80 5 JIS P 8118
色 : 白 −
成分 : 100 %木材繊維,漂白 −
表6−試験用紙B
仕様 試験方法
坪量 : 70 g/m2±10 g/m2 JIS P 8124
平滑度(s) : 50±30 JIS P 8119
2
−%残留物(灰分),900 ℃燃焼時
焼却後の残留物 : 7+
3 JIS P 8252
コッブ値Cobb60 : 25 g/m2±10 g/m2 JIS P 8140
厚さ : 80 10 JIS P 8118
色 : 白 −
成分 : 100 %木材繊維,漂白 −
8.4 消しゴム
JIS K 6253-3によって求めたタイプAデュロメータ硬さが45±5のもので研磨剤を含ま
ない消しゴム
8.5 複写性試験設備
静電式複写機又はテレファックス
――――― [JIS S 6054 pdf 9] ―――――
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8.6 耐光性試験装置
キセノンアークランプ式耐光性試験機又はこれと同等な試験装置
8.7 試験溶液
8.7.1 エタノール溶液 JIS K 8101によるエタノール50 %水溶液(体積分率)
8.7.2 塩酸溶液 JIS K 8180による塩酸10 %水溶液(質量分率)
8.7.3 アンモニア溶液 JIS K 8085によるアンモニア10 %水溶液(質量分率)
8.7.4 漂白剤溶液 新しく調合したクロラミンT1)の3 %水溶液(質量分率)
注1) 標準名 : p-トルエンスルホンクロロアミドナトリウム三水和物
: Sodium-p-toluenesulfonchloramide trihydrate
9 試験
9.1 サンプリング
保存性試験(9.3.9参照)以外の試験に用いる水性ボールペン及びレフィルの試料は,製造後6か月以内
のものを用いる。
9.2 試験の環境条件
特に規定がない限り,JIS Z 8703に規定する標準状態の温度20 ℃±15 ℃,相対湿度(65±20)%とする。
また,化学分析に共通する一般的事項は,JIS K 0050による。
9.3 試験方法
9.3.1 水性ボールペンインキの粘度試験
8.1に規定する粘度計によって,23 ℃±2 ℃の条件下で,任意のずり速度においてJIS Z 8803に規定す
る方法によって測定する。
9.3.2 筆記性能試験
少なくとも10本の水性ボールペン及び/又はレフィルを任意に抜き取る。9.2に規定する環境条件下で,
8.2に規定する筆記試験機によって,8.3に規定する試験用紙に連続した400 mの線を書く。書き始めから
書き終わりまでの筆記線を調べる。
9.3.3 裏抜け試験
9.3.2で新たに実施した筆記性能試験の試験用紙から,筆記線の書き始め及び書き終わり部分以外から長
さ約5 cmの試験片を用意し,9.2に規定する環境条件下に24時間放置した後,試験片の裏側を観察する。
9.3.4 乾燥性試験
8.2のa),b),c) 及びe) に基づいて,8.3に規定する試験用紙上に直線を1本引く。20秒後に,8.4に
規定する消しゴムで筆記線を垂直に横切るように1回こすった後,筆記線を調べる。
9.3.5 複写性試験
8.5に規定する装置を用い,9.3.2で新たに実施した筆記性能試験の試験用紙から切り取った長さ約5 cm
の試験片の筆記線を複写した後,複写した線を調べる。
9.3.6 耐水性試験
9.3.2で新たに実施した筆記性能試験の試験用紙から切り取った長さ約5 cmの試験片を9.2に規定する環
境条件下に2時間放置した後,蒸留水又はイオン交換水中に,“一般筆記用で耐水性の表示のあるもの[11.
d) 参照]”は1時間,“公文書用”は24時間浸せきし,水中から取り出して自然乾燥し,試験片の筆記線
を調べる。
9.3.7 耐光性試験
9.3.2で新たに実施した筆記性能試験の試験用紙から切り取った長さ約5 cmの試験片とJIS L 0841に規
――――― [JIS S 6054 pdf 10] ―――――
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JIS S 6054:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 14145-1:2017(MOD)
- ISO 14145-2:1998(MOD)
JIS S 6054:2020の国際規格 ICS 分類一覧
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- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.100 : 工業製図 > 01.100.40 : 製図設備
JIS S 6054:2020の関連規格と引用規格一覧
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